薔薇の花びらで真綿を染める
2017-05-01
手織り・ぬくもりコンクールの授賞式及びレセプションパーティで赤い薔薇をいただきました。赤い薔薇といったら花びら染め!…というわけで、パーティから一週間後の週末に花びらをもみもみもみだしました。でもそんなに濃い液にはなりませんでした。

で、水曜日に真綿を投入。24時間入れたままにして木曜日に出して洗って脱水したら。意外に濃く染まっていますよ!?花びら染と言うより、桜を煮染めしたような茶色っぽいオレンジですが。これはこれで好きな色です。

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花束に入っていた葉っぱで真綿を染める
2017-03-02
花束には、緑を増やすためか、葉っぱだけのものがよくついていますよね。今回はこういう葉っぱが入っていました。

何の葉っぱだかわかりませんが、けっこう量があったので、中性抽出してみました。
こんな薄い色が出ました。

薄いとはいえ出たので、ミョウバン媒染済みの真綿を入れてみたところ…
右はミョウバン媒染した状態の真綿。左が葉っぱで染めた真綿。比較してみれば染まったことはわかると思います。

あんなに薄い色でも、染めてみると結構濃い…。
もっとも、写真は抽出したての液ですが、それから数日経ってから染めたので、多少液は濃くなっていたかもしれません。
推定イヌビユで真綿を染める
2017-02-20
夏に一度プランターから退治したイヌビユ(たぶん)ですが。また生えてきました。
まあまた染めるか、だったら伸びるのを待とうと放置していたのですが、さすがに寒かったのか、あまり成長しませんでした。
じゃあ、綿ももう収穫終わったことだしとイヌビユも収穫することにしました。

ちょうど20gありました。
20gじゃあ染められるのは10gくらいかあと、真綿を染めることにしました。先日銅媒染液を買ってきた時に、エスポールも買ってきたので、染め前の真綿をエスポールで浸透しました。
そして染めたところ。黄色いです。

その後銅媒染をしました。みるみるうちに緑に…。黄色+青は緑ですよね…。

最後にまた染料液に戻してから、放置冷却して、脱水したところがこちら。

うっすら緑に染まりました。
花束の赤いバラで真綿を染める
2016-12-30
父がもらってきた花束に、赤くて黄色がちょっと見える小ぶりの薔薇がありました。花瓶に入れていた頃からドライフラワーみたいな様相だったので…、その後自ら出して乾燥させてもあまり雰囲気が変わっていません。

まあ赤いから花びら染めでしょ、と花びらをむしったところ…

あれ思ったより黄色が多いなあ大丈夫かしら…と思いつつ、酢酸5cc+水100ccでもんだら…なかなか色が出ませんでした。
やっぱダメかなあと思いつつももみ続けたら、おお、出てきた出てきた。
というわけで最終的にはこの位ピンクの液に。

少量なので、真綿も少量投入。50度くらいまで温めたあと、放置冷却。

うっすらピンクに染まりました。
- ま行:真綿
花束の濃いピンクのカーネーションで真綿を染める
2016-12-26
百合の煮染めの傍ら、カーネーションの花びら染めもしました。濃いピンクのカーネーションの花びらを冷凍しておいたんです。
冷凍前で、24gほどありました。酢酸10cc+水250ccでもみました。

そこに3gほどの真綿を投入。
『草木染め大全』でも『草木染め Enjoy!Natural Dyeing』でも、50度まで温度を上げるといいとあったので、ちょびっと火にかけて、放置冷却数時間。

