コーヒーでポロワススライバーを染める
2015-11-29
金曜日、週末を迎えるにあたり、TODOリストの整理をしておりました。いや、この週末は何から片付けようかと…。TODOリストの染めのところは、イコール手持ちの染材のリスト、なわけですが、一個あるのかないのかわからない染材がありました。
ムラサキタマネギの皮です。
もう染めたような気がするんだけど、チェックし漏れなのか。それとも本当にまだあるのか。
と、前から思っていたので、この際、確認してしまおう!と、土曜日、染材の入っている段ボール箱を引っ張り出して、存在確認を行いました。
あと、桜の紅茶とSAKURA TEAって二種類あるんだっけ?一個を二回書いちゃってるのかなあ…というのもありました。
結果としては、ムラサキタマネギの皮はないみたいで、桜の紅茶とSAKURA TEAは別々にありました。
そして、段ボール箱に染材を戻している時に、「うーむ、沢山あるなあ。…染めちゃえば減るよねえ」と思い至り。(何も思い至らなくても…。当たり前のことだろうに…)
「一番場所を取っているものから片付けよう!」と、選んだのがこれ。

ラウンドキャニスターと言うんでしょうか。密封できる入れ物に入っていたので、全く湿気てはいません。見てわかると思いますが、ドトールのマイルドブレンドです。
おそらく、こんな入れ物に入れたために、存在を忘れていて、消費期限を大幅に過ぎてしまい、「染めに使っていいわよ」と回されたものかと思います。もらったのがいつかはわかりませんが、消費期限は2007年でした。

量は約180gありました。ゴミ用のネット…だと隙間から出てきそうな気がするなーと思って、不織布で包んで輪ゴムで止めました。ちなみに不織布は、クリーニング屋さんで衣類にかけてくれるやつです。再利用。

ぐっつぐつ煮ています。4Lの水で一番液を出し、2Lの水で二番液を出しました。
ここまで土曜日の作業。
日曜日、併せて6L弱(煮ると減るので)になった染料液に水を足して6Lにして…さて何を染めようか悩みました。
ポロワススライバーはみょうばん媒染してあるから楽だな。しかし、糸で銅媒染もいいなあ。銅媒染なら後媒染するから、糸そのまま染められるし…と悩んだのですが。
結局、媒染済みで染めたら終わるのでポロワススライバーにしちゃいました。
もっとも原毛を染めても、紡がないと糸にはならないので「染めたら終わる」わけではありません…。
ちなみに今回の手順は、作成中の手順書を見ながら進めました。

ペーパーレス時代に反してわざわざ印刷しました。まだ作成中なので書き込みながらやりたいですし…。印刷すると、PC画面上では気が付かなかったミスに気が付くものなんですよ!
ところで、開いて書き込みやすいように中綴じ印刷をしたのですが。最近のMS-WORDは中綴じ印刷が標準機能でできるんですね!あんまり簡単で感動しました。中綴じ印刷にあたって参考にしたのはこちらです。http://ciao.aoten.jp/ciao/2014/12/word-531a.html
染めている間、隣のコンロが空いていたので、蒸したり煮たりして、溜め込んでいた紡いだ糸の撚り止めをしました。
写真は重石をつけて干しているところです。撚り止めのために、家に傘がいっぱいあってよかったなあと思います…。

