【オンライン講座】手織り入門lesson2-1 千鳥格子の巾着
2023-06-29
ひと月に一個ずつLessonを進める!…と思っているのですがもう月末。Lesson2はもう一個課題があるのですよ。今回は千鳥格子です。織りあがったところ千鳥格子部分で51cm×19.5cm。うーん、写真を撮るのが下手。

洗った後、アイロンかける前でよれていますが、アイロンかけた後に測ったら、48.5cm×17cm。

ただ、この後縫う段階で明白になりましたが、織り始めと織り終わりの幅が広かったです…。折り返したらはみ出しちゃって…(苦笑)。
あと、洗った後でこの密度だったので、「もうちょっと洗ったらもっと目が詰まったかな…?」と思いました。

それで、接着芯貼って、縫って、縁編みをして、紐を通して、飾りのボタンをつけて、出来上がりがこうです。

巾着を開けるとこう。

ボタンと縁編みはこんな感じになっています。ボタン付け位置はもうちょっと下がよかったかな…。

ところで、出来上がり後にアップでとったら、織地はこんな感じで、そんなに隙間が目立ちません。接着芯効果?いやでもそれにしても洗った直後にアップ写真より目が詰まっている…。

うーん、まあ最終的な出来上がりとしては、千鳥格子が横長でも縦長でもなく織れている気がするので、いいのかな…?
あと、織り始めと織り終わりの幅が広くて折り返したらはみ出た分については。
縫い合わせたのと縁編みと紐を通したことで、目立たなくなりました(笑)。まあでも次のを織るときには気を付けたいと思います…。
さて、巾着、何を入れようかな…。
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単糸と双糸の長さの話 その後
2023-06-22
先日の、三角関数に帰着した単糸と双糸の長さの話ですが。書いてみるものですね。ウールの方と絹の方からコメントいただきました!
・織りの経糸は引っ張り加減で違う、ウールだと特に伸びるから。
・絹だと撚りをかけると短くなる。
なるほど、素材によっても違いますよね。あと伸びたり膨らんだりありますよね。
計算で出したのはしょせん「糸の太さや伸び率は考えないものとする」な2次元の線として考えた時の値ですよね。
でも絹だと(厳密には、着物に使うような細い絹だと?)糸の太さや伸び率をあんまり考えない、線に近い状態なのかな…。
まあ自分で紡いだものについては、測ってもニディノディで測ったそんなに正確じゃない長さですので、思ったより長かったとか短かったとか言っても、測定誤差の範疇ですね…。
ちなみに2次元の線の話ではなくちゃんと実物のことが知りたいんだ!という方は、
『紡績双糸の撚り縮みについて』という論文がありましたよ。昭和42年のですが。「紡績双糸の撚り縮みを解析し計算値と実験値を比較しようとしたもの」だそうです。
あと、同じ方々で二年後に『紡績双糸の強伸度について』という論文も出しておられます。
ちなみに私は読む努力を放棄しました(笑)。でもやっぱり三角関数は出てきました(笑)。
単糸と双糸の長さの話
2023-06-20
天秤式 足踏み織機の使い方講座、二日目の実習は皆さんさくさくやれていて、時間に余裕があったので、素材の話とかまでしてもらいました。その際、番手の話になりました。
毛番手は1gで1mの長さを1番手と言うからわかりやすいけど、麻番手は1ポンドで300ヤードを1番手、綿番手は1ポンドで長さが840ヤードを1番手と言うからわかりづらい、と…。しかも綿の場合は番手/糸の本数の順で書きますが、麻・毛の場合は糸の本数/番手なんですよね…。わかりづらい。
麻番手と綿番手の毛番手(メートル番手)への変換式の話にもなりました。(参加者の方がその場で調べてくれました)
綿は×1.693365、麻は×0.604772。
それで糸量の計算の話で「2/14番手のウールは、1/7ってことだから、100gあったら、700mで…」という話になった時に、前々からもやもやしていたことを思い出してしまい…。
いや、1/14番手の糸が100gあった場合1400mだけど、それを双糸にしたら、厳密には700mより短くなると思うんですよ!
(気にするほどじゃないってことですが)
しかしせっかくなので(帰宅してから)ちょっと考えました。

