真綿のワカメ染め
2015-09-09
ここに賞味期限切れの乾わかめがあり、
使用期限切れの過酸化水素水がある。

ときたら、やっぱり、『だれでもできる 最新 草木の染色教室』を見て以来、一度やってみたかった「オキシドール脱色法」をやってみるしかないでしょう!
本で紹介されていたのは乾燥きくらげでしたが、コラムでワカメなどにも有効と書いてあったのですよ。
ちなみに、過酸化水素水は写真の通りコンタクトレンズの消毒液ですが。成分を見ると、

間違いなく過酸化水素水で、3.0W/v%なので、オキシドールと同じ扱いでいいかと考えました。まあpH調整剤が入っているようですが。
といっても消毒薬は125ccしかなかったので(本では500cc使っています)、それに合わせて、乾ワカメも本の乾燥きくらげの1/4の量を使いました。
しかし。ワカメを消毒薬につけて一晩。別に脱色された風でもなく、ただ単にワカメが戻りました。うーん、乾ワカメではだめなのか、消毒薬が古くて効果がなかったのか、pH調整剤が悪いのか。
わかりませんがせっかくなので、消毒薬で戻したワカメで、染料を抽出しました。
とりあえず何となく色は出たので、ミョウバン媒染済みの真綿を投入。
これは染め終わって、放置冷却を始めた時点の写真ですが、おや、なんとなく色が出たような。

一晩放置して、水洗い・脱水して干した状態がこれです。

黄色というか薄いオレンジでしょうか。なかなかいい色に染まっています。
- 染めたもの
- ミョウバン媒染済みの真綿 10g
- 染料
- 乾ワカメ 12.5g
- 染め方
- オキシドール脱色法
- 参考書籍
- 『だれでもできる 最新 草木の染色教室』
- 参考用語
- あ行:オキシドール脱色法
ま行:真綿、みょうばん媒染
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