つぼみ編みの帽子を直す
2019-02-21
7年前に母に編んだつぼみ編みの帽子。最近母はよくかぶっていたのですが、よくずり落ちて目まで隠れてしまうのです。私がかぶるとそんなことはないんだけどなあ…。で、母が「ここまでほどいて、そこでぎゅっとしぼって」とか言い出しました。
いやいや単純にほどいて絞ったら、一番上にもっのすごく穴があくでしょう!
というわけで、職場で昼休み。
編み物が得意な友人に相談して、模様編みのギリギリまでほどいてそこから減らし目をしました。

…ものすごく様子の違う帽子になりました…。
実は元々頭頂部は絞り切れず直径1cm位の穴があいていたのですが、友人が「一個おきに二周して絞る方法があるよ」と教えてくれました。帰宅後編み物の本を探したところ、そのやり方が載っていたので、その通りに絞ってみたところ、

ほとんど頭頂部に穴があいていない!!
しかしぎゅっと絞ったからか、とってもフリルの様になっています。その分丈が短くなっています。今度はちょっと小さいかも…。
…もしかして、編み図のままのサイズでもぎゅっと絞ったらもうちょっと小さくなったのでは…と思いました。ですが、これでいいと母が言うので、この丈の長さで完成です。
尚、ほどいた分毛糸が余ったので、お湯につけて再生しました。元々余っていた分と合わせて30g位あります。何かになるかなあ…。
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母のケープ
2019-02-17
2017年6月に、自分のコートを作ろうと思って日暮里に行ったのですが。概ね想像通り、夏は暑くてコート用の生地など触る気にもなりませんでした。
その後なんだかんだ忙しくて着手しないまま、急な必要にかられて黒の真冬用コートを12月に買ってしまったのでした…。
どうするよ、この布地。場所も取るのに…。と思っていたところ、本に母によさそうなケープがあったので作るか!と思いたちました。
出来上がりはこちら。斜めから。はっ皺が。

ほぼ正面から。

見た本はこちらです。
9、11、13号のサイズ展開は載っていますが、母は7号、下手したら5号なので、サイズは調整しました。まあケープなのでそんなにたくさん変える必要はありませんでしたが。
しかし大変だったのは…生地。厚すぎてチャコペーパーが使えない…。切りじつけをしました…。洋裁教室では切りじつけをしていましたが、家ではチャコペーパーで楽をしていたので、初めてかも。家で切りじつけ。厚いから切りじつけも大変…。
それで一回仮縫いをして、サイズが大丈夫そうなことを確認。ミシンをかけました。
…色々と間違えましたが。誤魔化しきった…と思います。本に、よくよく見ると書いてはあったんですけどねえ…。作っている時は気が付かなかったor意味が分かりませんでした…。
本では一番上がボタンであとホックなのですが、ボタンだと母が自分ではかけられないのでマグネットボタンにしました。
あと、ホックはつけていません。いやだって母、マグネットボタンも要らないようなことを言ってた位で。でもずり落ちそうだから一応一番上だけマグネットボタン。
ところでこの布、ゴミが沢山つきます…。それはよろしくないですが、大変暖かいので、余った布で巻きスカートというか腰巻でも作ろうかなーと思っています。母が家の中でよくL字ストールを腰に巻いているので…。
そして母はケープを見たら、お揃いの帽子が欲しいと言っていますが。ケープとお揃いの帽子か…どんな帽子がいいのだろう…。
またまた拾ってヤノフ村
2019-02-09
日曜日に、咲きおりで「拾いまくってヤノフ村の二重織りをする」という無謀なことをしたのですが。まあ一応、やりながら殴り書きでメモはちょびっとしていたんですよ。
で、「もうやらないとは思うけど、一応メモをちゃんと書き直しておくか」と思ったら。
殴り書きを見ても全然わからない(笑)。まだ一週間経ってないのに(笑)。
もう織ったものは咲きおりから外してあったんですが…
うーん、やってみないとわからない…と、また咲きおりに戻しました(笑)。ずぼらにも経糸始末をしていなかったのでできること(苦笑)。良い子は真似をしないでください。

