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白樺の皮で毛糸を染める

 2016-03-30
母から色あせたブルージーンズと汚れた白ジーンズを「染めて」と前から頼まれていまして、藍があるからそのうち藍で染めようと思っていました。
日曜日、桜の残液で染める傍ら藍染めをしようと思って、ジーンズや、その後残液で染めるつもりで色々なものを用意したのですが。
肝心の藍の染料を見たら、200g染められる量でした。

いくら細い母のジーンズといえども、1本400gはあります…。やっぱりたっぷりの量で染めたいですよねえ。

というわけで断念。
しかし「この火の付いた私の染めゴコロをどうしてくれる!!」…と思ったところ。染材入れ箱に入っていた白樺の皮に目が留まりました。「よし!お前で何かを染めてやる!」という気持ちになったのでした。
白樺の皮
この白樺の皮が一体何かというと、父が昔どっかに行った時にもらってきたのです。
「何か作れば」と言ってくれたような気がしますが、白樺細工は別に趣味にしていないし、織る緯糸にするのもどうだろう。草木染めしてみるか、ととってありました。

検索したところ、中性抽出で色が出たという記事を2個くらい見つけたので、水だけで中性抽出しました。
白樺の皮抽出中
うん、無事、色が出ています。
ちなみに右奥に映っている小鍋は、桜の残液で真綿を染めているところです。

白樺の皮は50gあったのですが、すっごく乾燥しているので100g位は染められるかな、と思い100gの被染物を探しました。
…先日タリフマーケットで購入してきた国産紡毛糸の片方が100gでした。それを染めることにして、毛糸をまずはみょうばん媒染。その後染め。

白樺の皮で染めた毛糸
こんな感じに染まりました。ちゃんと色出てますね!

染めたもの
タリフマーケットで購入した国産紡毛ウール 100g
染料
白樺の皮
媒染剤
みょうばん媒染
参考書籍
作成中の『My草木染め手順書』。この手順書のもとになっているのは手持ちの染めの本。

参考用語
あ行:藍染め
は行:紡毛糸
ま行:みょうばん媒染
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桜の残液で真綿を染める

 2016-03-28
桜の残液が700ccほどあったので、日曜日、みょうばん媒染済の真綿を12g染めました。
真綿の桜染め
うっすらオレンジ色なのですが…よくわからないですね(^^;。

染めたもの
ミョウバン媒染済みの真綿 10g
染料
桜の残液
参考書籍
作成中の『My草木染め手順書』。この手順書のもとになっているのは手持ちの染めの本。

参考用語
ま行:真綿、みょうばん媒染
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シルクストールの桜染め

 2016-03-27
先週抽出しておいた桜の染液で染めを行いました。
抽出できた染液がそんなに多くないので、ちょっとしか染められない&やはり桜染めは春に使いたいなーということで、シルクストールを染めることにしました。
少量で染める時のために、被染物としてシルクストールをスピニングパーティーで買っておいたのです。

せっかくなので買っておいたシルクストールをまとめてみょうばん媒染。
そのうち一枚を桜で染めました。
桜染めシルクストール
右に見えているのは、みょうばん媒染した状態のものです。比較してみると、ちゃんと染まってますよね。ちょっとオレンジがかったピンクです。

ところで桜染めしたら何だかハリハリしています。房を見るとわかるかな…。
桜染めの房
みょうばん媒染しただけのは柔らかみがあるのに、染めたらこんなピンピンハリハリ。
桜の何の要素のせいなんでしょう?
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裂き織りマット 少し厚めを目指せ

 2016-03-26
先日、裂き織りマットを織った時に「洗い替え用を織らなくちゃかな」とか言っていました。ようやく洗い替え用を織りました…と言いたいところなのですが。
違います。洗い替え用ではなく、1枚目になってしまいました。

予定通りトイレに敷いていたのですが。母から「薄すぎる」とクレームをつけられたのです。
ええまあ…薄すぎてすーぐくしゃっとなってしまうような状態だったので無理もありません。
経糸も細目で、布も薄めだったのが敗因でしょうか。

それならば今回は厚くするぞ!と、手持ちの経糸用の綿糸では一番太いやつにしました。
そして布も、父の冬用のパジャマというちょっと厚めの物にしました。
父のパジャマ
たて糸8号はあるだけ使ったら33cm幅。ちょっと細いけどまあいっか。
父のパジャマの布は…チェックだから妙な模様になっちゃうかな、まあいっか、と裂きました。…父はくたくたになるまで服を着倒す人ですが。このパジャマ、すっごい裂きやすかったです。トロトロでした。

