イヌビユでコリデール原毛を染める
2020-11-23
ベランダのプランターに毎年イヌビユが生えます。去年・一昨年も生えたと思いますが、量が少なかったか、染めるタイミングが合わなかったか、多分染めてませんね。今年は二本育ったので、21日に引っこ抜きました。

このくらいありました。56gです。
ところですぐ染めるつもりだったのですが、ダラダラしていて、一晩水1Lにつけておいたらこんなことになりました。

赤い液が出てますねえ。
イヌビユは茎が赤いですが、きっとアントシアニンなのですね。水につけたので染み出てきたのでしょう。ということは、火にかけずに花びら染めと同様の染め方をしたら赤系にも染められるのかもしれない…。
しかし今年はいつもの通り火にかけて抽出しました。1番液を取った後、また1Lの水に入れて2番液をとりました。
合わせて1.1Lくらいの染液ができました。
これに、さらに翌日、みょうばん媒染してあったコリデールの原毛20gを投入して染めました。

例によって写真だとよくわかりませんが、薄い緑色系に染まっています。
ちなみに今年のプランターは、ほかの雑草も育ちました。
スマホのアプリでこの花の写真で調べたらイヌホオズキと言うらしいです。でも毒らしい…。ソラニンだそうなので、じゃがいもの芽と同じ毒ですね。

でも、実が黒くなるらしく、写真で見たところちょっとかわいかったので、黒くなるまでプランターで放置していました。可愛いぞ。

ところで実が黒くなるまで待った結果、けっこう大きくなりました。一本なのにこの量。

量があるから、染められるか試してみようかなあ、と思ったのですが、ちょっと花瓶にさしたら、母が「花が可愛い」と気にいってしまったのでそのまま飾っています。
…染めるタイミングを逃しそうな気がします。まあいいか、染めなくても…。毒だし…。
- 参考用語
- か行:原毛、コリデール
ま行:みょうばん媒染
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イヌビユでミョウバン媒染済コリデールを染める
2017-10-03
今年も、棉のプランターにイヌビユが育ちました。
毎年出てくるんですけどね…。おそらく土に種が混ざっちゃってるのではないかと…。
土は再生して再利用していますので。で、今年は53gありました。
これだけあったらやっぱり染めるでしょう。
二番液までとったところ。緑色の液が出ています。

何を染めようか悩んだんですが、過去にもう、ウール・シルク・コットンと一通りイヌビユでは染めているのですね。
そして、実は今ちょっと忙しい。すぐに染められるものということで、ミョウバン媒染済のコリデールを20gほど染めました。実際にはもうちょっと黄色が入った感じですが、綺麗な黄緑色に染まりました。

- 参考用語
- か行:コリデール
ま行:ミョウバン媒染
薔薇の花びら以外でコリデール原毛を染める
2017-05-02
花びらを花びら染めで使ったら葉っぱや茎が残ります。こっちは煮染めしました。日曜日にアルカリ抽出したら割と色が出ました。

で、帰りが早かった水曜日に煮染め。
24時間放置冷却して、木曜日に洗って脱水したら…うっすら黄色位ですかね。

なお、前にまとめてみょうばん媒染しておいたコリデールです。
啓翁桜でコリデールを染める
2017-04-10
今年は啓翁桜を買って家の中で早めの花見を楽しみました。
啓翁桜を買えばいつもどおり啓翁桜染めをします。
ですが、今年は花付きはよかったのですが、葉っぱがほとんど出ませんで…。枝の状態も悪くしてしまったので、あまり染まらないかな…と思っていました。しかしアルカリ抽出してみたらこの位はちゃんと色が出たので、ちょっと期待。

桜は置いておくと色が濃くなるようなので一週間放置。というか、抽出したのが日曜日だったので、次の作業が翌週末になっただけともいいます。
土曜日に被染物のミョウバン媒染を実施。コリデール100gとウールの糸250gをまとめて媒染しておきました。
うちの染用の一番大きい鍋は14リットルなので、一度に媒染できるのは350g位が限界かと思います。浴比30としたら。

