マス目を作ってみました(Web版織物組織図Ver.0.1)
2019-03-30
カード織りのアプリについて思いをはせた結果、Excelマクロでの限界を感じ、「うーん、html5+SVG+jQueryだったらどうにかなるかな」と、html5もSVGもやったことがないのに、ちょっと着手してみました。いきなりカード織りアプリはハードルが高いので、ふつうの織物組織図です。
http://www.pixy.cx/~riko/ori/weave.html
今のところ40×40の組織図用のマス目が出ているだけです。マス目上でクリックすると黒く塗りつぶされ、ダブルクリックすると白くなります。
自動で組織図を描いてくれたりはしませんが、Atelier kisaragiさんが、ドット絵アプリを組織図を描くのに便利とおっしゃっていたので、自力で埋めるマスでも、使う人いるかしらー?と思って一応公開してみます。
A4で印刷するとちょうどいいサイズにしている…つもりです。
ただ、Google Chrome 73.0.3683.86では動きましたが、IE11では動きませんでした。ほかは確認していません。
さて、これはこの先どっち方向に進化していくでしょうね…。とりあえず、綜絖通し図とタイアップと踏み方図を書いてボタンを押したら組織図は自動で描いてくれるようにしたいんですけどね…。
追記。同じURLで進化させているので、この記事の内容は古くなっています!
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カテゴリ : Web版組織図・配色図
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3D織り機
2019-03-27
カード織りについて色々調べたりしていたので、これはもうやるしか、と思って、今週は昼休みにカード織りをしています。準備を終えていよいよ今日から織り始めました。
何センチか織れたので、若者に「これはカード織りってもので…」と説明をしたところ、いい子なのでちゃんと相手をしてくれたのですが、「へー!面白い!なんかそのうち3Dプリンターで複雑なものを織れそうですね!」とどこからそういう発想になったのかよくわからないことを言い出しました。
いや、カード織り自体は、最近の物じゃなくて何千年も前からあるんだけどね?
しかし、そのあとネット検索をしたらしく、「もうありました!」と見せてくれました。
コットン・ウール・紙を3Dプリントして靴底を織り上げる「3D織り機」 - GIGAZINE
これは…3Dプリントなの???
織りなの?編みなの?(いや文中「編み」と言っているところが…)
ともあれ元が毛糸なのに、構造によって強度が色々変えられるところが面白い…!
2014年の記事ですから、もう実際に製品になってたり、しないですかね。
ちなみに検索したら2015年にこんなのもありました。
服作り用の3Dプリンター「OpenKnit」が登場
こちらは2016年かな。織りなんだか編みなんだかわからぬ記事ですが。
ニット製品を出力可能な3Dプリンタ
でもやっぱりこういうのも3Dプリンターって言うんですね。何が何だか…。
は
2019-03-24
- は【羽】
- 綜絖の一目を一羽という。綜絖の密度を表すのに、10cmに何羽あるかで「30羽」や「40羽」という風に使うことが多い。(2005/11/2記)
- はーふはっく【ハーフハック】
- 多分、半分がハック織りである織り方ではないかと…。
参考:『ウィーヴィング・ノート―織物と組織・織りの計画・織りと道具』 - はーどうぃっく【ハードウィック】
- 羊の種類。英国羊毛では最古といわれる品種。白髪っぽい毛質。粗毛で、主に敷物用。ケンプ(太くて短い毛)が多い。
参考:『ホームスパンテクニック』
ポンタさんの羊の手帖
(2008/4/19記) - はーふくらば【ハーフクラバ】
- クラバスノールという浮き織りから発展した織り方で、柄糸を同幅で渡して四角を作り、その四角をもとに模様を作る。
参考:『木枠で手織り―スウェーデンスタイルで始めましょう』
(2006/3/6記) - ばいせん【媒染】
- 染めの時に、薬品によって、染料の色を発色させ、繊維に色を吸着させ、色を落ちにくくさせることをいう。媒染剤としてはアルミ系・錫系・銅系・クロム系・鉄系・アルカリ系がある。家庭で行うにはアルミ系のみょうばん・鉄系の鉄が安心。
