裂き織りマット
2015-12-31
一時我が家は「トイレにはサンダルを置いてマットを置かない」派になったのですが、母が「やっぱりマットを敷こう!」と言い出しました。で、夏前から緯糸にする布を選んだり準備をしたりして、秋くらいから織り始めました。平織りだし、この幅なので咲きおりでもよかったのですが、マットだけに打ち込むぜ!ということでアジャカで織りました。…まあ織り始めた時、咲きおりを鳥織りで使っていたせいもあるかもしれません。
最近はマットといえば、Tシャツをいれてリップスマットでしたが、トイレ用なので吸水性はまあ要らない。バスマットと同じようなものを作ってどっち用かわからなくなるのもなんだしなー、と思って、シャツの裂き織りにしました。
一応、『たのしい手織り―わかりやすいレッスンつき』の「ラグマット」を参考にしています。
何が参考かというと、柄布が2種類、無地が2種類、経糸も2色、というところ。あと筬目と裂き布の幅も同じですね。
柄布はこちらの2つです。赤い方は昔姉がくれた、室内着です。夏場にパジャマとして着ていました。右側の、色が地味なのにパイナップル柄で派手っぽい布は、、、大昔(姉が学生だった頃)、母が作って姉が着ていたシャツです。多分生地を選んだのは姉なんじゃないかと思います。姉の趣味っぽい気が…。

無地のシャツは、この柄ものと同系色にしたかったのですが、そんなに都合よくは手持ちがなく、水色と薄茶色になりました。
経糸はまあまあ同系色ですかね。スピニングパーティーのワークショップでいただいた籠が整経の折に大変役に立ちました。

緯糸準備。シャツを切ったので、角が沢山ありまして。少しでもごまかせるかなと思って撚りをかけてみました。

織っているときは撚りをかけて失敗だったかなあと思っていました。なんか撚りをかけるとまっすぐの糸状態になって、何だか緯糸と緯糸の間に隙間ができちゃった気がしたんですよね。
無地が同系色じゃなかったのもやっぱり失敗だったかなあ…と、失敗だ失敗だと思いつつしぶしぶ織っていたので、なかなか織り上がりませんでした。
そして、トイレの幅分は織り上がったのに、まだまだ経糸がありました。…珍しく記録がなかったのですが、一体何センチ整経したんでしょう、私。
仕方がないから続けて織りましたが「しかしこの布、何にするんだ?本体はトイレのマットになるわけで、トイレのマットとお揃いでも気にならないもの…うーん」と思ってました。あるとき「あ!ボックスティッシュカバーにしよう!」と思い立ち、そこから、ティッシュの箱の幅まで経糸を減らして織りました。
いや、母が箱買いしたボックスティッシュがクリスマス柄でして。すでにクリスマスが終わった今、使いづらかったんですよね。
織り上がり画像はこちら。奥が織り始めです。上述の事情から途中で織り幅が狭くなっています。

最後、畳編みで仕上げてトイレに敷いてみたのがこちら。トイレ幅+αで織ったのですが…。織り上げた時はちょうどいいと思ったのですが、畳編みでさらに詰まった結果2cm位トイレ幅より狭くなってしまいました。むう。

