コリデールMIXをスピンドルで紡ぐ
2009-06-27
2009年6月の昼休みの成果です。2006年の羊工房masakoさんの作品展でぶちのメリノを紡いで織ったマフラーにとても心惹かれて、アナンダさんでコリデールのMIXを買ったのでした。
# その後、2007年のスピニングパーティでぶちのメリノも買ったのですが。
で、今回、そのコリデールMIXを紡ぎました。

かなりスピンドルがいっぱいになったので、途中ですが、かせにしました。

- 紡いだ道具
- インド紫檀製ドロップスピンドル
- 紡いだもの
- アナンダさんのコリデールMIX(スカード)
- 紡いだ量
- 46g
- 紡げた長さ
- 199.5m
- 撚り
- Z撚り
4.34番手、ですね。100gあった筈なので、大体半分紡いだようです。(残りの毛の量を見ると、とても半分済んだとは思えないのですが……/笑)
スカードで、何だかかたくなっちゃってるところもあったのと、私のカーディングの下手さが合わさって、ぽつぽつぽつビューティフルな出来の糸となっています。
まあ、ファンシーヤーンよね!買ったら高いよ!……と思うことにします。
ところで、スピンドルからかせにする時、かごなどにスピンドルの上下をさしてやるよう、本などには書いてありますが。手ごろなかごがないので、足の指の間に渡したり(……)、その辺をごろごろ転がしながら巻いたり、色々していましたが、今回、このスピンドルにはちょうどよい場所を発見しました。

棚の間です。ちょうどいいです。おかげで調子よくかせにすることができました(^^)。
- 参考用語
- か行:かせ、コリデール
さ行:スカード、スピンドル、Z撚り
は行:番手
ま行:メリノ
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生意気なTシャツ
2009-06-24