参考:『ハンドウィービング―手織りの実習』
(2005/10/14記)(2009/3/14追記) - ばいだーわんどおり【バイダーワンド織り】
- Beiderwand。ドイツのシュレスヴィヒホルシュタインと南デンマークで17、18世紀から織られていたテクニックらしい。オランダがインドの植民地であったBidarから習った織り方で、街の名前が名前の由来ではないか、とのこと。経糸は白一色(昔はリネンでその後綿)で、緯糸は柄部分は経糸と同じ白糸。それ以外の緯糸は経糸より太いウールを使用する。
参考:https://www.sites.google.com/site/jwsguild/talks
(2015/08/16記) - ばいはば【倍幅】
- 二重織りの応用で、片端を輪にすることで、織り地を倍の幅にする織り方。これにより織り機の幅の倍の織り地を作成することが可能。2枚綜絖では不可。(2005/10/19記)
- ぱいるおり【パイル織り】
- 『小学館新選国語辞典第七版』で「パイル」をひくと、第二義が「タオル・ビロードなど、布地の表面に輪奈(わな)やけばを織り出したもの」になっている。タオル・ビロードのほか、絨毯などもパイル織りである。
要するに経糸に何かをからめたりねじったりする織り方、のような気がする。
技法としては、「ハイパイル織り(毛足の長い織り方)」にノッティング、ルーピングなど。「ローパイル織り(毛足の短い織り方)」にスマック、チェイニング、トワイニングなどがある。
参考:『ハンドウィービング―手織りの実習』
(2005/09/29記)(2006/07/26修正) - ばいんでぃんぐふぁいばー【バインディングファイバー】【binding fibers】
- 羊毛の中の短い繊維。(2016/09/06記)
- ばうんどろーずぱす【バウンドローズパス】
- 斜文織のうちローズパスの通し方で、緯糸の余裕を多くして強く打ち込むことで、複数段(4枚綜絖なら4段)で1段に見せる。4枚綜絖を例とすると、横7列の左右対称のモチーフが横に繋がって現れる(7列と7列の間には1列の空き?ができる)。
(綜絖の枚数×2-1)列の、左右対称のモチーフ、ということを念頭に置けば、自分でも色々な図案を考えることができる。
斜文織なので、本来4枚綜絖以上でしかできない筈だが、木枠やリジットヘドル機で織っている例も見られる(1本ずつすくったり、糸綜絖を作ったりするようだ)。
元々はスウェーデンの織り方で、そちらの名称はブンデンローゼンゴン(Bunden Rosengång)、又はグッバテッケ(Gubbatäcke)。
教室で習っていた時はローズパスと呼ぶ人も多かったが、バウンドローズパスは多分ローズパス(ローゼンゴン)の一種。(強く打ち込んで経糸が見えないものがバウンドローズパスなのではないか)
作品例:バウンドローズパスの作品例1
バウンドローズパスの作品例2
参考:『ハンドウィービング―手織りの実習』 バウンドローズパスという名称はないが、作例にバウンドローズパス作品がある。
『STORA VÄVBOKEN』
(2005/10/02記)(2007/12/16修正。ローズパスとして「ろ」のところに記述していたが、正式にはバウンドローズパスのような気がしたため、こちらに移動)(2007/12/20修正)(2008/5/17追記)(2016/06/18追記) - はさみおり【はさみ織り】
- ⇒添え糸織り(2009/4/22記)
- はたくさ【機草】
- 経糸を男巻きに巻く時、糸と糸が重なり合わないように入れる紙のこと。織り幅よりも広い厚紙など(カレンダーなど)を用いる。巻き取り紙とも言う(⇒巻き取り紙)(2017/5/13記)
- ばたふらい【バタフライ】
- 少量の緯糸を使う時に、杼を使わずに済ませる方法で、手を使って糸をまとめる。
参考:『ハンドウィービング―手織りの実習』
(2006/5/8記) - はちすおり【蜂巣織り】
- 特別組織の一つ。経糸、緯糸の浮きで、蜂の巣のような凹凸が現れる組織。下の2つの参考図書ではそれぞれ組織図が異なる。
参考:『手織りの実技工房―絣からもじり織まで』
『ハンドウィービング―手織りの実習』
(2005/11/6記)(2006/3/24追記) - はっくおり【ハック織り】
- 浮き織りとも。特別組織の一つ。経糸、緯糸が浮いた模様となって現れる組織。元の英語名は「ハックアバック【Huck-a-Back】」らしい。huckabackを英和辞典で調べると「粗くて丈夫なリンネルまたは木綿のタオル地」(Weblio辞書より)なので、タオルに適した織り方なのだろう。
