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チェックデザイン講習会

 2012-02-29
2/25,26、手織工房タリフさんのチェックデザイン2日間講習会に参加してきました。

数年前に、間を空けて3回の講習会(その間に、デザインしたチェックを織ってくる宿題つき)の案内を見つけ、参加したかったのですが、日程的に大変厳しかったんです。講習会には参加できるものの、その合間の土日に予定が入ってしまっていて織る時間がない……。
そんなわけで見送ること何回か。今回は2日間講習、合間の宿題なし。日程的にも大丈夫!というわけで、嬉々として申し込みました。

タリフさんの工房には初めて伺いました。移転前の工房にも行ったことがないので、比較はできませんが、棚が沢山で糸が一度に見渡せて、作品も一度に色々見られるようになっていてとてもいい感じです。広々としていて、織るにも動きやすそうです。

さて、講習会。チェックデザイン講習といっても、糸の話や布の話も満載です。糸を知って扱わないと台無しになる、ということを学びました。で、話をきくだに、服を作ろうと思ったら今の市販の生地はNG、布から作らなくちゃいけない……のか?という気にさせられました……('' )。

一日目はその後、糸を選んで千鳥格子を色鉛筆でデザイン。そしてグレンチェックの説明を受けて終わりました。
講習会の後、英国旅行された折の、スライドを見せていただいたりしました。私は以前も拝見しているので二度目でした。

この日帰宅後、PCを立ち上げて、織物用組織図マクロを使って、デザインした千鳥格子の配色図を作りました。
その後、復習と思って、グレンチェックについて、テキストにある基本デザインも入力したのですが。白黒だと組織図っぽいかなと思って、てきとーに濃淡2色選んだら「……なかなかいい色じゃん」と思ってしまい、そのままその色の応用で、グレンチェックのオリジナルデザインをしてみました(笑)。
# 翌日、そのデザインには間違いがあることがわかりましたが……。

そして二日目。
午前中に、経糸のかけ方のレクチャーがありました。こうすると楽ですよ、という紹介ですね。タリフさんとこ、息子さんが作られた便利グッズや100円ショップで見つけた便利グッズが色々あって面白いんですよ。100円ショップ、あなどれませんね!そして色々作ってくださる、手先が器用な息子さん、いいなあ……。
あと参加者の方々のこれまでに織ったものを見せていただいたりとかもしました。皆さん経歴が色々で、お話がためになりました。そうそう、概ね皆さん、知り合いの知り合い位の範疇に入りました。……世間は狭いなあと思いました(^^;。私の以前の織りの先生に、今習っている方もいらっしゃいましたし……。

本題のデザインの方は、まず一日目の続きで、グレンチェックのデザインをしつつ、糸を選びました。……家でてきとーに選んだ色は、ちゃんとタリフさんの糸の中にそれっぽい糸がありました。さすがの色数(笑)。皆さんの意見も聞いて、オーバーチェックの色を家で考えたものと変更することにしました。そして新たなデザインを色鉛筆で書いていると……「う、間違えた。一行消す……ことが色鉛筆では容易ではない……」とExcelに慣れたための弊害が……。
それからタータンタイプのチェックの説明及びデザイン。タータンといえば氏族ですが最近は企業タータンもあるのよねーと何となく、職場のカラーで色鉛筆を塗りたくりましたが、どうもうまくいかず……、結局全然関係ない色でデザインしました。

そのあと作ったデザインでマフラーを織るのに必要な糸を玉巻きしました。

というわけで持ち帰ることになった糸はこちら。
img738_DSCN2301.jpg

チェックデザイン3つ分です。さて、どんなマフラーになるでしょうか……。そして出来上がるのはいつでしょうか……。「品評会しましょうね!半年後位でいい?」とタリフさんがおっしゃいましたが……果たしてこののろい私が半年で3つもマフラーを織れるかどうか……。〆切があると思えば織るでしょうか……。

さて、講習会終了後も、工房内の色々な作品を見せていただいて、糸は何だか訊いたりしました。あと、前に買った糸で服地を織るに当たってのアドバイスをしていただいたりしました。それから、電動コーン巻き機を見せていただきました。ああちゃんと巻けるコーン巻き機、いいなあ……。

そんなこんなで、大変充実した2日間講習でした。

この日も帰宅後、またPCに向かってカチカチ……。直したグレンチェックのデザインと、新たに作ったタータンタイプのチェックのデザインを書きました。……色鉛筆で作ったやつには案の定間違いがありました……。
それから諦めきれずに、職場カラーのタータンタイプのチェックも作りました!

月曜日に職場の人に見せたら、「どっかで見たような……」と言われましたが、何と言うか定番カラーなので、いたしかたない気がします……。

そんなわけでチェック尽くめの二日間でした。
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レインボー染めのダニーデンのナバホ撚り

 2012-02-26
その昔、アナンダさんの夏期講習でレインボー染めしてきた、ダニーデンのフリースを、職場で昼休みにせっせと紡ぎました。
何しろレインボー染め。全く違う色系統で双糸とかにしても恐ろしいことになるかもしれないと、Navajo Ply on the Flyで紡ぎました。

フリックカーダーを持っていって、毛をほぐしながらやったのですが。
ジーンズにむかって(うちの職場は毎日カジュアルデーなので、大抵ジーンズで出社しております)カーディングしていたら、ジーンズがちょっと……一部毛羽立ってしまいました。

そして、考えてみれば、一度目も、3本撚りにした二度目もZ撚りにしたような。ナバホ撚りの場合は、どうなんでしょう。一度目と二度目の撚りは逆にすべきなんでしょうか。今までは記録によると逆にしていたようですが。

スチューデントにかなりいっぱいになり、最後のほうは巻くのに苦労しながら紡いでいましたが、どうにか2/22に紡ぎ終わりました。

できあがりはこんなです。
img736_DSCN2284.jpg

アップはこう。
img737_DSCN2285.jpg

恐ろしい色合いの糸になるのではないかという周囲の危惧をはねのけ、それなりに面白い糸になりました。

紡いだ道具
アシュフォード スピンドル スチューデント
紡いだもの
レインボー染めしたダニーデン
紡いだ時期
2011/12~2
紡いだ量
97g
紡げた長さ
63.75m

共通番手で0.66? おお!1番手より太い糸が!

しかし何を作るべきかについては、結論が出ておりません。バッグ編むとか?

参考用語
か行:カーディング
さ行:双糸、Z撚り
た行:ダニーデン
な行:ナバホ撚り
は行:番手、フリース、フリックカーダー
や行:撚り
ら行:レインボー染め

みかんの皮で絹糸を染める

 2012-02-23
我が家は私以外は柑橘類が大好きです。
というわけでこの冬食べたみかんの皮をせっせと干して溜めておいてもらいました。
315g程集まったので、染めに踏み切りました。
抽出したのは2/4、染めたのは2/12です。

みかんは銅媒染が綺麗と聞いていたので、銅媒染もやりたかったのですが、結局初みかんだし、ということで、みょうばん媒染してあった絹糸を染めました。

img735_DSCN2279.jpg

染め始めた最初はどうかなーという感じだったのですが、無事に色が入りました。絹の光沢もあって、キラキラと綺麗です。


染めた糸
ペニーロービング 1/6.5番手 生成り
媒染
みょうばん媒染
参考にした本
『草木染め大全』
『キッチン染めを楽しむ12か月』



参考用語
た行:銅媒染
は行:媒染、番手
ま行:みょうばん媒染

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