綺麗に染まりました。
花束の百合で染め実験
2016-12-25
12月3日、父が何かで表彰されて花束をもらってきました。それも二つも。
12月って師走と言うだけあって、師でなくても忙しいのですが…、花があったら染めてみたくなるじゃあないですか。
というわけで、染める暇がない間は、ダメになった花は冷凍したり、乾燥させたりして保存(ていうかただの放置)していました。
三連休最終日になって年賀状も書き終わり、どうにか余裕ができたので、染めを開始しました。
まず、でかい百合が何本かあったので、「百合で染めるって聞いたことないけどなー」と思いつつ、毒ではないだろうからと、試してみました。何でも試してみたい…ところではありますが、毒があるとわかっている植物はやはり避けたいですよね。夾竹桃とか。
しかし、聞いたことがない染材ということは、何抽出がいいかもわからないわけで。『草木染め大全』の「草木に適した染め方とその実験方法」を参考に試してみることにしました。
というか今回は試しで終わりです。乾燥した百合の茎と葉っぱ、24gしかなかったので。
水500cc+百合8gの中性抽出をしました。

…抽出画像はどれも同じようなものなので、アルカリ性と酸性の鍋の写真は省きます。
アルカリ性は水500ccにソーダ灰0.5g、酸性は水500ccに酢酸0.5cc…でよかったんですが、多分1cc位は入ったかと思います…。
染用小鍋が一個しかないので、抽出した後それぞれ空き瓶に入れました。左から中性・アルカリ性・酸性抽出。

アルカリ性>中性>酸性の順に濃く出たでしょうか。
もう、酸性は捨てていいかなと思ったのですが、一発逆転があるかもしれないと思って、どれにも被染物を投入することにしました。『草木染め大全』では銅媒染済みの毛糸を入れていますが、なかったので、手元にあったミョウバン媒染済みの真綿をそれぞれ5g位ずつ入れました。銅媒染済みの毛糸を入れるのに意義があるのかもしれないですけどね…。
小鍋で染めた後、また空き瓶に戻して放置冷却しました。結果がこれ。やっぱり左から中性・アルカリ性・酸性抽出です。

酸性抽出が一番濃い!
濃いと言ってもこの程度なので、わざわざ百合用意して染めるほどではないかなと思いますが、、、まあ、もらった時には染めてみてもいいかなという感じがしました。
あ、ちなみにこの写真はまだ濡れているので、乾いたらもうちょっと薄くなると思います。
桜の残液で真綿を染める
2016-03-28
桜の残液が700ccほどあったので、日曜日、みょうばん媒染済の真綿を12g染めました。
うっすらオレンジ色なのですが…よくわからないですね(^^;。
- 染めたもの
- ミョウバン媒染済みの真綿 10g
- 染料
- 桜の残液
- 参考書籍
- 作成中の『My草木染め手順書』。この手順書のもとになっているのは手持ちの染めの本。
- 参考用語
- ま行:真綿、みょうばん媒染
真綿のワカメ染め
2015-09-09
ここに賞味期限切れの乾わかめがあり、
使用期限切れの過酸化水素水がある。

ときたら、やっぱり、『だれでもできる 最新 草木の染色教室』を見て以来、一度やってみたかった「オキシドール脱色法」をやってみるしかないでしょう!
本で紹介されていたのは乾燥きくらげでしたが、コラムでワカメなどにも有効と書いてあったのですよ。
ちなみに、過酸化水素水は写真の通りコンタクトレンズの消毒液ですが。成分を見ると、

間違いなく過酸化水素水で、3.0W/v%なので、オキシドールと同じ扱いでいいかと考えました。まあpH調整剤が入っているようですが。
といっても消毒薬は125ccしかなかったので(本では500cc使っています)、それに合わせて、乾ワカメも本の乾燥きくらげの1/4の量を使いました。
しかし。ワカメを消毒薬につけて一晩。別に脱色された風でもなく、ただ単にワカメが戻りました。うーん、乾ワカメではだめなのか、消毒薬が古くて効果がなかったのか、pH調整剤が悪いのか。
わかりませんがせっかくなので、消毒薬で戻したワカメで、染料を抽出しました。
とりあえず何となく色は出たので、ミョウバン媒染済みの真綿を投入。
これは染め終わって、放置冷却を始めた時点の写真ですが、おや、なんとなく色が出たような。

