英国羊毛おためしパックのチェビオットを紡ぐ
2008-04-29
英国羊毛おためしパックもいよいよ最後の一種類です。実は最後の一種類にはチェビオットを楽しみに残してありました。
洗った状態がこんな感じで「まあ、羊~」「綺麗に洗えたわ~」という感じでした。
さて紡いだ結果、

けっこう綺麗に紡げました。やわらかいのですがハリハリ感もあります。いいですね、チェビ~<勝手にあだ名を。
- 紡いだ道具
- 桜楓スピンドル
- 紡いだもの
- スピンハウスポンタさんで購入した英国羊毛おためしパックのチェビオットを自分で洗ったもの。
- 紡いだ時期
- 2008/4/23~4/28
- 紡いだ量
- 6.02g
- 紡げた長さ
- 90.75m
うおっ15.08番手!!
- 参考用語
- さ行:スピンドル
た行:チェビオット
は行:番手
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ジャンパー
2008-04-27
洋裁教室でジャンパーを作りました。前回のベストが12月までかかっていたということは、今度もまた4ヶ月くらいかかったということでしょうか。

参考にしたのはこの本です。
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ですが型紙は原型を元に大分変えています。……私、定型外ですから(^^;。
袖も~仮縫い時にのばしたにも関わらず二度目の仮縫いでも丈が足りなかったので、「なんちゃってカフス」をてきとーにつけました。
かなりごまかしごまかし作ったのですが、一見まともなのか、周囲には割りと評判が良いです。着心地もけっこういいです。軽いんです。
ちなみに冬物っぽいですが、実はそんなに厚地ではないし、中に重ね着ができない(サイズがぴったりすぎなので)ので、春秋ものです。
この春……もうしばらく着られるでしょうか。
CDスピンドル
2008-04-27
おまけ等の要らないCDが沢山あるので、ずっと作ってみたいと思っていました、CDスピンドル。今日『紗楽』を見るので新宿に行ったついでに東急ハンズに行って、材料を揃えてきました。水道補修用ゴムパッキン外径19mm 2枚組 157円(2枚とも使用)
直径10mmバルサ材丸棒90cm 115円(30cm使用)
13mmヒートン14本入り 84円(1本使用)
漫画雑誌のおまけのCD タダ
で、材料費が200円ちょっと。
丸棒は堅い方がいいのかなあと思いつつ、バルサ材ならカッターで切れるし!とバルサ材にしてしまいました。吉と出るか凶と出るか……。
できあがったのがこれです。


絵が上の方が回した時楽しいかな……と思って、絵の方を上にしています。
あと、ゴムパッキンの内径の方が丸棒より若干大きかったので、隙間はボンドで埋めました。ちゃんと固定されているようです。
スピンドル全体の重さが20.63gです。バルサ材な分、軽く出来上がりました。(もうちょっと重くてもいいなあ……)
試しに小豆で染めたメリノスライバーを紡いでみましたが、無事紡げています。
回転は割りとすぐにゆっくりになりますが、その状態でけっこう長く回っていてくれます。
わーい、安上がりでいいですね!布教活動もしやすくなるというものです。
(2008/5/15追記)
バルサ材を用いたことは、今のところ凶と出ています。やわらかすぎてヒートンがぐらぐらし、しまいにはとれてしまいました。ボンドで固定しました。
それから、CD自体もボンドで固定したと上述しましたが、おかげで、スピンドルの形のまま持ち運ばねばなりません。あの形態は……CD部分が大きい分だけ壊れやすいです。実際CDが割れました。……ボンドでくっつけました。
そういうわけでボンドだらけのスピンドルになっています。
- 参考用語
- さ行:スピンドル、スライバー
ま行:メリノ
『紗楽』
2008-04-26
私の織りの一人目の先生から案内状をいただいて、新宿・全労災ホールスペースゼロで4/24~29まで開催している『紗楽』に行って来ました。文化学院アート&クラフトセンターもじり織りクラスの展示会だそうです。
クラスでは棒4本による地機でもじり織りをされるそうですが、生徒さん皆おうちに織り機を持ってらっしゃるということで、展示されていたのは概ね織り機で織ったものでした。(一つ、地機の作品がありましたが)
いやもう、もじりってこんなに色々なことができるんだーと感心することしきり。多彩な表現ができるからか、タペストリーが多かったように思いますが、マフラーや服もありました。コートを作っていた方もいらっしゃいました。
とってもたっぷり見て、先生ともお話して、作品の説明もしていただいて。さらに他の方に作品の説明をされているのを一緒になって聞いて。その方々と話すついでにスピンドルによる紡ぎの布教活動をしてしまったりしました。
で、長居をしたなー、そろそろ帰ろうかなー……と思っていたら、気になっていたコートを着てみるという方がいらっしゃったので、お願いして写真をとらせていただきました。やはり下に置いてあるのと着てらっしゃるのでは違いますから。
で、今度こそ帰ろうかなー、と思っていたら、織りの教室でご一緒していた方がいらっしゃったので、また先生と三人で話し込み。さらにその方が先生に作品の説明をしていただくのを一緒になって聞いて……全部で二時間半くらい会場にいました。
……すみません、長々とお邪魔いたしました……m(_ _)m。
それにしても。あんな凝ったもじりでの大作……皆さんすごい根気だなあと思いました。私には到底できそうにありません……(笑)。
いや、私はLoom-controlled Laceで行くことにします……(苦笑)。
- 参考用語
- か行:からみ織り(←もじり織り)
さ行:地機、スピンドル
紡ぎ残しを紡ぐ
2008-04-22
アナンダさんの夏期講習では、最終的には「ここら辺にある毛、色々試してみていいよー」と色々なものを紡がせていただけるのですが。その際、紡ぎ残していた毛がひと房ありまして。だから何の毛だかわからないのですが(見たところ、ペレンデールっぽいような気が?)、ちょっとフリックカーダーで叩いてほぐして、紡いでみました。