洋裁教室で1.5ヶ月ほどかけて自分のTシャツを作りました。
そんなに時間がかかったのはTシャツなのに、仮縫いをしたせいです。……まあそのせいばかりでもありませんが。ほかにもVネックなこととか、途中でミシンが反乱を起こしたりとか……。
できあがったのを着て見せたら母に「まあ、Tシャツなのに、生意気にダーツがある!」と言われました。
いやー先生がダーツを入れましょう!っておっしゃったんですよー。
花壇の棉、一週間後
花壇の棉、本葉が出てます
2009-06-16
少なくとも週に一度は見に行くようにしていますが、土曜日に見に行ったら
「うわあ間引かなくちゃ!特にコットン!(左側)」
という感じで、この後間引きました……。
ところで、ベランダの棉は、何だか本葉がくしゃくしゃしてきちゃってます。何が悪いんでしょう……?育つかなあ……。
ほ
2009-06-13
- ぽいんと【ポイント】【Punkt】
- 多分ノルウェー語。英語だったらPointなんだろう。地の糸とは別の糸を点状に入れ込む綴れ織りの技法。
参考:『BILLED VEV―矢吹恵子の絵織物バッグ』
『ハンドウィービング―手織りの実習』(ポイントという名称は出てこない)
(2009/5/2記) - ぼうせきし【紡績糸】
- 「紡:よりあわせ」「績:ひきのばした」糸のこと。短い繊維をつなぎあわせた糸。それだけ言うと、手紡ぎの紡毛糸も該当してしまうが、現代ではどちらかというと手紡ぎではないもののことを言うように思う。(2008/2/11記)(2008/5/15追記)
- ぼうもうし【紡毛糸】
- ホームスパンでは、羊毛をロール上に巻いたものを紡いだもの。繊維に直角に紡ぐことになる筈。
参考:『ホームスパンテクニック』
『はじめての糸紡ぎ スピナッツの本棚・2』←紡ぎ方の説明はこちらの方が図解があってわかりやすいかと。
(2006/09/14記) - ほーむすぱん【ホームスパン】
- 手紡ぎし、手織りした毛織物のこと。
参考:『ホームスパンテクニック』
(2006/5/7記) - ほぐしおり【ほぐし織り】
- 一度粗く織った布地を機から下ろして、柄を描き、再度織り機にかけ、粗く織った緯糸を外して、再びちゃんと緯糸を織り込んでいく織り方。自由に柄を描くことができる。
参考:『手織り工房 (ハンドクラフトシリーズ 146)』
(2009/6/13記) - ほたおり【保多織り】
- 平織りの変化組織で、経糸が十字に浮き、その模様が縦に並んだもの。
参考:『手織りの実技工房―絣からもじり織まで』
(2006/3/24記) - ぽっぱなてーぷ【ポッパナテープ】
- 元々「ポッパナ」とは、綿の布を正バイアスに裁断してテープ状にしたものを緯糸に使うフィンランドの伝統的な裂き織りのこと。織り上げたものを水洗いすると、布端がほつれてぽわぽわと起毛した状態になる。ポッパナテープとは、ポッパナの緯糸用の綿のバイアステープのこと。自分で布をバイアスに切ればいい話ではあるが、 フィンランドのトイカ社やクロバーから商品として売り出されている。(2007/6/3記)
- ぼびん【ボビン】
- 糸巻き。紡ぎの上では紡いだ糸がたまるもの。織りの上では、緯糸を巻いて車杼に入れて使うもので、日本語名では小管と呼ぶもの。(2006/3/7記)(2008/5/15追記)
- ぽろわす【ポロワス】
- 羊の品種の一つ。その原毛は細く紡げ、弾力・光沢がある。マフラーやショールに向く。
参考:『手織りと手紡ぎ―豊かな暮らしを育む手作りの糸と織物』
(2006/09/27記)
『手織り工房 (ハンドクラフトシリーズ 146)』
2009-06-12
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11月ごろ、Amazonからお勧め本としてこの本の情報がメールで送られてきた時「お、『手織りと手紡ぎ―豊かな暮らしを育む手作りの糸と織物』の人の本かー。それは買いかな」と思いました。
しかし、本はやはり実物を見てから買いたい、と思って、すぐには飛びつかないでいました。そうしたら、なかなか見る機会に恵まれませんで。ようやく実物を見ることが出来「やっぱり買いだ」と判断して購入に踏み切ったのは4月のことでした。
買いと思ったのは、内容の濃さです。組織の説明が大量のカラー図解と共に載っている日本語の本は、初めて見た気がします。
しかし濃すぎるというか(笑)。平織りが載っていない本も珍しいのではないかと。まあ、『手織りと手紡ぎ』が手元にあるという前提なのでしょうか。
さて、その濃い内容について。
- 手織りの準備
- 道具の説明、完全意匠図の書き方の説明、織る工程の説明
- 色々な織り方
- よこ刺し子(最初に見た時は、ブンデンローゼンゴンと同じかと思いましたが、よこ刺し子の場合、緯糸を浮かすことで柄を出すので、違いますね。図案はお互い流用できそうですが)
たて刺し子(最初に見た時に、ちょうど真田縞の小風呂敷をいただいた頃だったもので「真田縞ってたて刺し子?」と思いました。本当かどうかは不明)
二重織り(倍幅、袋織りもここに含む)
風通織り(最初に見た時「はっ、これで、アトリエダーラヘストさんとこで紹介されていたダブル織りのふかふかお昼寝マットが作れる!と思いましたが、ちょっと違いますね)
風通絣
吉野織り(たて吉野、よこ吉野、たてよこ吉野)
模紗多織り(これを読んで「あー、スウェディッシュレースが透け感ある織物になる理屈がわかったー」と思いました。連続して浮いている糸があると、そこにほかの糸が寄ろうとするそうで。そのせいだそうです)
からみ織り(紗・絽・羅。半綜絖を使って。)
つづれ織り(はつり、インターロック、円を織る、斜めを織る、点を織る、ぼかしを織る、が掲載)
ノッティング(トルコ結び、ペルシャ結び)
ほぐし織り(「こんな織りは私は絶対やらないだろう」と思いました……)
絣(たて絣、よこ絣、たてよこ絣、絵絣) - 着物・帯の織り方
- 工程の説明
掲載されている織り方での作品例 - 糸染め
- 合成染料による染め
掲載されている作品について何も書きませんでしたが、それぞれの手法で、作品例がいくつかずつ載っています。
しかしこの本、問題点もあります。
図解が沢山載っているわけですが、何故今時の本で、こんなに斜め線がギザギザなのでしょうか……。小さく書いた図を引き伸ばしてそのまま?って感じにギザギザです。
あと、図のサイズがマチマチで、組織図のマス目のサイズが頁によって色々です。やたら細かく見づらいところもあれば、でかでか広々なところもあります。
頁の割り振り上そうなったのかもしれませんが、図のサイズは統一した方が見やすかったと思います。
- 参考用語
- あ行:インターロック、絵絣
か行:絣、からみ織り、完全意匠図
さ行:紗、スウェディッシュレース、組織、組織図
た行:たて絣、たて刺し子、たてよこ絣、たてよこ吉野織り、たて吉野織り、つづれ織り、トルコ結び
な行:二重織り、ノッティング
は行:倍幅、はつり(→スリット)、半綜絖、平織り、風通織、風通織絣(←風通絣)、袋織り、ブンデンローゼンゴン、ペルシャ結び、ほぐし織り
ま行:模紗織
や行:緯糸、よこ絣、よこ刺し子、よこ吉野織り、吉野織り
ら行:羅、絽
ジーンズを染める 2
2009-06-11
ブラックジーンズの染め上がりに味をしめた母に、ブルージーンズの染めも頼まれました。そんなわけで、青の染料を買ってきました。ネイビーブルーというやつ。
さて、ブラックと同様に染めたつもりだったのですが……、