ところで、織り機から外してみたら、緯糸の間の隙間は目立たなくなりました。というか実際詰まったんでしょうね。
あと、織り機から外したら、色もそんなには気になりません。
まあ「そんなには」であってあんまりいいとも思えませんが。色センスがないのは昔からなのでまあ…しょうがないかな、と…。
とりあえず新年は新しいトイレマットで迎えられます。
- 仕上がり予定寸法
- 35cm×95cm
- 経糸総本数
- 114本
- 整経長
- 220cmみたい。
- 通し幅
- 37cm 途中から27cm
- 筬目
- 3/cm
- 使用した糸
- 経糸:アナンダ染色綿糸2色
- 使用織り機
- アジャカ4枚綜絖織り機
- 綜絖枚数
- 4枚
- 作成期間
- 2015/6/16~12/31
- 組織
- 平織り
- 参考書籍
- 『たのしい手織り―わかりやすいレッスンつき』
…洗い替え用にもう一枚織らないとかなあ…。
その前にボックスティッシュカバー縫わないと、かな。
- 参考用語
- あ行:筬、筬目
さ行:裂き織り、整経長、綜絖
た行:経糸、通し幅
は行:平織り
や行:緯糸
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シャツのボタン変更
2015-12-23
以前に丸山染織さんの魚柄の絣布で作ったシャツ。実はボタンが激烈に母から不評でした。魚柄だからと一応貝にはしたのですけどねー。のっぺらして見えますしねー。
洋裁教室の提出期限が近かったのでその時はそのボタンでつけちゃったのですが、その後も何かと文句をつけられ続けました。
で、ボタンをASIAN ACCENTSさんで買っておきました。
買ったのは結構前です。多分SheepWorkshopさんの、「ステンドグラス 羊の手織り布 二人展」の時なので3年前ですか。
この度、シャツのボタンが2個取れまして。
まあ一個は職場でとれて、ちょっとお腹が見えちゃう位置だったので応急処置ですぐつけたのですけどね。そのあとすぐに家でもう一個とれたので「変え時かも」と思って、まとめて全部、ボタンを変えました。

大分シックになったような。
なおついでなので、今回、織りタグを衿の内側につけました。
ところでこのシャツ、その直前に作ったしじら織りの七分袖シャツの型紙を、身頃については流用したんですけどね。
そのせいかどうもこう…スマートさにかける気がするというか…。特に襟元の魚さんの向きが気に入らないのです。衿を空けて着るともっと真下にむいちゃうし。七分袖シャツは、一番上にボタンがないデザインでしたからねえ。やはり、シャツに応じてデザインは考えなくちゃダメだと思いつつ、この本を眺めました…。
![]() | 男のシャツの本 嶋崎 隆一郎 by G-Tools |
インコ織りでケータイ入れ
2015-12-22
実は姉が鳥ものを織らないかと言った時、ムーミンのケータイ入れを便利に使っていたので、「こういうのを作ろう!」と言ってました。そういうわけで、そもそもインコ織り(途中までは鳥織りって言ってましたね、私)があの幅だったのは、ケータイ入れを意識してのことだったのでした。そんなわけで、日曜日、自分のPHS入れと同時にケータイ入れも作っていました。
姉のiPhoneサイズで、横幅を決めて、縦も姉のiPhoneが入る位まで同じ緯糸で織ったのですが。
うーん…青いインコの上の余白が少なすぎて、どうもこの位置から作ると鳥の位置が上過ぎる…。
というわけで、布を足すことに。鳥が青いので青い布。以前にシャツやパジャマなどを作ったしじら織りの端切れを利用しました。
出来上がりはこちら。

裏側には姉のタグをつけています。

私のタグもちょろっとつけました。ギリギリ「Riko」と読める程度です。

姉は実はタグだけでなくリボンも作ったんだそうで、リボンも何かに使ってほしいというリクエストがあったのでちょろっとですがカラビナ通しに使いました。単独では弱いかと思ったので、テープに縫いました。実はこのテープ、裂き織りバッグを作った時に使ったテープの余りなのですが。
元はスキーが流れて行かないようにと作った紐(?)です。昔はよく、スキー板と足を結びつけたじゃないですか。ああいうのを作ったんです。
で、裂き織りバッグ作った時、提出期限が近く買いに行く暇がなかったので、同じような色だったので、スキーから外して切って使ったのでした。切った余りを今回使っています…。

ところで全体像はなかなか可愛くできたと思うのですが。
問題は姉のiPhoneが入りそうにないサイズになっちゃったということです…。
キルト芯をつけたのが敗因でしょうか。ふんわりしますが、その分小さくはなりますからねえ…。
まあ、そもそももっと横の余裕をもって織るべきだったとは思います…。
で、私のPHSを入れてみたらほらこの通り。

いい感じに入るので、姉のiPhoneが入らなかったら、私が使うか、もっとスマートなケータイを使っている人にあげてもらいます…。
織り端切れでPHS入れ
2015-12-21
去年の北欧旅行で購入したムーミンバッグは、なかなか使い勝手がよくて愛用しています。中でもケータイ入れはPHS入れとしてほぼ毎日使っています。会社でケータイを机の上に出しておくな令とかが出たりしたので…。

