カード織りの検証作業
2021-02-28
織りの用語集をWikiで作りましたが、もともとはGTTのマニュアルをWikiで書きたいという野望だったわけです。GTTのマニュアルも作りたいのですが、ちまちまといじっていると、何故そうなるのかわからないところとかもあり。
「うーん、やっぱり新たにカード織りのデザインツール作れたりしないかなあ…」
というさらにでかい野望になってしまったり…。
ま、まあ何はともあれ、カード織りを理解しないとね!…というわけで、こんなものをExcelで作ってみました。

カード織りの難点は糸と糸の境目が斜めであるために、方眼紙でデザインしちゃうと出来上がりと印象がかなり違うということですよね。
それで、斜線を点線で入れました。しかし残念ながらExcelではセルの半分だけに色を塗るとかはできません…。
なのでこれは印刷して、色を縫って使う用です…。
あと検証用にこんなものを机に設置してみました。

カード二枚だけ。カードの右側が表(字が書いてある方)。
左側(1)のカードはS(カードに対して糸が\)、右側(2)のカードはZ(カードに対して糸が/)に入っている。
状況としてはこんなです。あ、小文字で字が書いてあるのはカードの裏面という意味です。

この状態を、用意したExcelで示したのが一番右の絵です。
まあ普通意識しない部分なんですけどね(GTTでもここは表示されない)。
far topの糸が一番上にある状態、ということでピンクで塗りました。次の糸との境目がどっちに向くかわからないので、二等辺三角形部分だけ塗ってあります。
さて、ここから前方に1/4回転すると。次の糸との境目が決まるので点線を実線にしました。Sに通してあったカードは/、Zに通してあったカードは\です。そして次の糸の色はnear topがfar topになったものになるので、ここまで塗れます。

この状態を基準として、前1/4回転、後ろ1/4回転、垂直軸ひねり、水平軸ひねりの検証をしていきたいと思います。
(つづく)
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カテゴリ : カード織りシミュレーター
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GTTで水平軸ひねり
2021-02-23
GTTのThread-in Patternで、垂直軸ひねりの図案も作れちゃうという話を以前にもしましたが。水平軸ひねりはできないと思っていたんです。Twist-Patternedでだったら水平軸ひねりの図案も作れるのかなあ…どうやるんだろうなあと考えていたのですが…。
今日、GTTのメニューバーを細かく見ていたら、File-SettingsのところにHorizontalとかVerticalとか選ぶところがあるではないですか。
え…もしかして、Thread-in Patternでも水平軸ひねり、できたりする…?
実際にやってみました。
よくわからないけど、SettingsのTwist-PatternedのDefault Orientationを「Horizontal」にしてみました。
そして、『SPINUTS No.81より抜粋』の水平軸ひねりの最初の図を入れてみました。

できてるうううう!
色々わからないこともあるけど、多分できてるうううう!
これで今度から、Excelで斜線を頑張って引かなくていいのね…。(いやもう、『SPINUTS No.81より抜粋』に載っている分は全部Excelで作成済みですが…)
いやしかしすごいなGTT…。
「色々わからないこともある」=Show Upper Most Holeにしたとき表示される穴が思ったのと違う(これは前もあったか)
そして、その後、Default OrientationをVerticalにしてやっても、同じ結果になったのでした…。あれ?
うーん、何か勘違いがあるかも…。
SettingsのTwist-Patternedのところにあるので、Thread-in PatternのSettingには関係ないかもしれない…。
で、そうすると軸ひねりが何軸ひねりなのかを設定するところはなさそうなのに、なんとなく水平軸ひねりも垂直軸ひねりも、思った図案がかけちゃっている…。
でも、かけるけど、Show Upper Most Holeにした時の表示は、垂直軸ひねりでも水平軸ひねりでもなんか変。
というのが、2021/2/25時点の結論です…(これは結論と言うのか)。
カテゴリ : 他人様の作られたツール類
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織り用語集をWikiに
2021-02-23
FC2のwikiのファイル転送がFlashだったので、一度、織りWikiを作るのは諦めたのですが。先日、やっぱりGTTの使い方を書いておきたい、Wiki、便利なものなはずなのに…と諦めきれず、FC2のwikiを調べていたら、さすがにファイル転送はFlashじゃなくなっていました。
でもやはりFC2は独自記法で使いづらい…、ちょっとデザイン変えようとすると崩れるし…、と悩んだ結果、
「あ、GitHubのWikiがあるじゃないか!」
と思いつきました。
織りマクロを公開しているGitHubです。あれWikiも書けるんですよ。
で、最初、「織りマクロ」のところに、とりあえず用語集を作ろうとしたのですが、織りマクロのページの一部が織り用語集というのがどうも馴染みが悪く、リポジトリを分けました。
こちらになります。
「織り用語集」
GitHubのリポジトリにも関わらずCodeのところが使われることはないでしょう…。多分。
金曜日に思い立って、四日で移転しましたよ!
(近々、織りブログから用語集の項目は削除します。多分)
IssueとかPull Requestも使えるはずなので、ご意見あったら是非。でもGitHubのアカウントがないと出せないような気がするので、その場合は、この記事へのコメントでも。。。
そして元々の懸案事項であるGTTの使い方の方は…また別のリポジトリを作って細々とやります(笑)。
なお、Wiki用語集をあきらめなかった背景には、「幻の織りWiki」の話を見て「Wikiいい」と、手仕事@タピオの国のくうっけりさんが言ってくださって、調子に乗った、ってことがあります(笑)。…ちなみに、織り用語集の「フィンランド語」のところには「ここより、手仕事@タピオの国の方がいいよ」と書いてあります(笑)。
2020年度最後の綿の収穫
2021-02-21
最後の綿は洋茶綿です。
上についているのはかろうじて花は咲いたけど実にはならなかった分。
下は、こんな時期なのに結構ちゃんとはじけてくれましたね。
今年度はこれで綿の収穫は終了。
ところで箕輪先生のところの茶綿の種プレゼント。「作品という量がとれるわけではない」と先生がおっしゃってましたが。
確かに。うちの1年目は、和綿の種10個蒔いて、私は育てるのが下手なので、育ったのは2本だけ。収穫できた実は8個で、綿の収穫量は2.29gでした。その当時のブログ記事より。でも種は102個収穫しました。つまり軽く10倍ですよ。
蒔くところさえあるなら、翌年は10倍収穫できるかもしれません(笑)。その翌年はさらに10倍。
ちなみに私の場合、2年目は(種は人にもらってもらったので102個全部蒔いたわけではありませんが)、綿の収穫量は40.56gで種が444個になりました。10倍どころではなかった(笑)。あ、2年目は一部地植えもしたのでそれで成長が良かったというのもあります。
つまり、数年続ければ作品を作れる量になります!!
って10年以上育てててまだ一つも作品にしてない私が言っても説得力がないですが…(苦笑)。
(糸にはなってるものもあるんですけどね。まだ織ってない)
最後の力…?
2021-02-12
まだ実がついている棉は残していても、大体のはもう終わったなと思って土から引っこ抜いてあります。からっからに乾いたので、ゴミに出すかと思って、今日回収していたら。
完全に枯れている枝と葉っぱの中からこれが…。

