児島・倉敷・岡山、デニムや帆布などの旅
2016-05-31
白い道さんの作られるものが好きで、以前から「実物をまとめて見たいなあ」と思っていました。で、「おひさまアートバザール」には毎年出店されているようなので、「よし、岡山・倉敷観光に行くなら、おひバザの時期にしよう!」と思っていました。そうしたら、おひバザは2016年がラストだという…。
そりゃあもう、今年行くしかないじゃあないですか。
というわけで、5/29のおひバザに合わせ、5/28,29で岡山県に行ってきました。
出発は27日の夜ですが…。高速バスで行きました。この辺りの話は、織り関係じゃないブログに書きました。
土曜日は、同行者と別れて、まず児島へ。児島はジーンズの街…とあって、駅の中は自動販売機もエレベーターもコインロッカーも、あらゆるところがジーンズ柄でした。写真はコインロッカー。

街に一歩出れば、ジーンズバスも走っているし、タクシーもジーンズラッピング。写真はタクシー。

あと、ジーンズストリートの道路も、ジーンズ色、、のような気がします。

ほら、左側は青いですよね?
児島では、やっていて入りやすそうなお店を次々と入ってきました。買った…ところもありますが、概ね、見て訊いた、かな…(笑)。嫌な客ですね!
最初に入った、9時から営業しているDania Japanさんでは、鮫形のバッグがありまして、しげしげと見ました。デニムの鮫のほか、畳のヘリの鮫のバッグもありました。倉敷がジーンズと帆布の産地なのは知っていましたが、畳のヘリのシェアと真田紐のシェアも高い、ということはこのお店で知りました。「児島唐琴地区は、日本で有数の畳縁の生産地」だそうです。真田紐については大阪落城後に真田の残党が児島に移り住んで作り続けたとかで、児島の繊維業の始まり、なんだそうです。へー。
これは児島に来た記念になるね!と思って、畳縁とジーンズ、真田紐を使って作ってある鮫バッグを購入しました(笑)。
それから桃太郎ジーンズ児島味野本店では、ジーンズを手織りするために組み立てた織り機がありました。手織りで織れるよう、織り機を特別に作ったとか。布がかかっていたので、あまりよくは見えませんでしたが…。大きかった。
あと、、、どこかのお店では、柔らかくするために糸から特別に作っているというから、特別とは撚りを弱くするとかかと訊いてみたりしました。
それから、8号帆布にこだわっている、という帆布のバッグのお店も見ましたね。
角にあった、国産の藍にこだわっているというお店では、ジーンズの紐を買いました。持ち手によさそうだったので。
それから、Seventh Sense Folkloreさんでは、背中部分が二重になっているシャツをしげしげと眺めました。中の布の柄が透けて見えるんですが、外のシャツ地が白なんだけど、太さが違う糸を使ったチェックなので、ところによって透け方が違うんですよ。面白いと思いました。しげしげと見ていたら、試着を勧められたのですが…ユニセックスだということなのですが、Lでも肩幅が小さく、XLでちょうどいい(ただし、腕は長すぎる…)って…。やはり、「肩幅が尋常でなく広い」な…。
ところで、倉敷に行くなら児島にも行こうと思ったきっかけは、『裂き織り大全』なんですが。児島も倉敷市内ね、位しか思っていなかったので、今回の旅の直前まで、倉敷駅からちょろっとで行けるつもりでいました…。せいぜい、ちょっとバスに乗る位かと。
電車だと、岡山駅から、倉敷駅と児島駅は方向が違うんですね!確かに倉敷⇔児島はバスで移動できますが、1時間位かかるという…。旅の直前に移動手段とか調べていて知ってびっくりしました…。
というわけで、昼にバスで児島から倉敷駅に移動しました。大原美術館前でバスを降りて、日曜日のおひさまアートバザールの開催予定をチェックしました。…土曜日も朝からぽつぽつ雨が降っていたのですが。日曜日はますます降水確率が高いということで、中止が決定していました…。がっくり。
だったら、日曜日もまた(同行者と)倉敷に来るなー、と思って、土曜日は織り関係をメインに回りました。
倉敷民芸館では織り機や、織ってあるもの、刺し子作品などをしげしげと見ました。現在の企画展が「東西のやきもの スリップとイッチン」だったので、織ったものは少な目展示だったかもしれません。
でもギリシア赤白浮織布だというこれとか、

絣染めものとか、ネクタイとか、、興味深く見ました。この写真の布は縁飾りがまたすごいですよねえ。レース編みでしょうか。
あと、倉敷本染手織研究所で作られたものなのでしょうか、敷物とか、ノッティングの座布団とかが使われていました。

つい、この厚みに指をつっこんで、指の埋もれ具合を確認してしまいました!

