タータン展
2019-02-03
東京農工大学科学博物館の後、一人三鷹で下車してタータン展に行ってきました。三鷹市美術ギャラリーで2/17まで開催。三鷹駅から近くていいですね。エスカレータでのぼると、4階から5階へは階段必須なので、足に不安がある方は最初からエレベータで行くことをお勧めします。
三鷹市美術ギャラリーのHPに案内があります。割引入場券がありますので、これから行く人は印刷していくといいですよ。私も印刷していって本来800円のところ640円で入場しました。
この展示は三鷹の前は神戸でやっていたのですが、この後4/13~5/26は岩手県立美術館、9/21~11/4は久留米市美術館、12/14~2020年の3/1は新潟県立万代島美術館でやるそうなので、お近くの方はそちらをチェックしてくださいね。
会場のフロアにつくと、まずこのようなディスプレイが迎えてくれます。全部布地です。

そのお隣にソファがあるのですが、どこかから投影しているらしく、タータン柄が何秒かで切り替わっていました。色々な柄が楽しめていいアイディアですね。


ここまでは撮影可能。中は撮影禁止です。
しょっぱなっから「タータンはチェックではない!?」という文章があって、度肝を抜いてくれます(笑)。
「タータンチェック」が和製英語なのは知っていたけど、そもそもチェックじゃないんかい!?です(笑)。
チェックというと「日本人は格子柄全般と捉えるのに対して、英語圏での<チェック check>にはふたつの意味がある。ひとつは<2色の小さな正方形で構成された格子柄で、それらの正方形はすべて同じ大きさのもの>を指す。ふたつ目はこれから述べる『正当なタータン』ではないものを指す。」だそうです。
文章は会場で購入した以下の本からの引用です。会場での説明文と同じだと思います。
一つ目の定義だと、ギンガムチェックとかシェパードチェックがチェックってことですかね。
二つ目の定義の方が広義ですが、それにしてもそういうことなら、「check」を「格子」と訳してはいけなかったのではないか…とも思いますが、そんな例はいくらもありますね。似たようなものはどうしたって置き換えるでしょうし…。(そもそも日本だと格子は縞のうちに入りますし…)
展示内容は、タータンの歴史や、タータンの種類、タータンが現代ファッションでどのように使われているか、日本人とタータンとのかかわり。あと、風刺画がけっこう展示されていました。あの風刺画とタータンのかかわりはちょっとわからなかったな…。いや、タータン着ている絵もありましたがそれ以外も沢山あったので。
色々紹介されていたタータンの中では、個人的には、メイプル・リーフタータンと南極タータンと北極タータンが目につきました。セットの情報(糸の色と本数の組み合わせ)も合わせて書いておいてくれたら、再現できたんですけど…(^^;。
説明付きの展示以外も、パーティション的に使われているものもタータンだったりして、楽しい場所でした。
会場外ではDVDも流れていまして、それぞれ3分半で、織るところと、デザインの仕方、だったかな。
あと、グッズやチェック関係の書籍の販売もされていました。
私が購入したのはこちら。右下のはチケットですが、あとは本とチャームとマスキングテープ。

チャームは何種類かありましたが、マステは一種類しかなかったのが寂しい。色々なタータンのマステがあったら楽しいのに。まあ1種類しかなかったので1種類しか買わずに済みましたが(笑)。
ともあれタータン好きな方には十分楽しめる展示だと思います。
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