- 紡いだ道具
- 桜楓スピンドル
- 紡いだもの
- 何だか不明。ペレンデールのような気もする。
- 紡いだ時期
- 2008/4/21~4/22
- 紡いだ量
- 4.03g
- 紡げた長さ
- 31.5m
7.82番手。
多少太めに紡げたとはいえ……昼休み2回だけで紡げてしまいました。すんごく紡ぎやすかったです……。
なんですか、これ。ペレンデールなんでしょうか?手持ちのペレンデールを紡いでみたらわかるでしょうか……。
- 参考用語
- さ行:スピンドル
は行:番手、フリックカーダー、ペレンデール
『The Handweaver's Pattern Directory』
2008-04-22
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去年の10月21日にAmazonからおすすめメールが来まして。「へー、4枚綜絖用かー。いいなー。でもなあ、『A Handweaver's Pattern Book』も全然使えていないのに」と思って注文しませんでした。でもずっと気にしてはいたのです。おすすめメールを取っておいた程には。
そしたら先日、「羊のちから」さんでこの本が紹介されていました。
「まあ、すごくよさそう!」
……と買う気になったのですが。Amazonで「在庫なし」の日々が続き、注文できたのは4/11でした。
内容は以下の通り。
- Introduction
- 道具、繊維、糸、布はし、糸密度、整経長の計算方法、色について。
- Directory
- Basic Threadings
- Straight Drafts
- Tabby, 2/2,1/3,3/1 Twill、TabbyとTwillを合わせたもの、Hopsack。それぞれについて経糸が二色の場合の例も。
- Double Cloth
- Separate and Tubes, Vertical Selection(Pick Upや、経糸が太いのと細いのの場合など)
- Point Drafts
- Bird's Eye, Rosepath, M and Wなど
- Straight Drafts
- Block Drafts
- Monk's Belt
- Overshot
- Ms and Os
- Crackle
- Summer and Winter
- Honeycomb
- Overshot
- Lace Weaves
- Hand-manipulated
- Leno, Wrappings, Brooks Bouquet, Danish Medallions
- Loom-controlled
- Canvas, Huck, Spot Bronson, Bronson Lace, Swedish Lace
- Hand-manipulated
- Special Threadings
- Crammed and Spaced
- Undulating Twill
- Three-Shaft Threading
- Advancing 2/2 Twill
- Syncopated Threading(Point, Rosepath, M and W)
- Threaded Monk's Belt
- Distorted Weft
- Supplementary Warp Ends
- Waffle Variations
- Warp Face(Rep)
- Weft Face
- Twining, Loops, and Soumak
- Inlay
- Brocade
- Dukagang
- Undulating Twill
- Finishing Your Piece
- Wet Finishing
- Wet Finishing
- Basic Threadings
……本の中の目次よりも詳細な目次を真面目に書いていたら、120行を超えてしまったので、簡易版にしておきました……。
内容はかように盛り沢山で、織りの種類が体系付けられていてわかりやすいです。また、リング製本で開きやすい上に、全頁がカラーなので模様の出方などがわかりやすいです。経糸を2色使った例などもよく載っています。
全頁フルカラーでこの内容。US$34.95は安い!と思いました。4枚綜絖の織り機をお持ちの方にはオススメでしょう。
……さて、織らなくては……(苦笑)。
# 見ているだけでも楽しいのですが(^^;。
- 参考用語
- さ行:整経長、綜絖
た行:経糸
英国羊毛おためしパックのブルーフェイスレスターを紡ぐ
2008-04-21
おためしパックのうち、ブルーフェイスレスターを紡ぎました。
このように、上のほうはやわらかげなものの、毛先はお蝶夫人系です。
……なので、ウェンズリーディール位紡ぎにくいかなと思っていたのですが。
毛先を指でほぐしてから、フリックカーダーの針1,2本でひっかけるようなつもりで梳くと、ふわぁってやわらかくなりました。まあ、これは紡ぎやすそうな。

