何故かコートの分解
2017-05-27
染めとか織り準備とか縫いとか。週末になったらやろうと思っていたことは色々あるのですが。何故かコートの分解作業を始めてしまいました。
いや、去年まで着ていた、とてもお気に入りの温かいコートがあったのですが。
さすがに長く着すぎて、ウールの毛がなくなってきているから、もう着るのやめれば、と母に言われたのです。
そして裏地もかなりボロボロになっていたので、、、今年はそのコートよりもっと昔(笑)に買ったトレンチコートを着て過ごしました。
…いや、今年はトレンチコートはまあまあ流行っていたような気が…。
で、温かいコートの方は裂き織りしてマットにしよう!と思ってとってありました。
しかし来年(というか今年の冬か)はトレンチコートが流行っているかわからないし、定番コートはやっぱり欲しいなー。と思っていたら「縫えば?」という悪魔のささやきが…。(悪魔の名は「母」と言います)
まあ「織って縫えば?」じゃなかっただけマシですかね…。
で、手持ちの洋裁雑誌を見てみたら、それなりにコートのパターンはありました。どうにかなるかな…。
でも一応、お気に入りのコートも分解して型紙にしてみるかな…。と思って分解を始めてしまったのでした。
ところで分解を始めたら「それ、どうするの? 一回り小さく、私のコート作れない?」とか母が言いだしました。
おいおい、毛がなくなってきているからやめろと言ったのは貴方でしょう!却下です却下!
しかし分解すると、、、さすがプロ。丁寧な仕事ぶりがよくわかります。肩パットが手作りでしたし。縫い代の始末もすんごい丁寧。
というわけで冬に向けてコートを分解し始めてしまったのですが。今度の冬に着るためには、今から作っても間に合わない気がするのですね。私のトロさでは。…結局コートを購入している、に一票。
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昼休みにカーネーション染めのポロワスを紡ぐ
2017-05-14
4月から週に二回は自社でお昼を食べています。そのため、昼休みの紡ぎ生活が復活しました。ウメオで買った石スピンドルで、カーネーションで染めたポロワスを紡ぎました。

紡げていますが。スピンドルのこまが上にあるタイプは、こま部分を越えてフックに引っ掛けて紡ぐじゃないですか。どうもこの石のこまは、良く滑ってひっかかるところがないので、フックに引っ掛けると糸になった部分がずるずる出てきちゃいます。ぐるぐる巻くとか色々試しましたが、あまり芳しくありません。
で、双糸にするのは家で、豆楓スピンドルでやりました。快適快適。
ちなみに、前回で味をしめたので、アンデスの撚り合わせでスピンドルから外しましたが。途中で眠気に負けてわけがわからなくなりました…。眠い時は玉巻き器の方がいいですね。というか、眠い時は作業をしないで寝よう>自分。
ま、まあ起きてからまた手に巻き付けて、手首に寝る前のと寝て起きた後のと二つかけて双糸にしました。

- 紡いだ道具
- 単糸:ウメオで買った石スピンドル
双糸:豆楓スピンドル - 紡いだもの
- カーネーションで染めたポロワス
- 紡いだ量
- 11.0g
- 紡げた長さ
- 35.25m
- 撚り
- 単糸はZ撚り。双糸でS撚り
- 紡いだ時期
- 単糸:2017/4~5月
双糸:5/12
- 参考用語
- さ行:スピンドル、双糸
た行:玉巻き器、単糸
は行:番手、ポロワス
や行:撚り
カテゴリ : スピンドルでウールを
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棉の発芽
2017-05-14
金曜日の朝、ベランダの鉢植えに水やりをしていたら、和棉の茶が発芽していることに気が付きました。写真は土曜日の朝。一日でけっこう育っています。我が家、大抵のものは発芽、標準より遅く、棉も10日から2週間くらいかかったりするのですが…今年は早かったですね。一週間未満。
土曜日の朝には、和棉の白も発芽していました。ちょびっと。

洋棉の茶はまだです。無事発芽してくれるといいのですが…。まあ、和棉は早く出ましたが、毎年「今年はダメなのかしら…」と思った頃に発芽するので、気長に待ちましょう。
ちなみに「もう発芽しないかも」と思ったら無事育った、2年前に蒔いたパセリ。気が付いたらにょーんと一本伸びていました。花が咲くかな…。母が「種がとれる!」と喜んでいます。

一度病魔におかされて、この鉢のパセリはほとんどダメになったのですが。これ一本だけ生き延びたんです。しかもこんなに元気という、優秀な子なので、種を残してくれると嬉しいですが…。
ネパールのリュック初使用&機草用カレンダー
2017-05-13
金曜日、みんぱくで一目ぼれして買ったネパールの折り畳みリュックで会社に行きました。細身に見えたのですがけっこうもの入りました。