ちなみに、ノッティングの座布団は、大原美術館でも使われていたと思います。倉紡記念館でもだったかな…。
で、あとは倉紡記念館だなーと思って、アイビースクエアを歩いていたら、アイビー学館で「倉敷いぐさ祭り」をやっていて立ち寄りました。いぐさを織る手織り機が置いてあって、お店の人に訊いたら撮影OKとのことだったので、撮りました!

竪機のリジットヘドルですかね?リジットヘドルが分厚くて重そうで、これでごんっと打ち込むのかなーと想像しました。

ところでこちらではいぐさもののほか、畳のヘリを使った商品が色々販売されていました。すごく気に入ったベルトがあったのですが…、ジーンズにするにはよさそうだけど、赤くて派手なので、仕事にはちょっとしていけないなーと断念。しかし同じ柄の畳のヘリの端切れがあったので購入しました(笑)。もっと地味な畳のヘリの端切れも買いました!
さてそして倉紡記念館。入ってすぐに、織り関係の道具がありました。
18世紀のポルトガルの紡ぎ機とか、

日本の糸紡ぎ機とか、

織り機とか。

前述しましたが、ここもベンチの上に倉敷ノッティングと思しきものがのってました。

あと、驚いたことに、芭蕉布がありました。何故ここに!?と思ったら、平良敏子さんは、戦時中沖縄から動員されて倉紡で勤めていたそうです。で、戦後沖縄で芭蕉布を織り続けた平良敏子さんがこれらを倉紡記念館に寄付した、とか。

倉紡記念館、いいですよ。入館料250円だし(笑)。
日曜日は岡山城・後楽園を回った後、再度同行者と共に倉敷へ。主に大原美術館を回りました。この辺の話は、織り関係じゃないブログで。
「児島虎次郎記念館」がアイビースクエアの中なので、またいぐさ祭りに行きました(笑)。
いぐさ祭りだからなのか、普段もあるのかわかりませんが、いぐさを使ったグッズを色々売っていたわけですが、その中に「いぐさ100%」って書いてあるものがありまして…。
「え、経糸もいぐさ?…じゃないよね??」と思ったので、機械式の織り機(手織機のほかに、機械式のも展示されていました。以前は店頭で動かしていたそうですが、近頃は動かしに来てくれない、というようなことをおっしゃっていました)のところにいたスタッフさんに、「この経糸はなにですか?」と訊いてみました。
…ご存じではなかったようですが、触ってみて「綿…だと思います」と答えてくださいました。
帰宅後検索してみたのですが、
http://w-wallet.com/page369.html
http://www.tatami-hagihara.com/order/more/
この辺りによると、綿一本、綿二本、麻一本、綿麻一本ずつの二本、麻二本、、、のいずれかみたいですね。
そして倉敷駅前から空港行のバスに乗るため、商店街をつっきっていたら、店頭で売っていた木枠に目が留まってしまいました。6本足の木枠は我が家にあるのとは違いますが木枠…。二個買っちゃいました。
最終的に買ってきたものはこちら。

白いバッグの上に載っているのが、鮫なバッグです。買ったらこの白いバッグに入れてくれたのです。こんな立派なバッグに。なんかバッグを三つ買った気分です(笑)。
鮫の隣が、デニムの持ち手。その手前がmt。倉敷はマステ発祥の地でもありますからね!
その右隣が倉敷民芸館で買ったポチ袋。その上が畳縁2種。その上が木枠2個です。
なーんだ、けっこう、買い物、自制が効いてましたね…。いや、ジーンズ生地や帆布生地も売っていたのですが、「ここから持ち帰るのはどうよ!?」と買うのやめましたしね!
まあ、色々と布物を見て、堪能した旅でした。
…おひさまアートバザールが中止になったのは残念でしたが…(^^;。
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布団カバーをキッチンマットに
2016-05-22
一月に台所のリフォームをしました。その結果茶色基調になったので、「あー、前使ってたあの布団カバーでマット作ったら合いそう」と思いました。その布団カバーとはこんなやつです。裏は全部茶色。
『生活実用シリーズ 簡単手づくり 裂き織り小物』に、「シーツのような大きな布があるときは大きな織り物に挑戦してみるとよいでしょう」って書いてあったのですが、忠実に守って「大きなものを織るぞ!」とシーツの類を大事にとってある私でした(笑)。

