啓翁桜と紫蘇による染め
2005-03-07
1月に啓翁桜を買ってきて、家の中で花見を楽しんだ後、葉っぱが出るのを待って、葉っぱをむしって、枝を木っ端微塵にして、染料を抽出しました。去年の啓翁桜染めでは、葉っぱと細い枝で抽出して、出た液の色は大分薄かったのですが、今年は木っ端微塵の効果か、けっこういい色が出ました。

- 染料液抽出日
- 2005/2/26
- 抽出方法
- 啓翁桜の葉+枝150g位を水1.5Lで抽出(1番液も2番液も同様)
- 出来上がり量
- 1番液+2番液でおよそ2L
- 参考にした本
- 『ハンドウィービング―手織りの実習』
- 『草木染―四季の自然を染める』
- 『草木染―四季の自然を染める』
詳細は日誌に記述しています。
この染料液で、ペニーロービング1/6.5番手 生成りを40g位染めました。(画像左)
合わせて、母が去年梅干を漬けた時の紫蘇の葉の灰汁で何か染めてみてと言っていたので、染めてみました。(画像右)

画像では良くわかりませんが、桜は肌色っぽく、紫蘇は薄茶色っぽく染まりました。
啓翁桜はいつもの通りみょうばん媒染ですが、紫蘇についてはどうしようか考えて、200cc位のそれに、30cc程お酢を入れたもので染めました。葉だったらお酢でもみだしたりするのでそうしてみたのですが、葉っぱの原型がなく灰汁だけのものに酢を入れても意味がなかったかもしれません。
- 参考用語
- は行:媒染、番手
- ま行:みょうばん媒染
- ま行:みょうばん媒染
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【教室】原毛を洗う
2005-03-06
2005年02月27日(日)、未洗い(グリージー)の原毛(品種はメリノ)を購入し、原毛の洗い方を教わりました。
画像は、中性洗剤で洗って脱水したものを、家に持ち帰ってビニールシートの上で干しているところ。買った時は茶色い毛かと思っていたのですが……実は白かったようです……。
ところで洗った感想ですが。
「今度から洗ってある原毛を買おう」。……爆。
できればカーディングもしてある方が……。いや、カーダーかけるの苦手で……。
- 参考用語
- か行:カーダー、カーディング、グリージー、原毛
- ま行:メリノ
- ま行:メリノ
【教室】久しぶりの紡ぎ
2005-03-05
2005/2/20、久しぶりに紡いでみました。- 紡いだもの
- ハマナカ キャンディミックス ミント(メリノウール。3・4色のウールがミックスされてグラデーションになっている)

久しぶりの割には、初めて・二度目と比べるとよい感じです。細すぎる気もしますが。……加減ができないのです……。
以下、2006/9/30追記。
気になったので番手を計算してみました。
129.75mあって、26g。約4.99番手。
これまで私が紡いだ中では一番の細さですね……。
- 参考用語
- ま行:メリノ
【教室】オーバーショットのボレロ
2005-03-04
「オーバーショットのジャケット」を作るために、以前の教訓を生かし、袖丈をちゃんと測りました。結果、4mも織ればジャケットが作れるでしょう、ということになりました。- 仕上がり予定寸法
- 4m強
- 経糸総本数
- 260本 両脇丸羽
- 整経長
- 5m
- 通し幅
- 42cm
- 筬目
- 6目/cm
- 使用した糸
- カネボウ ミスリム COL.7709
- カネボウ カプリス COL.224
- カネボウ カプリス COL.224
- 使用織り機
- アジャカ4枚綜絖織り機
- 綜絖枚数
- 4枚
- 作成期間
- 2004/11~2005/2
- 参考書籍
- 『WEAVING OVERSHOT』
『SAORI仕立の本』
『私の手織り[SAORI]』
『すぐ使いたい裂織りバッグ』←ポシェット作成時に少々参考にしました。
『やさしい昔の針仕事―暮らしに生き続けるおしゃれな小ものたち』←ポシェット作成時に千鳥かがりを参考にしました。

