斜め切り替えバッグの試作
2019-07-28
本屋でバッグ作りの本をよく見ます。で、縦長に布を使うものがあると「これ、織り地で作れないかあ」と考えがちです。今回見つけたのはこの本。
普段なら「織ってから作る」ことを考える(このバッグは何センチ幅で織っておけば作れる、と考える)のですが、この本の中の「斜め切り替えバッグ」には、既存の試し織りした長細い布を使えないかな、と思いました。
で、本を購入後、本に載っているバッグのサイズ、と試し織りした細長い布のサイズを確認。本の方は17cm幅の布を使っていますが、手元の布は13cm。13cm幅で作るとどの位のサイズかな…と計算しました。
…小さ目の持ち歩きバッグとしてよさそうですが、ウルトラマン布で作ったバッグの例もあります。作ってみないとよくわかりません。
あと、ZONOさんの作品集を見て「試作大事」と思ったこともあり、いきなり織り地を使うのではなく、試作をしてみることにしました。
まず13cm幅で作れるよう型紙を直して、手持ちの布を組み合わせて…こうなりました。

生地は着物と帯の端切れだと思われます。買ったかもらったかしたものです。
本に載っているサイズだと、持ち手は肩から掛けられる長さでしたが、このサイズなら肩からはかけないかなと思い、短めにしています。

