玉葱の皮の残々液で染めたメリノを紡ぐ2
2011-02-28
玉葱の皮の残々液で染めたメリノの残りを、今度はターキッシュスピンドルで紡ぎました。
- 紡いだ道具
- ターキッシュスピンドル 中サイズ
- 紡いだもの
- 玉葱の皮の残々液で染めたメリノスライバー
- 紡いだ時期
- 2011/2月半ば
- 撚り
- Z撚り
ターキッシュスピンドルで紡いでそのまま玉にしたので、長さが不明。したがって番手も不明です。
ターキッシュスピンドルで玉にする方法は、毎回忘れて、あちこち調べたり、友人に訊いたりしてしまいます。いいかげん、覚えようよ……>自分。
しかしまあその後撚り止めをすることを考えると、実は、玉にしながら紡いだ方がいいことってそんなにはないのかも、とも思います……。
友人は、これで単糸を作った後、別のスピンドルで双糸にする、と言っておりましたが。
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(2011/03/06追記)
桃のをニディノディでかせにしたついでに、こちらもかせにしました。
- 紡いだ重さ
- 12.78g
- 紡いだ長さ
- 68.25m
5.34番手くらい?
- 参考用語
- さ行:スピンドル、スライバー
は行:番手
ま行:メリノ
や行:撚り
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啓翁桜でメリノスライバーを染める 2011
2011-02-26
今年もまた啓翁桜を購入し、家の中で早めの花見をしました。今年は実は二度も購入しました。そんなわけで、いつもより枝葉が沢山ありました。約200g。2/21、それを切り刻んで、水を約3.3リットル、ソーダ灰を約3.3g入れてアルカリ抽出をしました。
立派に赤い液が出ています。
煮立ったら弱火にして30分、という手順で3番液までとりました。
これで6リットルくらいの液が出来ました。
桜は置いた方が濃くなるので、2/26まで置いておきました。(単に休日まで待っただけですが……)
100g程を染めようと思ったのですが、何を染めるかについてはちょっと悩みました。しかし、結局、媒染済みであるという理由で、メリノスライバーを染めました。桜染めのメリノスライバーをそんなにためこんでどうするのでしょう、私。
染めて、放置冷却して、脱水して、すすいで、脱水して、酢酸を入れたぬるま湯につけて、脱水して、干しました。それがこれ。

いつも、ちょっと黄色がかった色になるのですが、今回はそうでもないような気がします。やはり毎年色が違いますね……。
- 参考用語
- あ行:アルカリ抽出法
さ行:先媒染、酢酸処理、スライバー、ソーダ灰
ま行:みょうばん、メリノ
チューリップで真綿を染める
2011-02-22
新年のお花は啓翁桜とチューリップでした。チューリップは相当濃い色の花だったので、花びらを冷凍してとっておきました。そして、2/21に染めました。
こちら冷凍後の花びらの画像。

測ったら3gありました。
ここにてきとーに酢酸を注ぎ、水を加えて、もみました。出てきた液はこちら。

ちょっと画像の色がよくありませんが、このまま置いておいたら、父がワインと間違えて飲みそうな色でした。ロゼ?
例によって真綿を染めました。

画像はちょっと黄色が入っちゃったかな。薄い紫色です。
まあ、花びら染めらしい色ですね。けっこう濃い色が出たので、いい気になって水を足しすぎたかなと懸念したのですが、それなりに染まりました!
- 参考用語
- さ行:酢酸
は行:花びら染め
ま行:真綿
玉葱の皮の残々液で染めたメリノを紡ぐ
2011-02-13
半フエルト化したものを引きちぎるように紡ぐのに疲れたので、状態がまあまあのものを紡いでみました(苦笑)。
- 紡いだ道具
- 桜楓スピンドル
- 紡いだもの
- 玉葱の皮の残々液で染めたメリノスライバー
- 紡いだ時期
- 2011/2/4-2/8位
- 撚り
- Z撚り
- 紡いだ量
- 11.86g
- 紡いだ長さ
- 53.7m
4.53番手でしょうか。
玉葱の皮の残々液で染めたメリノスライバーはまだありましたが、桜楓スピンドルがいっぱいになっちゃったので、ここまででやめました。
写真は割りといい感じに写っていますが、けっこう、太さが一定しません。スライバーなのになあ……。
- 参考用語
- さ行:スピンドル、スライバー
は行:番手
ま行:メリノ
や行:撚り
半フエルト化したサフォークを無理やり紡ぐ
2011-02-12
「2011年初の所有している毛」リストを作成してから黙々と毛を減らす努力をし始めました……。まずは紡げるかどうかわからないものを処置しよう、ということで、最初にやったのが「すごい糸を紡ぐ」でした。紡げなかった分は詰め物にする予定。
そして今回は、「スピニングパーティーでいただいた毛(サフォーク)を洗ったものを藍染めしたもの」です。実は、藍染めしたものの、脱水しようと思って洗濯機の傍に置いておいたら、ほかのものと一緒に母に洗われてしまってフエルト化してしまったのです。
これだけ書くとそんなところに置いた私が悪いようですが、当時の会話を再現。
母「りこー、ここに置いてある毛、洗うの?」
私「ううん、脱水するだけー。置いておいてー」
母「洗っちゃったわー」
……洗った後に、「洗うの?」って訊くって……。
どうにもしようもなかったのですが、何かにはなるかととってありました。そんなわけで今回の「紡げるかどうかわからないものを処置」第二弾のターゲットとなりました。
そして何とか一部は紡ぎました。