参考:『ハンドウィービング―手織りの実習』
(2005/11/6記)(2016/06/15追記) - ばっせん【抜染】
- 染めたものから、後で色を抜くこと。
参考:『インディゴ・ブルー 藍色に染める』
(2006/5/7記) - ばっつ【バッツ】【Bats】
- 羊毛の状態。日本だとロール(またはシート)と呼ばれていることが多いらしいが英語だとバッツらしい。スカード(洗った羊毛)をドラムカーダーでほぐしたシート状のもの。(2019/3/24記)
- はつり【把釣】
- →スリット(2005/09/28記)
- はなおり【花織】
- 沖縄の代表的な織物の一つ。浮き織りで細かな模様を織り出すもの。地糸を浮かせて模様とするものと、地糸とは別に絵糸で模様を出すもの、それらを合わせたものがある。
参考:『手織りの実技工房―絣からもじり織まで』
『すぐわかる染め・織りの見分け方』
(2006/3/23記) - はなびらぞめ【花びら染め】
- 赤系や紫系の花に含まれるアントシアンという色素を、酢で取り出して染めること。アントシアンは熱に弱いため、火はなるべく使わない。もしくは低温で行う。したがって堅牢度には欠ける傾向にある。また、高温にできないためウール染めには向かない。一番向くのは低温でも染まりやすい絹。(2007/03/13記)
- はんそうこう【半綜絖】
- 別名、ふるへ。通常の綜絖の穴の部分まで、つまり約半分の長さしかない綜絖。通常の綜絖の穴を通して別の綜絖の経糸を通す。これにより、経糸を絡ませることが可能になる。絡み織りに用いる。
参考:『手織りの実技工房―絣からもじり織まで』
『手織り工房 (ハンドクラフトシリーズ 146)』
(2009/6/13記)(2011/8/4修正) - ばんて【番手】
- 糸の太さを表す単位で恒重式(一定の重さに対して、長さがどのくらいあるかを表す)と恒長式(一定の長さに対して、重さがどのくらいあるかを表す)とがある。
恒重式番手制名 素材 単位 表示法 イギリス式(EC) 綿・絹紡糸 1番手=1ポンド(453.6g)で840ヤード(768.1m) 10/1など、番手/撚糸本数 イギリス式(EC) 麻 1番手=1ポンド(453.6g)で300ヤード(274.3m) 10/1など、番手/撚糸本数 メートル式・フランス式(MC) 毛 1番手=1000gで1000m 2/10など、撚糸本数/番手 共通番手 すべての素材 1番手=1000gで1000m 1/10は、撚糸本数によらず、1gで10m
最近は、毛以外でも、メートル番手で書くことも多いらしい。
恒長式番手制名 素材 単位 表示法 デニール 絹・化学繊維 1デニール=9000mで1g 120D×3など、デニール数×撚糸本数 テックス すべての繊維 1テックス=1000mで1g 20tex×3など、テックス数×撚糸本数
参考:『ハンドウィービング―手織りの実習』
Wikipediaの糸の項
【楽天市場】糸のお話
(2005/10/14記)(2007/10/30修正)(2014/03/09修正) - ばんどうぃーびんぐ【バンドウィービング】
- その名の通り、バンド(紐)を織ること。小さな筬でも作成できるし、専用の織り機も存在する。(普通の織り機でも勿論作れる)
(2006/5/8記) - はんどかーだー【ハンドカーダー】
- カーダーの一つで、手に持って使う。二つで1セット。ゴムの上にくの字に折り曲がった針金が並んでいて、片方のハンドカーダーの針金の上に置いた原毛を、もう一方のハンドカーダーですいていく。
→ハンドカーダーの写真
(2006/3/12記) - はんどすぴんどる【ハンドスピンドル】
- →スピンドル(2006/4/13記)
染めてあるコリデールをスピンドルで紡ぐ
2019-03-24
世界選手権の男子フリーを見ながら綿繰りをしていたら、最終グループより前に終わってしまったので、最終グループの間は何をしようかと思って、ニディノディを持ち出してきました。職場で布教活動用に、スピニングパーティで購入したPeggy&Maggieさんのバッツを持って行ってあるのですが。
たまに自分が昼休みにやるものがないとこれを紡いでいました。で、10月~3月の間にスピンドルいっぱいくらいになっていたので、持ち帰ってあったのでした。これを最終グループを見ながらかせにしようかと!