え、なに?もうこれははじけないだろうと諦めて、土から引っこ抜いてしまったやつから、引っこ抜いた後ではじけた?
最後の力を振り絞って??
ド根性わた…。
いやでもこれ…紡げるかなあ…?
種はとれそうだけど…。
はじけたといっていいものか
2021-02-08
ベランダに…まだ一応棉はいくつか残っています。だって一応実がついてるから…。そして…これははじけたと言っていいのかどうか…。

このまま置いておいてもこれ以上開きそうにないので収穫したのですが…。
溜めていた撚り止め終了
2021-02-06
ひとまず現時点でたまっていた撚り止め待ちの糸はこれで終了です。
左から、2007年にスピンドルで紡いだカリフォルニアオーガニックコットン。これはもしかすると撚り止めはしてあったかもしれません。経糸に使えそうと思って糊付けしようと思って分けてあったのかも…。
次が2019年収穫の洋綿をこないだ紡いだもの。
次が2019年収穫の和綿をこないだ紡いだもの。
一番右がコットンベイブ(2012年もの)を、2013年に紡いだもの。
- 参考用語
- さ行:スピンドル
撚り止め、羊毛は完了
2021-02-05
ため込んでいた(いけません)撚り止め待ちの紡いだ羊毛、やっと終わりです。
左二つは、煮て撚り止めしました。
左から
2018/11に羊百貨店で買ったスピンドルで試しに紡がせてもらったもの
2015年のスピニングパーティーのWSでいただいた毛を、2015/10に紡いだもの
残り四つは、蒸して撚り止めしました。
左から
2017/4に啓翁桜で染め、2017/7にスピンドルで紡いだコリデール
2017/3にカーネーションで染め、2017/4,5にスピンドルで紡いだポロワス
手染めしてあるトップをスピンドルで2018/10~2019/3にかけて紡いだもの
2017年9月にウェルシュマウンテンをスピンドルで紡いだもの
です。
あ、重石は一番左は少量すぎるので、アシュフォードのスピンドルにしてみました。
二番目のは折り畳み傘。
三つ目と四つ目は棒を通して、棒につけた重石は、岩手在住の友人から誕生日にもらった南部鉄器の風鈴です。
五つ目と六つ目は棒を通して、棒につけた重石は、折り畳み傘。
「撚り止め待ちの紡いだ羊毛が」終わったというからには、羊毛じゃないものはまだありますが…ちょっとです。次で終わります、きっと。
そして終わったらまた紡いで…今度は溜め込まないようにしたいものですね…。
- 参考用語
- あ行:ウェルシュマウンテン
か行:コリデール
さ行:スピンドル
た行:トップ
は行:ポロワス
撚り止め週間
2021-02-02
ついでだから他のも撚り止めするか、と今度はウールの撚り止めをしました。ウールは、編むなら煮て撚り止め、織るなら蒸して撚り止めと聞いていますが…これまでの勢いで、煮て撚り止めしました。

左から
2017年4月に薔薇で染めて、2017年8月に紫檀スピンドルで紡いだもの、
2017年4月に啓翁桜で染めて、2017年6月に箸スピンドルで紡いだもの、
右二つは、
2012年1月に小豆で染めて、2018年の8~9月に紫檀スピンドルで紡いだものです。
これらは1/31に撚り止めして、その日のうちに干しました。ウールだとトレーニング用の重石はちょっと重すぎる気がして、傘とか棒だけとかで重さをかけています。

こちらのは、1/31に撚り止めして、一晩おいて2/1の朝干したもの。
一番左はウメオで買った石のスピンドルについてた毛を2014年10月にそのまま紡いだものです。
右三つのグレーの糸は、2018/9にワークショップでJoyで紡いだものです。
- 参考用語
- さ行:スピンドル
や行:撚り止め