藍染めしたコットンを紡ぐ 2
2010-09-30
タクリを直した後、再度藍染め液にがすっと突っ込んだコットン(2009年収穫)を昼休みにせっせと紡いでいました。
9/28にとうとう!藍染めした分は全部紡ぎ終わりました。
ニディノディでかせにしたのがこちら。かせにするのを途中で飽きるほどだったので、相当長いのかと思ったらそうでもなかったです。飽きっぽい……?

- 紡いだ道具
- タクリ
- 紡いだもの
- 2009年に収穫したコットンを藍染めしたもの
- 紡いだ量
- 10.2g
- 紡げた長さ
- 223.7m
- 撚り
- S撚り
- 紡いだ時期
- 2010年8~9月の昼休みに。
共通番手で、1/21.93番手。綿番手で12.95s、かと。前回より細く紡げたような気がしていましたが、そうでもないんですね。ところどころ味のある糸になっているからでしょうか。
- 参考用語
- あ行:藍染め
か行:かせ
さ行:スピンドル
た行:タクリ
な行:ニディノディ
は行:番手
や行:撚り
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『草木染め大全』
2010-09-25
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草木染めのすごい本が出ました。
この本のための作業の様子が、ずっと著者のオフィシャルブログで紹介されていましたが、それを日々読んでいたので、発行されて感慨もひとしおです(笑)。
何がすごいって採用されている色見本の数がすごいです。リンクではサブタイトルが途中で切れちゃっていますが「3500余種の草木の染色見本付き」です。草木の種類は238種だそうです。そして本の厚みは18mm……。
そのすごい内容は以下の通り。
※ 以下内容からのリンクは、箕輪先生のブログの関連ページにはっています。本に書かれていないことが書かれているものも多いので、こちらも本と合わせて是非。尚、基本的に、リンクは同一ウィンドウ内で移動するようにしていますが、これに限ってはこのページが索引みたいなものに当たるかと思い、別ウィンドウを開くようにしました。
- Part 1 基本の染め
- 花びら染め
- ハーブ染め
- 藍の生葉染め
- タデアイを育てる
- 花びら染め
- Part 2 草木染め図鑑
- キッチンにあるもので染める
- ウコン・ウド・トウモロコシ・コウチャ(本の索引では紅茶)・アカジソ・タマネギ・ムラサキタマネギ(あ、目次に誤字発見……)・センナ(ブログではこちらにも)・ニンジン・フキ・リョクチャ(リンク先のタイトルは何故か紅茶)・クロゴメ(リンク先では「クロマイに決定!」とありますが)
- 草花で染める
- アカザ・アカソ・アジサイ・アブラナ・マツヨイグサ・オニノゲシ・カラスノエンドウ・イタドリ・カラムシ・カリヤス・ギシギシ・クズ・クララ・カナムグラ・コブナグサ・サトウキビ・サルトリイバラ・スプレーマム(葉・茎)・シダ類・クサソテツ・ツルニチニチソウ・ツワブキ・ドクダミ(ドクダミはこちらにも)・ナズナ・ナヨクサフジ・ハルジオン・パンパスグラス・ヒメオドリコソウ・ヒマワリ・ヨモギ(春・夏・アルカリ)・ムラサキツメクサ(リンク先では別名のアカツメクサ)・ハルシャギク(リンク先のタイトルは別名のジャノメソウ)・ホトケノザ・リュウキュウアイ・インドアイ・タデアイ
- 市販の染料で染める
- オヒルギ(リンク先のタイトルでは総称のマングローブ)・インドアカネ・ニホンアカネ・セイヨウアカネ・ガンビール・グァバ・クスノハガシワ(リンク先のタイトルでは別名のカマラ)・コガネバナ(コガネバナはブログのクスノハガシワのところも参照)・コクタン・シコン・シタン・スオウ・フシ・ダイオウ(リンク先ではダイオウの一種であるルバーブの名で出ています)・ブナノキ・ミロバラン・ヤマモモ・ヤエヤマアオキ・ビンロウジ・ロッグウッド・ラックダイ・コチニール
- 樹木で染める
- アケビ・アセビ・アベマキ・アベリア・イヌツゲ・イチイ・イヌマキ・イチョウ・ウツギ・ウメ・アカメガシワ・ウリカエデ・カラコギカエデ・エゴノキ・ジンチョウゲ・カロライナジャスミン・カクレミノ・カツラ・ココナッツ・ガジュマル・ガマズミ・カリン・カルミア・カンボク・キブシ・キウイ・キバコデマリ・モクセイ(キンモクセイ・ギンモクセイ)・キハダ・グミ・クサイチゴ・クリ・クルミ・クルミスモークチップ(ブログにはクルミ科のヒッコリーも掲載。クルミスモークチップはこちらにも掲載)・ケヤキ・ゲットウ・コウヤマキ・ゲッキツ・クワ・コウゾ・コデマリ・コブシ・コナラ・サクラ・サクラスモークチップ・サワラ・サキシマスオウ・サルスベリ・サンゴジュ・シキミ(リンク先のタイトルはジュニパ―ベリーですが)・シナノキ・シマトネリコ・シュロ・シモツケ・スイカズラ・シャクナゲ・ダンコウバイ・シャリンバイ・スギ・スモモ(ブログにはプラムも載っています)・ベニスモモ・ズミ・センダン・ソヨゴ・タケ・タケノコの皮・ツツジ・キヅタ・ツノハシバミ・ヤブツバキ・ツリバナ・テイカカズラ・テリハノイバラ・トチノキ・ナツメ・ナナカマド・ナワシロイチゴ・ネズミモチ・ノウゼンカズラ・ネムノキ・ハギ・ハナイカダ・ハマナス・ハリエンジュ・センリョウ・ハナミズキ・ヒイラギナンテン・ヒサカキ(リンク先ではヒカサキになっていますが)・ヒノキ・ヒョウタンボク・ピラカンサス・ビワ・フクギ・フジ・ベニカナメモチ・マンサク・ミカン・ミズキ・ムベ・ムラサキシキブ・モクレン・プラタナス・ムクゲ・モミジ(ブログではヤマモミジもこちらやこちらで掲載されています)・ヤツデ・ヤブデマリ・ヤナギ・ヤブニッケイ・ヤマブキ・ユズ・ユズリハ・ユリノキ・リンゴ・リンゴスモークチップ・レンギョウ・ロウバイ
