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梳毛糸と紡毛糸

 2010-01-31
同じ羊さんの毛を、大体同じ番手の梳毛糸と紡毛糸に紡いで、それを織って洗うという実験をbaruさんタリフさんがされていますが、大変興味深いです。

そもそも、梳毛糸と紡毛糸を狙って同じ位の番手で紡げるというのが私にとっては驚異的です(苦笑)。
いつの日かそんなことが可能になったりするのでしょうか……。……ムリなような気がするんですけど(笑)。

参考用語
さ行:梳毛糸
は行:番手、紡毛糸

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フォントサイズなど変更

 2010-01-28
このブログは、使用しているテンプレートをデフォルト設定のまま使っていて、文字が小さめになっていました。
Macだとますます小さくなって見づらい、という指摘を受けたので、文字サイズを少し大きめにしてみました。

あと、記事中のリンク部分の色が薄くて見づらいなーとも思っていたので、リンク色も変更してみました。

また変更するかもしれませんが、しばらくはこれで。

ポロワスのマフラー

 2010-01-26
茶系のグラデーションに染められたポロワスのスライバーを購入したのは2005年のスピニングパーティー
それを紡いだのは2007年~2008年。
……2010年になってようやくそれを織りました。

紡いだ糸で織るのは、多分3回目です。
そして経糸も紡いだ糸なのは今回が初めてです。
どきどきでした。

紡ぎ機で紡いだ糸が経糸、スピンドルで紡いだ糸が緯糸になっています。紡ぎ機よりはスピンドルの方がまあまあの糸が紡げているような気がするので、せめて経糸をスピンドルで紡いだ方にすればよかったと思ったのは経糸を張った後でした。あとのまつり。

案の定、よく切れました。
しかしどうにか織りあがりました。
img566_DSCN1425.jpg

右側が織り始め、左側が最後の方です。明らかに緯糸の入れ方が違います。最後の方が密。
原因は……最後の方で緯糸が余りそうなことがわかったからじゃないでしょうか。……情けない原因ですね(苦笑)。そして実際余りました……。何に使いましょう。

これを洗ったらこうなりました。
img567_DSCN1427.jpg

想定どおり、ところどころ撚りが強かったらしく、しぼができています。それが味になって、なかなか気に入りのできになりました。
糸の出来がいまいちだとか、織りの密度が一定じゃないとか、課題は多いですが。

元々グラデーションの毛を紡いだので、グラデーションな糸になってました。そのため経糸緯糸共に微妙に色が変わって、微妙なチェック、というのを期待したのですが、糸の中での色の変化の幅が広すぎたようで、縦縞にしか見えません。まあそれもまた良し。


仕上がり予定サイズ
150cm×25cm
経糸総本数
150本
整経長
200cm
通し幅
30cm(実は35センチのつもりでしたが、糸が足りなくなったため30cmで)
筬目
5目/cm 片羽
使用した糸
経糸 ポロワスをJOYで紡いだもの
緯糸 ポロワスをスピンドルで紡いだもの
使用織り機
クロバー咲きおり
作成期間
2010/1/03~2010/01/22
織り上がりサイズ
142cm×28cm(房を含まず)
出来上がりサイズ(洗った後)
126cm×25cm位(房を含まず)


咲きおりの場合50cmほど、経糸に余分を見るのですが、最初の準備が慎重すぎて、余剰分が多かったようです。そのため、予定より短い長さとなりました。
洗った時の縮みは約10%で、これは想定どおりかな。


参考用語
あ行:筬目
か行:片羽
さ行:しぼ、スピンドル、スライバー、整経長
た行:経糸、通し幅
は行:ポロワス
や行:緯糸、撚り

綿糸を煮る

 2010-01-20
くちなし染めの傍ら、紡いだ綿糸を煮ていました。

img564_DSCN1420.jpg

煮たのは以下の通り。
2008年度収穫和綿
カリフォルニアオーガニックコットン ミックス
カリフォルニアオーガニックコットン ホワイト その1
カリフォルニアオーガニックコットン ホワイト その2
カリフォルニアオーガニックコットン ブラウン
つまり今までに紡いだうち生き残っているやつ全部です。