そして織っていくうちに。前回は最後の方なんてとにかく組織図を見ながら経糸が上に来るところを拾いまくっていたのですが。
「あれ、これをこうして、、、棒をもう一本入れたら…おお、できた」
と、何段目かで気が付きました。
それで、せっかくなので図の横に打ち、それを見ながら織ってみました。

当然上の方が今回織ったやつなのですが、なんだか身が引き締まったなあ…。

しかし、今回のも「しまった経糸が浮いている」などの間違いがあります…。
で、でもまあ、やり方はわかりましたよ、多分。
そしてA4にびっちり位メモったんだから、万が一この先またやる気になったとしても、思い出せるでしょう、多分…。
織物用組織図マクロ Ver.3.7.1
2019-02-06
このたび、織物用組織図マクロを、オープンソースソフトウェアとしてライセンスを明らか(Mozilla Public License 2.0)にして、GitHubに登録しました。https://github.com/riko122/WeavingMacro
それにあたり、Excelファイル内のURLの記述の変更、ライセンスの記述の追加を行って、V3.7.1としました。つまり機能は変更ありません。
今後は、GitHubからのDLをお願い致します。これまでの記事でのDL先の記述もおいおい変更していきます。
- 「Clone or download」をクリック
- 「Download ZIP」をクリック
で、zipファイルがダウンロードできます。解凍するとbinディレクトリ内にいつものweaving_macro.xlsが入っています。ファイル名はweaving_macro3.xlsから変更しました。
開発用のファイル(ライセンスなど)も一緒に入っているので、見慣れないかもしれませんが、ただ使用する分には今までと変わりありません。
マクロの改変を行うなどの場合は、ライセンスをご確認ください。
まあものすごく簡単に言うと「改変して配布するなら、同じライセンスにして公開してね」って感じです。
LibreOffice版の方はまだ移動していませんので、今までのところからDLしてください。
こちらもおいおい移動します。多分、別のブランチにすると思います。
…いや、前からライセンスをちゃんと決めておいた方がいいな。それにはGitHubとかで公開した方がいいな、と思っていたんですけどね。この手のツールで改変したいって人もあまりいないだろうとのんびり構えていたのですね。ライセンスをどれにしようか考えるのが面倒くさかったり、何よりGitHubがよくわからなくて…。
…この度「改変してます、そのうち配布したい」というような話があり、おおおお、と急いで登録しました。おかげさまでGitHubのことがちょっとわかりました。今後の仕事に役立つと思います、多分。
カテゴリ : Excel版組織図・配色図
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拾いまくってヤノフ村
2019-02-04
先日、「拾えば咲きおりでもできるでしょ」ってヤノフ村の本を買っていた人がいた、という話を聞きました。その時に「えー、拾えば何でもできるにしても、あの本の図案だと、どこを拾ったらいいのかわからないのでは…」と思いました。
が。
当時もう、違う図案でヤノフ村の二重織りを織っていたので、自分の図案でだったら、拾えるかしら??と思ってしまいました。
そういうわけで試してみました。
イノシシの図案から「9」だけを抜き出しました。