しかし、6分間練習と、一人目の得点待ちの間にかせにし終えてしまった(笑)。宇野君以降はじっくり見ろということでしょうか…。
こちらがかせにしたものです。

アップで写したもの。

- 紡いだ道具
- ひつじスピンドル
- 紡いだもの
- スピニングパーティで購入したPeggy&Maggieさんの手染めトップ。コリデール。
- 紡いだ量
- 11.35g
- 紡げた長さ
- 67.05m
- 共通番手
- 5.91m/g
- 撚り
- Z撚り
- 紡いだ時期
- 2018/10~2019/3位ではないかと。
毛番手だと1/5.9でしょうか。
- 参考用語
- か行:かせ、コリデール
さ行:スピンドル
た行:トップ
な行:ニディノディ
は行:バッツ、番手
カテゴリ : スピンドルでウールを
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2018年の綿の収穫量
2019-03-23
フィギュアスケートの世界選手権。女子は平日だったので録画してみましたが、男子は休みの日だったのでライブで見ました。そうするとフィギュアスケートはけっこう合間合間が長いんですよねー(録画なら飛ばしてみるのですが)。というわけで何かをやりながら見ます。
ショートの日はカード織りの本をiPhoneで検証して分類していました…。
フリーの今日は何をしようかなーと考えて、「あ、綿繰りをしよう」と思い立ちました。ちょうど今日藍の種蒔きをしたので、頭が園芸モードになってました。まあ、あと一カ月もすれば棉も種蒔き時なのでやっておくのもいいでしょう。
しかし。今回は少量だったので、最終グループより前に綿繰り終わっちゃいました…。

左側の薄茶=かわいこちゃん和綿。2.43g。
右側上の白:和綿。3.37g。
右側下の茶:洋綿。0.71g。
うーん、やはり洋綿はベランダで育てるのは厳しいのかもしれない。今年はもっと大きいプランターで試したいと思います。
そして少量なので、種も少量なのですが、それでも我が家で蒔ききれないほどはありますので、欲しい方はお知らせください。。。
カード織りのこと
2019-03-22
先日、Weavy(Windows版カード織りデザインツール)を見ていて、「矢印の三角がどっちについているかに関わらず、\と/が一本一本の向き(S字かZ字か)を表しているのかなと思った」と書きましたが。誤解のしようがないと褒めたiOS用「カード織りデザイナー」の説明を見ると。
…これものすごくわかりやすいから引用させてください…!

「あ、固定側があっちで、カードのどっちからどっちへ通すかが\か/なのかー」とすごく納得。
カードの表を右にするか左にするか、固定側から通すか人間側から通すか、とかで矢印は変わる!それに振り回されちゃいかん!重要なのは線の向きだ!!図での線の向き=糸の向きだ!
と思ったのですが。Weavyとカード織りデザイナーで、私が持っているカード織りについて載っている本を検証した結果、次の2山に分かれました。

左が糸の方向が線の向き=糸の向きだった本。ちなみにWeavyとカード織りデザイナーもこちらです。
- 手織り大全
- SPINNUTS No.81からの抜粋(違うような気が…したけど違ってなかった。追記参照)
- ハンドウィービング 手織りの実習
- 紐を織る—スカンジナビアの暮しに生きるバンド織りとカード織り
- 糸から布へ
右はそうではなかった本です。
右側の本はどういう意図で\と/になってるんだ??と疑問でしたが。
LAUTANAUHATのある絵を見て「あー」と思いました。この本、フィンランド語なので書いてある文章は全然わからないんですが、図がものすごくわかりやすいんですよ。

見えますかね。7aは、右から左に通していますが、その場合、カード自体が\の向きになるから\って書いてあるんじゃないかなーと…。
まあでも、Weavyもカード織りデザイナーも糸の向きが図の線の向きなので、私は今後それに則ろうかなーと思います。
カード織りのテキスタイル・ストラップづくりやLAUTANAUHATに載っている柄も、ツールでは、斜め線を逆にするだけで、同じように使えますしね!!
