宮廷文化・今昔物語
2018-01-13
TwitterやFacebookでは「牛車が!」と騒いだりしていたのですが、写真も撮ったのでブログでも書いておきます(笑)。東京国際フォーラムは私の通勤経路なのですが、一月出社時、カラフルなものが展示されていました。新春特別企画で、「宮廷文化・今昔物語」だそうです。1/2~1/15 10:00~20;00(最終日は17:00まで) 東京国際フォーラム ロビーギャラリー。入場無料。
奈良時代から明治以降までの衣装の変遷とか、草木染めで染めた糸とかかさね色目の紹介とか、なかなか興味深い項目が多かったのですが、最初に見てびっくりしたのは実物大牛車です。牛車ってこんなに大きかったんだー。
出社時はまだ時間外だったので、囲われた外から見るだけでしたが、幸い10:00から20:00の開催なので、帰りに近づいてみることができました。…この日は携帯電話を忘れてきたので写真を撮れなかったのですが、翌日の帰りと翌々日の朝と帰りに写真を撮りました。
展示内容は次のとおり。
- 1. 『源氏物語』六條院1/4寝殿
- 「源氏が35歳の8月に落成した邸宅・六條院を舞台とした『六條院行幸』の場面を1/4サイズの寝殿模型で具現します」だそうです。撮った写真が全然行幸らしい場面じゃないですね。
- 2. 寝殿造 吹抜屋台
- 平安・鎌倉時代に描かれた絵画に見られる技法の一つが吹抜屋台、だそうです。天井を描かないで室内を描写したもの、と言われると、なるほどそういう構図の絵を見た覚えがあるかも、と思います。で、それを模型にしたこれは、つまり天井がなくて室内を覗けるようになっています。
側面から撮った写真を載せたため、天井があるかないかわからなくなってしまいましたが(笑)。わざわざこの写真にしたのは、この室内がかさね色目の説明でもあったからです。
六條院1/4寝殿がこの「寝殿造 吹抜屋台」でもあったんじゃないかと思います。少なくとも同じ台の上に載っていた。 - 3. 国宝源氏物語絵巻 立体具現
- 『源氏物語絵巻』「柏木 一」の場面を等身大サイズで具現化したものとのこと。実物大です。そんなにわさわさ几帳とかあったんだー、と実感できる出来上がりでした。
- 4. 実物大牛車
- 夜撮影したのは暗かったので、朝撮った写真を載せます。単体だとサイズがよくわからないですが、車輪の直径が私の身長よりちょっとあるかな、という感じだったので165cm位でしょうか。
牛車って後ろから乗って前から降りるものだったんですね。エレベーターでそういうのありますよね…。 - 5. 王朝料理 行幸の饗宴 ―平安時代のご馳走―
- 牛車の後ろにあったのですが。あんまり興味がなくて写真を撮っていません…。
「『類聚雑要抄指図巻』から、保延3年(1137)9月、崇徳天皇が仁和寺法金剛院御所に行幸して競馬を御覧になった時の酒肴と御膳の献立を紹介」してあったそうです。 - 6. 大正御即位式模型
- 「大正天皇の即位式が行われた京都御所の紫宸殿及び南庭、さらに諸調度や参列する人々を再現した」とのこと。
- 7. 平安の色彩 染料とかさね色目
- 染料とそれで染めた糸が展示してありました。あとそれで染めた衣装。ちょっとピンクがかって写ってしまいました。草木染であんなに色々な色を出してかさね色目とかやってたんだからすごいですよねえ。
- 8. 等身大宮廷装束
- 即位式の装束や宮中の儀式の際の装束が4点展示してあった、と思います(写真が4枚あるから)。写真は黄丹御袍というもの。
- 9. 十二単の変遷
- こちらも等身大。十二単の変遷と言いながら、奈良時代の衣装から始まっていました。最後は明治以降に使われているもの。写真はあえて奈良時代の衣装。全部撮影しましたけどね!9種類かな。
- 10. 十二単・時代衣装体験
- そんなこともやっていたようです。私が通りがかる時間帯にはやっていませんでしたが。
- 11. 展示解説と十二単着装実演
- 1/2, 1/3にやっていたそうです。見たかったわー。ちょっと残念。
- 12. 旛
- 6. 大正御即位式模型で人の後ろに並んでいるのが旛。これが天井から吊り下がっていたのですが、何しろガラス棟(ロビーギャラリー)の天井は高い!大きさがあまり実感できませんでした(苦笑)。
そんなわけで、通勤途中で思わぬ拾いものをした感じでした。一週間楽しみました!(月曜日も通りますが帰る時間帯にはもう片付けてると思われます…)
あ、説明文は「」でくくってあるところは、 http://j-cf.jp/2018/gallery/ からの引用です。
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頑張るかわいこちゃんの子孫
2018-01-10
今年に入ってからも、じわじわと綿が収穫できています。もう薄茶綿ばっかりのようです。
うちの和綿の薄茶は、