これを先日作ったマクロでえいっと組織図に変換。ものが咲きおりなので、どっちでもいいのですが、レバー式用の組織図で作ってます。

経糸を張って。
むー、ここがこうだからこうしてこれを拾って…と格闘することしばらく。

多少間違いもありそうですが、一応織れているのでは…。

いやでも根性が足りないので、私はこれ以上大きなものはやらないでしょう…。
二重織りは4枚綜絖以上の織機でやります(苦笑)。
タータン展
2019-02-03
東京農工大学科学博物館の後、一人三鷹で下車してタータン展に行ってきました。三鷹市美術ギャラリーで2/17まで開催。三鷹駅から近くていいですね。エスカレータでのぼると、4階から5階へは階段必須なので、足に不安がある方は最初からエレベータで行くことをお勧めします。
三鷹市美術ギャラリーのHPに案内があります。割引入場券がありますので、これから行く人は印刷していくといいですよ。私も印刷していって本来800円のところ640円で入場しました。
この展示は三鷹の前は神戸でやっていたのですが、この後4/13~5/26は岩手県立美術館、9/21~11/4は久留米市美術館、12/14~2020年の3/1は新潟県立万代島美術館でやるそうなので、お近くの方はそちらをチェックしてくださいね。
会場のフロアにつくと、まずこのようなディスプレイが迎えてくれます。全部布地です。

そのお隣にソファがあるのですが、どこかから投影しているらしく、タータン柄が何秒かで切り替わっていました。色々な柄が楽しめていいアイディアですね。


ここまでは撮影可能。中は撮影禁止です。
しょっぱなっから「タータンはチェックではない!?」という文章があって、度肝を抜いてくれます(笑)。
「タータンチェック」が和製英語なのは知っていたけど、そもそもチェックじゃないんかい!?です(笑)。
チェックというと「日本人は格子柄全般と捉えるのに対して、英語圏での<チェック check>にはふたつの意味がある。ひとつは<2色の小さな正方形で構成された格子柄で、それらの正方形はすべて同じ大きさのもの>を指す。ふたつ目はこれから述べる『正当なタータン』ではないものを指す。」だそうです。
文章は会場で購入した以下の本からの引用です。会場での説明文と同じだと思います。
一つ目の定義だと、ギンガムチェックとかシェパードチェックがチェックってことですかね。
二つ目の定義の方が広義ですが、それにしてもそういうことなら、「check」を「格子」と訳してはいけなかったのではないか…とも思いますが、そんな例はいくらもありますね。似たようなものはどうしたって置き換えるでしょうし…。(そもそも日本だと格子は縞のうちに入りますし…)
展示内容は、タータンの歴史や、タータンの種類、タータンが現代ファッションでどのように使われているか、日本人とタータンとのかかわり。あと、風刺画がけっこう展示されていました。あの風刺画とタータンのかかわりはちょっとわからなかったな…。いや、タータン着ている絵もありましたがそれ以外も沢山あったので。
色々紹介されていたタータンの中では、個人的には、メイプル・リーフタータンと南極タータンと北極タータンが目につきました。セットの情報(糸の色と本数の組み合わせ)も合わせて書いておいてくれたら、再現できたんですけど…(^^;。
説明付きの展示以外も、パーティション的に使われているものもタータンだったりして、楽しい場所でした。
会場外ではDVDも流れていまして、それぞれ3分半で、織るところと、デザインの仕方、だったかな。
あと、グッズやチェック関係の書籍の販売もされていました。
私が購入したのはこちら。右下のはチケットですが、あとは本とチャームとマスキングテープ。

