痛んだしだれ桜の葉でウールを染める
2011-07-05
我が家のベランダは風が強いです。今までにも和棉がダメになったりしているので、一応、風当たりの弱そうなところにおいたりしていたのですが……、先月の強風で藍としだれ桜の葉っぱがかなり痛みました。悲しみながら痛んだ葉っぱをとりました。
こちら、しおしおになった藍の葉。

こちらは、かさかさになった桜の葉。

廃棄するのは勿体無いので、染めに挑戦しました。
まずは藍で生葉染め。……痛んでいたせいか液自体、本に書かれている程緑にならなかったのですが。
そこに以前に収穫した洋綿を投入してしまいまして。
その後に本の別のページに、コットンは生葉の水抽出では染まらない、という記載を発見。うわあ……。
慌ててメリノのスライバーを投入してみましたが、後の祭り。
コットンはなんとなーく変な色になったかも?程度。スライバーは……全く……。
気を取り直して、しだれ桜の方。例によって、アルカリ抽出で3番液までとりました。いつものように赤い液ができました。
これでみょうばん媒染したウール糸を染めました。

残液で、メリノスライバーを。

写真は多少濃く写っていますが、実際にはもっとうすーい、オレンジがかった黄色です。どのくらい薄いかと言えば「本当に染めたの?」と言われかねない位……。
液は赤かったのですが……。わからないものです。
- 染めたもの
- 草木染め用ウール糸2/20番手(約100g 1180m)
メリノスライバー80g - 媒染剤
- 生みょうばん20gと酒石英5gで、ウール糸100gとメリノスライバー100gをまとめて媒染。
- 参考書籍
- 『草木染め大全』
- 参考用語
- あ行:藍 アルカリ抽出法
さ行:酒石英 スライバー
ま行:みょうばん、メリノ
(以下2012/1/4追記)
原毛の残量などを考え合わせるに、これはメリノではなくフォークランドのような気がしてきました。
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