『シンプルウィービング ハンディールーム600・400・200』
2021-11-21
背表紙は『シンプル・ウィービング ハンディ―ルーム』なのですが、表示と奥付が『シンプルウィービング ハンディルーム600・400・200』なので、そっちが正式なタイトルだろうと思います。サブタイトルでわかる通り、東京手織機さんの『ハンディ―ルーム』という織り機を使っての織物について書かれた本ですが、各種足踏み機が使用できるようにも解説してある、とのことで、「教科書的」に入れます。
実際元々ハンディ―ルーム自体が、大学の織りの専門学習用に作られたそうなので、教科書として使うことを想定されているのかと思います。
前からいずれハンディールームが欲しい!と思っていて、この本の存在も知っていました。
で、「全国裂織フェスタ2012」で製本に難があるとかで安売りしていたものですから、まだハンディルーム持ってなかったのに買いました(笑)。
内容は次の通り。
- Part1 布の構造と組織図
- Part2 布を織ってみよう
- 計画
- 機と道具
- 織の準備
- 織り終わったら
- 仕上げ
- 計画
- Part3 いろいろな織物組織
- 平織とその仲間
- 綾織とその仲間
- 朱子織とその仲間
- 特別組織(凹凸のある織物、レースのような織物(組織によるもの)、よこ糸でパターンをつくる織物)
- 指で織る
- 色糸効果
- 平織とその仲間
- Part4 制作
- キャンバス織のマフラー、サマー&ウィンター織のテーブルランナー、オーバーショット織のテーブルセンター、吉野綾・M's&O'sのブックカバー、平織・色糸効果のマフラー、サマー&ウィンターのクッション、よこ二重織りのラグ、パイル織と平織のチェアマット、レースブロンソン織のテーブルランナー、平織のティーマット、ワッフル織のピンクッション、綾織・色糸効果のマフラー、はち巣織のクッション、レノ織のランチョンマット
- 付録 糸
- 繊維の分類表
- 織り糸について
- 糸の種類
- 繊維の分類表
数ページだけカラーページがありますが、基本的に本文は白黒の本です。白黒で困ることは特にないです。いいところにカラーが使われていると思います。
ハンディルーム以外にも使える…とはいえ、ハンディ―ルームをお持ちの方以外は使うことはないかなあ、という本ですね…。
スポンサーサイト