底はこんな風になっています。

裏も着物の端切れです。…裏の方が可愛いなあ(笑)。
マグネットボタンがついています。
あと写真に写っていませんが、内ポケットも一個あります。
本当は底芯を入れる指定になっていましたが、このバッグについては入れていません。織り地で作る時は入れるかも。
サイズは文句ない感じにできましたが、どうもこの試作バッグ自体が汚っぽいのは…端切れがなんとなく汚かったせいですね(苦笑)。使うなら裏表逆に使った方がいいかも…。マグネットボタンが外につくけど、そこは両脇にマグネットボタンをつけた小かぶせでもつければ…。
しかし、作る前のざっと計算では、試し織りした生地でこのバッグが2つできるかなと思っていたのですが。縫い代分を考慮していませんでした。実は1個しか作れず、布がけっこう余ることがわかりました。余った分でまた何か作らないとですねえ…。
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そもそもはアーガイル模様のマフラー
2019-07-24
前回おもちゃの編み機の話を書きましたが。そもそも何故おもちゃの編み機の話になったかというと、職場の後輩のせいなんです。職場の後輩のKくんが、7/5に突然「アーガイル模様のマフラーが欲しいんですけど、欲しい色がないんです。自分で作るしかないと思うんですけど、どうしたらいいでしょう」って相談してきたんです。
「それはー、棒針編みじゃない?」と言ったのですが、全くの初心者なので、言うだけではよくわからないだろうと、本を用意しました。
アーガイル模様の編み方が載っている本と、マフラーの本。
しかしK君には月に数度しか会わないので、次に会ったのが7/19の昼休みだったのですが。ニッターな友人とものづくりをしていたら(現在は昼休みは私が紡ぎ、友人がタティングレース中です)、K君がやってきてスマホの写真を見せられました。
「編み機を買って作ったんですけど」
…たった2週間で、編み機を買い、模様編み用のオプションを買い、(新古品のため)劣化していたスポンジの代わりをホームセンターで買って、ネットで調べてとりつけて、無地の試し編み・ひし形の試し編みをしたらしい…。
なにこのスピード感。この位じゃないと世の中渡っていけないの……?
で、ひし形が綺麗にできない、と言って、ニッターな友人からアドバイスをもらっていました。
つぎには綺麗なひし形を編んでいるかもしれませんね…。
メリヤス刺繍のやり方はよくわかってないそうなので、結局持ってきておいた本は2冊とも貸しました。
ちなみに私は勿論友人も機械編みはやったことがありません(苦笑)。
そして多分K君が買った編み機はこれだと思われます。写真を見たところピンクでしたし。
で、さすがに編み機を入手しようとは思わないけど、そういえばおもちゃの編み機でもかなり機械編みっぽいものができるのがあったのでは…、と調べて、あむかわアミーナに辿り着いたのでした。
ところで調べる過程で「家庭用編み機の歴史とこれから」という記事を発見しました。(あむかわアミーナ関連の記事も実はこの記事からのリンクで発見しました)
そうしたらブラザーの編み機を改造して画像データを読み込ませてそのまま編ませる話とかまで載っている…!
すごい!Kくん、いっそこれに挑戦すればよかったのに!(笑)ブラザーの編み機が入手困難か…。
Kくん的に、アーガイル模様のマフラーが一個編めれば満足なのか、もっと追及するのかよくわかりませんが…。
でもまあマフラー一個編みたいだけなら、最近おり絵さんが話題にされていた和歌山のニットミュージアムに行って自転車漕げば出来るのでは、という気もします(笑)。
和歌山のニットミュージアムの件は…、前にもブログに書いたか呟いたかしたかなあ?? https://dailyportalz.jp/kiji/jitensya-de-amimono の記事が詳しいです。
そしてまたちょっと違う話なんですが、7/5にK君とマフラーの話をしていたら、別の後輩のT君が「実は娘がイルカの編みぐるみを欲しいと言っていて…」と言ってきました。ぬいぐるみじゃダメで、クジラでもダメなんだそうです。
その時は思い出さなかったのですが、後で「あ、あみぐるみを作成するデザインツールの論文とツールがあったじゃん」と思って、帰宅してから調べてみたら。
論文は見つかるけど、ツールがない!
よくよく見たら、前に置いてあったのはジオシティーズだったんですね!サービス終了しちゃいましたよ!
カード織りのデザインツールはダウンロードしましたけど、あみぐるみのはしていません!!しておけばよかった!!!
侮れないおもちゃたち。値崩れしています。
2019-07-23
ひょんなことから機械編みの話で盛り上がり、おもちゃの編み機もすごいのがあるらしい、と聞きました。しかも、大変価格が下がっている。それでAmazonのレビューで「みんなの酷評のおかげで安くなった有難う!」的な評価をしている人がいる、とかいう…。帰宅後、調べてみたら、2000円しない。本当に安い。そして確かに酷評…だけどその中で4を付けた人が確かにそういう事を言っている(笑)。
おそらく、機械編みをしている人なら十分使えるレベルのおもちゃなんじゃないでしょうかね。子どもが使うには難しいかもしれないけど。
と思っていたら、こんな記事を見つけてしまいました。
あむかわアミーナで学ぶ編み機のこと
あむかわアミーナ 綺麗に編む方法を解説 実践編vol1
あむかわアミーナ イラストシートでジャカード柄を編む 実践編vol2
おもちゃの編み機の実践的解説!!
すごい!うっかり買っちゃいそうだぞ!あむかわアミーナ!!2000円しないし!!
と思ったのですが。
実はもう一個記事があったんです。
あむかわアミーナ 説明書に載っていない裏技編
…なんかこれがすごすぎて、お腹いっぱいになり…「うん、いいや、おもちゃの編み機には手を出さなくても…。それよりはおもちゃの織り機の実践的な使い方とか研究する方が私っぽい…」になったのでした(笑)。
ところで。
おもちゃの編み機が値崩れしているということは、おもちゃの織り機はどうだ!?とモコもじオリーナの値段を見てみたら。こちらは1500円を割っていました!すごい!私発売日に定価で買ったのに!(笑)
しかし安いとは言っても、持ってるのにもう一台買うわけにも(笑)。どなたかどうですか。もじ入りのものが織れちゃいますよ。
いっしょに色々研究しませんか(笑)。
未確認織物体
2019-07-20
直そうと思っているバッグとか服とか、織ったから何かに使おうと思っている布とかが入っている箱があります。作業待ち箱とでもいいましょうか。先日突然思い立って、その箱を整理というか中に何が入っているかリストアップを始めました。
で、「サンプルで織ったものとか、何かにしようと思ってこの箱に入ってるけど、とりあえず、織ったものとしてファイリングしてもいいんじゃない?」と思って、ファイリングしました。
まあ元々、組織図とかがある場合には印刷したものをファイリングしてあったので、そこに追加で入れて行く感じです。ついでにこれまでに織った物リスト(Excelで作成)も更新しました。参考資料はブログです。
で。今まで2冊だったファイルが3冊になりましたが、まあファイリングは大体できたのです。

