くちなしで綿糸と綿布を染める
2010-01-17
毎年恒例の、くりきんとんを作るのに使ったくちなしの実を使用しての染めを今年も実施しました。染料は1/2に抽出しました。
去年、具合が悪くなって、染め自体は一週間後になったにもかかわらず、染料液が何ともなってなかったので、今年は最初から「染めるのは来週の連休にしようっと」などと思っておりました。
そうしたら、今年はその連休に具合を悪くして寝込んでしまい、染めたのは更に一週間立った1/16です。染料液は特に問題ありませんでした。
今年は、何を染めようかも悩みました。今まで悩んだ時はロールで買ってあったメリノのスライバーを染めていたのですが、毎回そうしていたら、残りが少なくなったのでした。
というわけで「そうだ、綿を染めよう!」と思い当たりました。
綿は染まりにくいので今まで選択肢になかったんですよね。
それに、買った綿は綿工房さんので、元々白・茶・ミックスだったので、そのままの色で使いたいと思っていました。
自分で収穫して紡いだ綿も、せっかくなので、元の色のまま使いたい、と大事にしていたのですが。
今年度、綿はそれなりに収穫できたので、そんなに元の色を大事にしなくてもいいかな、と。というか白ばっかりではつまらないと思い始めたのもあります。
あと、濃染剤のディスポンを購入したので、綿も染められるんだわ!というのもありました。
ちなみにディスポンを初めて知ったのは、『楽しんで、ナチュラル染色』ででしたが、「どこで買えるんだろう」と思っていました。そんなわけで、箕輪直子さんのオフィシャルサイトで巡り会えた時に喜び勇んで買いました。
そんなわけで、ディスポンにつけてから、みょうばんとくちなしの同浴染めをしました。

染めているのは紡いだ綿糸と布巾です。何故布巾かというと、くりきんとんを作るのにさつまいもを煮る時に、新品の布巾にくちなしの実を入れて一緒に煮たところ、布巾がところどころ黄色い変な柄になってしまったため、いっそまっ黄色にしてしまえと思ったからです。
そして最終的にこんな色に染まりました。

びっくりするほど、色濃く染まりました。ディスポンにつけないとどの位の色かを試していないので、ディスポンの効果がどの程度出ているか不明ですが。
- 染めたもの
- 布巾(というかさらし)、昨年度収穫の洋綿を紡いだもの
- 染料
- くちなしの実3つ。1番液はくりきんとんに使用したので、2番液から4番液を使用。
- 媒染剤
- 生みょうばん。
- 濃染剤
- ディスポン
- 参考書籍
- 『草木染―四季の自然を染める』
- 『キッチン染めを楽しむ12か月』
- 『キッチン染めを楽しむ12か月』
なかなかいい色に染まったと気に入っています。あとは染めた糸を何に使うか、です。
尚、布巾は布巾として使うつもりだったのですが、母が勿体ないと言い出したので、布巾ではなくなるかもしれません(苦笑)。
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以下、2010/2/19追記。
濃染剤ディスポンについては、箕輪直子さんのオフィシャルブログの2/12の記事に詳しいので、今後また自分で使用する際のメモのためにも(^^;、リンクをはって紹介しておきます。
- 参考用語
- さ行:スライバー
た行:同浴染色
は行:媒染
ま行:みょうばん、メリノ
ら行:ロール
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紡いだもの の サブカテゴリ
2010-01-17
このブログは関連カテゴリを複数選べます。(各記事に表示されるカテゴリはメインに選んだものだけですが)今まで、「紡いだもの」の下は「紡ぐ道具」で分類して
- スピンドルで
- 紡ぎ機で
だったわけですが、せっかくのその機能を使おうと思い、「素材」でも分類しようかと思います。
ひとまず「綿を」を作りました。
すると「Categories」から「綿を」を選択すると、綿を紡いだ記事だけが抽出されて、(私にとって)便利です(苦笑)。