羊のちから × 羊のいろ
2009-11-29
今年も行ってきました、joyceさんの作品展。もう会期は終わってしまいましたね……。私が行ったのは11/23です。実物を見られる機会はやっぱり貴重です。「巻いてみて~。触って~」と言って頂けたのですが、実は指先が荒れていてですね。触ると引っ掛けて変にしてしまいそうで、おそるおそるなでていました(^^;。
joyceさんこだわりの、中撚のちょびっとだけのひらひらとか、二重織りして一部をつまんで立体にしたものとか、色々こだわり部分のおはなしもしていただきました!楽しかったです。
楽しかったのでまた長居してしまい、ボタンを見てそろそろお暇しよう……と思っていたら、そこにクマクラ織機の方が見えて、joyceさんと竹筬について、興味深い話を始められたので、ついつい一緒になって聞いてしまいました。
主に、廃れた竹筬の話と、竹筬技術保存会の話と、最近入って来ている中国製の竹筬の話でした。
その後、クマクラ織機さんから、作ってらっしゃる織り機の話とか、ろくろ式なら、綜絖枚数+2本、ペダルがあった方がいいとか(うちのアジャカは4枚綜絖で4本です)そういったお話を聞かせていただきました。興味深かったです。
ちなみにアジャカはペダルが短くて踏みにくいでしょう、と言われたのですが、あれに慣れちゃってるので踏みにくいかどうかわかりません……(苦笑)。
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『暮らすように織りを楽しむ―手織りの技法と素材の本 (創作のヒント! レッスン 3 手織り編)』
2009-11-27
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アヴリルさんの織りの本3冊目です。1、2冊目は大きかったのですが、3冊目はB5で、扱いやすいサイズです。
- 本の中で使用している織り機
- アヴリル 卓上織り機(リジットヘドル機です)
- 紹介されている作品
- ハックレースのカーテン
- 千鳥格子のブランケット
- 綾織のクッション
- ボーダーのベッドカバー
- もじり織のランプシェード
- トワイニングのラグ
- ワッフル織のキッチンタオルとコースター
- チェックのテーブルクロス
- はさみ織のランチョンマット
- 縮み織のストール
- ジーンズ裂き織りの三角バッグ
- 千鳥格子のブランケット
- 紹介されている織り方(それぞれ作品への展開なども載っているので、興味深いです)
- 平織りで、
- 無地
- ストライプ
- ボーダー(Joyceさんから「ボーダーは本当は横縞って意味じゃない」という話を聞いたばっかりなのですが。ここでは横縞)
- チェック(チェックのバリエーションとして、ギンガムチェック・タータンチェック・千鳥格子・網代織・グレンチェックが紹介されています。タータン等は本来綾織りですから、「タータンチェック風」というべきかと思いますが)(また、日本の縞模様・格子模様の紹介もあります)
- ストライプ
- 浮かして織って、(浮かして拾うことで、普通リジットヘドル機ではできない綾織等をします)
- 綾織
- ワッフル織
- めがね織
- ななこ織・畝織
- はさみ織
- 浮き織
- ハックレース
- 浮かし織
- 刺し子織
- ワッフル織
- 密度を空けて織って、
- ブロックブーケ
- スパニッシュレース
- ダニッシュメダリオン
- スリップウェーブ
- 透かし織
- 添え糸織
- もじり織
- スパニッシュレース
- 密度を詰めて織って、
- ルーピング
- ノッティング
- ベルト織
- ラーヌ織
- 引き返し織
- 交差織
- 経糸の交差織
- つづれ織
- ローパイル織
- 裂き織
- 縮み織り
- ノッティング
- 平織りで、
- 「織りのレッスン:基本の織り方」として
- 卓上織り機について
- タテ糸を張る
- ヨコ糸で織る(仕組みや打ち込みについての説明もかなり詳しいです)
- 仕上げ
- タテ糸を張る
- 「織りの相談室」として
- 組織図について
- 手作り綜絖について
- ヘドル二枚で綾織りや密度の高いものを織る方法
- 糸の番手と糸量の計算方法
- 素材の話
- 手作り綜絖について
掲載されている作品をさあ織りましょう!という本ではなく、こういう織り方がありますよ、何か作ってみましょう!という感じで、学習させられる本です。またリジットヘドルで高密度のものを織ったり、綾織りなどをしたり、「……頑張るなあ……」という本でもあります。
とことん、リジットヘドルを極めたい人にはオススメです。
カウンターが壊れました
2009-11-26
33とかになっていまして。それは絶対嘘だと思います。
110000に届いていたような記憶があるので、とりあえず110000を足して110033にしてみました。……いっそ、112233にしようかと思いましたが(笑)、やめておきました。
グレンチェック風マフラー(人形用)
2009-11-21
マフラーを織りました。縮絨前。あ、大きさを測り忘れました。