提出まで日がなかったので、家に持ち帰ってせっせと織り、切ったり縫ったりも土日使ってせっせとやりました。

……織り上がったら、38×392cmでした。
その後洗ったら、更に短くなって360cmになってしまいました。
どうするんだー!?と悩んだ結果。袖丈は短くするにも限度があるので、丈を短くすることにして、ジャケットではなくボレロを作ることになりました。
というわけで洋裁です。学校の家庭科位でしか洋裁なんかしたことないっていうのに……。まあ手織りのものはやはりそれなりの縫い方というものがあるそうで(なるべく直線で裁つのです)、ちゃんとした洋裁手法ではなくて、直線手法なのですが。
ただでさえ布地が足りないっていうのに、袖を裁ち間違えたりして……とても不幸でした。いかんともしがたいので間違えたまま袖つけました……。
ボタンは共布でくるみボタンにしました。
余った布地でポシェットも作ってみました。

指導員養成課程の終了作品になりました。
- 参考用語
- あ行:オーバーショット、筬、筬目
- さ行:整経、整経長、綜絖
- た行:経糸、通し幅
- ま行:丸羽
- さ行:整経、整経長、綜絖
【教室】オーバーショットサンプル
2005-03-03
- 整経長
- 1m
- 通し幅
- 11cm
- 筬目
- 6/cm
- 経糸総本数
- 66本
- 使用した糸
- リッチモアシロッコ COL.9
パピーニュー4PLY COL.433 - 使用織り機
- アジャカ4枚綜絖織り機
- 綜絖枚数
- 4枚
- 参考書籍
- 『WEAVING OVERSHOT』
- 仕上がりサイズ
- 11×40cm
オーバーショットのサンプルを終えて、「オーバーショットで生地作ってジャケットにしましょう」と言われました。
そこで織った様子を確認するため、サンプルを作ることにしました。2004年11月頃のことです。
糸は、リッチモアシロッコとパピーニュー4PLYにしようと決め、図案も購入した洋書から選択して決めて、小さなサンプルを作りました。

なかなかいいんじゃないかな。
……ということで、いざジャケット用に糸を買いに行ったら。……夏糸なのでなかったのでした、シロッコが。注文すれば一ヶ月とかで入ると言われても、作品提出期限までそんなにないのに待てるかー!……というわけで、違う糸で作ることにしました。
したがって、ジャケットを作る前のサンプルとして全く役に立たなかったサンプル。
ちなみに、違う糸を買ったものの、サンプルを作り直す時間も惜しく、結局サンプルなしで行き当たりばったりで織りました……。
- 参考用語
- あ行:オーバーショット、筬、筬目
- さ行:整経、整経長、綜絖
- た行:経糸、通し幅
- さ行:整経、整経長、綜絖
【教室】オーバーショットサンプル
2005-03-02
教室でオーバーショットなる織り方をしている方がいました。「それ、知りません」と言って、早速サンプルをやってみました。
図案は教室にあった本に載っていたもので、「Martha Washington」という名がついていた図です。
- 経糸総本数
- 2模様分=94×2=188本
- 整経長
- 110cm
- 通し幅
- 31cm強
- 筬目
- 6目/cm
- 使用した糸(経糸、緯糸とも)
- 1996年に織ったものの残り糸=パピーニュー4PLY COL.433
- ワゴンセールしていたダイヤリフレッシュ COL.LS523
- ワゴンセールしていたダイヤリフレッシュ COL.LS523
- 使用織り機
- アジャカ4枚綜絖織り機
- 綜絖枚数
- 4枚
- 作成期間
- 2004/9~10?

サンプルなので、余り糸とワゴンセールだったのに、何だかいい感じです。教室の人にも色合いの評判がよかったです。これで鞄とかクッションとか作ろうと思いつつ、今はまだ布地状態。
調べたところ、オーバーショットはあまり日本で行われていない技法だそうですね。道理で日本の本には出ていないはずだ。
尚、オーバーショットは徐々に模様が出来てくるのが気持ちよかったです。気に入ったので、オーバーショットの洋書を買いました。
- 参考用語
- あ行:オーバーショット、筬、筬目
- さ行:整経、整経長、綜絖
- た行:経糸、通し幅
- や行:緯糸
- さ行:整経、整経長、綜絖
【教室】手紡ぎ手織り教室指導員養成科
2005-03-01
2004年10月に指導員養成科になりました。「仮にも手紡ぎ手織りの指導員として看板ももらうなら、紡ぎもちゃんとやらなくちゃなあ」とか思って紡ぎを再度やったりとかしました。
2005年3月に終了、無事看板ももらいました。