そういえば今回検証に使っていて、カード織りデザイナーだと、8種類の回転パターンしか選択できないなーという点をちょっと不便に思いました。Weavyはそこら辺は自由です。
あ、検証のついでに。
Weavyの日本語版とカード織りデザイナーは、カードが四角で、全部まとめてまわす、基本的なカード織り対応ですが。
その他の方法について載っている本もあります。
カードが四角ではない=穴が4つではない。
- 紐を織る
一部のカードだけ回転を変える
- 手織り大全(アルファベットなどが作れます)
ひねり
- SPINNUTS No.81からの抜粋
- LAUTANAUHAT(垂直軸ひねりが載っている気がします…)
- 糸から布へ(説明だけですが、斜線軸ひねりなんていうのまで載っています)
どれもまだやったことがないので、いずれ試してみたいです。(しかしこれらを図案で表し、更にツールにするとしたらどうすればいいんでしょうね…。まずはやって理解しないと…)
(2019/09/25追記)カード織のWSに参加した後、いろいろ見比べていたら。
どうも「左が糸の方向が線の向き=糸の向きだった本。」に分類した「SPINNUTS No.81からの抜粋」は逆なような気がしてきました。
ABCDの書き方が違うから、カード織りデザイナーで検証しただけじゃダメでしたよ…。
他のも間違っているかもしれない…。
(2019/10/16更に追記)SPINUTSに載っているものを織ってみたら。
どうも経糸を通すところの英語⇒日本語が間違えているだけで、ちゃんと、「左が糸の方向が線の向き=糸の向きだった本。」みたいですよ、SPINUTS。ABCDの書き方が違うのも本当ですが。
画像の移転
2019-03-21
ご存じの方も多いかと思いますが、Yahoo!ジオシティーズが「2019年3月31日」をもって閉鎖されます。ここはfc2ですし、ここの前に私が使っていたのも自サイト。関係ないように思えますが…実は関係ありました。
自サイトで織りブログを運用時、実はYahoo!ジオシティーズに別館を作って、アルバム状にしていたのです。
それで、自サイトでも画像はこちらの画像を貼り付けていたのですね。
fc2にはアルバム機能がありますので、織りブログ移転後はわざわざ別館にアルバムは作っていなかったのですが、2015年11月5日以前の画像は全部そっちのを見ていたんですよ、fc2でも。
というわけで画像の移転が必要でした。
まあファイルの移転だけならあっという間なんですけどね…。各記事のIMGタグのsrcを全部書きかえなければいけない…。
というわけで、ここ数カ月ちまちまやっていました。移転時に画像も引っ越して一括置換すればよかったよ…!
(一回ファイルに落として置換する手もないわけじゃないですが、移転の時にもれた部分もあったのでなるべくやりたくなかったのでした)
でもまあほぼ全記事を見直したわけで、おかげさまで、移転時にうまく変換できていなかったところなどの修正もできました!
…実は、旧ブログにリンクを貼っちゃってあるところもついでに直していたのですが。それをやるのはけっこう手間がかかるので、途中から期日が迫る画像のSRC変更を優先しました。締め切りに間に合った…!
リンク先の変更もまだやらなくちゃー…。こっちは差し迫って困ってはいないので、おいおい…。
続けて麻紡ぎ中
2019-03-17
昼休みには相変わらず麻を紡いでいます。とはいっても帽子を直すとかもはさみましたが。
スピンドルにあるとき。

かせにしたあと。

- 紡いだ道具
- 7gスピンドル
- 紡いだもの
- ふとんわた用のラミー(苧麻)のシート
- 紡いだ時期
- 2019/1~2
- 紡いだ量
- 6.00g
- 紡げた長さ
- 64.8m
重さが、1/100gまで測れる秤で、6.00gジャストでした。たまたまですが、なんかすごい!(笑)
共通番手でいうと1/10.8番手位。
麻番手だとー、17.86/1番手かな、と。
Teaさんスピンドルだと11番手強、7gスピンドルだと11番手弱に紡げているようです。
昼休み、その次もまた麻紡いでいるのですが、そのあとは…カード織りに挑戦でもしようかな(笑)。
幸い、固定する棒は会社には沢山ある(笑)。お昼を食べているテーブルの脚ですが。
学生のころ家でやった時、家には結びつけるところがなくて困ったんですよ。
結局ベランダの手すりに結び付けて、窓を開けてやった思い出。
- 参考用語
- か行:共通番手
さ行:スピンドル
は行:番手
ら行:ラミー
カテゴリ : スピンドルでその他を
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カード織りのデザインアプリをWindowsで試してみる
2019-03-10
前回書いた「iOS用のカード織りデザイナーをWindowsでミラーリングしてみる」を試してみ…ようとして挫折しました(笑)。「FonePaw ScreenMo」が、導入できなかったんです(苦笑)。インストーラーが途中でエラーを起こして終わっちゃうんですよ。