チャームは何種類かありましたが、マステは一種類しかなかったのが寂しい。色々なタータンのマステがあったら楽しいのに。まあ1種類しかなかったので1種類しか買わずに済みましたが(笑)。
ともあれタータン好きな方には十分楽しめる展示だと思います。
第37回東京農工大学科学博物館友の会 サークル作品展 ほか
2019-02-03
タリフさんのブログで、東京でもタータン展をやると知ってから、行きたいなーと思ってはいたのですが、三鷹は我が家からだと若干遠出ですので、「ほかにも合わせて行けるところないかなー」と思っていました。そうしたら、つい先日箕輪先生のブログで第37回東京農工大学科学博物館友の会 サークル作品展があると知ったので、「おお、中央線沿線。まとめて行こう!どうせなら吉祥寺のユザワヤも覗いてみよう!」と、中央線の旅をするつもりになりました。
東京農工大の方は2/2~2/9、タータン展の方は~2/17。じゃあ、2/2か2/9かなー。2/2にするか。と思っていたところ、箕輪先生も東京農工大の方に2/2に行くつもりだということだったので、東京農工大の方はご一緒させていただきました。
東京農工大は東小金井駅から…一応チラシの地図を見ながら行ったのですが、多少道はわかりづらかったですね。ただ、迷っても着きます(笑)。この地図の方がお店の固有名詞がちゃんと書いてある分わかりやすいかもしれません。
第37回東京農工大学科学博物館友の会 サークル作品展の内容はこちら。
絹サークル、手つむぎサークル、藍染サークル、型絵染めサークル、織物サークル、レースサークル、組みひもサークル、ひも結びサークル、つるかごサークル、わら工芸サークルがあるそうです。それぞれ1学年4人ずつで4年週一回(なんか育てていたりすると毎日の場合も)通うそうです。段々に上の学年の人が下の学年の人を教える、のかな?4年生は「マネージャー」と言われる立場になるようです。
全サークルがっつり見ましたが、人の顔が映っていない写真はこれだけなのでこれを載せておきます。手つむぎサークルの展示です。どのサークルもかなり盛況でした。手つむぎサークルは、大学で飼っている羊の毛刈りもやるそうですよ!大学では現在2頭を飼っていて、1頭はお手本で先生が刈るのでもう1頭をみんなではさみでちょきちょきやるとか。

あと、藍染サークルは藍、わら工芸はわらを育てていたり、つるかごサークルはつるを取りに大学の演習林まで行ったりするそうです。いや大変。
組紐とか、ボビンレースとか、、ほかにもいくつか、体験コーナーもありました。箕輪先生はいくつか体験。私は動画撮影(笑)。
藍染めや絹や織物が面白かったのは当然なのですが、個人的に意外なことにつるかごサークルが面白かったです!
ところで、サークル展と同時に、「繭から糸を繰る~技術の変遷と未来~」という展示もやっていました。詳細はこちら。3/30までです。
こちらでも箕輪先生は体験。私は動画撮影(笑)。
それと常設展もありまして。確か2Fの奥の部屋だと思いますが、織り関係の道具が展示されていました!これがまた面白い。

これは八丁撚糸機だと思いましたが。でかい。そしてこんなにでかいのに和の風情がある(笑)。

こちらは籠打台(平籠打台)です。手前で織りながら竹ヒゴを織りこんで、織り上がったあとにヒゴを抜き取るそうです。

こちらは緯糸を入れる部分のアップ。
「え?これどこで竹ヒゴ入れてるの?」「抜くと何の効果があるの??」と箕輪先生と悩みました。多少ゆったりしたものになるだろうとは思うんですけどね…。「…やってみたらどんな効果があるかわかりますかね…」と言いましたが、果たしてやる日が来るかどうか…。あ、これは男物の羽織紐などを織るのに使われたそうです。

あとこちら。足踏み編み機。編み機ですよ。織り機じゃないんですよ!何がどう動いて、どういうものができるのでしょう…。

あと、まじまじと見てしまったこれ。ガラスケースの中に入っています。模型なんです。織機の!うっわ、かわいい、これ欲しい~!となりました(笑)。ちなみにこれは、東京都立繊維工業試験場(現・東京都立産業技術研究所)の元研究員の方が明治時代の手織り機を製図に従って15/100の縮尺で製作したものだそうです。
あ、箕輪先生のブログが既に更新されている。そちらの方が写真も多くて、サークル展の内容など詳しいです。
そして長くなったのでタータン展についてはまた別途…。
最後の二個…はダメかな?
2019-02-02
あと二個くらい収穫できそうと書いたのですが。
この程度開いたっきり全く進展がないので「これはダメだろう」と回収してみました。
一応、無理やり広げて綿繰りはしてみるつもりですが、どうかなあ…。