布団カバーなだけにちょうど表と裏で二枚ありますし、お昼寝マットと同じ織り方・weft enhanced plain weaveにすることにしました。あれ、踏み心地いいですしねえ。
で、なるべく、布団カバーと同じ印象にしたかったので、緯糸が裂いた布幅の半分の幅になると仮定して、往復で元の柄ね!というわけで、「織りたい幅の倍+α」で布団カバーを切って、緯糸を用意しました。
『すぐ使いたい裂織りバッグ』には「元々の柄を生かすために、きものの幅(=元の布と同じ幅)で織り」という記述がありますが。「え、緯糸は余裕を持って入れるものだから、同じ幅だとずれちゃうんじゃない??」と思っていたんですよ。それで「+α」したわけです。
…結論から言うと、裂き布を切った時にちょっとのびたりするせいか、「織りたい幅の倍+α」だと往復織ってちょっと余ります。
というわけで、本に書いてあった通り、「元の布と同じ幅に経糸をはる」位でよさそうです…。(今度検証してみます)
そして「織りたい長さが2m以上なんだから、この調子で緯糸を用意すると途中で足りなくなるわ…」と気が付いたこともあり、途中からは布団カバーの幅を全部使って、緯糸にしました。
出来上がりがこちら。印象は…布団カバー時代の印象を残して…いるかな?

ちょっとアップで。

布団カバーは2cm幅で切ったのですが、一色の幅が2cmないところもありましたので、しましまのところなどは、やはり元の布団カバーと同じ、とはいきませんね。
でもまあ努力のあとは見られる、という気がします…。
あと、織ってみたら、お昼寝マットよりちょっと厚みが少ない気がします。シーツじゃなくて掛け布団カバーだったこともあり、元々の布が薄いかもしれません。でも二重なので踏み心地はやはりそれなりにいいです。お昼寝するわけじゃないですから、厚みはこの程度でも問題ありません。
それからお昼寝マットの時も思ったのですが、これ、『The Big Book of Weaving』の表紙と同じ織り方の筈なんですが。表紙の方はほとんど経糸が見えてないのに、私が織ったのはばっちり経糸が見えます。打ち込みの差でしょうか。アジャカは我が家にある織り機では一番打ち込める織り機のはずなのですが…。
うーん、天秤式の織り機で織ったら違うのでしょうか。…いや、欲しいとか思ってませんから。部屋に置けないこともないな、とか考えたり…ちょっとしましたけど(笑)。
- 仕上がり予定サイズ
- 240cm×46cm
- 経糸総本数
- 124本(2本取りにするので実際248本)
- 整経長
- 340cm
- 通し幅
- 50cm
- 筬目
- 5目/cmの筬を使用。一羽おきに入れたので経糸密度は2.5/cm。
- 使用した糸
- 経糸 たこ糸8号
緯糸 掛け布団カバー - 組織
- 二重織り
- 使用織り機
- アジャカ4枚綜絖織り機
- 綜絖枚数
- 4枚
- 作成期間
- 2016/04/~2016/05
- 織り上がりサイズ
- 235cm×47cm(平織りを含まず) ※追記 洗ったら縮みました。208×42cm。わあびっくり。
前回だいぶ縮んだので、経糸は随分余裕を持って用意しました。普段70cmのところ100cmみましたからね。
そのかいあって、織り始めと織り終わりの、緯糸をタコ糸にしての平織り分を入れると、ほぼ予定通りの長さ240cmだったのですが。
台所に敷いてみたら、30cm位短かったんですよね…。台所のサイズを間違えて記録していた、、、のでしょうか…。
- 参考用語
- あ行:筬、筬目
さ行:整経長、綜絖
た行:経糸、通し幅
や行:緯糸
(2016/5/26 ちょこっと書き換えました)
ジーンズその他を染める
2016-05-16
母から汚れちゃった白ジーンズと、色あせてきたブルージーンズ(ストレッチ素材)を染めるよう頼まれていました。
最初は藍染めをしようかと思ったのですが。200g位染められる程しか手持ちの染料がありませんでした。
いくら母のジーンズが小さいとはいえ1本400gはあります。
そういうわけで化学染料を購入してきました。
使ったのは「みやこ染めのECO染料 コールダイオール/F」のネイビーブルーというやつです。教室で染めをやった時にこのシリーズの染料を買ってくるよう言われたので、化学染めだとついこれを買ってしまいます。もっとも教室でやった時はコールダイホットでした。今回はコールダイオール。
ホットじゃなくオールだからか、説明書が前より分かりやすかったです。今だとホットでもわかりやすいのかしら…。
コールダイオールは1本で布が約250g染まります。染め液量は7.5L。
母のジーンズは450g弱でしたが、ちょっとだけ残してもしょうがないので、2本入れました。
但し、うちの鍋は14リットルしか入らないんですよねー。12リットル位で染めました。
濃度はかなり濃いですね…。
これ以上大きい器で染めようと思ったら…洗濯機ですかね。コールダイオールは、そんなに熱くしないでいいので、洗濯機でもいけます。実際説明書の注意書きにも洗濯機で染める場合の注意書きが載っています。50度以上にしちゃいけないそうです。
かき混ぜながら染めたりするのにも洗濯機は楽でいいですよね。今度挑戦してみようかな…。
なお、今回もソーピングとかは洗濯機で済ませました。
さて。ジーンズは2本あるので本当は4本買うべきだったのですが…うっかり2本しか買ってませんでした。
糸染めしようと思って買った黒が2本あったので、ブラックジーンズにするのでもいいか、と思ったのですが。
ブルージーンズは下地がブルーなので残液でも大丈夫かなと思って、白を染めた後残液でブルージーンズを染めました。ダメならまた買って来て重ね染めすればいいですしね!
濡らして、脱水して、染めて、ソーピングして、ミカノールで色止めして、脱水した結果。
こちらは白ジーンズ。濃度濃い目の染料で染めたし、ちゃんと染まってます。鍋は小さかったけど、まあまだらでもない。