上の図は、赤い糸と青い糸で双糸にしているのを表しているつもりです。まあこんなかくかくじゃないですが…。模式図なので!
この一個分の×を取り出して考えると、斜めが単糸の長さで、底辺(?)が双糸の長さです。
下の図でいうと、緑が単糸の長さで、黄色が双糸の長さということになります。
(下の図の左側)角度が45度だったら、1:1:√2だから、緑が1の時、黄色は√2/2なので0.707位ですかね。
考えやすいところで、もう一個。
(下の図の右側)角度が30度だったら、1:2:√3だから、緑が1の時、黄色は√3/2なので0.866位ですかね。
成程、緑 分の 黄色 かあ…。あれ、それはcosじゃないですか。
おお!三角関数表の出番!
検索したら 見やすい!三角関数表 - 角度に対する sin, cos, tan の値 などがヒットしました。
これによるとcos45は0.7071、cos30は0.8660。
『ホームスパンテクニック』によると、中程度の撚りは20度だそうです。この本に書いてあるのは単糸での話なので、双糸で撚り合わせるときはまた違うのかもしれませんが、仮に20度で撚り合わせるとしたら、cos20は0.9397なので、単糸と双糸の長さは1割も違わないですね。100mの単糸2本からは、94m位の双糸ができる、ということになるのではないかと…。
逆に言うと、単糸の時の長さと、双糸の時の長さを測ったら、どのくらいの平均角度で撚り合わせたかが、三角関数表でわかりますかね(笑)。(太さとかかくかくではなく曲線であることとか全く想定していませんが)
※ 書き終えた後に、ちょっと調べたら、最初の撚り(つまり単糸を作る撚り)を下撚り、引き揃えた後の撚りを上撚りと言うそうですが、上撚りの方が下撚りより、撚り数が少ないものみたいです。 http://www.fukunen.jp/about_twine/twine.phpより。ということは、単糸との差はもっと減りますね。
天秤式 足踏み織機の使い方講座で織ったもの
2023-06-20
天秤式 足踏み織機の使い方講座では、色糸効果サンプルを織れるよう、経糸が用意されていました。サンプル織り自体は家でやるのですが、一度経糸をかけた後に織る練習はしました。
それがこちら。

上下の白いところは捨て織りです。
下側が平織り。あとは綾織りですが「綾織りはもっとうちこみは緩くていい」とのことで、途中からは緩く打ち込んでいます。…打ち込みを緩くしたらなんだか緯糸の入りも緩いというか、幅が広がってますね…。
何度も経糸を通すし引っ張るしで負荷がかかるから、ということで今回用意された糸はコットンなのですが、大変触り心地がよく、母が気に入って布地を撫でていました…。
(2023/8/8追記)テーブルセンターの経糸始末をしてサイズを測ったついでに、こちらも経糸始末をちゃんとしてサイズを測りました。
長さは15.5cm(房を含まず)、幅は狭いところで29cm、広いところで30cmでした。
カテゴリ : ワークショップなど&その復習
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天秤式 足踏み織機の使い方講座
2023-06-18
前々からやりたかったオンライン講座を始めて、課題が待ってもいるのですが。私にはそれ以外にやらねばならぬ織り関係の課題があります。
この写真の一番奥にある天秤式を使えるようにすることです!