織り始めたら、思ったより厚くなかったのですが、何だか織ったところの触り心地がなかなかよく…「これはこれでよさそう」とそのまま織り続けました。緯糸準備は楽だし、裂き織りだから1往復で1cm位織れちゃうしで、さくっと織り上がりました。

むしろ、そのあと畳編みで経糸を始末する方が時間かかりました…。

そして出来上がり。仕上がってみたら、そんなに薄くもなかったです。なんていうんでしょうか、ジーンズや帆布のようにしっかりした布、という感じに仕上がりました。ほんと、裂き織りばっかりは織ってみないとわからないものですね。父のあんなトロトロのパジャマで織ったものがこんなに気に入る布になるととは…。
織り上がり表

こちら裏返したところ。表側になるべく布の表が来るように織ったのですが、こうしてみると大差ないですかね。裏が見えるとやっぱり白っぽいんですよ。白っぽいのも悪くないとは思いますが。
織り上がり裏

アップにすると、表裏の差がもうちょっとわかるかな。こちら表。
織り上がり表アップ

こちら裏です。ちょっと白っぽいですよね。
織り上がり裏アップ

ちなみに父のパジャマは上着の、前身ごろ2枚、後ろ見ごろ1枚、袖1枚使いました。袖が1個余っています。


仕上がり予定寸法
30cm×95cm
経糸総本数
100本
整経長
140cmみたい。
通し幅
33cm
筬目
3/cm
使用した糸
経糸:たて糸8号
緯糸:冬物のパジャマを1cm位の幅に裂いたもの
使用織り機
クロバー咲きおり
作成期間
2016/3/24に経糸をかけて、25に織って、26に経糸始末。
組織
平織り
出来上がりサイズ
29cm×91cm ※追記:洗ったら縮みました。28×82cm
参考書籍
『はじめての手織り』(畳編みを参考に)
『裂き織り小物』


ところでたて糸8号をほぼ使い切りました。よし、糸を使っている!在庫を減らしている!と思ったのですが。
次のマットを織るために買わなくては(笑)。そして糸は減らないのでした(苦笑)。

参考用語
あ行:筬、筬目
さ行:裂き織り、整経長、綜絖
た行:経糸、通し幅
は行:平織り
や行:緯糸
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啓翁桜から染液を抽出

 2016-03-21
今年は久しぶりに母が啓翁桜を購入。家の中で早めの花見を楽しみました。
啓翁桜
そして散るに任せ、葉っぱが出るのを待ち(今回余り葉っぱ出ませんでしたが)いつものとおり、切り刻んでぐつぐつ煮ました。
啓翁桜抽出中
ソーダ灰を入れて、アルカリ抽出です。立派に赤い液が出ています。

せっかくなので、隣で、紡いだ綿の撚り止めもしました。何年か分です。
綿の撚り止め
溜め込まずに、すぐ撚り止めすればいいんですけどねえ…。
何かと溜め込みがちで…。
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紡いで繋ぐ 秩父とケニアとスウェーデン

 2016-03-20
ちちぶ銘仙館で3/16~3/22に開催されている「紡いで繋ぐ 秩父とケニアとスウェーデン」に行ってきました。
マヤのスウェーデン織物留学」のブログで、スウェーデン留学の様子を当時しょっちゅう漏れ見させていただいていたマヤさんの、秩父とケニアとスウェーデンで制作された作品の展示です。そりゃあ、実物を見たいというものでしょう。

しかし当初3連休は旅に出る予定だったので、行けないかな…と思っていたのですが。
「ORICCO」というA4位のサイズの織機のワークショップもあるとのこと。「その織機見てみたい~」と思って(まあ、他にもいくつか理由はありますが)旅を取りやめました。

