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和棉(白)1号

 2021-08-31
今朝、和棉の白がはじけました。第一号。

2021年の和棉白

和棉は下向きにはじけるんですよねー。
洋棉は上向き。

はじける棉があれば咲く棉もあり。

和棉白の花

別のプランターですが今朝はこんなに立派な花が。これも和棉の白。
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『オーバーショット』

 2021-08-29
手織り工房タリフさんの小冊子第三弾です。多分イベントに買いに行ったら完売していて、注文したんだと思います。そのため、持っているのは第二版。

オーバーショット、平織りと交互に織るので、制約を考えずに柄を出すことができるのが楽しいですよね。
織り教室でやった時は、教室の本棚から『A Handweaver's Pattern Book』を先生が出してくれて、この中の図案を織ったのですが。
その後オーバーショットの本が手元に欲しい!と思って『WEAVING OVERSHOT』を買ったりもしました。海外の本だとオーバーショット専門の本もけっこうあるようです。

日本の本だと、『ウィーヴィング・ノート―織物と組織・織りの計画・織りと道具』に割とわかりやすくオーバーショットの解説が載っています。そうはいっても見開き程度ですが…。

そんななか、日本語のオーバーショットの専門の冊子。当然定義もよくわかりますし、自分でデザインもできるような説明があります。
本文は40頁ですが、実例として使ったモチーフとそのアレンジ以外にも16種類のデザインがあって楽しめます。

内容は次の通りです(目次から)。

オーバーショットの仕組み
できているデザインを理解する
組織図を自分で書く
実際に織る条件に合わせて変更する
両端の組織/織り方
糸と密度/必要量の目安
初めてオーバーショットを織る人のために
実例 デザインとバリエーション
同じ経糸から織り出す「異なる模様」
作品
小さい模様1~7
大きい模様6~16(基本パターンと作品に合わせたデザイン)

まあともかく日本語なのが有難いです…。

参考用語
あ行:オーバーショット
さ行:組織図
た行:経糸
は行:平織り

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『ウールの植物染色―やさしい染色法と色見本―』

 2021-08-27
また本の紹介に走りますが今度は染めの本を。

定価は2000円(税別)です。

以前に箕輪先生に「ええ!?Rikoさんがこの本を持ってないなんて!」って言われたのが確かこの本です。
それほどの本ならばとそのあとすぐ注文しました。で、届いて、小ささに驚きました(笑)。いや、B6よりちょっと小さいくらいなんですよ。
手持ちの染めの本では一番小さいかな。透明のブックカバーがかけられているのが嬉しいです。染めの本って染めるときに使うとけっこう汚れがちですよね…。料理本と同じ。
216頁のうちp9~p200がフルカラーというのも嬉しいですね。昔の本って、写真頁すら白黒だったりするじゃないですか。
(昔と言ってもこの本は初版は1984年なのでそこまで古くはない?その頃ならフルカラーの本はけっこう出ていたかも…)

「はじめに」で、日本ではウールの普及が明治に入ってからで、合成染料の導入と同時期だったからあまり植物染料で染められてこなかった…というような話があるし、題名も題名なのですが。
内容的にはタマネギで木綿のシャツを染めたり、タデアイの生葉で絹糸を染めたりもしています。文章だけのページで、「絹・木綿・麻の染色法」というところがあったりもします。だからまあ、ウール以外にも役立つ本です。

本の内容は次のような感じ。欧米でウール染色に使用されているもの(メレーさんの研究が元)のうち日本でも採取可能なもの、日本で昔から使われていた染料、身近な野菜類を取り上げているとのこと。

植物染色の方法
  • 植物染料で染めてみよう として、原毛も糸も既製品も染められるよ、という話
  • 基本の染め方 として、用具や薬品や量るための器具の話
  • ウメの緑葉で原毛を染める 硫酸銅で後媒染
  • タマネギで木綿のシャツを染める 塩化第一錫で後媒染
  • 渋木でウールのセーターを染める ミョウバンで先媒染
  • ウメノキゴケで原毛を染める 無媒染
  • タデアイの生葉で絹糸を染める 無媒染