だって入手したのが2017年12月ですよ。組み立てて配置するのに大体1年かかりましたが、それからでも4年は経っています。
いや…何もしてなかったわけではないんです。踏み木をつないでみたり…。
試し用に整経はして、経糸をどう準備しようか悩んだり、とりあえずいつもどおり筬通しからやってみるかと、筬通しをしたり…。
そのあとその筬をろくろ式の方で使いたくなって一度外して、進捗が戻り。
しかしまた筬通しをして…、綜絖通しを……いくらかしたところで「あれ?これはどうなる???」と躓きました。
そして「もうちょっと自分で悩んでみるとしても、どうにもならないやってなった時、どこか教えてくれるところってあるのかなあ」とググってみたら。
なんかタイムリーにあったんですよ。翌月に「天秤式 足踏み織機の使い方講座」というワークショップが。東京アートセンターさんで。
「自分で水平天秤式の織り機に経糸をかけて織れるように学ぶ」。なんてジャストな内容…。
現状家を空けるのがなかなか難しくて色々イベントとか行けていないのですが、ちょっと姉に都合を聞いてみたら、その日程でうちに来てくれることは可能だという。
「これは…行くしか!?」と思ってえいやっと申し込みをしました。
そして6/17,18でワークショップに行ってきました!参加者は8名で、遠方から泊まりがけで来ている方もいらっしゃいました。現状天秤式を使っている方も、今はレバー式とか二枚綜絖だという方もいて様々でした。
過去に教わったところも皆さん色々だったんですが、何と私と全く同じところで同じ先生に習った方もいました(笑)。教わっていた時間帯が違ったので面識はなかったのですが。
そして、ワークショップの内容は期待にたがわず、めちゃくちゃ今知りたいことでした!こんなにどんぴしゃなこともないだろうという位。説明だけじゃなく、経糸かけの実践もしました。しかも二度も。
最後には持ち帰っておうちの織機でもう一回経糸をかけて、織ってくださいね、と実践した経糸(を織り機から外したもの)と緯糸も渡されました!!

うちのとは違う織機で教わったわけですが、今ならうちの推計式天秤織り機にも多分かけられる、ような気がします。
でも教わった通りのやり方でやるには粗筬がないとな…。というわけで、さっそく粗筬を入手すべくいま問い合わせ中(苦笑)。
2023/6/10の棉
2023-06-10
よく発芽してよくのびているので、植え付けました。…本葉も出てきてはいるのですが、それより丈の成長が目覚ましいなあ、今年の棉は。なんかひょろひょろしてませんか?
植え付けた結果…白いプランターが白棉(和棉)、茶色いプランターは茶棉(洋棉と和棉)ですが、うっかり洋棉を植えようと思っていたプランターにも和棉を植えてしまい、洋棉のプランターが一個になってしまったので、鉢に土を入れてすぐうえ石灰を撒いて用意して洋棉を植えました。

ベランダのこちら側にも棉を植えたプランターがあります。あと、残りのポットもあります。植えきれてないんですよね…。もうちょっと鉢を追加するかな…。

2023/6/3の棉
2023-06-04
5/27時点で洋棉はまだあまり発芽していないと言っていましたが。翌日には十町に発芽し始めていました。で、6/3時点ではこう。

ほぼ発芽しました。
全体的に見ても

和棉の方もほぼ全部発芽しました。今年は優秀だなあ!
【オンライン講座】手織り入門lesson1 平織りコースター 2
2023-06-03
前回コースターを2枚織りあげて、二回目は復習で同様に織りました。織り上がり直後。

左が三枚め。織り始めの幅 13.5cm。織り終わりの幅13.2cm。ちなみに長さは房を含まずで左右とも12.5cm。
織り始めは大分気を付けて、変だな?と思ったらやり直しました。二回ほど何段かほどいています。
右が四枚目。織り始めの幅 13.5cm。織り終わりの幅13.3cm。長さは房を含まずで左が12.5cm、右が12.7cm位。

こちらが洗って干してアイロンかけた後。
左が三枚め。織り始めも織り終わりも幅12.5cm。長さは左右とも12.3cm。おお。
右が四枚目。織り始めの幅12.7cm。織り終わりの幅12.5cm。長さは左が12.4cm。右が12.7cm。
測った後にボタンをつけました。が、右側のはついているのがちょっとわからないですね…。
アップにしてみました。リボンの形のボタンが付いています。

では、一枚めから四枚目を揃えて記念撮影。

三、四枚目は丁寧にやったつもりですが、こうしてみると一、二枚目の間に大した際が見られない…。