このかわいこちゃんの子孫です。
去年も薄茶綿が一番収穫できたんですが、今年もかなあ。頑張っています、かわいこちゃんの子孫。
ネクタイ裂き織りマチありポーチ
2018-01-09
伯父の形見のネクタイで織った生地。青っぽい方はほぼ使い切りましたが、赤っぽい方がまだあります。そういうわけで、ポーチを作りました。なお今回もタグは最初に縫っておきました。
またフラットポーチを作るつもりだったのですが、けっこう布地があったのと、ちょうど作っている時に姉が来て「ちょっとマチがあるといい」と言われたので、マチをつけました。でも何しろタグはつけちゃってあったので、タグがどうにか見えるぐらいに、とマチの量を決めた結果、ちょっと少ないマチに…。

結局タグもちょっと折れちゃってるので、あきらめてタグをつけ直すべきだったかもしれません。
ファスナー側はこんな風になっています。この写真ではわからないかな。実は、裏地を付けた時に、黒糸が白いファスナーのところになっちゃったりしていて、あらあらまあまあ、という出来なのです。

マチの量といいタグの場所といい、裏地の付け方といい、アバウトすぎる感じですが、まあ使えないことはないのでよし。(そんなのばっかりだなあ…)
カテゴリ : 裂き織りバッグ用生地
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ネクタイ裂き織りペンケース
2018-01-08
伯父の形見のネクタイで織った生地、青っぽい方はさすがにこれで終わりです。手持ちのファスナーの都合で、横長のものを作りました。横長なら、ペンケースかなとマチをつけました。

あ、今回は前もってタグをミシンで縫っておきました。このへんかなーとアバウトに縫っておいたので、ちょっと微妙な位置かも…。
でもってファスナーもけっこうアバウトにつけたので、結果的に、左右のマチの大きさが違う…。