植物染料
  • 植物染料(アカネ【根】・アカメガシワ【生葉】・アセビ【生葉】・イタドリ【生葉】・イチイ【心材】・ウコギ【生葉】・ウツギ【生葉】・ウメ【心材】【生葉】・エンジュ【花蕾】【豆果】・オシロイバナ【葉茎】・オニグルミ【果皮】【樹皮】・カキ【生葉】・カタバミ【葉茎】・キク【生葉】・ギシギシ【根】・キヅタ【実】・キハダ【樹皮】・クサギ【実】・クズ【生葉】・クチナシ【実】・クマノミズキ【生葉】・クリ【樹皮】【生葉】【実のゆで汁】・クワ【生葉】・ゲッケイジュ【生葉】・ケヤキ【樹皮】・ゲンノショウコ【生葉】・コマツナギ【生葉】・コンフリー【生葉】・サクラ【生葉】・ザクロ【果皮】・サトイモ【茎】・シダレヤナギ【樹皮】・シラカンバ【樹皮】・スギナ【葉茎】・スズラン【生葉】・ズミ【樹皮】・スモモ【果実】・セイタカアワダチソウ【生葉】・センダン【幹材】・ゼンマイ【生葉】・ソヨゴ【生葉】・タデ【葉茎】・タブノキ【生葉】・チャ【生葉】・ツバキ【生葉】・トチノキ【生葉】・ドングリ【殻斗】・ナンテン【葉と小枝】・ニシキギ【緑葉】・ヌルデ【生葉】・ネズミモチ【生葉】【実】・ノブドウ【生葉】・ハナズオウ【生葉】・バラ【生葉】・ハンノキ【生葉】・ヒイラギナンテン【小枝】・ヒサカキ【生葉】【果実】・フジ【生葉】・ブドウ【果皮】・フヨウ【生葉】・ベニバナ【乾燥花】・ボケ【小枝と葉】・ミツバアケビ【葉茎】・モッコク【生葉】【幹材】・モモ【生葉】・ヤシャブシ【実】・ヤマモモ【樹皮】・ヨモギ【生葉】・ワレモコウ【葉茎】)
  • 地衣染料(イワタケ・ウメノキゴケ・ヘラガタカブトゴケ・マツゲゴケ・ヨコワサルオガセ)
  • 身近な染材・市販の天然染料(アズキ・クロマメ・紅茶・シュンギク・タマネギ・チョウジ・アリザリンレッドS・インジゴピュアー・藍・苅安・ガンビアカテキュー・コチニール・ゲレップ・渋木・蘇芳・西洋アカネ・福木・五倍子・ヘマチン(ロッグウッドのこと))

植物染料について
  • 植物染料の歴史
  • メレー女史と植物染料
  • ウールの染色法
  • 絹・木綿・麻の染色法
  • 媒染剤の取り扱い
  • 染料植物の保存
  • 参考文献
  • 染色材料店

あまり他の本で見たことのない染材についても触れられています。特に地衣類。
個々の染材に対し、抽出・媒染・染色の記載があって、かなり丁寧な印象です。
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『Handwoven Baby Blankets』

 2021-08-26
続けて、本の紹介をします。今度は英語の本。



以前にベビー毛布に挑戦したことがあります。
LAMONTとかMACCALLUMです。

ただ、どうもこう目指す毛布っぽさが得られなかったので、どんな糸でどういう織り方だと毛布っぽさが得られるんだろう…と、毛布に興味津々でした。
アトリエダーラヘストさんのブランケットの回とか、「これこれこういうのが求めてたやつ!」と思って、ブログをじーっと見たりしてました。
手織り工房タリフさんでもブランケットは時々織ってらっしゃって、どちらも最終的には工場での起毛仕上げで、私の求める毛布っぽさが得られてるのかなーという結論ではあります。
手織り工房タリフさんでは、布の仕上げをして下さる工場の紹介もされていたので、勿論そこもブックマーク済みですが。

まあでも、そもそもどういう糸で、どういう織り方が適しているのかな…と思っている時に、Amazonでこの本が目に入り、Amazonポイントがちょうどあったので、入手してみた、という経緯で手元にあります。

Part1で基本として、サイズ・色・赤ちゃんにベストな素材・ベビー毛布の端の始末などについて書かれ、
Part2で4枚綜絖が21作品、8枚綜絖が13作品が紹介されていて、技法も色々。見ごたえのある本なのですが…予想に反して大半の素材がコットンでした(笑)。

いやあ、毛布と言ったらウールかと思い込んでいましたが、そういえば綿毛布というものもありますよねー。というかわざわざ綿毛布というくらいだから、単に毛布と言ったらウールかと思ってたというか…。アメリカではコットンの毛布が普通だったりするのかな…。