というか、入れる前から「待てよ、ミラーリングということは、iPhoneで見える通りに見えるわけで、Windowsで拡大したところで、8列までしか表示されないものが全列見えるようになったりはしないのでは」と疑って、それじゃちょっと嬉しさがないなーと思っていたので、何が何でも入れてやるぜ!という気合が足りませんでした。
そういうわけでミラーリングはやめ。
Weavyの方をダウンロードしてみました。なお、Weavyは機能制限版の日本語版weavy_ja_workshop.zipと、フル機能版の英語版weavy_en.zipがあります。どちらもダウンロードしましたが、日本語版で慣れれば英語版も使えるだろうと、とりあえず日本語・機能限定版を解凍・実行してみました。
readme.txtがあったので読みました。
対象OSはWindows 95/98/Me/NT/2000/XPらしいです。ちょっと古いですね。でもまあWindows8.1や10でも動かないことはないでしょう。
起動方法は"weavy.exe"を実行してください、とありましたが、解凍したファイルの中には、weavy.batがありましたので、こちらを動かすのが好ましいと思われます。(実際、weavy.exeは少なくとも私の環境では動きませんでした。weavy.batだとjavaを指定しているので、問題なく動くのだろうと思います)
(2019/3/17追記。デフォルト設定だと、拡張子は非表示でしたね…。ええと解凍した中にweavyというのが二つあると思うのですが、種類が「アプリケーション」なのがexeファイルで、「Windowsバッチファイル」なのがbatファイルです。他の見分け方としては…サイズが小さい方がbatファイルです)
機能限定版だと、色が5色だけで、スタンダードデザインモードしか使えないそうです。
多色とフリーペインティングモードを使いたい場合は英語フル機能版をご利用くださいとのことです。
これが作られたのは2013年で、「日本語版は準備中です」とありますが、日本語フル機能版も、既に世にあるんですかね…。少なくとも見つけられていませんが。
ともあれ、機能限定版のweavy.batを起動してみました。
ウィンドウが2個立ち上がります。1個裏に隠れたりしているかもしれませんが、表に出してください。

この画像での左が編集用のウィンドウで、右がそれによってどういうデザインになるかを示すウィンドウですね。
manua_ja_workshop.pdfに使い方の説明が載っていますが、まあ説明がなくてもカード織りをやったことがある人なら何となくわかりますね。
とりあえず色を塗ってみます。
(2019/3/17追記。ここだけ若干悩んだんですが、塗って意味があるのはA,B,C,Dの4行だけみたいです。斜めなので行がわかりづらいですけど)
矢印のところも触って向きを変えてみます。
(2019/3/17追記。マウスポインタ―を持って行くと、カーソルが鉛筆形から変わります。変わった時に矢印を触ると、矢印の向きが変わります)
回すのもまえ4回、うしろ4回とか指定してみます。
(2019/3/17追記。ラジオボタンの「まえ」を選んで、その下のテキストボックスに4と入れて「けってい」をクリックすると、デザインの左下辺りに「まえ:4」と出ます。同様にラジオボタンの「うしろ」を選んで、4と入れて「けってい」をクリックすると、「うしろ:4」が追加されます)

編集するとすぐ、デザイン表示画面に反映されるので、わかりやすいです。
あと、そもそもデザインするところも斜めになっているので、雰囲気をつかみやすい気がしますね。ただ、3の列辺りだとどこがAでどこがBだか混乱してきますが(笑)。
そして何故列は0始まりなのかも悩むところですが…。いやプログラマとしては始まりが0なのはわかるんですがー。
それからすごいのは、表みたいなアイコンをクリックしたときです。

どのカードのどの穴にどの色の糸をどの向きで入れるかが出てくる(笑)。
そんなわけでなかなかに面白いです。
あ、「ほぞん」をしないでウィンドウ右上の×をクリックしてソフトウェアの実行を終了させると、全く保存してくれませんので、作ったデザインは確実に「ほぞん」してくださいね。「保存しなくていいですか」と訊いてくれたりはしません。
ところで。カード織りで混乱するのが、糸を入れる向きです。
『紐を織る』では穴の下から上に入れるのを右上に向かう矢印で表現。上から下に入れるのを左上に向かう矢印で表現。
でも穴の下とか上とかってどっちですか(笑)。多分、文字が書いてある方が上かな…。一応写真もあるのですが、この糸、どっちから入れたのかわからないですからね。役に立たないと思うんですが。
しかもですね。糸の入れ方によってどういう仕上がりになるかを説明しているP103の2番の絵、まちがっていませんか?
