GTTを使ってみた:基礎編
2019-12-07
さしあたって、iOS用のカード織りソフトや、Weavyと同じレベルのことをやってみようと思ったのですが…、そうしたらほとんど「とりあえずGTTのチュートリアル(フランス語)をやってみる」と変わりませんでした…。や、画像も交えてもうちょっとわかりやすくしてみます。
4つ穴のカードを12枚使用して、最初にどの穴に何色の糸を入れるかを決め、全部のカードをまとめて前か後ろに回転する場合の図案を作ります。
カードの向き
GTTでは基本的にカードの表(文字の書いてある側)が左になっています。しかし、GTTではカードの穴が
A D B C |
の、反時計回りに考えられていて、普通のカードと逆なので、
結局、ABCDが時計回りの普通のカードを使用するのであれば、カードの表を右にすればいい、と思います。
カードの準備
1. メニューからCreate⇒Threaded-in Pattern⇒4 Holesを選びます。以下のような画面が表示されます。

2. ツールバー(メニューの下のアイコン列)一列目の左から6つ目、カードの絵のもの(=Card Setup)をクリックします。Card Setup画面が出てきます。

3. Cards欄にカード枚数である12を入力して、右のレ点ボタンを押します。右側に●が4×12個表示されます。●は上からABCDのようです。

4. 左端の○2個のいずれかをクリックすると、Colour Selection画面が表示されます。ここで色を選択できます。なお、上の○が一次色(左クリックしたときの色)で、下の○が二次色(右クリックしたときの色)です。また、最初に入っているのは「色なし」らしく、この色が二次色に入っているからと右クリックをしてもこの色になったりはしないようです。

5. 各カードのA~Dをどの色にするかを決めます。4×12個の●を一つずつ右クリックや左クリックをして色を決めることもできますし、
○二つの右側のAボタンを押すことで、A全部を一次色にすることもできます。B~Dボタンも同様です。
また、4×12個の●の上の数字をクリックすると、そこが赤くなりますが、赤くしてからAボタンを押すと、赤くなっているカードのみのA,が一次色になります。B~Dボタンも同様です。
6. カードに糸を通す向きを決めます。4×12個の●の下の文字(SまたはZ)をクリックすると、S⇔Zと変わります。Sが\、Zが/です。
SかZを一つずつクリックしてもいいですが、真ん中あたりのアイコン群を使って、まとめて変更することもできます。
全部試してみたので、それについては付録として後述します。
7. Card Setup画面で決めることを全部決めたら、Acceptします。
回転を考える
1. 画面が次のようになっています。

ちなみに、画面右側の白い部分は、メモを書く欄です。不要なら、ツールバー一列目の左から9つめ、「Show or hide notes」をクリックすることで、消せます。もう一回クリックするとまた出てきます。
画面下側の団子三兄弟が12個みたいなところが何かというと。たぶん、大きい○がFar Topの穴です。この絵ではAですね。Aの穴の色とその前後の色がわかるようになっています。
2. そして、画面左側、Design Tool群の、一番下の↑や↓をクリックすることで、回転を示します。例えば後方回転4回前方回転4回だったら、↓を4回、↑を4回クリックします。画像は、出来上がり図が小さすぎるので、ツールバーの中の+をクリックして拡大したものです。

3. 後方回転4回前方回転4回を繰り返す場合、右側のPick・Forwards・backwards・Twistと書いてある画面の繰り返したい部分を選択します。そこで右クリックして「Repeat」をクリックします。

なお、回転一回分をUndoする場合には、ツールバー一列目の右から二番目が「Undo」アイコンです。Ctrl+Zは効かないようです。
付録 Card Setup画面の真ん中あたりのアイコンの説明

アイコンは3×3で9個ありますが、次のように名付けます。
a | c | e |
b | d | h |
f | g | i |
これらのアイコンを使って、選択中(カード番号を赤くしたもの)のカードのみ、または選択がない場合は全部のカードを変更します。
a. Sに黒線(カードを表していると思われる)がつきささっているアイコンをクリックするとSになります。
b. Zに黒線がつきささっているアイコンをクリックするとZになります。
c. S/ZアイコンはSとZを交互に配置します。
d. Z/SアイコンはZとSを交互に配置します。
e. SはZに、ZはSになります。
f. の「<」とg. の「>」は、選択しているカードを左または右に移動します。
h. とi.の、矢印がひっくり返っているようなのは、色の穴の位置を変えます。すなわち、Bが黄色だった時に押すと黄色がAになったりCになったりします。例えば、near top(最初の時点ではDかな…)に全部黒を通しておいて、あとから一個ずつずらす、みたいなことができます。スピニングパーティーでのWSはそういう糸の通し方でした。それに対応できますね。
以上、フランス語チュートリアルと英語動画と、英語マニュアル(一部)を読んで理解した、ほかのカード織りソフトと同様の使い方、でした。
まだ不明なことがたくさんあります!
(2019/12/7 23:23変更) Card setup画面の真ん中あたりのアイコンの説明が、やたら長くなったので、付録として別出ししました。少しはわかりやすくなっているといいなあ。
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カテゴリ : 他人様の作られたツール類
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