残液で染めたブルージンズがこちら。内側があまり染まっていませんが、こちらはストレッチ素材で、ポリエステルが25%位入っている生地なんですね。裏地には緯糸が多く出てるので、緯糸がポリエステルなのかな、と思いました。

ところで、その残々液もまだまだいけそうだったので…、こんなものを染めました。

父がタクシーの運転手をしていた時のユニフォームのシャツです。同じシャツが何枚もあるのは裂き織りするのにいいのですが、全部白では織るのにつまらないので「どう染まってもいいし!まだらでもなんでも!」と思って残々液に4枚突っ込みました。
結果、綺麗に染まってしまい…。「これ、十分また着られるわ」という出来に…。
ま、まあ、リサイクルよりリユースの方がよりよいですよね!
とはいえ、一枚は衿のところがほつれていて、一枚は染めがまだらだったので、二枚は裂き織り用に回しました。
そしてほとんどワイシャツを着ることがない父に二枚戻してもな、ということで、一枚は父に戻しましたが、残り一枚は私のシャツになることになりました。いや着てみたら大して大きくなかったので…。
そして、草木染めで汚れた台を拭いてうっかり染料がけっこうついてしまった台布巾も、この際だからとシャツと一緒に残々液に放り込みました。

ものすごく青くなって台布巾っぽくないわー…。
2016年の棉の発芽
システムコードにしました2
2016-05-14
「そのうち、踏み木をつるすところとかもシステムコードにしよう」とか言ってたのは、昨晩の23:30。それから一時間としないうちに、踏み木もいそいそとシステムコードにしていました。真夜中に。いや、踏み木も揃ってなさがすごかったので…。

システムコードの付け方については箕輪先生の2015年2月27日のブログ記事と2015年3月21日の記事が詳しいので、参考にしつつ、踏み木の高さを揃えました。

元に比べれば大分揃っているのではないかと。なお我が家のろくろ式は踏み木4本綜絖4枚なので、1:1のタイアップです。
ところで綜絖枠とシステムコードをつなげる部分ですが、元々の金具を使っています。で、普通は片方はシステムコードの穴に通して止めるにしても、もう片一方はストレートペグで止めるんじゃないかと思いますが。
なんか頑張ったらもう片一方も穴に通せたので、ストレートペグ使わずに済みました…。

さて、一度寝て起きてから「うーん、あとここだけだし、ここもシステムコードに変えるかあ」と思って、土曜日日中、上段ろくろのところの紐もシステムコードに変えました。だってやっぱり、ここもけっこう紐がくたびれていましたしね。