織り1995~2004、織り2005~2014、織り2014~の三冊です。
しかし。一個余ったものが。

分かりづらいと思いますが、グレー地と水色地の二重織りのものです。
房がくっついていますが、他は水色の平織とグレーの平織です。
この布があるのは前からわかっていて「何に使うかなー」と思っていたのですが。
今回、これまでに織ったものと、サンプルなどの生地を合わせていったら…これを織った記録がないんです。
この布があるのは知っていたけど、考えてみれば何で織ったかも全く記憶にありません。
いやでも「ただの平織の二重織りにするよりピックアップでもすればよかった。それか倍幅とか袋織りとか」と思ったような記憶はあります。
だから多分織ったのでしょう。
ですが、ブログを「二重織」で検索して出てきた記事の中にはなかったんですよね。
更に、「サンプル織り」のところも一通りチェックしましたが、ないんですよね。
これだけ単独で織るとは思えないので、この経糸をかけて何かを織って、余った部分でこれを織った可能性も高いと思って、「織ったもの」のところも見たのですが…こういう色合いの二重織りの物は見当たらなかったんですよね…。
という話を友人にしたら「未確認織物体だね!UWOだね!」…と言われたので、今回の記事のタイトルがこれ。
いやーなんでしょうね。これ…。
- 参考用語
- さ行:組織図
た行:経糸
な行:二重織り
は行:倍幅、平織り、袋織り
ノープランですが筬通し
2019-07-16
前回、綾をとった糸、のうち短めの方。何を作るというプランは特にないですが、とりあえず「センチ…12位かな」とセンチ6の筬に丸羽で筬通ししました。
いやだって…あのままでもまた絡んでしまいそうな感じが…。
あ、で、通した結果、527本でした。センチ12だと44cm幅位ですね。
ところで写真に写っているのは、通し終えたばかりの状態で、道具も全部一緒に撮影しました。
そうです。とうとうRO-GAN鏡が…。いやーレーシックした後「近くが見えづらくなりますから100円ショップで買っておくといいですよ」って、言われて、100円ショップで買ってはあったんですよ。小さい字のものを読むときに使っていましたが…。織りは今のところ大丈夫だったんですけどねえ。そんなに細かいもの織ってなかったし。
でも、センチ12とかだとないと辛い…。
- 参考用語
- あ行:綾、筬
ま行:丸羽
カテゴリ : 織り準備中・織り途中
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何を織ろうかな
2019-07-10
2018年1月に入手して、2019年9月に組み立てた天秤式織機のKH-900。実はまだ織っていません(苦笑)。いいかげん何か織ろう。最初は試しだよなあ。捨て糸分もわからないし。何を織ろう…そういえば、織り機と共にもらってきた、整経済みの糸があったなー。あれを使うか。
と思ったのですが。いただいてきた糸がこういう状態でして。

同じ長さに揃えられてはいるし10本ずつ束になっているっぽい…が、10本ずつの束が絡まっている、というか…。
これはー綾をとるしかないかな…と思って、糸束をほぐして綾を取りました。

上の方はちょっと短めで500本位ありました。
下の方は眺めで30本位ありました。
よくほぐしたな、私…。(ほぐす途中でものすごく絡んだ分の糸については、糸ほどきが趣味(としか思えない)の母にも手伝ってもらいましたが…。というかほどいていたら、「私もやる」ってとられました…)。
そしてこっちにかまけた結果、本題の「天秤式織機で何か織ろう」は全く進んでいません。もうこんな細い糸じゃなくてもうちょっと太い糸で試し織りしようかと思いますが、試しに織るには何がお勧めですかね…?
綿の糸を経糸にして、裂き織りでもいいかなあ…。
そしてほぐしたこの糸は何にしたらいいのでしょう…。
カテゴリ : 織り準備中・織り途中
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