ヤノフ村の二重織りの組織図の、拾う場合の読み方
2020-11-12
咲きおりで拾ってヤノフ村の二重織りをやる方法についてちょっと質問を受けたので、書いておきます。まあ私が私の作ったヤノフ村の二重織りの組織図を見ながらやった方法なので、ほかにももっといい方法があるかもしれません。
そもそも、図の書き方が違うので、『ポーランド ヤノフ村の絵織物』の図案でそのまま適用できるわけではありません。
あとこの方法で私が実践したのは「9」で、「丑」はやっていません。
昔、この書いたやり方で「9」が織れたので、多分「丑」も、根性さえあればもっと大きい図案もやってやれないことはないんじゃないかなと思います。
その辺あらかじめご了承ください。
なお、咲きおりを想定して溝だの向こう側だのこちら側だの書いていますが、クローズドリードのリジットヘドル機でもやれると思います。多分。
あーあと、拾う棒は2本使います。
経糸の準備
両脇は色糸1本。ほかは色糸と白糸を1本ずつの2本入れます。丑の図案で言うと、こんな組み合わせになります。

丑の図案の場合、20溝に2本ずつ入れることになります。合計で22溝使います。
組織図の読み方(拾ってやる場合)
前回と同じですが、一応組織図をまた載せておきます。

- 一番下の太線
- 図で青いところの色糸を棒1で全部拾います。そして、淡色と拾っていない濃色の間に棒2を入れます。つまり、拾わない濃色をどけた感じです。
なお、全部が青い場合は、棒2を入れる必要はありません。 - 下から一段目
- ソウコウを向こう側に倒すと、柄部分の濃色および淡色の左側が上がるので、そこに淡色の緯糸を入れます。
棒2を押し付けるとよく開口します。 - 下から二段目
- ソウコウを手前側に倒すと、柄部分の濃色および淡色の右側が上がるので、そこに淡色の緯糸を入れます。
- 下から二番目の太線
- 図で灰色のところの淡色の糸を棒1で全部拾います。そして濃色と拾っていない淡色の間に棒2を入れます。つまり、拾わない淡色をどけた感じです。
なお、灰色がない場合は、棒1がないので、色糸を全部拾った状態になります。 - 下から三段目
- ソウコウを手前に倒すと、柄部分の淡色および濃色の左側が上がるので、そこに濃色の緯糸を入れます。
- 下から四段目
- ソウコウを奥に倒すと、柄部分の淡色および濃色の右側が上がるので、そこに濃色の緯糸を入れます。
これで、右端に「1」と書いてある4段が終了です。これを繰り返します。
しかし、この組織図な図案を見ながらの拾い方なので、ほかの書き方の図案を織ろうとしたらどうするのかは……さて……。
とにかく経糸の通し方はこれでいいと思います。あと棒は二本使うとやりやすそうですよ!とだけ…。
スポンサーサイト
カテゴリ : ヤノフ村の二重織りの図案
トラックバック(-)
コメント(0)