取り替えてこうなりました。下段ろくろの時は、元のと同じくらいの長さ!と思って切ってしまったのですが、今回は「せっかく微調整ができるシステムコードにしたんだし…」と1穴分余裕を見て切りました。

そして吊るした状態がこんなです。

紐が真っ白になって、まるで織り機自体も新品のよう…。
システムコードにしました
2016-05-13
稲垣機料株式会社さんで、これを買いました。
システムコードとアンカーペグとストレートペグ。

実は我が家のろくろ式4枚綜絖織機アジャカの、綜絖をつるしている糸がここ数年ぶちぶち切れてまして…。8本糸があるわけですが、今や5本が取り替えた糸です。写真に写っているのは、どうも全部取り替えた糸かな。
最初の1,2本はまだよかったんですが、どうも近頃は綜絖枠が平衡じゃないんですよ…。
で、以前に、「織りおりの、一布で」さんの記事に「システムコードにしたら?」と箕輪先生がコメントをつけておられていたのを覚えていたので、「よし、うちもシステムコードにしてみるか!」と注文してみた次第です。

こちら、元々の糸が生き残っていた分。変色していてこれも切れるのは時間の問題っぽいですね。

このように二本の糸をからげたところにネジを入れて止めてあります。
糸と大体同じ長さでシステムコードを切って。糸の端はチャッカマンであぶって。それからこのように止めてみました。

おかげさまで長さは揃いました。平衡状態もまあまあ…。
今のところアンカーペグもストレートペグも使わずにすんじゃってます。そのうち、踏み木をつるすところとかもシステムコードにしようと思うので、その時に使う見込みです。
糸始末リキッドで経糸のかぐや姫ストールの糸始末やり直し
2016-05-07
「合太シルクの伸縮(?)ストール」で、「経糸がほどけてほどけて…」と書いたかぐや姫のストールの経糸はこんな感じでした。
根元で巻き結びをしてあるのですが、一本一本が編んであるような糸なもので、ほどけてきちゃうんです。
それで一本一本結び目を作ったりもしたのですが、それでもほどけちゃうやつはほどけちゃって…。
で、糸始末リキッドで始末をやり直すことにしました。
下から2cm位を切り落として、先に糸始末リキッドをつけます。
合太シルクの伸縮(?)ストールの時は、経糸一本ずつに一滴ずつ垂らしたら、下から2cm位かたくなりました。
というか、糸の太さのせいか、垂らすとちょうどよく一本の糸に吸い込まれていったんですよ。
そんなには固めなくていいな、と思ったのと、かぐや姫<細>は合太シルク程太くなかったので、何本かに一滴ずつ垂らすようにしたら…指に沢山リキッドがつきました。肌につくと洗ってもとれないんですよねえ。パックをはがすようにぺらっと剥がせますが。
で、やり直したのがこちら。

まあもうだいぶ上の方までほどけてきちゃっているやつは、どうにもしようがないので先にリキッド垂らしてくっつけただけで、真ん中あたりはほどけています。
これでほどけずまとまってくれるといいのですが…。
あ、今回は糸の先1cm位が固くなっています。合太シルクの伸縮(?)ストールの2cmよりは大分いいかと。
ところで、合太シルクの伸縮(?)ストールは、あとでよくよく見たら6か所織り間違えがあったので、直そうとしたのですが。からみ織りだと、後から正しいところに入れて、元の糸を切る、とかすると…緩いだけに抜けそうですね。
そんなわけで、糸始末リキッドに味をしめたので、切った後糸始末リキッドを垂らしてみたのですが。
そこだけ糸がピンピンしちゃって、よくありませんでした(苦笑)。
使うところを考えないとダメですね。しかしからみ織りとかの緩い織物の経糸や緯糸を後から直した場合、糸はどうしたらいいでしょうね…。重ねる部分を多めにしておく、、、かな…。
棉の種蒔き
2016-05-06
今年はゴールデンウィーク前からぼちぼちベランダのプランターなどの用意をしていました。そして5/5に種を蒔きました。
プランターの上に載っているポットに種を蒔いています。ポットがプランターの上に載っているのは…雀の砂浴び対策です。土の広い面が出ていると砂浴びされちゃうんですよ…!奥のプランターに載っているのが洋綿の茶、ほかは和綿の薄茶です。

