銅媒染と小豆の残液染め
2012-01-25
先日ポロワスの原毛を染めた小豆の残液をとってありました。媒染済みのものもないので、媒染からしなくちゃいけません。せっかくだから初の銅媒染をやってみよう!……と、思い立ちました。
銅は一度やってみたくて、一応銅媒染液を購入してありました。
入れ物に濃度が書いていなかったのですが、おそらく酢酸銅3%溶液だろうと判断し、『誰でもできる草木染めレッスン』『草木染め大全』にしたがって、浴比1:30位を目指して銅媒染しました。
媒染したのは、ポロワス原毛、及び、紡いだウールの糸2種類です。
こちらは銅媒染した鍋の中の様子。

原毛は100gですが、糸は合わせても25g位なので、浴比は1:30より多くなりました。1:50位でしょうか。
で、そのうちの糸だけを小豆の残液で染めました。

このような色になりました。
みょうばんだとピンク系でしたが、銅だとコーヒー色ですね。まあ、こちらは残液だったので、媒染の違いのせいだけとは言い切れませんが……。
- 染めたもの
- メリノグリージーを自分で洗ってトラディショナルで紡いだもの 16.42g
藍の生葉で染めようとして染まらなかった原毛をスピンドルで紡いだもの 9.55g - 染料
- 小豆を煮こぼした液で原毛を染めたあとの残液
- 媒染剤
- (多分)酢酸銅3%液200ccに水6Lを入れたもので、ポロワス原毛100gと共に先媒染
- 参考書籍
- 『草木染め大全』
『誰でもできる草木染めレッスン』
『草木の染色工房―身近な草花、樹木を使って』
媒染の自分なりの手順を確立していないので、やるたびに、本を数冊ひっくりかえすことになります。今回は確立しようと思ってやったのですが、何しろ銅は初めてなのでこれでいいかどうか……。
ちなみにポロワス原毛を銅媒染した状態はこちら。

母に「まあいい色に染まったわね!何で染めたの?」と母に言われましたが、何……っていえば一応銅?でも媒染であって染めたわけではないのですが……。
- 参考用語
- か行:グリージー、原毛
さ行:スピンドル、スライバー
た行:銅媒染
は行:媒染、ポロワス
ま行:みょうばん、メリノ
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