- ハーブで染める
- ゲッケイジュ・オレガノ・バジリコ(リンク先のタイトルではスィートバジル)・シナモン・レモングラス・ローズマリー・ミント・タイム・ワイルドベリー・セントジョーンズワート・ヘナ・フェンネル・セージ・ヤロウ・ユウカリ
- 花と実で染める
- エルダー・アカインゲンマメ・アンナット・カモミール・ジャスミン・コーンフラワー・コーヒー・クサギ・クコ・クロマメ・エリカ・クチナシ・エンジュ・ザクロ・ジャックフルーツ・ジュニパーベリー・ブルーベリー・ハイビスカス・マロウブラック・マロウブルー・ラークスパー・ベニバナ・ラベンダー・タンポポ・ヤシャブシ(ブログではヤシャブシはこちらにも)(リンク先ではヤシャダマの名で出ています)・マリーゴールド
- 花びらで染める
- トルコギキョウ・スプレーマム・ツツジ・ツバキ・ツルニチニチソウ・ナガミヒナゲシ・ハイビスカス・バラ・ヒューケラ・ブーゲンビレア(ブログでは同じところに合わせてダイコンノハナ・ヤエザクラも載っています)・マロウブラック・ブルーベリー・ペチュニア・ムラサキゴテン・モミジ・ラズベリー
- キッチンにあるもので染める
- Part 3 色々な染め方
- カーネーションの花びらで和紙を染める
- ハイビスカスでシルクのスカーフを染める
- モミジで木綿をピンクに染める
- インドアカネで毛糸を染める
- 変わり毛糸を段染めにするバリエーション
- ヤシャダマで羊毛を染める
- ローズマリーで絹糸を染める
- スオウ染めの絹糸グラデーション
- 媒染液別染め色の違い
- 木綿の糸を濃く染める(こちらにQ&Aも)
- 木綿の大きな布を染める1(無地に染める)
- 木綿の大きな布を染める2(ぼかしに染める・まだらに染める)
- いろいろなものを染める1(藤のミニかごを染める)
- いろいろなものを染める2(エルダーで木のボタン・ブレード・刺繍糸など小物を染める)
- いろいろなものを染める3(トウモロコシの皮を染める)
- ムクゲとビワの3種類染め
- 草木に適した染め方とその実験方法
- 色の作り方
- 紅茶でワンピースを染める
- 柄のある布を染める
- 身近な道具で絞り模様を作る
- カーネーションの花びらで和紙を染める
- Part 4 特別な染め方
- 紅花でスカーフと和紙を染める
- 柿渋で木綿の糸と麻袋を染める
- 紫根染めのぼかし絣のタペストリー
- タデアイの生葉で木綿のハンカチを染める
- インドアイの乾燥葉でシルクスカーフと木綿のハンカチを染める
- すくもで藍を建てる
- 紅花でスカーフと和紙を染める
- Part 5 役立つ知識編
- 草木染めの仕組みと染めるポイント
- 染まる草木の採集とポイント
- 媒染剤とそのほかの助剤
- 図鑑の見方
- 図鑑サンプルの染色条件(手順はこちらやこちら)にも
- 日光堅牢度/廃液処理
- 素材別の下処理と取り扱いの注意点
- カセの作り方・カセの分け方
- 染色容器と便利な道具(鍋・漉し器・棒)
- 草木染めの仕組みと染めるポイント
※ 箕輪先生のブログには没になった染色サンプルもあります。
すごさを表すために、全植物名を打ちました……。すごいですよね。ただ、「試しにやってみた、薄かった、日光堅牢度が悪かった」というものもあるので、この本に載っている植物だからといって、草木染めに向く植物だとは限りません。まあしかし、どんなものでもやってみると染まる、ということを体感できる本ですね。ナガミヒナゲシ、染まるのかー。よし採ってやる!と決意しましたし……(笑)。
この本で残念なのは、植物の写真がいまひとつなことでしょうか。この写真を元に植物を探すのはちょっと難しい気がします。
第10回東京スピニングパーティー
2010-09-12
今年も東京スピニングパーティーに行ってまいりました。実のところ「糸も毛も増やしちゃいかんし、今年は行くのやめようかな……」と思っていたのですが、今年で最後とかって話を聞いたので「行かねば!」と思って行ってまいりました。(実際のところ最後ではなく、今年で一区切りで、来年は休みで再来年からまた別の形でやる、のですか?あちこちで色々な情報を見かけるのですが、上にリンクを貼ったサイトには今のところ何も書かれていないようだし……)
今年も目当ての一つは、羊の毛刈りです。去年で場所はわかったので、今年は迷うことなく行けました。しかし迷ったのは時間です。
チラシなどの記載の「羊の毛刈り実演 解説 9月12日(日)11:30~ 午前 午後各一頭」って……午後の部は何時からなんでしょう。よくわからないので、午前の部に行くのが確実ね!と11:30~のを見ました。
毛刈り直前、固定されている羊です。いやどうも……何度見ても可愛いですね、この体勢(笑)。

