リップスマットのコースター
2013-09-22
先日織ったコースター11枚は、びしょびしょになる!と不評でした。となるともう、コースターを作るきっかけになった敷物と同様、リップスマットで織るしかあるまい、幸い、経糸に使った糸も、緯糸に使った糸もまだあることだし。
と思って、デザインしました。
リップスマットの場合、組織図マクロは……使えなくもないですが(緯糸を布にする行の高さを広くすればいいんです)、使ったところで嬉しくもないので、単にExcelで塗り絵をします。こんな感じに作っています。

ちなみに、元々は9畝にするつもりでデザインしていましたが、織ったら何か間延びしていたので、緯糸を外して、8畝で織り直しました。
画像は8畝のものとなっています。デザインはいくつか考えましたが、画像では1個だけ紹介。
それとデザイン時の計画では、両端を糸で1.5cm織るつもりでした。いつも端の始末がダメダメなので、今回は三つ折りするぞ!と多めにとったつもりだったのですが、実際織ったら、緯糸が糸だけでもかなりの厚みになり、1.5cmでは三つ折りできそうにありませんでした。したがって、2.5cmで織り直しました。
そんなこんなで試行錯誤しながら織りあがったのがこれ。

……デザイン時には青が多い方が可愛い感じだったのですが、織ってみたら可愛くなくて「む、失敗」と思いました。しかし織り上げてみたら水色が多い方がまだ可愛いようです。そういうわけで表裏逆にして使うことにしました。

コースター一個ずつの端にアイロン接着テープを貼り、ロックミシンで巻き縫いをした後、三つ折りして直線ミシンで縫って仕上げました。
うまくやれば巻き縫いだけでも始末は十分でしょうが……巻き縫いの訓練はまた別の時に。
左側3枚は同じデザイン(上の画像で紹介したデザインを裏返したもの)ですが、右側は一個ずつ違います。

左側のものを一枚アップで撮影。これだけ厚みがあれば、びしょびしょにならないでしょう!
……と言いながら、すでにそんなに暑くはないので、コップがあまり汗かかないんですよね。今となっては前に作ったコースターで十分な感じが……。
ま、まあ来年の盛夏に活躍するんじゃないかな!
- 仕上がりサイズ
- 仕上げをした結果10cm×10cm位が5枚
- 経糸総本数
- 50本
- 整経長
- 140cm位。
- 通し幅
- 10cm
- 筬目
- 5目/cm
- 使用した糸
- 経糸 ルーバフォルコット(EX) 108(水色)、117(紺) を二本取り
- 緯糸 水色と白の男物厚地綿シャツを2cm幅に切ったものを外表に2枚重ね合わせて使用。
綿20/3番手 色C11(青) - 緯糸 水色と白の男物厚地綿シャツを2cm幅に切ったものを外表に2枚重ね合わせて使用。
- 使用織り機
- クロバー咲きおり
- 作成期間
- 2013/9/18,21,22
- 参考書籍
- 『The Big Book of Weaving』
『Rep Weave and Beyond』
- 参考用語
- あ行:筬目
さ行:整経
た行:経糸、通し幅
や行:緯糸
ら行:リップスマット織り
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