かぐや姫のストール
2009-07-11
アトリエ・ダーラヘストさんの一日講習でミッグシェルのストールを織った際に、「織り機があるなら」と組織図を下さいました。で、家でも織ろうと思って、去年、「この糸、絶対ミッグシェルにいい!」と糸も買い求めました。「かぐや姫」という名で、シルクバンブーな糸です。
しかし、組織図を見て悩んでました。「どうして、空き羽があるのに、センチ5の筬使って、織り幅50cmで、251本???」
先日『手織り工房 (ハンドクラフトシリーズ 146)』を入手して、模紗織りのところを見て謎が解けました。「レース部分は3本混み差しでその両脇が空き羽なのか!」
そんなわけでようやく取り組めることになりました。
ダーラヘストさんのは天秤式、我が家のはろくろ式なので、まずは組織図の変換が必要です。変換は割りと得意なつもりだったのですが、元が踏み木3本だったからか、ちょっと混乱しました。最終的にはまた『手織り工房 (ハンドクラフトシリーズ 146)』のお世話になって、組織図を書きました。ふう、マクロ作っておいてよかったです……。
それでも織り始めてみるまで、正しいのかちと不安だったのですが、

どうやら大丈夫だった模様(笑)。
出来上がりはこちら。

ちなみに、講習会で使用したコットリンより糸が太いので、センチ4にしています。その分経糸本数を減らしています。
お恥ずかしながら、アップ画像も。

ところで一日講習では、踏み方を教わって織るわけですが、今回は組織がわかっていて織ったので「ああ、組織がわかって織っている方が間違えないんだ」と当たり前のことかもしれませんが、とても実感しました。正しくは間違えてもすぐ気がつけるといいますか。
- 仕上がり予定寸法
- 50cm×200cm(本体は160cm) 実際の長さは、本体は160cmありますが、房が14cmずつになったので、188cmです。
- 経糸総本数
- 200本
- 通し幅
- 50cm
- 筬目
- 4目/cm
- 綜絖枚数
- 4枚
- 使用した糸
- かぐや姫(細) 竹56% 絹44% 1玉134m/25g を 6玉。過不足なしでした。「偉いぞ自分!」と思いました(笑)。
- 組織
- スウェディッシュレース(=ミッグシェル)+ 平織り
- 使用織機
- アジャカ4枚綜絖織機
- 作成期間
- 2009/6/27~7/11 実質は2日くらい?
今回、経糸をはる時ちょうど姉がいたので、手伝ってもらいました。家でアジャカで織る時はいつも、一人ではっているのでいまいちな出来上がりなのですが、おかげさまで今回は最後までびっちり張れていました!
そして織り始めたものを見て姉が言いました。「これいいねえ。感じもいいし、糸の色もいい」。その話を聞いて友人が言いました。「お姉さんにとられちゃうんじゃない?」
しかしその後織り機にかかっていたのを見て母が言いました。「私もこういうのが欲しい」。そして織りあがったら母は言いました。「どれ、私の見せて」。……貴方は「こういうのが欲しい」と言っただけで「これが欲しい」と言ったのではなかったのでは……。
自分用に織ったのですが!何だか人気者です。とられないようにしたいと思います(笑)。
母といえば、今日、これを織っている時母は言いました。「もっと機織りみたいに、トントンって」。……「みたいに」って私はそのものずばり機織りをしているのですが、母よ。それに、レース織りなので、音がするほどは打ち込めないのですが。
# ああ……こちらのブログにまで愉快な家族の話題が……。
- 参考用語
- あ行:空き羽、筬、筬目
- か行:混み差し
- さ行:スウェディッシュレース、綜絖、組織図
- た行:経糸、天秤式
- は行:平織り
- ま行:模紗織り
- ら行:レース織り、ろくろ式
- か行:混み差し
スポンサーサイト