縮絨後。

誰のかというとこの子のです。

なので、サイズは小さいです。
タリフさんの服地用糸、買ったものとサンプルでいただいた糸があったので、ちょっと織ってみました。センチ12が適当とされている糸ですが、咲きおりで織ったので、最大でも50羽。詰め気味に緯糸を入れましたが、詰めきれず、せいぜい2/3になったくらいでしょうか。ということはセンチ7.5。もうちょっと詰めたかったなあ。
再挑戦したいと思います。せめてセンチ10。(綜絖の倍!)
- 仕上がりサイズ
- 28cm×5cm、29cm×5cm
- 経糸総本数
- 38本
- 整経長
- 3本分と思って整経したので100cm位??
- 通し幅
- 38本あって、センチ5cmだから、7.6cm。
- 筬目
- 5目/cm 片羽 で、詰め気味に織りました。開口させるのに使用しただけで、打ち込みには使っていません。
- 使用した糸
- 経糸・緯糸共に、スコットランド製工業用紡績糸 1/11.3 ラムウール100%。
- 使用織り機
- クロバー咲きおり ……なので、平織りのため、あくまで「グレンチェック風」。
- 作成期間
- 2009/10-11月
- 参考書籍
- 『暮らすように 織りを楽しむ』
- 参考用語
- あ行:筬目
か行:片羽、グレンチェック
さ行:整経長
た行:経糸、通し幅
や行:緯糸
綿繰り機
2009-11-13
去年の収穫はわずかだったので手でむしりました。今年も地道にちょっとずつむしればいいやと思ってやってましたが……手が痛くなって来ました。
そんなわけで、綿繰り機を検索。
見つけたのは3箇所です。
鴨川和棉農園
稲垣機料株式会社
泉家具工房
鴨川和棉農園さんは今は出荷されていない感じ。泉家具工房さんはキットを1ヶ月位で用意してくれるようなことをブログで読みましたが、組み立てに自信が……。というわけで稲垣機料さんで注文しました。
11/11の8:35にネットから申し込んで、9:18に発送しますメールをいただいて、11/12に来ました。早い!
で、11/12に帰宅したら姉が「宅配届いてたよー。部屋に置いておいた!綿繰り機じゃないの?」と言いました。部屋に行ったら、ちんまりした箱が。「これはどうみても柿だと思います」。母が食べたがったので先月注文したんですよね。「綿繰り機にしては小さすぎるのでは」「折り畳んでぴったりなのかと思ったんだよー」。
が、宅配ボックスに荷物があるよマークがついていたので(マンション住まいで、宅配ボックスがあります。荷物が入っている時はインターフォンに「宅配」マークがつきます)、取りに行ってみたらそちらが綿繰り機でした。
ちなみに

右が姉が間違えた柿の箱、左が綿繰り機の箱です。
さて、出して早速使ってみました。ちなみに時刻は0時過ぎ(苦笑)。出した綿繰り機を見て姉は「ほらー、柿の箱にちょうど入りそうじゃん!」と主張しました(笑)。

実は買ったものの使えなかったらどうしようと心配していたのですが、杞憂でした。使えます。花壇で収穫した和棉を、最初2個ほど綿繰ったら、姉がやりたがり……その後かなりの量を繰ってくれました。残りは私が、夜中と今朝、綿繰りしました。何もそんなに急がなくてもいいのですが、楽しかったのでつい。

