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2016-03-07
- しぇっとらんど【シェットランド】
- スコットランドの北東のシェットランド島に生息する羊。原種に近く、春になると自然に脱毛する。毛はヘアーとウールの二重構造になっている。シェットランドレースは、このうちのウールの繊維数本で紡いだ単糸で作られる。
参考:ポンタさんの羊の手帖
(2007/09/30記)(2008/03/30修正) - しぇにーるいと【シェニール糸】
- しぇにーるとはフランス語で「毛虫」の意味。毛虫っぽい、毛羽のある糸のこと。モール糸ともいう。(2009/12/5記)
- しじらおり【しじら織り】
- 経糸の密度や太さや組織を変えることによってしぼを出す。徳島の特産。
参考:『手織りの実技工房―絣からもじり織まで』
(2006/3/23記) - しの【篠】
- 紡ぐものをカーディングで整えて、棒を使ってロール状に巻いたもの。主に綿のことをいうような気もするが、毛のものでも言うのかもしれない。英語だとローラッグ。(2015/01/11記)
- じばた【地機】
- 織り機の一種。経糸の手前側は織り手の腰につけた腰当てに結び付けられている。いざり機ともいう。(2008/05/15記)
- しぼ【しぼ】
- 細かい縮れとかしわのこと。(2006/3/23記)
- しぼり【絞り】
- 染めの技法で、糸や輪ゴムなどを用いて、布を絞って染めること。→縫い絞り(2006/3/30記)
- しゃ【紗】
- 経糸2本を交差させた中に緯糸を一本通す絡み織りで、薄く透き通るような織り地ができる。レノとも言うらしい。(2006/3/23記)(2008/3/30修正)
- しゃーりんぐてんねる【シャーリングテンネル】【Kjerringtenner】
- 多分ノルウェー語で、「おばあさんのすき歯」を意味するとのこと。平織りで、2色の緯糸を交互に入れ、経糸が見えないくらい打ち込むことでできる縦縞のこと。フィンランドだとラーヌ織りで、日本だとたたみ織りにあたると思われる。
参考:『BILLED VEV―矢吹恵子の絵織物バッグ』
(2009/5/2記) - じゃこぶ【ジャコブ】
- 羊種の一つで、古い品種。茶色と白のブチで、ブランケット向き。
参考:ポンタさんの羊の手帖
(2008/03/30記) - しゃせんおり【斜線織り】
- 織り途中で経糸を交差させて外すことで、斜線を織り出していく方法。経糸を途中で外せる咲きおりならではの織り方で、『手織り入門―いろいろな織り方がわかる12のレッスン』の中でそう呼ばれている。(2006/01/26記)
- しゃとる【シャトル】
- ⇒杼(ひ) (2016/3/7記)
- しゃもんおり【斜文織り】
- 綾織りともいう。三原組織の一つ。布の面に経糸または緯糸による斜めの線が現れる。ジーンズなど。完全組織は経糸と緯糸が3本以上でできるため、綜絖は3枚以上必要。分類すると、正則斜文、片面斜文(経斜文、緯斜文)、両面斜文がある。(2005/09/23記)
- しゅくじゅう【縮絨】
- 織り上がったものなどをお湯で洗って縮ませてフエルト化することかと思っていたが、『はじめての手織り』には「織り上がった織り地を洗って織り地の整形と、糸と糸のなじみをよくする効果があります」と書いてある。……しかし字のイメージからしてもやはり、縮ませるのが縮絨ではなかろうか。
いずれにせよ、大抵の入門書は織り上がったらそれまでで、洗うことまでは記載されていないように思う。洗うと大分風合いもサイズも異なるので、大抵のものは織り上がったら洗った方がよいと思う。(タペストリーなどはまた別だろうが)(2005/09/28記)(2005/09/29修正) - しゅすおり【朱子織り】
- 三原組織の一つ。完全組織は経糸と緯糸が5本以上でできるため、綜絖は5枚以上必要。綜絖の枚数によって、○枚朱子織り、という。(2005/09/23記)
- しゅせきえい【酒石英】
- ウールの染めに使用する助剤。ウールは高温で染めることが必要だが、高温にすると媒染剤が変化しやすいため、それを防ぐために使用する。
参考:『草木染―四季の自然を染める』
(2005/10/29記) - しゅろっぷしゃー【シュロップシャー】
- 羊の品種の一つ。その原毛は弾力があり、手触りが良い。ブランケットに向く。
参考:『手織りと手紡ぎ―豊かな暮らしを育む手作りの糸と織物』
(2006/09/27記) - じゅんとおし【順通し】
- 綜絖に経糸を通す時に、1,2,3,4...と綜絖の順番通りに通すこと。タイアップを見ると順通しであるかどうかがわかる。(2007/01/03記)
- しょくせい【織成】
- 綴れ織りの技法の一つ。垂直線を織る時に、スリットができないよう、前の段の地の糸と同じ開口に、細い糸を一緒に入れる。
参考:『ハンドウィービング―手織りの実習』 - 緯糸と別に柄の糸を入れて織ることを織成ということもある。
参考:『手織りと手紡ぎ―豊かな暮らしを育む手作りの糸と織物』
※ この辺りの名称について、「織成と縫い取り」にまとめました。
(2005/09/28記)(2005/09/30修正)(2005/10/10追記)(2006/3/24修正)- 綴れ織りの技法の一つ。垂直線を織る時に、スリットができないよう、前の段の地の糸と同じ開口に、細い糸を一緒に入れる。
- じょざい【助剤】
- 染色時に媒染剤に加えて、発色の助けとするもの。例えばウールでは酒石英を用いる。(2005/10/29記)
- しんぐるどらいぶ【シングルドライブ】
- スコッチテンションとも。紡ぎ機の方式の一つ。糸車から、ドライブベルトをフライヤーにのみかける方式。
参考:アナンダさんのホームーページ
『手織りと手紡ぎ―豊かな暮らしを育む手作りの糸と織物』
(2005/11/6記)
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