「麻のきもの・絹のきもの」と「Tokyoギャッベ展2017」
2017-02-02
今日は会社の健康診断でした。うちの会社では健康診断の日は休みです(そうでもしないと、仕事にかまけてなかなか行かない人がいるそうです…)。したがって、堂々と遊び歩ける平日なわけです。どこに行こうかなーと探した結果展示会2か所&買い物をすることにしました。
ところで2月1日だったら、紡ぎもくもく会だったんですねー。惜しかった…。一日ずれたら参加できたのに…。
さて、最初に行ったのは新宿は文化学園服飾博物館の「麻のきもの・絹のきもの」。1Fでは麻(日本では古来から苧麻と大麻)と絹の糸から布の紹介をしていました。麻はどうやって育ててどうやって糸を作るのか。絹は蚕がどうやって繭を作るのか。そして人間がどうやってそれを糸にするのか。ビデオ紹介も多くあり、なかなか面白かったです。
それにしても、あんなに何もかも機械化できているのに、繭を作るところはお蚕様頼みなのだなーと改めて感心しました。
2Fでは、その麻や絹を使った着物の紹介。皇室では白いこういう衣装を着るとか、三井財閥の100年以上前の花嫁衣裳はすごい上等な絹で今でも綺麗、、、とか展示されていました。皇室の儀式用の白い衣装と花嫁衣裳で、片面は白い服ばかりでしたが、もう半分は普通に柄も入った昔からの着物でした。武士は麻を着た、とか。こういう柄をこう作ったとか。いやもうこんなに大変なのによくこんな柄入れたな…と、主に絣を見ると思いますね…。
こちらのイベントは2/20までです。
そのあと、代々木上原に移動して、数日前に朝日新聞で紹介されていた「Tokyo ギャッベ展2017」を見に行きました。ギャッベが積み重ねられていて、いろいろ見ることもできますが、今日はそれ以上にいっぱい、イランでのお話を聞けました。
絨毯の値段は柄とかより毛の細さ、北の方の高地の羊の毛は細い、と聞いた時に、「毛の細い太いは羊の種類じゃなく、どこの羊かなんですか??」とか聞いたせいでマニアック(たぶん…)な話までしてくださったのかもしれない。
いい気になって、経糸は何ですかとか、草木染めってなんの草木で染めてるんですかとか、色々聞いてきました。ちなみに経糸も羊毛。染めは黄色(というかオレンジ)はザクロ、赤はアカネ、青は藍がとれなくてこれだけは輸入、茶色がクルミ…あともう一色は聞いたけど、なんだったっけな…。
あ、あとローズウォーターをごちそうになったのですが、ちょうど道中読んでいた小説でバラを蒸留してオイルを抽出していたので、なんか個人的にタイムリーでした(笑)。
ギャッベ展をされているのは、高原アートギャラリー八ヶ岳さんなので、最後には「八ヶ岳にも見に来てください」と言われ、「あ、八ヶ岳方面、年に数回行くんですよ」という話から、地元の話になって、ハム屋さんが鹿にぶつかって休業中で残念ですよねえという話から、美味しい肉屋を教えてもらったりしました(笑)。美味しいパン屋情報とかもあるんですよ!とのことなので、今度は是非、八ヶ岳のギャラリーにも行ってみたいと思います(笑)。
こちらの、代々木上原でのイベントは2月5日まで。高原アートギャラリー八ヶ岳さんは四月の最終週から開けるとのことでした。
さてこの時点で15時過ぎ位だったので、よし買い物に行こうと五反田に行きました。Studio A Weekさんで銅媒染液を買うのが目的でしたが。一応、事前に「行くかも」と箕輪先生に言ってあったので、来たという証明に顔だけでも出していこう、と買い物をした後、二階をちょっと覗いたら。えーと先生打ち合わせ中だったんですが…、何か打ち合わせの場に乱入してしまいましたよ?
帰ろうとはしたんですよー?同席を勧められまして…。打ち合わせのお相手と、「生徒さんですか」「いや違います」「スタッフさんですか」「いや違います」というやり取りがあり…、最終的に私の紹介に困った先生は「つまりこれはオフ会です!」とおっしゃっていました。まあ、確かにネットで知り合った人が実際に会った、なのでオフ会で正しいかもしれない(笑)。でも正確にはただの買い物客(苦笑)。
えー、打ち合わせでも色々見せていただきましたが(いいのか)、打ち合わせ終了後も色々見せていただきましたー。そして最後に先生のパソコンの調子を見て帰ってきました(笑)。お役に立てたでしょうか(^^;。
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