今の今まで綿の撚り止め方法がいまひとつわからず(蒸してみたりもしたものの)放置だったのでした。
なんだかごちゃごちゃの、鶴の部屋。さんで、綿の扱いを見かけたので、「小一時間煮ればいいのですね?」と煮てみたというわけです。

……茶綿と白綿は別々に煮るつもりべきだったでしょうか。

で、その後、つるしました。いつものごとく、あやしいオブジェです。
img565_DSCN1423.jpg

黄色いやつは、くちなしで染めたやつです。

--
追記。記事を書いた後、参考にさせていただいたブログに、リンクはりました報告にいきがてら、もう一度記事を見たら、煮た後中性洗剤で洗うと書いてありました。……洗ってないですよ……。

参考用語
や行:撚り止め

くちなしで綿糸と綿布を染める

 2010-01-17
毎年恒例の、くりきんとんを作るのに使ったくちなしの実を使用しての染めを今年も実施しました。

染料は1/2に抽出しました。
去年、具合が悪くなって、染め自体は一週間後になったにもかかわらず、染料液が何ともなってなかったので、今年は最初から「染めるのは来週の連休にしようっと」などと思っておりました。

そうしたら、今年はその連休に具合を悪くして寝込んでしまい、染めたのは更に一週間立った1/16です。染料液は特に問題ありませんでした。

今年は、何を染めようかも悩みました。今まで悩んだ時はロールで買ってあったメリノのスライバーを染めていたのですが、毎回そうしていたら、残りが少なくなったのでした。

というわけで「そうだ、綿を染めよう!」と思い当たりました。
綿は染まりにくいので今まで選択肢になかったんですよね。

それに、買った綿は綿工房さんので、元々白・茶・ミックスだったので、そのままの色で使いたいと思っていました。

自分で収穫して紡いだ綿も、せっかくなので、元の色のまま使いたい、と大事にしていたのですが。
今年度、綿はそれなりに収穫できたので、そんなに元の色を大事にしなくてもいいかな、と。というか白ばっかりではつまらないと思い始めたのもあります。

あと、濃染剤のディスポンを購入したので、綿も染められるんだわ!というのもありました。
ちなみにディスポンを初めて知ったのは、『楽しんで、ナチュラル染色』ででしたが、「どこで買えるんだろう」と思っていました。そんなわけで、箕輪直子さんのオフィシャルサイトで巡り会えた時に喜び勇んで買いました。

そんなわけで、ディスポンにつけてから、みょうばんとくちなしの同浴染めをしました。
img562_DSCN1419.jpg

染めているのは紡いだ綿糸と布巾です。何故布巾かというと、くりきんとんを作るのにさつまいもを煮る時に、新品の布巾にくちなしの実を入れて一緒に煮たところ、布巾がところどころ黄色い変な柄になってしまったため、いっそまっ黄色にしてしまえと思ったからです。

そして最終的にこんな色に染まりました。
img563_DSCN1422.jpg

びっくりするほど、色濃く染まりました。ディスポンにつけないとどの位の色かを試していないので、ディスポンの効果がどの程度出ているか不明ですが。


染めたもの
布巾(というかさらし)、昨年度収穫の洋綿紡いだもの
染料
くちなしの実3つ。1番液はくりきんとんに使用したので、2番液から4番液を使用。
媒染剤
生みょうばん。
濃染剤
ディスポン
参考書籍
『草木染―四季の自然を染める』
『キッチン染めを楽しむ12か月』


なかなかいい色に染まったと気に入っています。あとは染めた糸を何に使うか、です。
尚、布巾は布巾として使うつもりだったのですが、母が勿体ないと言い出したので、布巾ではなくなるかもしれません(苦笑)。

--
以下、2010/2/19追記。
濃染剤ディスポンについては、箕輪直子さんのオフィシャルブログ2/12の記事に詳しいので、今後また自分で使用する際のメモのためにも(^^;、リンクをはって紹介しておきます。

参考用語
さ行:スライバー
た行:同浴染色
は行:媒染
ま行:みょうばん、メリノ
ら行:ロール

紡いだもの の サブカテゴリ

 2010-01-17
このブログは関連カテゴリを複数選べます。(各記事に表示されるカテゴリはメインに選んだものだけですが)