ちなみにまだ撚り止め待ちの糸があります。染材と同様こちらも溜め込まないでちまちまやればいいのですがね。
さて、コーヒー染めしたポロワス。こうなりました。

かなり濃く染まりましたよ。180gで100gを染めるという、かなり贅沢な使い方をしたせいもあるかもしれません。出がらしじゃないコーヒーの粉ですしね!
で、残液も十分濃いのです。…これもまた染めるかなあ…。そのようにして、染めはいったん始めると、どんどん被染物を使い切ってしまうのですよね…。
- 染めたもの
- ポロワススライバー 100g
- 染料
- コーヒーの粉、180g
- 媒染剤
- ミョウバン媒染
- 参考書籍
- 作成中の『My草木染め手順書』。この手順書のもとになっているのは手持ちの染めの本。
- 参考用語
- あ行:後媒染
さ行:スライバー
た行:銅媒染
は行:ポロワス
ま行:ミョウバン媒染
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パンチカード自作 「.(ドット)」再挑戦
2015-11-23
前回の「.(ドット)」はいまいちでした。穴の位置がズレていたのと、地の部分のデザイン(経糸がみえちゃうようなデザインだった)が悪かったと思われます。
そこで、穴の位置をマークする方法を考え直しました。前回は線を引いて穴を空ける目安にしたのですが、今回は、穴を空ける可能性があるところを全部●にした型紙というか原型を作りました。

これをちょっと厚い紙にコピーして、デザインに応じて穴を空けました。
前回問題だった、地の部分については「そうだ、二重織りのマットは裏見えないじゃん!」と思い至ったので、そのようなデザインにしました。参考にしたのは、『The Big Book of Weaving』。

そして出来上がりはこちら。

おお!?なかなか綺麗な「.(ドット)」になっているような気がします!成功です!!
ちなみに、数打って慣れたのか、大分ねらった位置に穴を空けられるようになりました。
まあ、線での目安より●での目安の方がわかりやすかった、というのもあると思いますが…。
パンチカード自作
2015-11-17
パンチカードを読み込める織り機があったら、やはり自分で作りたいですよね、パンチカード。というわけで、ちょっとばかり厚めの紙に、Aのパンチカードをコピー(穴の場所の見当をつけるため)。穴をあけたいところにチェックをして、レザーパンチで穴を空けました。

下にピンクの紙を置いて写真をとったので、ピンクが見えているところが実際に空いている穴です。
パンチカード、一列に22個穴をあける余地があります。
両脇の一個ずつは若干小さい穴(直径2.5mmかと)で、紙送りのためだと思われます。
それ以外の穴は直径3.5mmかと思いますが、これが一列に20個あります。
20個のうち両脇の一個ずつは、ガイドピン用の穴だと思われます。毎段交互に左右のどちらかが上がって、地の糸を入れるか、字の糸を入れるか教えてくれます。
そのほかの穴18個が、模様を成す部分です。もっとも、多分緯糸が落ちないようにだと思いますが、左右二個ずつは穴の位置が決まっています。したがって模様に使えるのはそれ以外の14個です。
(2015/11/18追記。左右ニ個ずつのうち、内側の一個ずつはたまに決まった穴じゃないことがありました)
14…。昔けっこうアイコンエディターでアイコン作ってましたが、アイコンだって32dot×32dotですねえ。それよりもかなり小さいですね。
しかしとにかく挑戦です。
最初に自作したカード、それは…「.(ドット)」です。だって、文字を入れるとなったら、やはり手ごろなのはイニシャルかと思うのですが。「.」がないんですよ、モコもじオリーナ。
というわけで、自作したパンチカードも使って、織ってみました。「R.N」。

