昼休みの玉巻きと上司
2010-05-08
金曜日の昼休みのこと、紡いだ茶綿をTちゃんと二人がかりで慎重に玉巻きしておりました。すると通りがかった上司のYさんがわざわざ立ち寄って来て言いました。
「撚りをかけているの?」
ちなみに上司といっても直接の上司ではなく、その上の上の上司です。
そのYさんは、昔、紡績関係の仕事をしていたそうで、撚ると糸になるとか、そういった基本的なところは知っています。というか詳しいです。
玉にしているので、撚りをかけているわけではない、と説明しましたが、結果的に撚りが入るのではないか、と言われました。
いやでも、これがこう玉になるだけだから……と説明して、一旦は通り過ぎて行かれたのですが。
帰り道にまた立ち寄って言いました。
「やっぱりほどく時に撚りが入るよ!」
そして突然、首からネクタイを外し、手に巻きつけ、それを内側から引っ張って、「ほら、撚りが入る!」。
「お、おお!」
Yさんは釣りをされるそうですが、釣り糸?が、内側から出すタイプだと、いっつも撚りが入ってぐちゃぐちゃになってしまうんだそうです。
というわけで玉の内側から糸を出すと、撚りがかかる、ということを上司のネクタイで実証された日でした。
- 参考用語
- や行:撚り
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