teaさん製7gスピンドル
2015-09-30
ワークショップに出たことにより入手したteaさん製のスピンドル。
重さは正確には7.65gでした。上にホイールがあってフックが付いているドロップスピンドルですが、サポートとしても使えるようにしてある、ということで、フックがない方はなめらかな、お箸の先のような状態になっています。
teaさんがサポートスピンドルを回して紡ぐのはとても速くて素晴らしかったのですが。
う、あのなめらかな状態のところから糸を出すのはとても苦手だな私…。
いや、日本の糸車もそういう感じじゃありません?どうも何がどうなって糸にできるのかわからなかったというか、前に、全くできなかったのですよね…。
というわけで、サポートスピンドルとして使う日は来ないかもしれませんが…。
ちなみにトップホイールスピンドルとしては、手持ちの中で一番軽いスピンドルです。
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スピニングパーティーで紡いだもの
2015-09-29
新・東京スピニングパーティー2015のワークショップで細番手の単糸を紡ぎました。
帰宅後それを双糸にしました。ワークショップで話に出た「アンデスの撚り合わせ」をして双糸にしようと…挑戦したのですが、途中で居眠りをしてしまい(…)、結果最初の糸端がどこだかわからなくなってしまい。更に、アンデスの撚り合わせ自体、間違えていたことがわかったので、諦めて普通に玉巻き機で玉にしてから双糸にしました。…まあ間違えてはいたけど、ちゃんと巻いてあったので、絡まずに玉巻き機で玉にできました。

番手に興味があったので、結局かせにしました。

- 紡いだ道具
- teaさん製7gスピンドル
- 紡いだもの
- 六甲山牧場のコリデールだそうです。teaさんが洗ったもの。
- 紡いだ量
- 3.67g
- 紡げた長さ
- 30.5m
- 撚り
- 単糸でZ、双糸でS撚り
- 紡いだ時期
- 2015/9/26,27
共通番手で8.3、毛番手で2/16.6ですかね。
ものすごく細いというわけではないけど、これまで紡いだウールの中では一番細い?と思って確認したら、昔、7gスピンドルでロムニーのスライバーを単糸で28.96番手で紡いでいました。…まあスライバーだったので。ロムニーでしたが。
スライバーを除けば、ウールでは今までで一番細い糸になりました。
…ちなみに、先生にいただいて双糸にした糸は、もんのすごく細いです。
レースを編んでいる人は「この位細く紡がなくては!」と発奮するところかもしれませんが、ワークショップに行ったのが「カーディングを知りたい」だったので、そこまで細く紡ぐことに熱意を持っていないのです…。
- 参考用語
- か行:カーディング、コリデール
さ行:スピンドル、スライバー、双糸
た行:単糸
は行:番手
や行:撚り
ら行:ロムニー
新・東京スピニングパーティー2015
2015-09-28
初日の10時から14時までワークショップだったので、会場本体に行ったのはそのあととなりました。まず買ってきてあったお昼を食べようかな…と思ったのですが、ワークショップ会場を出たところのテーブルはすでに埋まっていたので、ご飯を食べるより、3階の会場を見る方を先にしました。
入ってみてまず「去年より空いている?というか広い?」と思いました。多分1列減らしたのではないでしょうか。去年は歩くのも大変だったのですが、歩けたし十分見られました。
STUDIO TESSILEさんに声をかけていただけました。「織っている?」と。「織ってます!」と答えられる状態で本当に良かったです…。ここ一週間以内に織ってますからね!それにしてもSTUDIO TESSILEさんに2007年のワークショップで体験をさせていただいた位なのですが、本当にいつもいつもよく覚えていてくださるなあと感心します。
それから2階の受付側を一巡り。中を一巡り。休憩場所を見つけられずにもう一巡り。いや、パンフレットには書いてあったんですよ?見ないで歩いていました…。
結局、その後Peggy & Maggieさんで「今回、通路が広いですねー」って話から、休憩場所の話が出て、ようやく場所がわかったので、お昼にありつけました(笑)。
そういうわけで、2階も去年に比べて随分広かったです。ASIAN ACCENTSさんに伺った話によると、出展者を随分減らしたらしいと。次回は別の会場になるとか。
そういえばASIAN ACCENTSさんで「向かいの佐藤繊維さんの毛が危険」という話を聞きました。ぱっとは見ていたのですが、毛は買ってはいかんと思って、ちゃんと見てなかったのです。そう言われて後で見に行きましたが、本当に危険でした!初めて見る種類の毛もあるし…。か、買いませんでしたよ?