気持ちよく、紡げました。
洗い方が悪かったのか、つなげにくいところもありましたが、「ブルーフェイス、いいわあ」とうっとりする程にはよかったです。
- 紡いだ道具
- 桜楓スピンドル
- 紡いだもの
- スピンハウスポンタさんで購入した英国羊毛おためしパックのブルーフェイスレスターを自分で洗ったもの。
- 紡いだ時期
- 2008/4/15~4/20
- 紡いだ量
- 3.10g
- 紡げた長さ
- 45.75m
14.76番手。
やっぱちょっと細すぎたかな……。
- 参考用語
- あ行:ウェンズリーディール
さ行:スピンドル
は行:番手、フリックカーダー、ブルーフェイスレスター
英国羊毛おためしパックのハードウィックを紡ぐ
2008-04-18
おためしパック、今度はハードウィックです。ポンタさんの「ホッチキスパーティー」の影響で、ハードウィックというと「ピーターラビットは僕の友達」と呟いてしまいます。ピーターラビットの作者がハードウィックを好きだった、んだそうですね。
毛はこんなで、一本一本くっきりはっきりな感じ。ハリハリしていてちょっと痛い?マフラーとかセーターだとチクチクしていやー!という感じでしょうか。
手でほぐして紡ぎました。ところによって繊維が短くてつながりにくいところが……(そういうところは本来あきらめるところなのかもしれませんが)。ちょっと紡ぎにくかったです。

できあがりはこんなです。ハリハリしている感じが現れているでしょうか。
- 紡いだ道具
- 桜楓スピンドル
- 紡いだもの
- スピンハウスポンタさんで購入した英国羊毛おためしパックのハードウィックを自分で洗ったもの。
- 紡いだ時期
- 2008/4/07~4/14
- 紡いだ量
- 5.77g
- 紡げた長さ
- 54m
9.36番手。
紡ぎにくいー!と思ったわりには出来上がりの糸はそこそこ整っているような気がします。
- 参考用語
- さ行:スピンドル
は行:ハードウィック、番手
着物裂き織りに挑戦しかけました
2008-04-18
母の友人から紺地に白(とちょっと赤)が散った着物を「裂き織りにして」といただきました。またバッグを作ろうと思っています。バッグを作るとなるといつも主に参考にするのは、
です。まあ、いつものように織っても着物地裂き織りはそれだけで味がありますが、ちょっとは変わったことをやってみたいなーと思って、
とかも見て経糸のかけ方を考えてみました。
しかし「うーん、いまひとつー」と思っていたら、そういえばマットだけど裂き織りの本まだ持ってるじゃん!と思い出し、
を見てみました。
「あ、これがいい!」というのがあったので、それに挑戦してみようと、スウェーデン語の単語を調べ、手持ちの糸で近いのを探し、経糸を張って、織り始めました。

この画像だとそこそこ特徴が出ているような気もしますが。どうも近くで見た時にあまり目指した感じになっていませんでした。
おそらく糸の太さと裂き布の太さが合っていなかったのではないかと思うのですが。
そういうわけで「このまま織ってもなあ」と思って裂き織り部分を外しました。かけた経糸が勿体無いので、経糸と同じ糸を緯糸にしてあじろ織りをし始めています。……あじろ織りのバッグを作ろうかなーと思います。
- 参考用語
- あ行:あじろ織り
さ行:裂き織り
た行:経糸
や行:緯糸
『Så fint med trasmattor』
2008-04-17
Så fint med trasmattor ISBN 91-974805-3-3 本体価格 354SEK(スウェーデン・クローナ)※ 2005/3購入時。 発行元(多分) Akantus Edition 著者(多分) Ann-Kristin Hallgren, Monica Hallén A5より一回り大き目 ハードカバー |
2005年3月にヘルシンキとストックホルムに行きました。手工芸の旅を目指したのですが……はっきりいってそれには時季があまりよろしくなかったです。冬はあちこちがお休みなので。
そんなわけで専ら本屋とか行ってました。で、この本はストックホルムの本屋でめぐり合いました。
中身はまあ、裂き織りマット、だけ、です。ただ見ていて飽きないんですよ。とてもいい感じ。
表紙は一瞬和風っぽいです。スウェーデン語でタイトルが載っているから、日本の本じゃないのねと思いますが。で、この裂き布を玉にしたものが転がっているだけの表紙がまた何だか愛しいのです。そのうえ、表紙の紙がマットな感じで触り心地もよいです。……えー、私若干紙フェチのケがありまして。
「待て自分!いくら可愛い本でも、物は裂き織りだ!布とセンスがものを言うんであって本が手元にあってもいいものを作れるとは全然限らない!!」……と自らに言い聞かせてもみましたが。「でもなーここで入手しなかったら二度とお目にかかれないかもしれないしー」と、えいやっと買ってしまいました。
飽きず愛でているのでよし?
ところでスウェーデン語はさっぱりわからないのですが。アメリカの本と違ってメートル法なので長さとか幅とか筬目はわかりやすいです。あとは図を見てどうにか……?
- 参考用語
- あ行:筬目
さ行:裂き織り
スウェーデン語:trasmattor
(以下2008/9/16追記)
この本、ておりやさんで取り扱ってらっしゃるようです。