…とはいえさすがにカレンダーは入りませんでした(笑)。背後に写っているのは機草にするカレンダーです。
社で同期に会ったら「久しぶりだねえ!カレンダーとってあるよ!」と言われたのです。去年と同じパターンだなあ…。
「一年でどれくらい使うの?」と言われたのですが、使うとなくなるわけじゃないので、使う数だけ必要なわけではないですけどね…。しかも一年に1枚か2枚しか使ってないですけどね(爆)。だ、だって、咲きおりで織ってる方が多いし!
さて、去年のカレンダーはちょっと小さいのですが、小さいのと、それより前の大きいのとをくれました。合わせて25枚。
…毎年前年のをくれるならわかるんですけど、くれるカレンダーの年がバラバラなのは何故なんでしょう…。剥がし忘れがあったりするのでしょうか…。
というわけでまた機草持ちになってしまいました。大物を織るしか?
いただいた桜染め原毛を双糸にする 2
2017-05-10
いただいた桜染め原毛の残りのローラッグをJoyで紡いだものについては、それなりに量があったので、玉にしてからJoyで双糸にしました。
ああなんかダメなところに巻き付いてるのがこの写真だと見えちゃうぞ!(苦笑)
- 紡いだ道具
- Joy 回転比は6:1。
- 紡いだもの
- kisaragiさんにいただいた桜染め原毛
- 紡いだ量
- 45g
- 紡げた長さ
- 121.9m
- 撚り
- 単糸はZ撚り。双糸でS撚り
- 紡いだ時期
- 双糸にしたのは5/7
- 参考用語
- さ行:スピンドル、双糸
た行:玉、単糸
は行:番手
や行:撚り
ら行:ローラッグ
いただいた桜染め原毛を双糸にする
2017-05-09
桜染め原毛を電動紡ぎ機とJoyで紡いだものを、それぞれアンデスの撚り合わせで左手首に巻いてからスピンドルで双糸にしました。
左側が電動紡ぎ機で紡いだものを双糸にしたもの。
- 紡いだ道具
- Teaさん製7gスピンドル
- 紡いだもの
- kisaragiさんにいただいた桜染め原毛
- 紡いだ量
- 1.42g
- 紡げた長さ
- 4.9m
- 撚り
- 単糸はZ撚り。双糸でS撚り
- 紡いだ時期
- 双糸にしたのは5/7
右側がJoyで紡いだものを双糸にしたもの。
- 紡いだ道具
- ひつじやさんスピンドル
- 紡いだもの
- kisaragiさんにいただいた桜染め原毛
- 紡いだ量
- 3.13g
- 紡げた長さ
- 9.1m
- 撚り
- 単糸はZ撚り。双糸でS撚り
- 紡いだ時期
- 双糸にしたのは5/7
共通番手で2.91、毛番手で2/5.81でしょうか。
ポワポワした可愛い糸になりました。蒸して撚り止めしましたが、桜染めはいい匂いがしますねー。
- 参考用語
- さ行:スピンドル、双糸
た行:単糸
は行:番手
や行:撚り
カテゴリ : スピンドルでウールを
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2017年の棉の種蒔き
2017-05-08
ゴールデンウィークといえば、棉の種蒔きどきです。遊びまわってしまったので、作業が遅れましたが、5/6、ようやくプランターや鉢の土の整理をして、育苗ポットに棉の種を蒔きました。雀が砂浴びをしてしまうので、用意したプランターや鉢は二段重ねにしたり、育苗ポットを入れた鉢皿を置いたり、カバーをかけたり、すのこを置いたりして、土の面がなるべく見えないようにしています…。

で、種は和綿の白と薄茶、洋綿の茶でこの程度蒔きました。さて、今年はどの程度育ってくれるでしょうか。

桜染め原毛を電動紡ぎ機とJoyで紡ぐ
2017-05-07
前回の記事のとおり、大阪でAtelier kisaragiさんを訪問しました。その辺り、記事にしてくださっています。通常の持ち物でも、この位は織ったものが入っています(笑)。なお、魚柄の絣シャツは、丸山染織さんの生地です。で、kisaragiさんでは電動紡ぎ機を体験させていただき…ちょっとしか紡げなかったのは前の記事のとおりです…。でも用意してくださったローラッグを持ち帰らせてくださったので、残りを早速家で紡ぎました!Joy回転比6:1で。

右側は電動紡ぎ機で紡がせていただいたもの。6mしか紡げていませんよ…。1.23gなので共通番手4.9位?
左側は、電動紡ぎ機で紡いで…そのまま引き抜けちゃった部分などを、ローラッグの残りの部分と共にJoyで再度糸にしたもの。3.13gで、18m位。共通番手で5.75番手位。
残りのローラッグをJoy回転比6:1で紡ぎました。