すると、PHS入れだけとてもくたびれてしまうのです。当たり前ですが。
そういうわけで「PHS入れ、作らなくちゃ…」と言ったら、友人に「モコもじオリーナで作ったら」と言われました。それは幅が…ちょうどいいかもしれない。それはいい、と思ったのですが。
でもまあ端切れが色々あることだしまず端切れを使うか…と端切れをあさりました。
オーバーショットのボレロの端切れがありました。わあ10年前。
ともあれこの生地で作り始めました。そのまま作り始めたら、裏地をつけただけだったでしょうが、作る前に
![]() | 布あわせが好き バッグ&ポーチコレクション 杉野 未央子 by G-Tools |
この本を見たので、キルト芯をつけました。
出来上がりはこちら。

ムーミンのは入れ口がマジックテープなのですが、使う頻度が高いせいかくっつかなくなってしまっています。そのため、作るのはマグネットボタンにしました。
裏地は私のテーラードジャケットとかベストとかズボンとかを作った生地。同じ布で母のズボンも作っていましたがそのベルト通し用に縫ったものが残っていたので、カラビナ通しに再利用。
はっ!糸始末が不十分!!切っておきます…。

私のPHSを入れてみるとこんな感じにおさまります。

キルト芯もついていてまるでお布団にくるまっているようです。
まあ十分使えそうです。
インコ織りその他
2015-12-20
試していたインコ織り、終わりにしました。
何羽か分織るつもりで経糸を用意していたのですが、姉は同居しているわけではないのでそうしょっちゅう描いてもらうわけにもいかず。大体経糸が白いのは失敗だったなと思っていたところなので、白でそれ以上やるのもいまいちで。
姉に「もっと描く?」と訊いたら、「終わりでいいやー」と言われたので、残りを織りきって終わりにしました。
残りの緯糸は何を入れようか考えたのですが。これまでの経糸の残りとかがあったので、せっせとはさみこみました。

最初の水色が2010年セミナー宿題のオススメリネン。
次がカード織りのストラップの糸ですが、「お、トリコロールカラーがある」と思ったので、赤白青を先に織りました。そのあと茶と紺でしましま。
なお、トリコロールカラーは「青白赤」でしたが、まあ逆にすれば青白赤で使えるからいいということで…。
次はユザワヤ定番の織り用綿糸・カナガワ(株) 手織り 綿10/6番手(しかし今はもう売っていないらしい)です。これも「あれまたトリコロールカラーが…」と思ったので、まず赤白青、そのあと水色とか白とか。もっとも白はそれぞれの柄の間とかにも使っています。経糸がこの白なので。
最後に、安かった時に買ったので沢山あってリップスマットとかに使っている、ルーバフォルコット(EX)です。
まあ、何かにはなるのではないでしょうか…。そういう布がいっぱいありますが…。
太い糸で非モコもじ
2015-12-13
先日箕輪先生のブログで「Rikoさんが(モコもじオリーナに)どんどん深追いしていく姿」と紹介されたのですが。ここんとこちょっとご無沙汰でした(苦笑)。
いや、実は穴は塗りつぶすより白丸の方が、使いやすいなあ、と型紙を作りなおしたりしていたんですけどね!

でもなんか○の位置がズレちゃったので、これは没です。
あと、姉に自作パンチカード用のイラストを描いてもらったりもしました。インコの絵です。
ただいまどう穴を空けるか研究中。
さて、ストレートヤーンでの非モコもじを先日試して、「並太程度だと細い字になる」という結論を得ました。
もっと太いストレートヤーンだとどうかしら、と思ったので、試してみました、ジャンボニーで。