ですが我が家から秩父は十分旅でした。片道三時間位。

日頃西武線とは縁がないのですが、ここのところ2月のタリフマーケット(清瀬)と染めの小道(中井)、先週は法事(航空公園)と西武線に続けて乗る機会がありました。それで油断したのか、今日は池袋で乗ろうと思っていた西武池袋線に乗り損ねました。
そうしたら次に秩父に行くのにちょうどいい電車は、30分後でした。
まあ、秩父でお昼を食べようと思って、1時間弱余裕を見ていたので、ワークショップには間にあったんですけどね!お昼ご飯を事前に食べる余裕はありませんでした。考えてみれば池袋で30分待ってる間に買えばよかったのですが、、、テンパっていてそんなこと思いつきませんでしたよ…。

ちなみに同じ日の同じ時間帯のワークショップだった箕輪先生と、実は池袋からずっと同じ電車だったらしいのですが、お互い気が付いたのは西武秩父駅に着いた時でした(笑)。駅からはご一緒しました。

さてちちぶ銘仙館は、住宅地の途中に突然あるような感じですが、旧埼玉県繊維工業試験場秩父支場本館で、国の登録有形文化財です。資料の展示のほか、伝統的な技術を伝承するための施設となっていて、手織り・型染め・藍染め・ほぐし捺染の体験もできるそうです。
ちちぶ銘仙館入口

今回受けてきたのはそういった、通常やっている体験とはまた別で、ORICCOという、A4位のサイズで4枚綜絖という何だか聞くだにすごい織り機を体験する場でした。この織り機で、ムンカベルテを織りました。
ORICCO
今回の糸は、経糸も緯糸も秩父太織の引き揃え糸だそうです。
秩父のものと北欧のものが組み合わさっているのは、マヤさんがいるからこそかな、と思いました。

しかし、体験ばかりでなく、勿論銘仙館の中も見学してきたのですが。型染めをシルクスクリーンにしていたりなど、秩父銘仙自体が、どんどん新しいものを取り入れていく体質なのかなーと思いました。

さて、今回の入手物はこちら。上の方の紙類は今回の展示のチラシ、ワークショップの資料、展示物の紹介です。
真ん中の布は売店で売っていた「秩父の織布」です。綿100%。寺内織物さんのものだそうです。幅58cm×1mという、思ったより大きいサイズ。赤系のほか青系と緑系もあって、どれも気に入ったのですが、赤系を入手。
そのほか一番手前にあるRikoというキーホルダーが何かというと、実はバイオリン王子(念のため説明を書くと、箕輪先生がブログで「バイオリン王子」と命名されたバイオリン職人さん)がいらしていまして、お土産に下さいました。王子はワークショップ体験者ではなく見学者でした。ワークショップ中、王子は箕輪先生につっこみを入れまくっていて、何だか面白かったです(笑)。
ちちぶでの入手物

最後に、ワークショップで織ったムンカベルテの写真。下に敷いたのは秩父の織布です。
織りの始末はメルターという熱接着糸で平織りをしてアイロン仕上げでした。コースターなどを作る時にはいいですねえ!ワークショップもけっこう房の始末で時間がかかるでしょうから、アイロン仕上げで済むのは時間短縮のためにいい技だなあと思いました。
体験したムンカベルテ

…ちなみに時間短縮とか言いましたが、我々が参加した回は4人中3人が織り体験者だったせいか、2時間とってあったのに、ほぼ半分の1時間で織り上がっていました(笑)。だって操作もそう難しいわけじゃないし(多少レバーは押しにくかったですが。あと、大きさと経糸の張りっぷりからいって仕方ありませんが、開口がちょっと悪かったです)。…まあもうちょっと丁寧に織れば、もうちょっと出来がよかったのではないかという気はしますが…。出来がねいまいちなんです(^^;。
もう1名様も、編みをされていて、今度織りも始めようと思っている、とのことでの参加だったようです。

ところで興味津々のORICCOですが。多分、参考になっているのは地機なんですね。綜絖は糸綜絖でした。地機と同様、一回一回糸で綜絖を作るタイプ。経糸自体は木枠の釘にひっかけて張っておいて、それを糸綜絖で拾って経糸を準備するようです。
ちなみに釘は上から2枚目の写真でわかるとおり3段になっていまして、経糸密度は6/cm。
この構造上巻取りはできないので、織れるのは12cm位が限度でしょうか。幅も最大が12~13cm位のようです。
小さくてかわいいけど、やはり小さいが上の制約も大きいですねえ。

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モコもじオリーナでできること ベルト織り

 2016-03-19
順番が前後しましたが、「詰めて織る」ということで、ベルト織りもやってみました。
ベルト織りは、緯糸が見えず、経糸で模様になります。
というわけで、前回の文字入りのベルト状のものの余りの経糸の何本かと、別の色の糸で経糸を張りました。