Part1に「赤ちゃんにベストな素材」の話があるのでちゃんと読んだら「コットンがいいよね!」って書いてあるのかもしれません。

Contentsに作品タイトルと合わせて技法も紹介されていたので、技法を羅列してみます。

  • 4枚綜絖
    • Plain Weave×6
    • Broken Twill
    • Basket Weave
    • Rose Path Twill×2
    • Twill×2
    • Dornick Twill Check
    • Canvas Weave
    • Huck Lace
    • Overshot×2
    • Shadow Weave×2
    • Bronson Lace
    • Bird's Eye Twill

  • 8枚綜絖
    • Summer and Winter
    • Turned Twill×2
    • Undulating Twill
    • M's and O's
    • Huck Lace with Color and Weave Effects
    • Twill
    • Advancing Twill
    • Basket Weave
    • M's and W's
    • Overshot
    • Double Weave
    • Point Twill


なかなか色々でそそられます。というわけで「どんなウールの糸を使っているか」という当初目的は果たせなかったのですが、割と面白い本です。

ところでさっき巻末の本の紹介ページを見ていたら、見覚えのある本が。『finger weaving』って。あー、箕輪先生の指織りの本の英語版出した出版社だったのか!と思いました。
(ということはゆび織りの本が出たよりも後に買ったのですね。もっと前に買った本かと思ってました…)
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『すてきな手織り』

 2021-08-25
再び、15年以上下書き状態だった日本ヴォーグ社の本。下書き状態のまま放置していた本はこれが最後です。
(紹介していない本はまだありますが…)



2004年に出た本です。新刊ではもうないのかも。定価は1000円(+消費税)でした。

本の中で使用している織り機
オリヴィエ40・オリヴィエ60
※但しどの作品も2枚綜絖があれば織れます。
本の内容
  • 作品
    1. お洒落のスパイス ショール&マフラー
      16点
    2. 心なごむ空間 テーブルウエア、インテリア小物
      卓上マット系・コースター系・タペストリー系・クッション
    3. 女の楽しみ バッグとポーチ
      ショルダーバッグ大1・小1、ポーチ×3・ハンドバッグ×3
    4. 粋にお出かけ マフラー、ショールと袋もの
      マフラー・巾着×3・お揃いのマフラーとハンドバッグ

  • マフラーを織りましょう
    織り機について、たて糸を用意する、たて糸を張る、よこ糸を用意する、織る、仕上げ。
  • 模様の織り方
    レース織り・浮き織り・はさみ織り・ルーピング・チェイニング

「模様の織り方」として技法がまとまっていたり、使用している糸の写真がある辺り、『手織りのおしゃれ小物』よりいい!…と思ったのですが。

作品名が、作り方ページどころか作品の写真ページにもない(笑)。

「粋にお出かけ マフラー、ショールと袋もの」は何故、「お洒落のスパイス ショール&マフラー」や「女の楽しみ バッグとポーチ」に入れなかったのか謎ですね…。あえていうなら、男性っぽいのと、マフラーとバッグのセットのものがこの章ですかね…?(そうとも言い切れない作品も…)

あと、作り方ページにポイントがちょっとしか書いてないのも『手織りのおしゃれ小物』と同じですが、『手織りのおしゃれ小物』よりは、難しくない(手ですくって綾織りしろとかはない)ので、どうにかなりそうな気はします。


本の作り方については、日本ヴォーグ社がこういう作りで、こっちの本の方が先に出たので、『手織りのおしゃれ小物』は、こっちの本にないことをやろうとして難しくなった、とかでしょうかね…???

まあ基本的にその年に出した糸の作品紹介なのかなと思うので、15年も経ってからしみじみ見る人がいることは想定されていないのかな…。(多分、もうない糸も多いかと…。作りたいと思った時に似た糸を探すためにも、カラー写真での糸の紹介は重要ですが、それはリッチモアさん的に求めていないでしょう…笑)


参考用語
あ行:綾織り,、浮き織り
た行:経糸、チェイニング
は行:はさみ織り
や行:緯糸
ら行:ルーピング、レース織り

『手織りのおしゃれ小物』

 2021-08-24
最近、織ったり染めたり紡いだり縫ったりしてませんね。いやたまーに織ってはいますが、完成してないのでブログに書くことがない…。棉の生育位しか…。

というわけで久しぶりに本の紹介を。

『手軽に楽しむ手織りの小物―かんたんに使える卓上手織り機で小物作りを』で、
旧・がらくた織物工房開設時にいずれ紹介しようと下書きで題名だけ書いてあった本が実はまだあります。10年以上下書きのままだったわけですね!
雄鶏社がなくなった時に雄鶏社の本は一気に紹介したんですがね…。雄鶏社以外のがまだ。
というわけで、ブティック社の本です。もう、新刊では販売していないかな?