全部下から上に通した1番が//////////なんだから、
5枚を下から上、残り5枚を上から下に通した2番は/////\\\\\であるべきではないかと思うのですが、
\\\\\/////になってるんですけど…。(追記。あ、回転が逆なら\\\\\/////になるのか…)
そして、『カード織りのテキスタイル・ストラップづくり』では、表から裏へ通すのを右上に向かう矢印で表現。裏から表へ通すのを右下に向かう矢印で表現。
文字が書いてある方がカードの表でしょうから、この説明の方がわかりやすいです。でも『紐を織る』とは違いますね、矢印が。…もしかしてですが。この本は人間側から固定側に通していて、『紐を織る』は固定側から人間側に通している??
いやなんでそう思ったかというと、矢印の三角がどっちについているかに関わらず、\と/が一本一本の向き(S字かZ字か)を表しているのかなと思ったんですね。weavyを見ていて。(追記:weavyの編集画面での一本一本の向き、ですね。出来上がりは回転によって\になったり/になったりする)
で、『手織り大全』のカード織りの記述では、表から裏、つまり文字の印刷されている面から糸を通すのを右上に向かう矢印で表現。裏から表、つまり文字のある面に出すのを左上に向かう矢印で表現。「文字がある面」という記述があるので誤解のしようがないですね。そしてこれは固定側から人間側に通しています。
そしてiOS用「カード織りデザイナー」の「カード織りのやり方」の説明では、織り手から見て左から右へ通す方向(S字)を\で表現。右から左へ通す方向(Z字)を/で表現。と書いてあります。この説明も誤解のしようがないです。そして矢印ではなく斜め線だけで表現。
Windows用Weavyのpdfでは、下から上へ通すのを右上に向かう矢印で表現。上から下へ通すのを右下に向かう矢印で表現。…だから上とか下ってどっちでしょうね…。絵を見ていると絵の上から下と下から上なのかと思えてしまう。そうするとどちらもカードの字のある方から字のない方へ、ってことになるんですよ…。でも多分、カードの字がある方を上と表現しているのだと思います。
…まあなんか、本をひっくり返して比較を始めてしまいましたが、とりあえずweavyは面白いです。というわけでフル機能版も触ってみました。
日本語版と同様に解凍してまずreadme.txtを確認。おお、「Please use this for research and educational purpose only.」だそうです。研究と教育に使ってね、と。…うーむ、今のところある意味研究に使っていますが。実用に使ってはいけないのでしょうか。
と、ともあれ試しにweavy.batを起動してみます。最初にStandard Design ModeかFree-Painting Modeかを訊かれました。Standard Design Modeを選ぶと、色数は多いですが、日本語版と同じようです。日本語版の5色では物足りない場合は英語版のStandard Design Modeを使うといいと思います。
Free-Painting Modeを選んでみます。
えーと、一枚のカードで2色の糸を使えるそうです。つまりAのカードは赤と白、Bのカードは黒と青を使う、みたいに選択できます。
そして個々のマスに1番目の色か2番目の色を入れていくことができるんですが…、マスの形は勝手に変わります。この色にするならS字でしょうとかって判断してるんですかね。そして前回転とか後ろ回転とか指定ができないみたいです。…どうするんでしょうね、これ…。
多分、アルファベットをデザインする、とか用な感じがします。(『手織り大全』に載ってますね、アルファベットをカード織りで織るの)
Free-Painting Modeだと向きを横にもできるので、横にして試しにRをデザインしてみました。

この通りやってみて、Rっぽく織れるかどうか試すしかないんですかね??
