ヤマモモの実で真綿を染める
2011-08-27
我が家の近所には、街路樹として、又は公園の中に、ヤマモモがかなり植えられています。実が落ちて道路がかなり汚れるので「なら、とってあげた方がむしろ親切だよね!」とばっかりに、毎年7月頃ヤマモモとりを行います。それで果実酒とかジュースとかジャムにするわけですが。
その際「これは使い物にならない」と廃棄するものを今年は冷凍してとっておいて、染めに使ってみました。
実ものの染めということで、酢酸と水でもみだしました。そして真綿を投入。

写真は若干赤っぽくなりましたが、実際にはこんなに赤味が強くない紫に染まりました。
……さて真綿で色々染めていますが、何にもしないままどんどん褪色させているので(……)何かにしなくては……。
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赤紫蘇の残液でポロワススライバーを染める
2011-08-25
メリノスライバーを染めた赤紫蘇液の残液1.5リットルでポロワススライバーを染めました。
やっぱり可愛い色になりました。
- 染めたもの
- ポロワススライバー30g
- 媒染剤
- 生みょうばん10gと酒石英2gで、ポロワススライバー100gを先媒染。
- 参考書籍
- 『草木染め大全』
- 参考用語
- さ行:酒石英 スライバー
は行:ポロワス
ま行:みょうばん、メリノ
お昼寝マット
2011-08-06
私はロフトベッドで寝ていますが、風の通りが悪いので、夏は暑いです。今年も床で寝ることが増えそうだな……と思って、暑くなり始めた頃、床に敷く用にマットを織り始めました。こういうのを「ドロナワ」というのでしょう……。幸い、台風が来た後はけっこう涼しく、ちゃんとベッドで寝られる日が続きました。そして、また暑くなった今日、どうにか出来上がりました(でも夜は今のところそんなに暑くない……。今日は使用せずに済むかな?)。
というわけで、タイトルは「お昼寝マット」ですが、実際は、夜寝る用です……。
マットを織るぞ!……というわけで参考にしたのは『The Big Book of Weaving』の表紙にもなっているRag Rugです。まあ本では8枚綜絖で縦縞にしていましたが、うちの織り機は4枚綜絖なので、縦は色を変えず、横縞にしました。
さて、出来上がりはこんな。

一見、無事水色と青の縞縞で出来上がったようですが、実は途中で、緯糸が足りなくなりました。
というか「これは確実に足りなくなる!」と思ったので、途中から裏はピンクのシーツを使いました。

二重織りで裏があるので、表からは一見普通!という技が可能でした。まあ、二重になっているんだよ!と示せるので、裏と色が違うのもいいんじゃないかなーと。

織り地をアップで見るとこんなで、若干裏がピンクなのがわかります。まあ、この程度ならいいかなー。
まあ水色のシーツについては、リップスマットの緯糸にも使っていたので。それがなければシーツ2枚で足りたかもしれません。
ちなみに裏がピンクの部分が今日織った分です。……ということは、その気になれば三日くらいで出来上がるということでしょうか……。
- 仕上がり予定サイズ
- 170cm×55cm
- 経糸総本数
- 150本(2本取りで)
- 整経長
- 240cm
- 通し幅
- 58cm
- 筬目
- 5目/cmの筬を使用。経糸密度は2.5/cm。
- 使用した糸
- 経糸 たこ糸 & アナンダさんのラグ用たて糸 No.44
緯糸 3種類の古いシーツを幅2cmに裂いたもの。大体2枚分位。 - 組織
- 二重織り
- 使用織り機
- アジャカ4枚綜絖織り機
- 綜絖枚数
- 4枚
- 作成期間
- 2011/07/17~2011/08/06
- 織り上がりサイズ
- 161cm×55cm(房を含まず)
想定と長さがかなり異なりますが、織り機から下ろしたら思ったより縮んだのでした。まあ161cmあれば、概ね身がおさまるので、寝るには問題ありません。
- 参考用語
- あ行:筬、筬目
さ行:整経長、綜絖
た行:経糸、通し幅
や行:緯糸
機草
2011-08-04
一応カテゴリーは「道具」に入れておきます。経糸を男巻きに巻く時、糸と糸が重なり合わないよう、織り幅よりも広い厚紙などを入れる、その紙が機草ですが。(ところで織り上がった布地の方にも私は厚紙を入れますが、これは機草とは言わないのでしょうか)
我が家では大抵の場合カレンダーを利用していますが、幅広のものを織る時に幅が足りません。以前幅広のものを織った時は巻く段になって紙がないことに気が付き、居間の壁にあった世界地図を「もうこれ古いからいいよね!?」と言って剥がして使ったりしたものです……。尚、その後新しい世界地図を買いました……。
そして職場でいいものを見つけました。これもカレンダーですが、1枚物の年間カレンダーででかい!カレンダーということは年が変われば不要になるはずだ!と2009年の年末に担当者にお願いしてもらっておきました。……それからあまり幅広のものを織っていなかったので、初使用が今になってしまいました。

使ってみたところ、うーん、幅がうちの織り機にぴったりー。厚みも普通のカレンダーよりもあって、紙が丈夫でいい感じー、でした。
2010年のをもらいそこねたのですが、機会があったらまたもらうことにしようと思います。
- 参考用語
- あ行:男巻き
は行:機草
2011/7/31の花壇の棉
2011-08-02
順調に毎日花が咲いているようです。これは洋棉の花。

ところで花壇の棉部分の全体像はこんな感じです。

こうなってようやく、和棉と洋棉の区別がついてきました。
で、よくよく見ると、けっこう洋棉が生き残っています。
今年の洋棉は全て茶綿の筈です。
無事茶綿が収穫できそうです、ね……。よかったよかった。
というか、和棉が思ったより少ない……。まあベランダでも育てているのでいいですが……(和棉の種は収穫した翌年しか発芽しないので、毎年細々とでも種をとることが重要だと思っています)。