と書いていましたが。そう書いた日からも5年近く経ってました。15年以上下書き状態だった日本ヴォーグ社の本です。




本の中で使用している織り機
オリヴィエ40・オリヴィエ60
※但しどの作品も2枚綜絖があれば織れます。
本の内容
  • 作品
    1. お家が楽しい!生活雑貨
      ランチョンマット×3・コースター・タペストリー×4・マット・ランナー×2・ミニ座布団(と言ってもクッションに見える)
    2. 四季のショール&マフラー
      ショール×6・マーガレット×2・マフラー×9・ストール×2
    3. 和調のバッグ
      バッグ&ミニバッグ・名刺入れ+タバコ入れ・巾着・ショルダーバッグ・バッグ&ポーチ

  • チェックのマフラーを織ってみる
    …と目次にはありますが、本文だと「チェックのマフラーを織ってみましょう」。
    オリヴィエについて、たて糸を用意する、たて糸を張る、よこ糸を用意する、織る、仕上げ。

作品の数は、同じNo.でa,bとなっているものは二個あっても1と数えました。
でも、バッグ&ミニバッグ・名刺入れ+タバコ入れ・バッグ&ポーチは、そういう作品名なのですが、No.が違っていたので、作品はNo.1~39まであります。

各作品の写真ページに、作品名とデザインした人と糸の名前しかなくて、何の技法を使ってるとかが作り方頁にしかないんです。
で、作り方ページには作品名がない…。
マフラー一本だけは、「チェックのマフラーを織ってみる」で詳しく説明がありますが、他の作品については、作り方ページでも織りのポイントは2行位しか書いてないので、総じて不親切な感じがします…。

よくよく読めば、マットの一部はルーピングをあとでカットしてあって足触りが気になる、とか、上から別布を載せたかのように見えるけど綴れ織りのタペストリーなんですね!とか、あーこの辺の色が違うのははさみ織りですかとか、めちゃくちゃ大胆な空きのタペストリーですねとか、どう織ってるのかと思ったらすくって綾織りでしたかとか、あ、この柄すくい織りですかとか、このL字ショールははいでL字にしてるんですねー!とか、このストールは太い糸と細い糸が交互だから表と裏がかなり違う雰囲気になるんですね!…とか、わかります。


参考用語
あ行:綾織り
さ行:すくい織り
た行:経糸、綴れ織り
は行:はさみ織り
や行:緯糸
ら行:ルーピング

2021年最初の和棉(茶)の花

 2021-08-23
生育不足の今年の和棉の薄茶。ようやく花が咲きました!

和棉茶の花

といってもやっぱり生育不足でして、摘芯もしていないのに高さはこんなものです。
和棉茶プランター

一個でもいい。たくましく育ってくれ…。
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摘芯したので天ぷら

 2021-08-02
和棉の大変成長のいい2本を摘芯しました。大体、支柱より高くなったら摘芯することにしています。
さて和棉の葉っぱは天ぷらにして食べられるので、摘芯したからには今日は天ぷらです。
和棉の葉っぱの天ぷら

紫蘇の葉を天ぷらするのと同様、裏にだけてんぷら粉を付けてあげたい…のですが、うまく広がらないんですよね、葉っぱが…。

尚、和棉の葉っぱだけではおかずにならないので、冷蔵庫から野菜をひっぱりだしてほかのももの揚げたわけですが。
どうして「ちょびっとだけ天ぷらしよう」と思っていてもいつも大量になってしまうのでしょう…。
(写真の倍は揚がっています…)

食べきらなかったので、明日のお昼は天ぷら蕎麦かな…。

ちなみに、和棉の葉っぱは食べられると本で見かけたので食べていますが、洋棉の葉っぱが食べられるかどうかは知らないので、そちらは毎年食べていません。
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