えー、自作した「.」については、紙送りがときどきうまくいかないことがありました。おそらく、紙送り用の穴のズレが原因かと思います。
模様部分も、うまく上下しないことがありました。これも穴のズレのせいでしょう。
「.」がドットというより、「,(カンマ)」になっているように見えます。これはデザインが悪いですね。
…と思ったのですが、デザイン(Excelで作成)を確認したところ、悪いのはデザインではなく、穴の位置かも…。
「.」の後の、無地が続く分については、「ボーダー」のカードを参考にしたのですが、、、どうも経糸がよく見えちゃってたり、赤がよく見えちゃったりしている段があります。穴を空ける場所を考え直す必要があるようです。
しかしどうにか、自作のパンチカードも使えることがわかりました!
ちなみにレザーパンチは、頑張っても紙の端から3cm位までしか穴が空けられなかったので、紙を一旦縦半分に切って開けました。
そしてその後、上下をテープで、それだけでは心もとなかったので途中のところどころをホッチキスで止めました。
そんなカードでもモコもじオリーナはちゃんと読み込んでくれました。
ただ、レザーパンチ、もちろんてこの原理で空けられるようになっているのですが、けっこう力が要りまして…それなりの数の穴を空けた結果…マメができるかと思いました…!右手の平と、人差し指と中指と薬指が痛いです…。
モコもじオリーナで市販のもこもこ糸を使う
2015-11-16
先日100円ショップで、モコもじオリーナに使えそうな糸を買ってみましたが、そのうちの一つを試してみたので、おひろめします。
Rです。一応Rには見えているかな。多少潰れたっぽいところもありますが。
一文字4.5cmなので、付属の糸より多少詰め気味に織ったかな。文字が見えやすいように無意識に加減して織っているようで、糸によって文字のサイズが変わります。
付属の糸よりももこもこした部分が少ない、、というか、片側だけなので、若干文字がやせたのかなと思います。
糸の拡大画像がこちら。

うーむ、もこもこしているところとしていないところがあるのですね。字がつぶれているのはちょうどもこもこしていない部分に当たってしまったのかもしれません。
- 今回使った糸
- ごしょう産業株式会社 もこもこブークレー
ポリエステル100% 約25玉巻(糸長約41m)
棒針で編むなら7~8号、カギ針なら10号~7mm 標準ゲージ11目15段
なお、入手先は100円ショップです。
2015年9~11月の月曜日の昼休みの成果
2015-11-15
昼休みに紡げるのは相変わらず月曜日だけです。で、二カ月かけてこれが紡げました。