- 紡いだ道具
- 堅木スピンドル
- 紡いだもの
- サフォークにおそらくコリデールが入っているという羊の毛を洗ったもの
- 紡いだ時期
- 2011/1/31-2/3位
- 撚り
- Z撚り
- 紡いだ量
- 2.9g
- 紡いだ長さ
- 11.25m
3.88番手位でしょうか。またもや「平均番手」ですが。
残りは……フエルト化が激しくて紡ぐのはちょっと無理そうなので、また詰め物にでも使うことにします。
- 参考用語
- か行:コリデール
さ行:サフォーク、スピンドル
は行:番手
や行:撚り
2011年初の所有している糸
2011-02-06
例年だと、全部写真に撮るのですが、撮るほど去年と差異がない気がして、ブログの記事に基づいて差分のチェックをしてみました。変化は以下の通り。
・染め用でない糸は多分全部玉になった(玉巻き機大好きな同僚のおかげ)
・染めたメリノを紡いで、4玉増えた(玉葱×2、桜、まだら染め)
・スオウで染めたロムニーを紡いで、2玉増えた
・紡いだメリノの糸が、小豆染めになった
・秋に買った茜染めサフォークを紡いだ糸が2玉増えた
・タリフさんのキットが2つ増えた
・箕輪さんとこのキットが3つ増えた
・経糸用に買ってあったコットンの糸の一部が桜染め・桃染めになった
・収穫した和綿を紡いで2かせ増えた
・収穫して藍染めしたコットンを紡いで3かせ増えた
・水色の綿糸は使っているので半分は減った
・五月に買った竹繊維を紡いで3玉になった
・アルパカを紡いだ玉が1つ増えた
・手袋を編んだ残り糸がちょっと増えた
・スリッパを編んだのでアクリル毛糸がちょっと減った
・スピニングパーティで購入した絹糸が増えた
うーん、けっこう変化ありました。
増えていることは確かです……。
オニユズでメリノスライバーを染める
2011-02-06
先日親戚の家に行ったら、庭にでかい柑橘類がゴロゴロ落ちていました。訊いたらオニユズというものだとのこと。実が少ないから食べるには向かないわよーといわれたのですが、柑橘類好きの母は嬉々としてもらってきました。
比較対象にみかんを置いています。
Web検索したところ、柚子といってもブンタンやザボンの仲間だということと、マーマレードのレシピ(

そんなわけで母がマーマレードを作りました。廃棄する部分は木綿の袋に入れて、お風呂に入れておに柚子湯に。
そしたらまあ……すんごいんですよ、お風呂が!香りも色も!
そして木綿の袋が大変黄色くなりました。

画像は、オニユズ湯をしたあと、洗った袋です。口を絞っていたので、しぼり染め(笑)になっています。
木綿で、お風呂(43度程度、無媒染)で、こんなに染まる……。そうしたらちゃんと染めてみたくなるのが人情ってものですよね!?
そんなわけで次にマーマレードを作った時の煮こぼした液をとっておいてもらいました。重曹を入れて煮るらしいので、アルカリ抽出も同然でしょうか。

液はこんなにも茶色で、(写真を撮り忘れましたが)染めている時の原毛は、渋い黄色がかった茶色で、母に「その色好きだわ」と言われるような色だったのですが。
洗ったら茶色成分が抜け(?)て、木綿袋と同じような黄色に……。

尚、酢酸でリンスをする前はもうちょっとは濃い色だった気がします。酢酸でアルカリが中和されちゃったんでしょうか???よくわかりませんが。
というわけで、可愛い黄色に染まりました。マーマレードも母が気に入っているし、来年以降また、同じ時期に親戚んちに行かなくては……?(笑)
- 染めたもの
- メリノスライバー50g位
- 媒染剤
- 生みょうばん。助剤に酒石英 で、先媒染。
- 参考書籍
- 『草木染―四季の自然を染める』
『草木の染色工房―身近な草花、樹木を使って』
- 参考用語
- あ行:アルカリ抽出法
か行:原毛
さ行:先媒染、酢酸処理、酒石英、助剤、スライバー
ま行:みょうばん、メリノ