織り始め。今回は、布巻きバーの方は、小さいツメを使いました。小さいツメはつるつる滑るので、抜けないよう、隣のツメにかけたものと結んであります。
織り始め
織り上がり。左側が織り終わり部分で、巻き上げ結びをしてみました。うーん、出来が微妙…なだけじゃなく、緯糸ばっちり見えているし!しかし、右側の織り始め部分は緯糸見えていないんですよ。
全体像
ほらほら、最初何段か、見えていませんよね。
織り始め部分
これは、詰め方が甘かったんだな、と思って、二本目に挑戦。
いやー、モコもじオリーナだと、平日の仕事終えた後の夜でもちゃかちゃか経糸をかけて織る気になりますね…。だってそんなに時間かからないし。
左が一本目、右が二本目。それぞれ左側が織り始めで、右側が織り終わりです。二本目、一本目よりは細くなりましたが、やはりまだ緯糸が見えます。
一本目と二本目比較
二本目をアップにしたもの。ほら、緯糸が見えます。
二本目

うーん、まだ詰めが甘いのか。あと、糸の選択のせいもあるかもしれませんね。

まあ、私の腕はともかく、モコもじオリーナでベルト織りはできました。織機小さいので、ベルト織るにはいいですよ。場所取らなくて。


仕上がりサイズ
一本目:大体2.5cm幅で27.5cm位(房を含まず)
二本目:大体2cm幅で27cm位(房を含まず)
経糸総本数
17本。中央があるデザインにしたので、奇数にしました。
整経長
どちらも65cm位。
通し幅
8.5cm
筬目
2目/cm。但し詰めて織りました。
使用した糸
経糸 ルーバフォルコット(EX) 108(水色)、117(紺)
緯糸 アナンダさんの染色綿糸 青
使用織り機
モコもじオリーナ
作成期間
2016/3/18,19
参考書籍
『たのしい手織り』
『暮らすように織りを楽しむ―手織りの技法と素材の本 (創作のヒント! レッスン 3 手織り編)』(この本も上の『たのしい手織り』を参考にしているようです)




参考用語
あ行:筬目
さ行:整経長、綜絖
た行:経糸、通し幅
は行:ベルト織り
や行:緯糸
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モコもじオリーナでできること ベルト状のもの

 2016-03-18
何度か書いていますが、モコもじオリーナの仕様は、経糸密度2/cmで通し幅9cm幅です。
ですが、経糸密度はどうにかできます。以前、人形のマフラーを織った時と同様、詰めて織ればいいのですよ。

詰めて織る、といえば、ベルト織りです。で、ここでベルト織りに行けば順当だったのですが。つい興味に負けてパンチカードを使って詰めて織るのに挑戦してしまいました。

織り始めの部分。わかるでしょうか。布まきバーの方の経糸は、ツメを半分位だけつかってかけました。
そして最初に何段か平織りをして詰める!
この辺りは『たのしい手織り』のベルト織りを参考にしました。
最初、『木枠で手織り』に載っている、チェーンをつける方法で幅を安定させようとしたのですが。何だかやり方がわからなくなっていました。おかしいなあ、昔一度はやった記憶があるんだけどなあ…。
経糸の詰め方

最初、「THANKS」とでも織ってみようと思ったのですが、用意した経糸はまだまだあり、緯糸もまだあったので、「ボーダーのパンチカードを途中まで織ってスペースを空ける」を試してみました。12段目まで使ったかと思います。

そしてこうなりました。テープカット定規の上に乗せています。幅4cm位です。
読めますかね?「THANK YOU」。緯糸の入れ方がまだ一定じゃないので幅がちょっとがたがたしています。研究の余地がありそうです。
THANK YOU表

裏側はこんな感じ。濃い地に薄い字もいいですねえ。
THANK YOU裏
緯糸が二重になるので厚みはけっこう出ます。クロバーの「テープカット定規」にのせた状態で真横から写真を撮ってみました。定規と同じくらいの厚みがある…かなあ。割とぷっくらとしているので、ショルダーバッグの紐に使うと、肩に食い込まなくていいかも、と思いました。
THANK YOU厚み