かせにしてみたところ、終わりの方はそれなりの糸になっていました。
身に沁みついていない…とBaruさんの講習会の時に取ったノートを持ち出して見ながら紡いだのがよかったでしょうか。後ろ引きロングドロウで紡ぎました。
ちなみに、身に沁みついていないと思った最初の辺りは、かせにする時にさんざん抜けました。撚りが甘すぎ。

45gで241.5m。共通番手で5.37番手。途中、すっごく細いところもあるのですが、平均するとそんなものです。
全体通して…大体5番手前後ですかねえ。
「つなぐ かざる みせる ビーズ」とAtelier kisaragiさん訪問
2017-05-05
五月四日は朝からみんぱくのビーズ展に行きました。元々、みんぱくのビーズ展面白そうだなー。ほかに関西で行きたいものがあれば合わせて行くのに…と思っていたところに、ゴールデンウィークに丹波のきぬ展があると知ったので、この時期に両方まとめて行くことにしたのでした。
タカラガイなんて、そんなビーズに適した形とも思えないのに、何故ビーズにしたかな?と思ったのですが。連ねて縫い付けて鎧とかにしたりもしたんですね!ビーズ、飾りだけでなく、そういう実用的な使い方もあったのですね。
あとだちょうの卵殻からビーズを作る工程のビデオも印象深かったです。つなぐ糸は野生動物の腱だそうで。い、色々なところに糸ってありますね…。
しかし基本的には編む・刺繍するなのかな、織りはないのかな…と思ったら、最後に織り作品がありました。ビーズ織りってけっこう新しい分野なのでしょうか。日本に入ってきたのは1960年代、と書いてあったような。織ると意外なしなやかさで面白いんですけどね(むかーし、小さいものを織ったことがあります)。
でも一番印象に残ったのは、ワイヤーアンドビーズアートかも。廃材のワイヤーを使うワイヤーアートにビーズを取り入れたものだそうですが、シマウマとかカバとか自転車とか、大きくて精巧ですごかったんですよ、作品が。
ビーズ展は写真禁止ですが、体験コーナーでは触ったり写真撮影したりできました。こちら子どもにまじってつなぐ体験をしてきたもの。無料で、お持ち帰りOKでした。5~10分とありましたが、さすがに大人なので1分程度でつなぎました…。

紫のはプラスチックビーズですが、下が貝で、上のは数珠玉。数珠玉ってこんなにかたい感じのものなんですね。そりゃあ、ビーズにもしたくなるわ、と思いました。
さて、そのあとせっかく来たので本館へ。興味があるところだけさくさく見て回りました。本館は写真OKだったので、興味を持ったものは写真を撮りました。その一部。
リネンを育てるところから布にするまでの展示。ヨーロッパゾーンだったかと。

これは、アルパカとか出てきたからアメリカ(南中北アメリカ)ゾーンかな?真ん中につられているのはハンモック。

一番左の織り機はこれです。

さらにアップにした織り地がこれ。

あと、こちらは織機の隣のベルト織り。

あとアジアゾーンにチャルカもありました。

あとこれはどこだったかな…。でっかい織り機がありました。

うーん、どの地域のものかわからなくては、資料になりませんな…。ともあれ、ビーズ展以外でも、興味があるものけっこういろいろありました。さすが民族学博物館。織り関係はつきものですよね。
さてみんぱくでの戦利品はこちら。真ん中は本館と別館のパンフ。右側はビーズ展のカタログとせっかくなので買ったビーズ展のキーホルダー。その隣に体験でやったものも置いてあります。

左側のは、本館のギャラリーショップで一目ぼれしたものです。ネパールの折り畳みリュックなんです。開くとこうなります。

ファスナーが背中側についていて、セキュリティ上もよさそう。それに、織り地がばっちり見えるのがまたいいです。

これで、2500円(税抜)。買いだわ!…と思って速攻購入。何色かあったのですが、夏の使用に向けて、色合いが涼しそうなやつを選びました。
四日はそのあと、Atelier kisaragiさんにお邪魔致しました。電動紡ぎ機を体験できるように用意しておいてくださったのですが。
なんか全然紡げず…。最後になって「はっ、引き込みがすっごく強かった!」とわかったのですが…。もう時間がそんなになく紡いだのはこの程度。

用意しておいてくださったバッツは、持ち帰りにしてくださいました。く、家のJoyで再挑戦だ!ところでこの状態で持っていたら、うちの母「あら可愛いわね」と言いました。…クマに見えたそうです…。