今回も自作ドットカードを使って3文字ですが、ドットのパンチカードも他のと同様28段で作ってあるものの、ドットだけに28段もなくてもよかろうと途中で切り上げました。したがって2.5文字分くらいかな。
大分ギリギリですが、経糸の延長技を使わずに織ることができました。
ちなみに、フィギュアスケートグランプリファイナル女子ショートを見ながら織っていたので、うっかり間違えましたが、s-papaさんに教えていただいたパンチカードを逆回転させる方法で、事なきを得ました。
試した結果ですが。
Kが一文字6.5cm位、Nが7cmくらいなので、もこもこ毛糸より太いくらいの字になりました。まあ打ち込み加減によるわけですが。
ひとまずこの位太い毛糸を使えば、ストレートヤーンでもやせた文字にならないよ、ということがわかりました。
いや、字はスマートになったっていいですけど(縦倍角、なんてのもあった位ですしね。昔のワープロには)、クマとかスマートになるのはちょっとイヤなので。冬眠明けのクマですと言い張ればいけますかね…。
- 経糸総本数
- 18本
- 整経長
- 40cm
- 通し幅
- 18cm
- 筬目
- 2/cm
- 使用した糸
- 経糸:ハマナカかわいいなかま<プチ> アクリル(カシミロン)100%
緯糸:ハマナカジャンボニー アクリル100% 50g玉巻(約30m) - 使用織り機
- モコもじオリーナ
- 作成期間
- 2015/12/12
- 織り上がりサイズ
- 20cm×9.5cm(房を含まず)
- 参考用語
- あ行:筬、筬目
さ行:整経長
た行:経糸、通し幅
や行:緯糸
花付きの茶綿
2015-12-13
いい加減寒すぎるので、そろそろ収穫も終わりだと思うのですが、先週は一個収穫できました。和綿の薄茶です。
普通、咲き終えた後花は落ちちゃうのですが、この花しぶとくついていまして。なんと実が弾けた後でもついていました。左側の茶色いのが花です。何がどうなってここについているのか、よくわかりませんが…(^^;。
コーヒー残液でメリノを染める
2015-12-05
先週コーヒーでポロワスを染めましたが、残液がまだまだ黒い。何か染めよう!と思いました。
で、「そういうときは、昔自分で洗ったメリノかな!」と考えて、100g染めました。…いや、洗った状態が悪いので、惜しげなく使えるなあと…。
ポロワスより薄いけれども、茶色く染まりました。
で、鉄で後媒染しました。鉄だとコーヒー色っぽくなるかなと思ったのですが。

写真だと差がよくわからないかな…。上にのっているちょろっと茶色っぽいのが、媒染前のやつです。比較のため一房とっておきました。
下にあるのが鉄媒染後。黒い。何というかさすが鉄媒染、という色になりました。
まあ、コーヒー色と言えばコーヒー色ですけどね。なんだかコーヒーというより鉄という色…。
そしてこのメリノ。惜しげもなく使えると思っただけあって、触ってるだけで大分ネチャッ感があるのですが。
一体何に使うのでしょうね、この先…。まあ、とりあえず洗剤でまた洗いますか…。
- 染めたもの
- メリノグリージーを大昔に洗ったもの 100g
- 染料
- コーヒーの残液
- 媒染剤
- 鉄媒染
- 参考書籍
- 作成中の『My草木染め手順書』。この手順書のもとになっているのは手持ちの染めの本。
- 参考用語
- あ行:後媒染
か行:グリージー
た行:鉄媒染
は行:ポロワス
ま行:メリノ
旧ブログにコメント再び
2015-12-01
先ほど、旧ブログにコメントをいただきました。何分にも旧ブログに「私が」コメントできないという状況のため、お返事、、、お返事をどうしようかなあ。また記事にコメント書くしかないかなあ…と思ったのですが。
まあ、何しろ再現性のある不具合です。原因を追究してもいいのではないかと、試してみました。
拒否IPアドレス設定やコメント拒否設定を外してコメントを投稿→ダメ
違う端末からコメント投稿→ダメ
こうなればもう、ダメなのは「Riko」という名前でしかない…。
試しに「管理人・Riko」でコメント入れてみたら、コメント書けました。
もう何年もRikoでやってるのに何が悪いのか…。
ともあれ、無事、コメントをくださったs-papaさんにはお返事書けました。
まあ、もう引っ越しちゃったから、コメントが書けるようになったからと言って、旧ブログには戻りません。
ちなみに、s-papaさんのコメントは、
「レバー押し下げに失敗した場合は、レバー押し下げた状態で『パンチカードを送る白いつまみ』を逆回転させる、という方法あり」という裏技と、ふわふわの毛糸には「ふわふわ超極太」という毛糸があります、というモコモコ毛糸情報で、大変有益です。