毛刈り中は動画を撮ってました。説明の声も入るし、と思って。でも容量の問題で7分ちょっとしか撮れませんでした。残念。しかしあとで気がつきました。「最近機種変更したPHSでも動画撮れるんじゃん……」。使い慣れていないのでうっかり忘れていました。そちらも使えば、毛刈り全編動画で撮れたかもしれない……。残念。
そして、毛刈り後の羊。

横を向いている時にカメラを向けたのですが、撮り終えたら何故かちゃんとカメラ目線でした。
さて、デモンストレーションでは、13:00~の「原毛の洗い方~四季のまだら染め」も見ようと思っていました。羊の毛刈りの時に、その場所に「原毛の洗い方」という紙が貼ってあるのを確認していたので、会場はここ(階段下)なのね、と、そこに行ってみたら。毛刈りの午後の部が始まったばっかりでした。そして、午前中貼ってあった「原毛の洗い方」という紙がない……。てことは違う場所になったのか、と受付まで確認しに行こうと階段を上ったら。上ったところが会場でした(3F出たところ)。まあラッキー?
そんなわけで無事、開始時間に遅れずに着くことができました。遅れたのは染めに使うお湯です(笑)。なかなか沸かなかったらしい……。そして、時間や容器やお湯を色々とやりくりしながら説明をして下さいました。
パーセンテージなど、ちゃんと数字で細かく説明してくださったのは有難いのですが、まだら染めをやったことがあるけどうまくいかなかった人前提の説明らしく、やったことがない人には辛い説明だったかと思います。洗いと染めと、色々話が前後してましたし。
さて、あとはひたすら買い物です。といっても

今年は去年より自制が効いてます!!……多分。
右側が上からタリフさんとこの単糸の糸見本、双糸の糸見本、マフラーキット。糸見本は、スピニングパーティーがなくてもいずれ通販で買ったと思うので、いいんです!買っても!あと赤系のキットは元々買うつもりでいたものです。恩師が今年還暦なのでお祝いに赤いものを、と思っていたんです。
で、左の一番上が夢家さんで見かけて惚れた、サフォーク種カラードを茜染めした原毛。その下の右がておりやさんで安売りしていた絹糸。その左が、本日の毛刈り実演後に分けてもらった原毛。
そして一番下が清野工房さんとこ(多分)で購入した手ぬぐいです。この手ぬぐい両方とも友人が持っているのですが、いいなー可愛いなーと思っていたのです。巡り会えて嬉しかったです。
というわけで。堪能してきました。そしてちょっと肩を日焼けしました(^^;。ノースリーブはまずかったか……。
さて、作業がノロいので、なるべく早急に買ってきたマフラーキットに取り掛かろうと思います!
台風前に
2010-09-10
8日、台風が来るというのでその前に!と朝、収穫しました。雨に濡れると特に洋棉はダメになっちゃう!と思って、はじけかけのも。
でも雨が降るのは夕方といったのに、収穫時点で既にちょっと降ってましたね……。
翌朝チェックしたところ、茶棉が二つばかり雨の中はじけたらしくて、少し隙間が空いたところから雨がたっぷり入り込みましたねーという状態でした。……あれはダメかな……。
茶棉もはじけました
2010-09-08
9/2の時点で「お、洋棉の実が開いてきた!」と思っていたのですが、4日に見に行ったら……
すっかりはじけていました!
まだ晴れが続くだろうと放置して翌日、

ちょっとわかりづらいですが、何個もはじけていました。
そしてけっこう、もわもわっと落ちそうな具合になっていたので、やはりはじけていたいくつかの和棉と共に収穫しました。

茶棉が色といい触り心地といい、テディベアのようです。可愛いです!
和棉はいくつか、変な状態のものがありました……。でもふっくら可愛くはじけているものもあります。