電動紡ぎ機体験の後、きさらぎさんにご飯に連れて行ってもらって、もうお一方加わって三人で色々な話題に花を咲かせながら食事を堪能。
きさらぎさんには夜行バス乗り場まで案内していただきました。大変お世話になりました!
そしてきさらぎさんにも(前日のSさんとのやりとりから)「会員じゃ、なかったんですね…」と言われてしまった私でした…。
丹波のきぬ展
2017-05-05
はーるばる来たぜ、丹波へー。…いや、字数が合いませんがそういう気持ちでした。丹波のきぬ展目当てで丹波に向かったのですが、家から15時間の旅でしたので。まあ夜行バス+電車だからです。新幹線を使えばそこまでかかりませんが、新幹線では始発で行っても…着くのは午後になったんじゃないかな…。
そして夜行バス+電車でも、バスが予定通りにつけば14時間で着くはずでした。夜行バスが若干遅れて、狙っていた電車に乗れなかったのです。
そんなわけで、二日の夜に夜行バスに乗って大阪へ。そこから阪急+JRで丹波のきぬ展の最寄り駅、黒井駅に向かいました。なお、SUICAなどのICカードが使用できるのは篠山口までなので、皆さま電車で行く際は、切符を買った方がいいですよ…。
いやあ…乗った電車の中で「使えません」ってアナウンスが入っててですね。そんなこと今言われてもICカードで乗っちゃった人は困るだろう、、と思ったので念のため書いておきます。(実際黒井駅でICカードで精算しようとして「使えないんですよ、現金精算なんですよ」と言われている人がいました)
ちなみに私は宝塚でICカードで改札の中に入った後、篠山口までしか使えませんという表示を発見。駅員さんにキャンセルしてもらって、切符を買い直しました…。
丹波のきぬ展の会場は兵庫県丹波市春日。春日局の出身地だそうです。へー。
最寄り駅の黒井に着いたあと、駅からは車で迎えに来ていただきました。こちら会場入り口。立派な古民家です。

三日四日はカフェも開催していたので、着いてまずお昼をいただきました。お腹が空いていたのです…。お庭でいただきましたが緑が多くて大きい木があって大変いい感じでした。

展示内容は…
第一部:絹織物ができるまで、としてお蚕様もいるし、座繰りから機織りまでの一通りの道具などの展示もありました。座繰りと機織りは体験もありました。座繰りは体験させてもらいました。初座繰り。体験では繭八個で糸にしました。あ、あとお蚕様を手の上に載せてもらいました。ひんやりしていました。
第二部:作品展示では、着物、反物、帯のほか、ショールや小物なども。あと草木染めの染料と、それらで染めたショールが飾ってあるコーナーもありました。
第三部:素材と道具として、いろいろな織りの材料と道具。スピンドルもありました。七日までは齊藤機料店さん協賛とのことです。
丹波のきぬ展自体は、5/8までの開催です。
かなり盛況で、次から次へとお客様がいらしていたので、ほかのお客様が色々と質問なさっているのに混ざり込んで道具や素材や織り地についての話を聞いたりとかしてました。皆さん、織をされているとか、そうでなくても着物をよく着る方とかだったみたいで、質問内容がディープでした。。。
こちらが体験で作った糸です。木枠ごと持ち帰らせてくださいます。中にライトを入れると、透けて灯りがこぼれていい感じですよとのこと。

体験では基本は左手で回すところだけなのかな。。私は、右手で繭を投げ入れて追加するのもやらせてもらったのですが。これがなかなか…元の糸と絡まってくれない…。投げ入れたりする間も左手を止めちゃいけないし…なかなかうまくいきませんでした。結局最後ようやく、二個ほど繭を絡ませるのに成功したので、そこまでとしました…。
いやあ難しいけど、ほんと、細くてきれいな糸ですねえ。お蚕様は偉大だ…。
三日は大阪に宿をとっていたので、また黒井駅まで送っていただいて、電車で大阪に戻りました。
夜は手染めと糸のワークショップのSさんがご飯に連れて行ってくれました。
「染織はこの先どういう方向に進むつもりなの?」と訊かれましたが、面白そうなものに色々手を出しているだけで、特にビジョンはないんですよね…。
「でも、最近楽習フォーラムの手織りの講座受けようかなと考え始めていますが」と言ったら「えっ!受けてなかったの!?じゃあ指織りだけ?え、それも持ってない…。え、じゃあ草木染めだけ?え、それも持ってないの?会員じゃなかったの!?」と言われました。
ふふ、会員じゃないの?と言われたのは、先月のB先生に続き二度目ですね…。
そして、今からやるなら裂き織りからがいいわよ、とか通信講座よりできれば習いに行った方がいいわよ、とか色々ご助言いただきました。