仕上がりサイズ
大体4cm幅で14cm位(房を含まず)
経糸総本数
18本
整経長
1m位で、まだ残っています。
通し幅
9cm
筬目
2目/cm。但し詰めて織りました。
使用した糸
経糸 ルーバフォルコット(EX) 108(水色)
緯糸 ルーバフォルコット(EX) 108(水色)、117(紺)
使用織り機
モコもじオリーナ
作成期間
2016/3/16,17
参考書籍
『たのしい手織り』


詰めれば当然幅が狭くなりますが、狭ければ狭いで、組ひもやカード織りの例を見るまでもなく、色々使い道はあります。途中に書きましたが、バッグの持ち手とか。もっと細くできればストラップとかもいいですね。メッセージ入りのリボンも作れるかもしれません。ミサンガもありでしょうか。


参考用語
あ行:筬目
か行:カード織り
さ行:整経長、綜絖
た行:経糸、通し幅
は行:平織り、ベルト織り
や行:緯糸
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タリフさんの糸でのオーバーショットの服地サンプル

 2016-03-14
モコもじオリーナのAmazonさんのレビューを見たら、「使えない!」という否定的なレビューを多くみかけたので「えーこんなに遊べるのに遊べるのに!」…と思わず、色々試すのに走っていましたが。
別に2/cmの太い糸のものばっかり織っていたわけではありません(^^;。
オーバーショット服地サンプル黄色洗う前
この位の細い糸のものもろくろ式にかかっていて、並行して織っていました。って比較対象がないと細いかどうかわからないですね。10/cmです。

アップ画像はこちら。
オーバーショット服地サンプル黄色洗う前アップ

オーバーショットの服地サンプルです。
オーバーショット、好きなのですが、地の糸と模様の糸との組み合わせに悩みがちでした。
最初にサンプルで織った糸の組み合わせは気に入っていましたが、地の糸がそもそもワゴンセールだった糸。
次のサンプル織り(最終的にペンケースになった)も気に入っていますが、既に廃番…。
どんな組み合わせで織ったらいいのだろう、、、と思っていた頃に『The Handweaver's Pattern Directory』を購入。この本のオーバーショットのサンプルに使用されている糸は、地が2/16、模様が3×2/16なんです。

「そっか、同じ糸でもいいのか!」
と思ったので、タリフさんの単糸と双糸でオーバーショットを織ってみることにしたのでした。まあ3倍ではなく、双糸ですが…。
サンプルなので手持ちの糸で済ませたので、単糸はクリーム色、双糸は黄色。
一部織り間違えもありますが…(^^;、まあ服地としては悪くないかなと思います。

ところでさっきの写真2枚は洗う前のものですが、洗ったあとはこちら。
オーバーショット服地サンプル黄色洗った後

オーバーショット服地サンプル黄色洗った後アップ
大差ないような気が…。
やはり模様の糸はもうちょっと太い方がいいのか、それとも10/cmより緩くするべきだったでしょうか。

そして、織ったのはここ数カ月なのですが、実は整経したのは随分大昔です。何ていったって整経したのを忘れていて「あれ、この経糸なんだっけ。綿糸かなあ」と思っていた位です…。いや、クリームのSuperSoftの単糸が、綿糸に見えたんですよ…。
確か千鳥格子の服地サンプルの整経をしたのと一緒に整経したので、2012年の9月?

いやもう私は…まとめて何種類も整経したり、何作品か分にするぞ!と言って何メートルも整経したりしちゃいけない性格なんじゃないでしょうかね…。
(実は、2012年の9月に整経したと思われる糸がまだある…)

織り上がりサイズ
10.5cm×(38.5+平織り2.5cm)。(房を含まず) もうちょっとは織れましたが、板杼に巻いてあった緯糸がちょうど終わったので終わりにしました。
仕上がりサイズ
10cm×(37.5cm+平織り2.5cm)。ほんの少しは縮まったようです。
経糸総本数
100本
整経長
110cm
通し幅
10cm
筬目
5目/cm 丸羽
使用した糸
経糸:タリフさん SuperSoft単糸(1/11.3番手) Cream
緯糸:SuperSoft単糸(1/11.3番手) Creamと双糸(2/11.3番手)多分No.43
使用織り機
アジャカ4枚綜絖織機
作成期間
2012/9頃整経。織ったのは…2016/1~3?
参考書籍
『The Handweaver's Pattern Directory』