こう映すとよくわからないかな。最初の写真の方がわかるかもしれない。タグがない方(上の写真の方)が高さがあるような出来上がりになっています。

ま、まあ使えないことはないでしょう。
中はまた防水布で裏地を付けてあります。一応。
しかし、ポーチ類って作り方を見ると、裏地がないものが多いのですね。裂き織り生地だとやはり裏地を付けたいので、てきとーに付けています。これなんかだいぶてきとー。いや、まつり縫いをするならどうとでもなるのですが…まつり縫いなるべくしたくないんです…。
カテゴリ : 裂き織りバッグ用生地
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織物用組織図マクロ Ver.3.7
2018-01-07
V3.6と機能的には変わりありませんが次の変更を行いました。・実行時エラーが出てしまうような操作をした場合に、何が悪いかがわかるよう警告メッセージを出すようにしました。
・ブログのURLが昔のままだったので、新しくしました。
https://github.com/riko122/WeavingMacro
Ver.3.7にしたら、うまくいかなくなった!などということがありましたら、ご報告下さいm(_ _)m。
Ver.3.2.1、Ver.3.3、Ver.3.4、Ver.3.5、Ver.3.6の記事からもVer.3.7がDLできます。
【注意事項】
動作確認・ウィルスチェックはしていますが、ダウンロード・解凍及び使用は各自の責任で行って下さい。
このマクロの著作権は作者に帰属します。マクロの利用は自由に行っていただいて構いませんが、出版物に載せるなどの場合はご一報ください。
なお、個人が生成した図を画像にしてサイトに載せる場合はご連絡くださらなくてけっこうです。ただし、本に載っていたものから完全意匠図を作成した場合、マクロではなく、その本の著作権に抵触しないか、十分お気を付けください。
また、このマクロを使用して損害が発生してもマクロ作成者は一切の責任を負いません。
【使用方法】
- 1.初期化
- 踏み木本数と、踏むと綜絖が上がるか下がるかと、綜絖枚数と、タイアップ部分をどの位置にするかと、図の幅・図の高さを入力して[初期化]ボタンをクリックして、マス目を作ります。
- 2.準備
- 以下の図のように、綜絖とタイアップと踏み木を黒くします。
- 3.組織図
- [組織図]ボタンをクリックすると
こんな風に、どんな組織になるかが表示されます。 - 4.配色図
- 以下の図のように、色を指定して、
[配色図]ボタンをクリックすると
こんな風に、どんな配色になるのかが表示されます。
尚、簡単なテストはしていますが、実際に使ってみると不具合が生じるかもしれません。その際はご連絡下さい。
可能な範囲で修正したいと思います。
【Ver.3.7 動作確認済の環境】
- Windows 8.1 + Excel 2013
- Windows 10 + Excel 2000
- Windows 10 + Excel 2010
- Windows 10 + Excel2013
- Windows 10 + Excel 2016
※ Excel 2007以降でしたら(それ以前の人はいまやいないかもしれませんが…)、拡張子はxlsmで保存した方が、次から面倒じゃないかもしれません。
※ 他の環境でも動いたら、動作実績ありとして追加しますので、ご一報いただけると有難いです。なお、我が家にはWindows 8.1 + Excel 2013しかありませんので、「○○で動作確認してもらえないか」という要望には応えられません。
【FAQ】
- マクロを実行できない
- Excelのマクロが無効になっています。有効にしてください。
最近だと、ファイルを開いたときに、マクロを有効するかどうかのメッセージバーが出ることが多いように思うので、そこで有効にすれば使えると思います。
そうできない場合は…「Excel マクロ 有効」などでネット検索するとやり方が出てくると思います。
【残っている野望】
- 隙間を空けて緯糸を入れた場合の組織図・配色図に対応する。…配色図は白糸を入れた場合と判別つかないという問題があるんですがね…。厳密に「塗りつぶしなし」と「白」を区別することになるでしょうか。
- 1クリックで色塗りを可能にする(今、セルの背景色をいちいち変更しないといけないので。コピー&ペーストできるとはいえちょっと面倒かなあと思いまして)
- ろくろ式⇔天秤式の踏み方図変換機能をつける
- 組織図から、綜絖の通し方・踏み木の踏み方を出せるようにする
- 参考用語
- さ行:綜絖、組織図
- た行:経糸、天秤式
- は行:踏み木
- や行:緯糸
- ら行:ろくろ式
- た行:経糸、天秤式
2018/1/7 18:00 Windows 10 + Excel 2016での動作報告をいただきましたので、動作環境に追記しました。
2018/1/8 18:50 Windows 10 + Excel 2010での動作報告をいただきましたので、動作環境に追記しました。
2018/8/3 23:51 Windows 10 + Excel 2000での動作報告をいただきましたので、動作環境に追記しました。
2018/9/16 23.:57 Windows 10 + Excel 2013での動作報告をいただきましたので、動作環境に追記しました。
2019/2/7 zipファイルの置き場をGitHubにしたので、リンク先を修正しました。
カテゴリ : Excel版組織図・配色図
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ネクタイ裂き織りフラットポーチ
2018-01-07
伯父の形見のネクタイで織った生地、形にしてしまおう!というわけで、ネクタイ裂き織りショルダーバッグに引き続き、縫い物をしました。ネクタイ裂き織り通勤バッグの残り生地での作成になるので、あまり大きなものは作れません。結局フラットポーチにしました。
出来上がりはこんな感じ。

