ハンカチタオル
2006-08-31
夏なので綿ものが織りたいなあ、と以前から作りたかったタオルに挑戦しようと思い立ちました。手持ちの本でタオルが載っているのは、そらで思い出せるところでは二冊。
『はじめての手織り』と、『アッシュフォードの綜絖 おさ式織物の本』です。
見比べてみて、糸の入手のしやすさから、アッシュフォードの方を参考に織ろう、但し、どうなるかわからないから、サンプルということで、まずハンカチタオルを織ってみよう、と決めました。
……決めたのは七月なので、ハンカチタオルを作ったのは、甲子園での出来事とは何ら関係ありません。
さて、アッシュフォードの本では、使用しているのは8/2の綿です。……2/8と書いてあるところもあるのですが、恐らく8/2で正解でしょう。
綿で8番手ということは1ポンドが2400ヤード。ということは、453.6gが2194.4m。……であれば、40gが193.5m。
撚り糸本数が2なので、40gが96.76m位の糸を使っている……という計算で合っているでしょうか。
探しあてたのは40gで約98mの綿糸なので、ほぼ同じといえましょう。しかも撚り糸本数も2でした。
- 経糸総本数
- 2本どりで111本(つまり222本)。
- 整経長
- 150cm(22cm×3枚のつもりだったが、多めにとった)
- 通し幅
- 22cm
- 筬目
- 5目/cm
- 使用した糸
- 経・緯糸とも、ルーバフォルコット(EX)。色番は101(白)、108(水色)、117(紺)。
- 使用織り機
- クロバー咲きおり
- 作成期間
- 2006/7~8月
- 参考書籍
- 『アッシュフォードの綜絖 おさ式織物の本』

タオルなので、ある程度ぼこぼこしていた方がいいんじゃないか……と平織りで織ることにいくらか疑問を持っていたのですが、糸の太さの割にきつい筬目なので、平織りでもけっこうぼこぼこなりました。
奥の二枚は当初予定通りハンカチタオルを目指して、ミシンで端始末をしましたが、ミシンの調子があまりよろしくなくて……。
手前の一枚は、母が「これ、敷物にいいわよ!」と言い出したため、急遽敷物にすることにして、端は房にしました。
あ、手前の一枚にところどころ入っている色糸は、前にくみひもディスクでストラップを作った時の余り糸(刺繍糸)です。
使ってみて、使い心地がよいようなら、ハンドタオルを織ろうと思います。しかし端始末はもうちょっとどうにかしないとダメな気がします……。タオルだったら三つ折りでもいいかなあ……。
- 参考用語
- あ行:筬目
さ行:整経、整経長
た行:経糸、通し幅
は行:番手、平織り
や行:緯糸
(以下2006/09/09追記)
コメントにも書きましたが、使ってみた結果、この糸は吸水性がいまいちでタオルとしてはよろしくありません。三枚とも敷物として使う運命のようです。
(以下2013/08/25追記)
ルーバフォルコット(EX)の撚り糸本数が2とか書いていますが、今見るとどう見ても4です。あれえ?
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