今まで、「紡いだもの」の下は「紡ぐ道具」で分類して
  • スピンドルで
  • 紡ぎ機で

だったわけですが、せっかくのその機能を使おうと思い、「素材」でも分類しようかと思います。

ひとまず「綿を」を作りました。

すると「Categories」から「綿を」を選択すると、綿を紡いだ記事だけが抽出されて、(私にとって)便利です(苦笑)。

2010年初織り

 2010-01-04
一年の計はなんとやらといいますので、今年一年、しっかり織るために、三が日のうちに織りなことをしたいなと思い、1/3に慌てて経糸はりをしました。

・よろけ縞キットのマフラー
・紡いだメリノでマフラー
・紡いだカシミヤでマフラー
・紡いだコリデールでマフラー
・紡いだポロワスでマフラー

など、色々候補はあったのですが。

1/23,24にスキーに行くので、それまでにマフラーを新調したい
⇒ということは、手間取らず作れるもの
⇒なら咲きおりで織れるものがいいから、紡いだ状態が細すぎるメリノ・カシミヤ・コリデールは却下
⇒よろけ縞はサンプルも作るからちょっとやめておこう

というわけでポロワスになりました。ま、ポロワスも7/cm位のほうがいいかもしれない細さではありますが……。
img561_DSCN1416.jpg

経糸は紡ぎ機で紡いだもの。写真は経糸をはったところです。
緯糸はスピンドルで紡いだものです。
む、経と緯は逆にすべきだったかな……。

自分で紡いだものを経糸に使うのは初めてです。(緯糸で使うのも3回目くらいですが)織り始めていますが、絡むわ切れるわのびるわ……。苦労しています。
多分、咲きおりでなければこんなには苦労しなかったんじゃないかな……と思います。
まあ、何事も経験。自分で使うマフラーですし。

参考用語
か行:カシミヤ・コリデール
さ行:スピンドル
た行:経糸
は行:ポロワス
ま行:メリノ
や行:緯糸、よろけ

2009年の綿の収穫

 2010-01-03
花壇の洋棉を家の中で水にさしていましたが、いくつかはダメでした。最後の一個も大晦日にあきらめることにしました。

で、どうにか年内に全ての綿花を収穫できたので、1/2にせっせと綿繰りをしました。

img560_DSCN1415.jpg

左から、
・花壇の洋綿 75g位 種は1000個はありそう
・花壇の和綿 32g位 種は1000個はありそう
・ベランダの洋綿(入れ物と籠の間のビニールに入っているやつ) 1.99g 種は35個
・ベランダの和綿 8g位 種は~300個とかありそう
です。

そんなわけで種がたっぷりです。
うちでは蒔き切れません。(洋棉はもうあきらめようかと思っていますが。すると廃棄するしかないでしょうか……。油をとるのは現実的じゃないですよねえ……)
ちょっと棉を育ててみようかなあとか思われる方、種を差し上げますので是非ご連絡下さい。蒔き時の五月までは(なくならない限りは)配ります。



(2010/01/03追記)
「油をとるのは現実的じゃない」と書いたのは、
1.絞る道具がない。買うのはちょっと……高いし。
2.仮に絞ったとして、元々どんな種類のコットンかわからないし、花壇のは周りでどんな薬が使われたかわからないし、先祖はどんな育てられ方をしたのかわからないから、食用にするのはちょっと……。
と思ったからでした。
「ほかに油の使用方法といえば……蝋燭?(昔、使用済み天ぷら油で蝋燭を作る、という話を見た覚えがあって)」と思いつつ、ちょっと検索してみたら、石鹸という道もありそうです(こちらも使用済み天ぷら油で石鹸を作る、という話をみつけました)。
綿実油で作った石鹸がいいかどうかは……やってみないとわかりませんが、それ以前にやはり「絞る」という難関が……。


(2010/01/04追記)
ここを読んだ、石鹸作りをする知人からメールをいただきました。
綿実油は泡立ちがよく固めの石鹸ができるけれど、酸化がとても早いらしいので、石鹸に向くかどうかは微妙、とのことです。


参考用語
わ行:綿繰り

あけましておめでとうございます

 2010-01-01
現時点では「今年はあれを織ろう!あれを作ろう!」と前向きな抱負でいっぱいです。
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