あと手織工房タリフさんで五本指手袋のキットを注文してきました。前にかぎ針編みで五本指手袋を編んだ時に、タリフさんの糸で編んだら面白いかも、と思っていたのです。キットが出たのは渡りに船というか(笑)。だってどの位に編んで、どの位縮絨するのか、自分で実験しないですみますからね!売り切れでしたが、後で送ってくださるそうです。
それから、去年の北欧旅行でご一緒したHさんがいらしていて、立ち話をしました。もう一年経つんですねーって。Hさんも、去年買った糸をまだ使ってらっしゃらないらしい…。仲間仲間(笑)。
何だか空いていたもので、すぐ帰っちゃいけない気がしてダラダラ2時間くらい回っていたようですが。買い物は次のとおりです。あ、写真にないけどこのほかに、タリフさんのキットが後から届きます。

左側が工房風花さんのきびそ精錬済。その右二つがAVRILさんの廃番糸。下はコットンバザールさんのシルクストールです。
共通点は、生成りだということです。はい、「染めるものなら買っていい」縛りを自らに課していました(苦笑)。まあ、工房風花さんではうっかり染まったものにも手が行きましたけどね…。我慢しました。
というわけで。染めなくては。あと紡がなくては。織らなくては…。
新・東京スピニングパーティー2015 ワークショップ
2015-09-27
今年は土日開催でしたね。新・東京スピニングパーティー2015に、9/26(土)に行ってきました。今年は気になるワークショップがいくつかあったのですが。
これはきっと、すぐ申し込みが満了になるだろうな、と、申し込み開始時間に申し込むぜ!と意気込んでいたのは「二重織りを楽しむ」です。申し込み開始時間が平日の10時だったので、申し込みメールを用意してPHSに転送し、あとはPHSから送付するだけ!の状態にしていたのですが。…やはり仕事中そうそうちょうどよくメールを送れるわけではなく。ようやく送付できたのは11時ちょっとすぎでした。
で、この時間ですでに「キャンセル待ち3番」でした。とほほ。
二重織りは日曜日のワークショップでしたが。土曜日のワークショップで一番気になっていたのは「トップホイールスピンドルで紡ぐ細番手の糸 サンカグローブ レース糸とカーディング」です。カーディングを教えていただきたい…!だけど、サンカグローブはきっと編まないしなあ。レースも編むかどうか…。と悩んで、申し込みを保留にしていたところ、講師ご本人にツイッターで質問する機会を得ました。「サンカグローブは編まないと思うんですけど、カーディングのやり方を知りたいです。そういう人でも申し込んでいいでしょうか」とか訊いたところ、大丈夫だとお返事いただけたので、申し込みました。
ちなみに講師の先生は、スピンドルでの紡ぎをするにあたって、さんざんHPにお世話になったteaさんです。惜しみなく情報が公開されているので助かったものです。
というわけで、前置きが長くなりましたが、まず、「トップホイールスピンドルで紡ぐ細番手の糸 サンカグローブ レース糸とカーディング」に参加した話を。
行ったら椅子が丸く設置されていまして、講師の先生の椅子を囲んで座る形でした。で、席には、かご・既にいくらか紡いだ糸が付いているスピンドルと丸く切られた厚紙、竹ひご、羊毛(六甲山牧場のコリデールとブラックウエルシュマウンテン。コリデールの方は昔にサフォークの血が入っているとかなんとか)、スーパーの袋が用意されていました。
ブラックウエルシュマウンテンはレースには向かないけれど、繊維がわかりやすいので用意した、とのことでした。
最初にやったのは、「細番手の糸を双糸にする」ことです。スピンドルに紙が巻きついていてその上に紡いだ糸が巻き付いていたのですが。それを竹ひごに移して、籠の穴に通して、引き揃えてスピンドルに巻いていきます。それからスピンドルで撚りをかけつつ、撚りがかかった糸を厚紙に巻き付けていくのですね。いつもやっているのと手順が逆、というか違う!目から鱗です。そしてその厚紙に霧吹きで水をかけて、温かいところに放置しておけば撚り止め完了だそうです。おおー。
これの実演の準備のとき、「アンデスの撚り合わせ」をしてくださったのですが、あんまり速すぎて何がどうなっているのかわかりませんでした(苦笑)。あとでプリントをくださいました。
次はカーディングです。先生が使っておられたのはコットン用のカーダー。世間ではコットン用という名で売られているけれども、細番手のウールもこちらでカーディングします、とのこと。カシミヤやアルパカ、メリノ・コリデール・シェットランド辺りはコットン用でいいそうです。ちなみに、手紡ぎ・手編みの場合はメリノだと柔らかすぎる、とおっしゃっていました。…レース用には、ということかな?ちょっと未確認。
それでもって、カーディングは力いっぱいやらないそうです。欧米の人は力いっぱいやるようですが、それじゃ梳けないとのこと。あと、一度にたくさんのせない、左右広げてのせない、真ん中あたりにちょっとのせる、ということもおっしゃっていました。カーダーに横幅があるのは、ローラッグを作るためで、レース糸の場合はローラッグを作らないから必要ない、ということだったと思います。
そして、紡ぎ。毛は、握りこむとフエルト化するので握りこまない、手の形は指相撲をするような形、だそうです。なるほどそれでディスタフが役に立つのですね。