- 紡いだ道具
- 桜楓スピンドル
- 紡いだもの
- 2013年ベランダ収穫の茶の洋綿
- 紡いだ量
- 1.1g
- 紡げた長さ
- 11.4m
- 撚り
- Z撚り
- 紡いだ時期
- 2015/9~11月
共通番手10.36m/gで、綿番手6.12s。
ちょっと太めかな。
実はこの記事、旧ブログで下書きだけしてあったんですよねー。
画像ファイルをアップするのが面倒で下書きでした。
下書きも無事に新しいサーバーに移行されましたので、新しいサーバーに画像をアップして投稿します。
- 参考用語
- さ行:スピンドル
は行:番手
や行:撚り
旧ブログ
2015-11-14
先ほど、旧ブログにコメントをいただきました。そうですか、コメント、書き込めるんですか。
書き込めないのは私だけですか。私がスパムフィルターに引っかかっているんですか?
…(笑)
しかしコメント返しができないよう…。
ちなみに旧ブログはもちろん、閉鎖のつもりだったのでコメントは受け付けない設定にしてあるのですが。
どうも、既にコメントがある記事にはコメントかけちゃうみたいですね。
テンプレートを変更しました
2015-11-14
昨日、旧ブログとあんまり印象が変わらないテンプレートを選びました。記事の確認をしていたら、どうも、dl,dt,ddなどが効いていません。
いろいろ見てみたのですが、テンプレートのせいみたいなので、せっせとhtmlタグが効くテンプレートを探しました。
けっこう使ってますからねえ。tableタグとかも。
さしあたって、このテンプレートは効いているようです。
しばらくは試行錯誤が続きそうです…。
ブログ移転しました
2015-11-14
この記事以前の記事は、自サイトに自力で構築したSerene Bachで書いたものです。前の記事にある通り、突然コメントが書けなくなりまして…。
原因は不明です。しかし検索したらSerene Bachは最近更新もされておらず、皆さま続々移転されているらしいことがわかりました。
そこで、私も移転することにしました。
検索の結果、Serene Bachからfc2への移行はやった方がいらっしゃったので、実績重視でfc2にお邪魔することにしました。
serenebachの追加機能ヘルプを見てエクスポートし、
FC2ブログ マニュアルを見てインポートしました。
インポートは成功したのですが。結果を見ると、タイトルや本文が読めない…。エクスポートしたtxtファイルを見てみたら、文字コードがEUCでした。…utf-8になると思ったのですけどね?私が使っていたSerene Bachが若干古いバージョンだったからでしょうか。
ともあれ、インポートした記事をいったん全削除して、txtファイルをutf-8に変換してから再インポート。
今度はうまくいきました。しかもFC2ブログ マニュアルには、コメントはエクスポートされないとあったのですが、無事エクスポートされています!ラッキー。
それからテンプレートをなるべく前のと似た感じのにして、アクセス解析つけて、せっかくだからTwitterやFacebookと連携しました。
残念ながらカテゴリは、階層構造に対応していないようです。インポート時に「>」をつけた形で頑張って取り込んではくれていますが、子の記事の合計が親に出ていたりはしませんもんねえ。(追記:コメントで教えていただいたのですが、インポートで階層にはなりませんが、後から階層にはできました。階層にすると子の合計が親に出ます)
あと、複数カテゴリに登録することもできないようで、おそらくメインのカテゴリにだけ登録されました。
したがって、カテゴリによっては記事数が1になっちゃったものとかもありますが、そこらへんはボチボチどうにかしていきたいと思います。
ほか、記事内容の確認なども今後していきたいと思います。
そんなわけで急ですが、「がらくた織物工房」は今度からこちらで稼働します。今後ともよろしくお願い致します。
なお、旧の「がらくた織物工房」も記事は(少なくともしばらくは)そのままにしておくつもりです。
コメントが書き込めない…
2015-11-12
>lyraさんコメント有難うございます。
はい、すっきりした字でした。
いや、モコもじになるかどうかは糸次第なのに、商品名が「モジもじオリーナ」なのはいかがなものかという問題提起を…なんてことは考えていませんが。ちょっとしか(笑)。
というコメント返しを書いていたのですが、投稿できません…。
非モコもじ
2015-11-07
もこもこ毛糸を仕入れたりしてしまったわけですが。やはり、ストレートヤーンで織ったらどうなるかは試してみなくてはいけないな、と思って、アクリルの並太毛糸で織ってみました。モコもじオリーナ。なお、アクリル毛糸にしたのは、変なものが出来上がっても、たわしにできるや、と思ってのことです(笑)。
でもまあ、字は出ないことはないのではないかと思っていました。ただ、字にするために打ち込むと、細い字になるんじゃないかなというのが予想です。
結果。

うん、思った以上に細くなったかも。
ちなみに、文字1文字28段なんですが、もこもこ毛糸で織った時は、1字が大体5cm。今回は3cm位でした。

アップにするとこうです。ストレートヤーンだと、何がどうなって文字になっているのかわかりやすいですね。
ところで思ったより細いNになったので、この先どうしようか悩みました。Oを織って、もう一個、YESを織るか…とか思ったのですが。
またこのように延長技を使って(笑)、

名字にしました。
名字だけに、ここで載せるのはやめておきます(苦笑)。個人情報ですから(笑)。
しかしストレートヤーンでも字にはなることがわかりました。しかも並太程度でどうにかなりますね。というか、地の糸の前に字の糸が入って、要は2段で1行になるので、どんな毛糸でも字にはなるかも。ただ毛糸の太さに応じて、文字がスマートになったり太ったりします。
- 経糸総本数
- 18本
- 整経長
- 元は40cm。延長技を使って、50cm位に…
- 通し幅
- 18cm
- 筬目
- 2/cm
- 使用した糸
- ハマナカかわいいなかま<プチ> アクリル(カシミロン)100%
- 使用織り機
- モコもじオリーナ
- 作成期間
- 2015/11/07
- 織り上がりサイズ
- 24.5cm×8.5cm(房を含まず)
- 参考用語
- あ行:筬、筬目
さ行:整経長
た行:経糸、通し幅
や行:緯糸