参考用語
あ行:オーバーショット、筬、筬目
さ行:整経、整経長、綜絖、双糸
た行:単糸、千鳥格子、経糸、通し幅
は行:杼
ら行:ろくろ式
や行:緯糸


ところでこのサンプル布は何に使いましょう。黄色いので財布でも作りますかね。いや金運が上がるとか言うじゃないですか(笑)。
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モコもじオリーナでできること 裂き織り2

 2016-03-12
分厚いものを織ると言えば。発想は前回の「2cm幅に裂いてみる」と同じですが、太いものを緯糸にすればいいんですよ。
というわけで、最近よく使う素材を緯糸にしました。
Tシャツなどのニット地を切って伸ばしたもの。私は古Tシャツ持ちなので自分で切って伸ばしますが、最近お店でもそういう感じの糸をけっこうみかけるようになりましたね。

というわけで、またタコ糸状の糸を長い経糸のかけ方でかけました。
そういえば、以前長い経糸のかけ方の図が上下間違っていないかと書きましたが、あれ、もしかしたら上から覗き込んだ図ですかね…。

ところで長い経糸のかけ方の場合、3本ずつかけるので、経糸が均一じゃないですよね。
長い経糸をかけたとき
織り出し棒を入れたくらいでは均一にならないので、少し紙を入れて平織りします。この位入れてもまだ均一じゃないですが、あとは緯糸を入れる時に締めることにします。
紙をはさむ
そうそう、織っていくとどんどん幅が狭くなるとAmazonのレビューに書いていた方がいましたが、緯糸は十分余裕を持って入れた方がいいです。私は今回の場合、この位余裕を入れました。緯糸をケチると横幅が愉快なことになるのは、織り初心者の頃に経験済みです…。
緩みを入れる
出来上がりはこちら。ぎゅうぎゅうできる限り打ち込んで平織りしています。

Tシャツ地のコースター

そうそう、このブログに「モコもじオリーナ 経糸が見える」で検索していらした方がいたようですが。通常このように経糸は見えます。もこもこ毛糸で織った時は毛糸の毛足に隠れるはずですが、見えるということは多分、打ち込みが強いんじゃないかと思います。緯糸はゆったり入れて、そのうえで打ち込むときに経糸がみえない位ふんわり打ち込むといいかと思います。

さて。やはりパンチカードも試すべきでしょう!
色の濃いTシャツを切ったものを字の糸にして織りました。生地の都合か細い糸になっていましたので、二本引き揃えて使いました。
赤いからハートにしてみたんですがね…。思いのほかきっちりハート型になってしまいました。誰が使うんでしょう、こんなハート形のコースター(我が家には使いそうな人がいない…)。
ハート
裏側はこんな感じ。
ハート裏
調子にのって、八分音符も織りました。これ織ってて思いました。わざわざ「.(ドット)」のパンチカードを作りましたが、八分音符のパンチカードを途中まで織れば「.(ドット)」だったんじゃないですかね…。
そうそう、「モコもじオリーナ スペース 空ける」とかで検索してこられた方もいましたが、ボーダーのパンチカードを途中まで織るといいと思います。
八分音符
こちら、八分音符の裏側。ハートと違って、裏側は何の柄だかちょっとわからないですね…。
八分音符裏


仕上がりサイズ
仕上げをした結果、8.5~9cm×10cm位
経糸総本数
18本
整経長
90cm位。
通し幅
9cm
筬目
2目/cm
使用した糸
経糸 たこ糸系の綿糸
緯糸 Tシャツを切って伸ばしたもの。最初と最後は経糸と同じ糸で押さえに平織り。
使用織り機
モコもじオリーナ
作成期間
2016/3/12



参考用語
あ行:筬、筬目
さ行:裂き織り、スピンドル、整経長、綜絖
た行:経糸、通し幅
は行:平織り
や行:緯糸


そうそう、大変今更ですが、昨晩にほんブログ村に入村いたしました。これからは記事にバナーがつき、サイドメニューにもランキングが出ます。いや、前までは自分で設置したブログだったので、バナーをつけるのが面倒かなと思っていたのですよ…。

2016/3/16 追記。
ハート型のコースターは父が使ってくれることになりました。音符は母。普通の平織りが私。このポコポコな平織り、けっこう気に入ったので自分のに。
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