ちなみに今回はスピニングパーティーの通行証?の腕輪がディスタフ代わりに役に立ちました(笑)。
ちなみに今回先生が作っておいてくださったスピンドルは7gでした。トップホイールようにしてあるけど、サポートスピンドルとしても使えるように作りました、とのことです。普段先生は、サポートスピンドルでレース糸を紡いでおられるそうで。実演もしてくださいましたが、すんごく速かったです…。
また、スピンドルもですが、色々な道具を自作されていてすごい…!なお、マギーブイヨンの入れ物が変わってしまってスピンドルを作るのに使えなくなったのがご不満のようでした(笑)。
そんなわけで10時から14時までみっちりと、撚り合わせたり、カーディングをしたり、紡いだりしました。はい、時間帯的にお昼休みが入るのかと思いましたが、なかったですね。ちょっとお腹すきました(苦笑)。
しかし色々な質問にも答えていただき、先生が編んだレースものやサンカグローブも見せてもらったり触らせてもらったりして、濃いワークショップでした。
そして。籠はいくらなんでも返却だろうと思ったら、籠もお持ち帰りものでした。そのためにそれが入るよう、スーパーの袋をつけてくださったんだそうで。至れり尽くせり!
そんなわけで最終的に持ち帰ったものがこちら。

右下のものは、スピニングパーティーの入場証ですが、ディスタフとして役に立ったので、ワークショップ関連ものとしてこちらの写真に入れました(笑)。
えー長くなりましたので、スピニングパーティーそのものの話は次の記事にします(^^;。
あ、なお、二重織りのワークショップのキャンセルは少なくとも3人は出なかったようです。残念ながら参加できませんでした。
『裂き織り大全』掲載作品展
2015-09-23
9/19にStudio A Weekさんの『裂き織り大全』掲載作品展に行ってきました。21日までなので、既に会期は終わっています。Studio A Weekさんは通常土日休みですが、展示会は土日にもやっているので行けるのがいいですね!
ちなみに同様に「普段だと平日だから仕事で来られない…」ということで、織り体験をされている方もいました。随分と周りでにぎやかにしてしまいましたが、箕輪先生のブログによると、無事織り上がったようで何よりです。
実は8月に一度お邪魔しています。その時は箕輪先生にお会いするのは北欧旅行以来の11カ月ぶりでしたが、今度は1カ月も経ってません。
8月には発行前の『裂き織り大全』の、校正用の印刷物を見させていただいたり、掲載作品の実物の一部や、糸や持ち手など本で使用されているものを見せていただいたりしました。
19日は、11時過ぎに着いたと思いますが、その後すぐ2名のお客様がいらして、体験の方と合わせて4人まとめて、先生にじっくり展示作品の説明をしていただきました。
その後もバイオリン王子が来たり、ほかの方も来たり、お茶していたらご夫婦と思しき二名様が困惑して覗いておられたり…。「展示会、ここですよね?」と恐る恐る入ってこられました。すみません、まったりしていて。ここで間違いないです…。
ご夫婦がかご作り体験を開始された頃に、買い物をして帰りました。
…そう書くと割とあっさり帰ったようですが、バイオリン王子の補助ソウコウを見せてもらったり、あちこち見たりで2時間はいました。
買ったのは、『裂き織り大全』、テープカット定規、籠シートのセット、ワープスティック<長>です。
本は本屋で買う派ですが、『裂き織り大全』には本屋でまだ巡り会ってなくてこちらで購入。でもおかげでサインをいただけました。
テープカット定規については、「まだ持ってなかったんだっけ!?」と箕輪先生に言われました。はい、房をそろえて切るの苦手なのに、今まで苦労しながら切っていました…。
ワープスティックは、特にリップスマットとかだと大変経糸が多くなるので、今まで咲きおりで整経するのに苦労していたんですよね。「ああ、長いのがあればいいのか…」と思ったので、今回買ってきました。
籠シートについては、8月に見せていただいていて、で、試してみたいことができまして。で、1組買いました。
…実は8月に見せてもらった中で、欲しかったものは他にもありました。丸ハンドルの口金。19日から出荷可能ということだったので、持ち帰れるかなーと思ったのですが(時間的に)入荷前だったようです。でもまあ、買ったところですぐ使うとは思えない(作品をすぐ作るとは思えないという意味で)ので、まあ次回で問題ないです…。
ちなみに、8月に行った時は、糸始末リキッドと、銅媒染液と、染め用のタオルハンカチを購入しました。このタオルハンカチ、触り心地が素晴らしいんですよ。オススメ。何故か通販用の頁では「染めに向く布」ではなく「染めに向く糸」のところにありますが。
一応、糸を買うのはやめておいたのですが、それにしても色々買っていますね。…使いましょうね…>自分。
北欧旅行から一年
2015-09-19
去年の今頃は、スウェーデンのウメオでのヴェブ・メッサに行っていたのですね。去年はちょうど休み易かったのですが、今後メッサにはそうそう行けないだろうなあ。
いやでも、メッサが9月なら、日本は休みが多いから、けっこう行けるかも?