染めむらができてしまいました。股のちょっと下辺りが薄いです。まあ、500gのジーンズを染めるには、本当はもっと大きな鍋がふさわしいので、致し方ないでしょうか。これ以上大きい鍋はちょっと家で使うには……。
あと、色が明るすぎてジーンズっぽくなくなってしまいました。これなら藍染めの方がよかったかもしれません……。
野菜染め
2009-06-09
ふぞろい国産野菜使って染色 蝶理が衣料素材開発だとか。「染料に混ぜて使う特殊なのり」とやらは、野菜以外にも使えないのでしょうか?
いやそれ以前に「のり」でどうやって使うのかがちょっと不思議。
Navajo Ply on the Flyでロムニーを紡ぐ
2009-06-07
コットンを五月の末に紡ぎ終えた後、次に昼休みに紡ぐものの用意ができなかったので(いえ、ウォークインクロゼットの上の方に入れてあるのですが、出す余裕が……)、職場に布教用に置いてあるロムニーを紡ぎました。Navajo Ply on the Flyで。
- 紡いだ道具
- マメ楓スピンドル
- 紡いだもの
- アナンダさんのロムニーナチュラルカラー スライバーのライト
- 撚り
- Z撚り(Navajo Ply on the Flyで最初S撚り、2回目Z撚り)
- 紡いだ量
- 7.18g
- 紡げた長さ
- 13.5m
- 紡いだ時期
- 2009/5/30,6/1,6/3位
共通番手で、1/1.88番手。毛番手だと3/5.64番手位?並太よりちょい細い位でしょうか。
- 参考用語
- あ行:S撚り
か行:共通番手
さ行:スライバー、Z撚り
な行:ナバホ撚り
は行:番手
や行:撚り
ら行:ロムニー
アルパカを紡ぐ
2009-06-07
けっこう前に紡いでいた記憶があります。昼休みに。このブログに載せている「スピンドルで紡いだ糸」の空き時期を考えると、12~1月に紡いだと思われます。
毛がまだまだあるし、スピンドルにもまだ巻けるし、ってことで「紡ぎ終えていない」扱いで、UPを見合わせていたと思われます。ですが、続きを紡ぐより前に、ここまで紡いだ分を双糸にしようかと思って、今更ですが、単糸状態をUPします。

毛番手でいうと2.88番手かと思いますが、アルパカは多分羊毛より重いです。見た感じはウールの2.88番手よりけっこう細いです。
ところで、アルパカ牧場で買ってきた粉石けん・サンダーレッドで、くれた説明書の通り洗ったのですが……どうも紡いでいる間も、糸になった今もねちねち感が。洗いが足りないでしょうか。
そもそも洗いとか縮絨とか苦手ですし……。
- 参考用語
- あ行:アルパカ
さ行:縮絨、スピンドル、Z撚り、双糸
た行:単糸
は行:番手