一晩放置して、水洗い・脱水して干した状態がこれです。

黄色というか薄いオレンジでしょうか。なかなかいい色に染まっています。
- 染めたもの
- ミョウバン媒染済みの真綿 10g
- 染料
- 乾ワカメ 12.5g
- 染め方
- オキシドール脱色法
- 参考書籍
- 『だれでもできる 最新 草木の染色教室』
- 参考用語
- あ行:オキシドール脱色法
ま行:真綿、みょうばん媒染
いただいた花束の濃色の花で真綿を花びら染め
2013-06-29
4月からお手伝いをしていたお仕事が終わりまして、最終日の6/7に打ち上げがあり、その際に花束をもらいました。
何でもイメージの色を言って花束を作ってもらったとか。私のイメージは紫とピンクだったようです。
ちなみに他に花束をもらった中では、真紅の薔薇をもらっていた人がいました。……一体、どういうイメージを持たれていたのでしょう、彼は。
せっかくいただいた花ですので、ここはやはり染めをしますよ!
というわけで、飾った後、悪くなりかけた花は順次冷凍し、6/23に染めました。
濃色だったのは、濃いピンクの薔薇と濃いピンクのカーネーションと、紫の何だかわからない花。
何だかわからない花は、花だけ見た時点では薔薇かなと思ったのですが、葉っぱはカーネーションの方がまだ似ているようです。蕾時点では薄い緑色の花なのですが、これが何の花だかご存じの方いらっしゃらないでしょうか?花束の写真の左側に大きく映っているやつです。その下の薄緑のものがその蕾。
酢酸80%+水で花びらをもみだしたところにぬらした真綿を投入。

鍋に入っているのが薔薇で、左下のがカーネーション、じゃないかな……。うーん、入れた時は「わかる」と思ってメモをとらなかったのですが、一週間経ったら自信がなくなりました……。
カーネーションは液が出た時「蛍光色っぽい」と思ったので、多分左下のがカーネーションで合っているはず!
右側の濃い紫のものが、何だかわからない花です。
そして、結果は、

左から、カーネーション(多分)、何だかわからない花、薔薇(多分)です。
とても淡い色ですが、可愛い色に染まりました。
そしてずっと言い続けているようですが、たまり続けるだけの染まった真綿を(紡いだものもあります)何にしたらいいのか……。
- 被染物
- 真綿
- 参考書籍
- 『誰でもできる草木染めレッスン』
ラベンダーで真綿を染める
2012-11-01
週末、染料が悪くなる危機感を覚えて、・絹糸200gと真綿50gをまとめてみょうばん媒染し、
・ハンカチタオルを染めて、
・ラベンダーを酸性抽出しました。
大昔に多分北海道のお土産でいただいたラベンダーのポプリでした。
香りが感じられなくなったので、染めてみようと思っていたのでした。
5g位あったので、マグカップで酸性抽出24時間。
その後、みょうばん媒染した真綿を投入。……のですが、考えてみれば酸性抽出だったので、無媒染でもよかった……?

まるで飲み物のようですが、違います。真綿をマグカップに投入したところです。古いから色でないかなあと思いましたが、意外にちゃんと紫色の液が出ました。
これもこのまま24時間くらい放置したかな……。
引き上げて、真綿を洗ったら。

……まったく染まっているように見えませんね。一応少し黄色っぽくなっています。染まったというより、汚れたかのように見えます……。
ちょっとがっかり。
尚、マグカップでやってみたのは、より手軽な染めを実践しようと思って、『ハーブ染めレッスン』に載っていた方法を真似たのですが。……酸性抽出なので、熱不要で、レンジでチンすることもなく。何故マグカップで染めたのかよくわからないことに……。まあ、深さがある分、よく浸かったのは利点でしょうか……。
- 被染物
- 真綿 2.3g
- 媒染剤
- 生みょうばん
- 参考書籍
- 『ハーブ染めレッスン』