右2つは、姉がやった分とその後私がやった分。一番左は私がこれまでに手でむしった分です。頑張ってむしったんだなあ、私。と思いました。
総量は、手でむしったのが12.26g、綿繰り機で繰ったのが19.73gです。写真では綿繰り機の方が少なめに見えますが、それは、綿繰り機を通る時点で圧縮されるからです。
種は、手でむしった方で409個あったので、全部で1000個はあるのではないかと……。
種と言えば、綿繰り機に、茶綿と白綿の種も同梱されていました。来年蒔ける種がまた増えましたー。
メリノを栗で染める
2009-11-05
紡ぎ終えたばかりのメリノを、より止めも兼ねて染めました。染料は栗。
栗ご飯を作るのでむいた皮をとってありました。
ところが先日購入した本は、栗そのものから染料をとっていたので、残りの栗を煮る時に、一緒にむいた皮も投入して、染料をとりました。
そんなわけで参考文献は
『キッチン染めを楽しむ12か月』。
染料をとるところまでは、秋の部の栗のページを参考に。染めるところは冬の部のみかんでアラン編みセーターを染め直したページを参考にしました。
媒染は鉄で、同浴染め。助剤はなしです。
栗の染料は、鍋に入れておいたら、家族に「あのしょうゆ何?」と言われた程茶色かったのですが、それに本の通り2Lになるまで水を加えたものに(まだまだ茶色い)、2.5ccの木酢酸鉄を入れたら、あっというまに墨汁色に……。鉄のすごさを思い知りました。
栗色を生かすために、みょうばん媒染も次回は試したいと思います。
それで染めたら、こういう色でした。

しぶい色ですね。
味のある糸を紡ぐ(メリノ)
2009-11-03
8月から10月にかけて、職場で、メリノを紡いでいました。ただのメリノではありません。自分で洗って、洗いに失敗したメリノです。中でもまだ残ったゴミが少なかった部位を今回は紡ぎました。
ゴミが少ないとはいってもけっこうついていたのですが、職場の友人が何故か、毛の中のゴミとりに目覚めてしまって、綺麗にゴミとりをしてくれました。それをせっせと紡ぎました。
ところどころフエルト化していたりもしたので、太さもマチマチでなかなか味のある糸になりました。ああ、いい言葉だなあ……<味のある。

- 紡いだ道具
- 堅木スピンドル
- 紡いだもの
- 昔自分で洗ったメリノ
- 撚り
- Z撚りにしたのものを双糸にする際にS撚りに。
- 紡いだ量
- 42.23g
- 紡げた長さ
- 127.5m
共通番手で、1/3.02(1g/3.02m)。
単糸の時は262.5mだったので、毛番手では2/6.2番手(6.2番手の双糸)、かな?
- 参考用語
- あ行:S撚り
か行:共通番手
さ行:スピンドル、Z撚り
は行:番手
め行:メリノ
棉
2009-11-01
和棉は現在の収穫量80個で、そろそろ打ち止め。# とはいえ、未だに蕾を持ったりするのですが。
コットンは現在の収穫量23個で、まだまだ実がある、という状況です。
ですがまだ半分もむしれていない状況で。綿繰り機の購入に心惹かれていたりもします。家族からも「これから毎年のことなら買えばいいじゃない」ともっともなことを言われてもいます……。
実は、一個ずつ何日に収穫して何グラムあって何個種がとれたか記録しているのですが。綿繰り機を導入するなら、まとめて綿繰りするでしょうから、取れた日ごとに入れ物を分けて保管する必要はないわけですね。
……もうまとめて一個の籠に入れちゃおうかなー、綿がぽわぽわ籠にあったら可愛いよね~、という気もしています。
……だって、日にちごとに分けて入れている入れ物を置く場所がもうない(笑)。
そんな葛藤をしていた今日、花壇のコットンがあらされて、まもなく収穫だったやつとか、まだはじけてもなかったやつが、むしられたりとかしていたので「……もう記録はやめて、やっぱり一つの籠にまとめちゃおうかなあ……」という気持ちがますます大きくなってまいりました……。
で、綿繰り機、買おうかなー。
- 参考用語
- わ行:綿繰り機