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花束の百合で染め実験

 2016-12-25
12月3日、父が何かで表彰されて花束をもらってきました。それも二つも。
花束
12月って師走と言うだけあって、師でなくても忙しいのですが…、花があったら染めてみたくなるじゃあないですか。

というわけで、染める暇がない間は、ダメになった花は冷凍したり、乾燥させたりして保存(ていうかただの放置)していました。
三連休最終日になって年賀状も書き終わり、どうにか余裕ができたので、染めを開始しました。

まず、でかい百合が何本かあったので、「百合で染めるって聞いたことないけどなー」と思いつつ、毒ではないだろうからと、試してみました。何でも試してみたい…ところではありますが、毒があるとわかっている植物はやはり避けたいですよね。夾竹桃とか。

しかし、聞いたことがない染材ということは、何抽出がいいかもわからないわけで。『草木染め大全』の「草木に適した染め方とその実験方法」を参考に試してみることにしました。
というか今回は試しで終わりです。乾燥した百合の茎と葉っぱ、24gしかなかったので。

水500cc+百合8gの中性抽出をしました。
百合で中性抽出
…抽出画像はどれも同じようなものなので、アルカリ性と酸性の鍋の写真は省きます。
アルカリ性は水500ccにソーダ灰0.5g、酸性は水500ccに酢酸0.5cc…でよかったんですが、多分1cc位は入ったかと思います…。

染用小鍋が一個しかないので、抽出した後それぞれ空き瓶に入れました。左から中性・アルカリ性・酸性抽出。
中性・アルカリ性・酸性抽出
アルカリ性>中性>酸性の順に濃く出たでしょうか。

もう、酸性は捨てていいかなと思ったのですが、一発逆転があるかもしれないと思って、どれにも被染物を投入することにしました。『草木染め大全』では銅媒染済みの毛糸を入れていますが、なかったので、手元にあったミョウバン媒染済みの真綿をそれぞれ5g位ずつ入れました。銅媒染済みの毛糸を入れるのに意義があるのかもしれないですけどね…。

小鍋で染めた後、また空き瓶に戻して放置冷却しました。結果がこれ。やっぱり左から中性・アルカリ性・酸性抽出です。

中性・アルカリ性・酸性抽出結果
酸性抽出が一番濃い!

濃いと言ってもこの程度なので、わざわざ百合用意して染めるほどではないかなと思いますが、、、まあ、もらった時には染めてみてもいいかなという感じがしました。
あ、ちなみにこの写真はまだ濡れているので、乾いたらもうちょっと薄くなると思います。
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