日曜日に染め実施。しかし…脱水したら全然色がついていませんでした。いやうっすら黄色いかなーとは思ったのですが。この写真、左側はミョウバン媒染しただけのコリデールなんですよ。比べて差が…いやちょっとはありますが、ちょっとだけ。
うーん、やっぱり桜の状態が悪いとあまり染まらないなあ…。
- 参考用語
- あ行:アルカリ抽出
か行:コリデール
ま行:ミョウバン媒染
百合系でポロワス原毛を染める
2017-03-05
父がこないだもらってきた花束で染めたものもとうとう最後です。百合系と思しきものでまとめて抽出。

こちらは母が「カサブランカかしら?」と言ってました。少なくとも間違いなく百合系ですが。

これはなんでしょう。花だけ見るとツツジ系に似ている気もしますが、葉っぱが違うしなあ…。

ところでカサブランカ?な花、花粉がすごく黄色くて、ちょこっと手の上にのっただけで、手がこんな風に染まりました。花粉で染まるんじゃないかと思いました。でもサフランはめしべだし、染めでおしべとか花粉とか使う例はあるんですかねえ…。やってみればよかったのか…。

まあもうまとめて煮出しちゃったので。こんな感じでした。こんな感じと言いつつ、実は一気にいろいろ染めたので、どの写真がどれだかちょっと自信がなくなっているのですが、多分この写真は百合系を煮出したものではないかと…。

ミョウバン媒染をしたポロワスを染めましたが、こういう薄茶に染まりました。

花束を染め終わったのでだいぶやりきった感がするのですが、実は冷凍には鉢植えからためた花があるし、花瓶にも啓翁桜の枝がさしてあったり。まだまだ染めなくちゃ。…被染物用意しなくちゃ…。
花束のカーネーションでポロワスを染める
2017-03-03
先日父がもらってきた花束にはカーネーションも入っていました。カーネーションといえば細っこくってそうそう量が確保できませんが、一応煮出してみました。
このカーネーション風呂が、

煮出したらこんな風に。少しは液に色が出ているかな…。

最終的にこのような色に。

薄いから染まらないかなあと思ったのですが。
ポロワス原毛をミョウバン媒染して染めてみたら。
あらびっくり。けっこうちゃんと黄色く染まりましたよ!なお、後ろにあるのはミョウバン媒染した状態の白いポロワスです。

ポロワスをロウバイで染める
2017-01-16
姉にもらったロウバイを鑑賞しつくしました。
で、枝を切り刻んで染めました。
『草木染め大全』によると、ロウバイはアルカリ抽出がいいけど、アルカリ抽出だと堅牢度が悪い。唯一銅媒染だと堅牢度もいい、ということだったので、アルカリ抽出しました。けっこう濃く出ましたね。

それに、湿らせたポロワスを投入して染めたらこのような…茶色というか、オレンジというか…肌色?に。

この後銅媒染したら…うーん…。緑っぽくもなっているのですが、大部分茶色…。銅媒染がうまく入らなかったというより、焦がしたような気が…。

失敗失敗。
- 染めたもの
- ポロワストップ 35g
- 染料
- ロウバイの枝などを切り刻んだもの 72g
- 媒染剤
- 銅媒染
- 参考書籍
- 『草木染め大全』
作成中の『My草木染め手順書』。この手順書のもとになっているのは手持ちの染めの本。
- 参考用語
- あ行:後媒染、アルカリ抽出
か行:堅牢度
た行:銅媒染、トップ
は行:ポロワス
南天染め
2017-01-15
元旦、姉が近所の農場でもらったといって、蝋梅と南天を持ってきてくれました。二週間ほど飾っていたのですが、なんかあまり元気にならないままでした。

