手織りの組織図事典
2020-04-25
出ると聞いて楽しみに待っていた日本語の組織図の本!出ました!!思った以上に分厚い!本文300ページ!(出版的には表紙・表紙裏・裏表紙・裏表紙裏も数えるから304頁って言うんじゃないかな。カウントに遊び紙は含みません)
「三原組織から特別組織まで、43の織物組織を徹底解説。」
「512点の組織図を掲載!『一重組織』の決定版」
という、この本の中身を、まずは目次で確認すると。
- 織物とは
- 組織図と完全意匠図
- この本について
- 三原組織と特別組織
- 組織図と完全意匠図
- 三原組織
- 平織
- 平織 Plain Weave
- 畝織(平織変化組織) Rep・Rib
- ななこ織(平織変化組織) Basket Weave
- 紋レップ織(変化畝織) Warp Pattern Rep
- ロートン織とその応用(混合組織)
- しじら織(平織組織の応用) Seersucker/Sucker
Column 阿波しじら
- 畝織(平織変化組織) Rep・Rib
- 斜文織
- 斜文織とは Twill
- 正則斜文織 Regular Twill
- 伸び斜文織(急斜文織) Enlongated Twill(Steep Twill)
- 伸び斜文織(緩斜文織) Enlongated Twill(Reclined Twill)
- 曲がり斜文織 Curved Twill
- 山形斜文織 Pointed Twill
- 菱斜文織 Diamond Twill
- 破れ斜文織 Broken Twill
- 飛び斜文織 Skip Twill
- 撚れ斜文織 Corkscrew Twill
- 組斜文織(網代斜文織) Braided Twill・Plaited Twill
- 重ね斜文織 Double Twill
- スノーフレーク(斜文織応用) Snowflake
- 正則斜文織 Regular Twill
- 朱子織
- 朱子織とは Satin
- 正則朱子織 Satin
- 変則朱子織 Irregular Satin
- ぼかし朱子織 Shaded Satin
- 重ね朱子織 Double Satin
- 昼夜織 (昼夜斜文・昼夜朱子) Twill Check/Block Twill・Damask/Satin Check/Block Damask
- 正則朱子織 Satin
- 平織
- 特別組織
- 吉野織 M's & O's
- 蜂巣織 Honeycomb Weave
- ワッフル織 Waffle Weave
- スポンジ織 Sponge Weave
- ブライトン蜂巣織 Brighton Honeycomb Weave
- グレーシアン織 Grecian Weave
- 花崗織 Granite Weave
- 梨地織/クレープ織(縮緬組織) Crepe Weave
- キャンバス織 Canvas Weave
- ハックアバック織/ハック織 Huck a Back/Huck
- ハックレース織 Huck Lace
- スポットブロンソン織 Spot Bronson
- ブロンソンレース織 Bronson Lace
- スウェディッシュレース織 Swedish Lace
- 蜂巣織 Honeycomb Weave
- 吉野織 M's & O's
- 色糸効果と糸の太細
- 色糸効果
- 色糸効果の基本 Color Effect
- 崩し縞 Log Cabin
- シャドウウィーブ Shadow Weave
- 崩し縞 Log Cabin
- 糸の太細
- ワープレップ織(たて畝織) Warp Rep
- バウンドウィーブ Bound Weave
- ディバーシファイドプレーンウィーブ Diversified Plain Weave
- バウンドウィーブ Bound Weave
- 色糸効果の基本 Color Effect
…最初、目次を単純に書くつもりでしたが、各章を確認したら、括弧書きで付属情報があったりしたので書き加え。
そうこうしているうちに「あ、これ各章に書いてある英語も併記したほうが英語の本読むときに役立つな…」と英語も加えました。
あと目次と本文で若干構成が異なるので、悩んだりしてこうなりました。
だいぶ強力な目次。
そして英語を追記しているうちに「…『・』と『/』の使い分けはなに…?」ってなっている私です…。/が別名で、・が違う種類のものを並べた、かなあ…? ()もあるんですが…()は多分別名。日本語で()で書いたものの英訳が載ってることもあり。
目次に書いただけでも大量ですが、バリエーションも色々載っているので、すっごいです。全部に織り見本と完全意匠図(基本レバー式用とジャッキ式用。天秤式・ろくろ式はタイアップで考慮、かな)が載っています。
あとところどころに、作品サンプルの写真があって、どの組織図で織ったものかの記述があります。
織り気をそそりますね!
ちなみに知らない名前のものも色々ありましたが、大体綜絖枚数が多いものでした。まあ基本4枚綜絖までしかチェックしてなかったので…。いまや我が家では8枚綜絖でも、レバーでも天秤式でもろくろ式でもいけるので、色々織る……かなあ…。織りたいですね…。
あ、知らないと言えば、単式タイアップの書き方も初めて見ました。レバー式などだとこういう書き方もする、のかな?わかりやすい気がする…。
とにかくこの内容でこのお値段はお得!だと思います。
何しろ、頑張って英語の本(時にはスウェーデン語など…)を読んで、語学力の壁で挫折する心配がないんですよ!
その後、織りの知識の壁で躓くことはあるかもしれませんが…。
あ、追記。
組織図の事典ですから、経糸の準備の仕方とか、そういった内容は一切ありません。
そういう織りの基本はおさえている人向けです。
ジャッキ式とろくろ式と天秤式とレバー式の違いも、タイアップがちょろっと書かれている位です。
更に追記。
誤りがあったそうで、以下のサイトに正誤表がでています。
http://www.graphicsha.co.jp/correction_detail.html?p=40692
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