ただ、Readme.txtにも書いてありましたが、Free-Painting Modeは、どうも不具合が多くて…色が塗れなくなったりします…。
もし使われるなら「研究用」としてこわごわ使ってください…。
2019/3/17追記(文中にも使い方についてちょっと追記しました)。
カードを何枚まで増やせるか、試しました。プログラム的にはけっこういけそうなのですが(40枚までは確認しました)、編集する画面がスクロールも縮小もできないので、現実的には増やせるカード枚数は「画面に入るだけ」ですね。
すなわち、我が家の、ディスプレイの解像度を「1366×768」にしてあるPCでは23枚が限度でした。どういうデザインになるか表示するウィンドウと並べて使うには18枚が限度。
カード織りのデザインツールがあちらにもこちらにも
2019-03-09
私の「やりたいことリスト」の中には実は「カード織りのデザインツールを作る」というのもあるのですが。カード織りの場合、斜め矢印を書きたいし、斜めに色を塗りたいし、で、Excelマクロでは難しいなあ、何で作ったらいいものかなーと思っていたのです。
そうしたら。
Atelier kisaragiさんの「カード織りのアプリが発売されててビックリ!!」っていう記事を見て、ビックリ!
こちらですね。カード織りデザイナー
iOSデバイス向け。AppleStoreから購入。360円。
iPhoneやiPadで使えます。
iPhoneでのスクリーンショットと、iPadでのスクリーンショットが紹介されていますが、iPadの方が画面が広い分、編集時に広い範囲が見られてよさそうですかね。
というわけでiPadに入れようとしてみましたが。…うちのiPad古すぎてiOSも最新にならない位なので、導入できませんでした(苦笑)。
したがってiPhoneに導入。うんまあ画面は小さいですが、操作性は悪くない感じ?まだちょっと触っただけなので、糸を増やすとどうかとかわかりませんが。
でも、糸の入れる方向を変えるとすぐデザインに反映されるとか、非常に秀逸!
そして、スマホアプリはモバイルで使いたいものだけでいいんじゃない?と思っていたのですが。これとか見てなんか納得しました。要するに最近PCよりスマホなどの方が出回っているデバイスだから、特にモバイルに使わないものでも、スマホアプリとして出るわけですね…。
それはそれとして、私のメインデバイスはWindowsPCなので、Windowsから使えたりしないかな、と検索しました(笑)。
iPhoneやiPadのアプリをWindowsPCで起動するには、
・ミラーリングする
・iOSエミュレータというかシミュレータを使う
という手があるそうです。参考: iPhoneのアプリとゲームをWindowsPCで起動する方法
ミラーリングが何かというと、iPhoneやiPadでツールを開いて、その画面をPC画面に映して使うもの。
この参考URLでは、ミラーリングするには「FonePaw ScreenMo」というツールを使用。有料ですが30日間試用できるので試してみるのもいいかもしれません。もし試される方はご自分の責任でお願いします。
iOSシミュレータは、この参考URLでは「iPadian」を使っています。Windows上にiPadもどきの環境を作るので、iPhoneやiPadを持っていない人でも使えるという利点がありますが。
有料版じゃないとAppStoreからのDLができないらしいし、しかも使えないアプリも多いらしいので、挑戦してみるのはちょっと分が悪い賭けかなという気がします。
しかしどうにかWindowsで使えないものかなと往生際悪く調べていたら。
また別のものを見つけてしまいました。
Weavy: カード織りのためのインタラクティブデザインシステムと制作支援
どうも、芸術科学会に出された論文のようですね。
しかしツールもちゃんとおいてあります。こちらも試してみる方はご自分の責任でお願いします。
まだ試してはいないのですが。Movieの1:14辺りからをご覧ください。なんかすごいですよ!?
あ、でもこのサイトの人、トップページみたら、すっごい面白い手芸系のもの色々出してますね。
「Beady: インタラクティブなビーズデザインと制作支援 」
「3次元モデルからのあみぐるみ生成 」
「Plushie: インタラクティブなぬいぐるみデザインシステム 」
「Pillow: ぬいぐるみ作成のためのインタラクティブな型紙デザイン 」
おもしろーい。
あ、全研究紹介の方も見たら
「Knitty:あみぐるみのための3次元モデリングと製作支援インタフェース」なんていうのも。
ともあれ、カード織りのデザインツール、作らないで済みましたよ。やりたいことリストから一個減らせます!!
(野望は多すぎるので、自力じゃなくても減らしていかないと…。笑)
2020/6/17追記。
Weavyのサイトはgeocitiesだったのでなくなってしまったと思っていましたが、別のところにあるのを発見したのでリンクを貼りなおしました。
そしてフリーペインティングモードのやり方がいまいちわからないや!と思っていましたが、論文に書いてありますね、どうも。