で、母に「蝋梅染めるわよね?」と言われました。何故南天は聞かないのかと思ったら、「いかにも染まりそうにないから」だそうです。
いやわかんないよ?染まるかもよ??
というわけで、南天染めに挑戦。
その前にネットで検索したら、切ってすぐの南天では染まるそうですが。切ってしばらく飾って、水に入れていたのになんだか枯れているみたいな南天では染まるんでしょうかね…。
枝と葉っぱを切り刻み、実も入れて中性抽出した1番液と2番液を足したもの。

けっこう色が出ています。
これに、みょうばん媒染済みのポロワスを投入して染め。

ちょっと写真は暗いですが、可愛いオレンジに染まりました。
まあ、染まりそうになくてもやってみないとわからないですね…。
- 染めたもの
- ポロワストップ 44g
- 染料
- ナンテンの枝などを切り刻んだもの 65g
- 媒染剤
- ミョウバン媒染
- 参考書籍
- 作成中の『My草木染め手順書』。この手順書のもとになっているのは手持ちの染めの本。
- 参考用語
- た行:中性抽出、トップ
は行:ポロワス
ま行:ミョウバン媒染
ノコンギク(?)でポロワスを染める
2017-01-04
大晦日にバラでポロワスを染める傍ら、冷凍してあったキク系を中性抽出しました。これも父がもらってきた花束の花です。冷凍しておきました。
紫色のキク系。キクは草木染めの本で見るから染まるだろう、とやってみました。
抽出できた液は、茶色。バラほどは濃くありませんでした。
でもまあ、1/2に染めてみました。染め初め。

やわらかい茶色に染まりました。
ところで母はこの花を「クジャクソウ」と言っていましたが。のちに「これがクジャクソウだと思ってたけど、クジャクソウって別の花みたい。図鑑で調べたら、ノコンギクっていう花みたいだわ」と言い出しました。
ノコンギクと似たヨメナという花もあるそうなので、はっきりなんていう花とはわかりませんが、とりあえずノコンギクらしき、紫色のキクで染めた、ということで…。
- 染めたもの
- ポロワストップ 10g
- 染料
- ノコンギクを冷凍したもの
- 媒染剤
- ミョウバン媒染
- 参考書籍
- 作成中の『My草木染め手順書』。この手順書のもとになっているのは手持ちの染めの本。
- 参考用語
- た行:中性抽出、トップ
は行:ポロワス
ま行:ミョウバン媒染
薔薇でポロワスを染める
2016-12-31
赤い薔薇の花びらで真綿を染めましたが、使ったのは花びらだけなので、茎と葉っぱは残っていました。で、花束の中にピンクの薔薇もあったのでそれも乾燥させていました。

乾燥させたらまるで紫の薔薇っぽくなりましたが、元はピンクです。
桜はバラ科でよく染まる…なら薔薇も染まるだろう、と、12/30に、赤い薔薇の茎と葉っぱ、ピンクの薔薇全部、まとめて煮出しました。

煮出し始めは何だこの薔薇風呂、って感じでした。
ちなみに桜はアルカリ抽出がいいので、薔薇にもソーダ灰をふりかけて抽出しました。がっつり1時間煮込んだら…赤っぽい茶色い液が出ました。うーむ、さすが桜の仲間。
そして一日置いて12/31。ミョウバン媒染済のポロワスがあったので、染めました。
大晦日に何をやっているのだという感じですが。今回はおせち料理を注文してしまったため!(我が家初です)けっこう時間があったのです。勿論、染めの傍ら掃除もしていましたが。
さて、液は大変茶色かったのですが。

染めたら黄色!写真ではちょっと薄く写っちゃってますが、大変綺麗な黄色です。
いやーこれだからやめられないですよね、草木染め。何がどう染まるかわからない。
- 染めたもの
- ポロワストップ 50g
- 染料
- 薔薇 31g
- 媒染剤
- ミョウバン媒染
- 参考書籍
- 作成中の『My草木染め手順書』。この手順書のもとになっているのは手持ちの染めの本。
- 参考用語
- あ行:アルカリ抽出
た行:トップ
は行:ポロワス
ま行:真綿、ミョウバン媒染