少々アップにするとこんな感じ。ちなみにネクタイ裂き織りショルダーバッグの時は、ネームタグを付け忘れて、あとで内側のマグネットボタンの隣にこっそりと手縫いでつけました。このフラットポーチの時も付け忘れたので、このネームタグも手縫いで付いています。何故二度連続で同じ間違いをするかなあ。

ファスナーはこんな感じで付いています。手持ちのファスナーを使いましたが、まあ色は悪くないかな、と。

写真を撮りませんでしたが、内側はショルダーバッグと同じ防水布で裏地を付けてあります。
意外に手持ちの本だと、ポーチは裏地を付けていないものが多かったのですが、裂き織り生地だから裏地は付けたい。まつり縫いすればどうとでもなるけど、できればまつり縫いはしたくない(苦手なのです)。というわけで、てきとーにつけましたが、まあどうにかなったようです。
カテゴリ : 裂き織りバッグ用生地
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ネクタイ裂き織り通勤バッグの補修再び
2018-01-04
7月の補修したネクタイ裂き織り通勤バッグ。やはりどうしても同じところがすれるのですね。補修で当てた布がほつれてきました。前回ほどひどくないのですが。
おそらく四方をロックかけただけだと、緯糸が抜けてきちゃうんですね…。
というわけで、当て布の四方をちゃんと折って縫って、それをまつり縫いでとめ付けました。折った分、布が小さくなったので、二枚あてています。この写真でわかるでしょうか…。

これでまたしばらく使えるかな!
しかし当て布を折って縫い付けた分、そこが出っ張っているので、よりすれてしまうのではないかという一抹の不安もあります…。
2018年初手仕事 ネクタイ裂き織りショルダーバッグ
2018-01-03
二日には○○初めをするものでしょう!学生時代はずっと、二日には書き初めをしていました。まあ小学校中学校時代は冬休みの宿題でもありましたしね…。というわけで今年は二日には手仕事初め。犬を織るかなと思ったのですが。母の強力なリクエストもあり、2015年に他界した伯父のネクタイで2016年に織った生地でのバッグ作りとなりました。伯母(伯父の奥さん)にプレゼントする予定です。
片面はこんな感じ。

アップにするとこう。

反対面は大差ありませんがこんな感じ。

アップにするとこう。

持ち手は確か数年前にホビーショーで買ったような気がする金具付きのショルダー紐。これをとめるためDカンをサイドにつけています。つけるのに使ったタブは裏地に使ったのと同じ防水布で作りました。

内側はこんな風に見返し部分にマグネットボタンをつけています。裏地は前述通り防水布。

伯母もけっこう高齢なので、両手があくよう、斜め掛けできるショルダーバッグ。そして中から物を出すのが面倒じゃないよう、マグネットボタンです。
参考にしたのはこちらの本。
![]() | バッグ作りの基礎ノート―バッグくらいは作ってみたい しかのるーむ by G-Tools |
バッグサイズはこの本のショルダーバッグ4を参考にしていますが、布の向きを変えたりしたので、バケツ型2の作り方も参考にしました。
作り始めれば二日(集中してやれば一日)なのですが、布が織れてから1年3か月も置いたままにしてしまいました。あとハギレで何か作りたいのですが、それはいつになるでしょう。。。いや伯母に早く渡せるよう、ほかのもさっさと作らなくては…。
カテゴリ : 裂き織りバッグ用生地
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