こちらの鉢の上は和綿の白。一番奥は先日植え替えたベンジャミン。

こちらも和綿の白です。左端はパセリ。右奥はダメかと思ったら緑の葉っぱが出てきたベンジャミン。

今年も何とか芽が出てくれて育ってくれるといいのですが。
なお、今年は蒔く前にどう考えても蒔ききれない種を、欲しいと言ってくださった方にわんさと送りました。
しかし、蒔き終えた今、まだ余っています。もし綿を育ててみたいという方がいましたら5月中にご連絡ください。
6月になると大分蒔き時を外すので、、、6月になっちゃったら廃棄します。
合太シルクの伸縮(?)ストール
2016-05-05
ゴールデンウィーク、山梨の家には行かない予定だったのですが、急に出掛けることになったので、、、「向こうで、余暇にやるもの!何にしよう!?」
と悩みました。
…出掛けるとなると、作るものを選抜しなくてはいけないので、行くかどうかは早めに決めてほしいものです…。
で、ウールものはちょっともう暑いな、と思ったので、合太シルクの伸縮ストールキットにしました。箕輪先生のところのキットです。購入したのはいつですかね…。かなり前。いまや、オンラインショップにもなさそうです…。…調べたら2011年の1月でした。
このキットは、からみ織りで、一個ずつ絡めてもいいけど、かんたん糸綜絖を使うといいですよ、というキットです。
で、かんたん糸綜絖と糸綜絖は、以前にセミナーで教わってもいますし、昔一度糸綜絖を使って織ってもいるので何とかなるだろうと始めました。
…で、ここで昔織ったものにリンクをはるため調べたら、昔織ったレノレースのマフラーは糸綜絖と言っても全然違う織り方してました。あー…そりゃあ「おかしい前と違う…」と思うわけです。
何が前と違うかというと、糸綜絖で持ち上げて織るのは問題ないのですが、平織りがほとんど開口しませんでした。
最初はキットの説明書にある通り、かんたん糸綜絖を作ってやっていたのですが、糸綜絖の糸が短いせいで開口しないのかしら
と思って、かんたんじゃない糸綜絖を作って挑戦したのですが、それでもこんな感じ。

黒い方が上で平織りをしたいのですが。これはこれでもまだ開口したほうです。ほぼ毎回拾ってました。平織りで拾う…何かが違うのでは…。
前、レノレースのマフラー作った時、平織りで苦労した覚えないけどなー?と思ったら、さっき当時のブログ記事を読み返したら、そもそも平織り用の開口をしていませんでした。そりゃー…苦労した覚えないはずですよね…。
なんか間違ってるのかなー?でも説明書にある捩り方と、同じ捩りっぷりに見えるけどなー?と思いつつ、一応最後まで織りました。あみあみあみあみ。

アップでもとってもあみあみ。しかしなんだか「伸縮」という感じでもないような。

まあ、斜めに引っ張ればこのように縮みますが。

うーん、緯糸密度が少なすぎるのが敗因ですかね…。倍くらい打ち込まなければいけなかったようです。だって、打ち込んでもなんか広がっちゃって…。うちこみ用のくしを持って行かなかったもので…。
まあ伸縮ストールとして失敗していたとしても、ストールとして使えるものにはなったので、とりあえずいいことにします…。
そのうち再挑戦……するかな?
なお、このストールはいつものように、既に母に狙われています。とられる!
で、今回、糸始末リキッドを、経糸のはしと結び目に垂らしました。
かぐや姫のストールの経糸が、ほどけてほどけて…。なんとかならぬものか?と思っていたところに、箕輪先生のブログで糸始末リキッドを知ったので!
この糸もかぐや姫ほどではないにしろほどけそうだったので、早々に糸始末。
かぐや姫のストールは、もうほどけすぎているので、糸始末、今のところしていないのですが、一度切りそろえて糸始末しますかね…。
- 出来上がり寸法(房を含まず)
- 19.5cm×149cm
- 経糸総本数
- 68本
- 整経長
- 2m
- 通し幅
- 26cm
- 筬目
- 4目/cm
- 使用した糸
- 経糸:合太シルク黒とグレイ、緯糸:合太シルク黒
- 組織
- からみ織り
- 使用織機
- クロバー咲きおり
- 作成期間
- 2016/5/2~5/4
- 参考用語
- あ行:筬、筬目
か行:からみ織り
さ行:整経長
た行:経糸
は行:平織り
や行:緯糸