と思って、次のメッサがあるだろう、2017年の9月のカレンダーを見てみました。
…三連休が一回のみ……。がーん。
いやまあ、2017年のメッサは、、、行かないとは思いますけどね?あれから1年たって、メッサで買った糸、一つも使ってないですしね(爆)。行っちゃいけない気がしますよね…。
しかしなんにせよ、次はもうちょっといきやすいところだといいですね…。
My草木染め手順書
2015-09-17
前から、染めの度に色々な本をひっくり返すのが大変で、自分なりの手順をまとめておけばいいんだよな、と思ってはいました。ここのところイヌビユ・ワカメと染めが続いたのと、仕事で手順書をよく作っているせいか、いきなり思い立って、手順書を作り始めました。

フローチャートも書いてみたり。
基本の煮染めは大体書いたかなと思います。あと花びら染めも書いておきたいですね。
まあ日々更新されて、完成することは…ないかもしれませんが。
『手織りのためのスコットランドチェック』
2015-09-16
風景写真やチェック織り地の写真・チェックデザイン満載の、贅沢な本ができました。
これまでも千鳥格子と綾織りについて冊子を出しておられた手織工房タリフさんの、書籍です。
先週本屋さんで発見したので早速買ってきました。勿論出版されることは知っていたのですが、可能な限り本屋で買う派なんです。だって本屋潰れたら困るし。
ところで買ったのは台風が来ていた日でして。「こんな雨の日にわざわざ持って帰らなくてもいいじゃん…」と思いもしたのですが。カバーが大変雨に強そうな紙だったので、思わず買ってしまいました(笑)。
いや台風で電車が止まったり遅れたりしたら、電車の中で読むものがあるのは嬉しいじゃないですか!
まあ、カバーが雨に強くても、天地や小口は勿論雨に弱いですから、しっかり本屋の袋に隙間が入らないようにして持ち帰りましたよ!
そんなわけで、カバーも贅沢な本でした(笑)。
また、各Partの見出し頁も左側がチェックで、フッタもPartごとに見出し頁で使ったチェックをちょこっと入れてあったり、あとカバーの下もチェックだったりと、どこもかしこもチェック!な本です。
目次についてはタリフさんのブログで紹介されていますので、ここには書きませんが、チェックが千鳥格子、ガンクラブチェック、グレンチェックにタータンタイプと、体系づけて説明されていて、何ともデザインしたくなってくるような本です。
まあ載っているチェックを織るだけでもお腹いっぱいになりそうな位、デザインが満載なんですけどね!
あとエステードツイードについての話とか、読み物としても楽しめます。
誤字もなさそうだし、いい本だなーと思って、パッと広げたところに、大きな誤字を見つけてしまいましたけどね(汗)。P190の整軽が…。
難を言えば、文章面でときどき、行間を読まなきゃいけないというか、3回位読み直さないとちょっとわからないところがありましたが、まあわからないのは私だけかもしれない…。
あとは文章というか構成面の話かもしれませんが、この画像にはキャプションが欲しかったな、とか、ここからは織り地ではないと説明が欲しかったな、とか、巻末近くの見出しレベルがわかりづらいな、とかも思いました。
しかし、大変楽しめる本だと思います。
ポロワススライバーをワカメで染める
2015-09-15
真綿を染めた乾ワカメの残りがあったので、「この際使い切っちゃえ!」と、先週染料を抽出しました。で、イヌビユ染めと並行してポロワス染めを行いました。
消毒薬はもうなかったので、ただの水での抽出です。

やはり黄色っぽく染まりました。
うーん、やはりこの乾ワカメに関して言えば、あまり過酸化水素水の効果はなかったんじゃないでしょうか…。
- 染めたもの
- ポロワススライバー 約50g
- 染料
- 乾ワカメ 37g
- 媒染剤
- ミョウバン媒染
- 参考書籍
- 媒染については、『世界の草木染め ワイルドカラーの魅力』。
染めは『草木の染色工房―身近な草花、樹木を使って』。
- 参考用語
- さ行:スライバー
は行:ポロワス
ま行:ミョウバン媒染