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『手織りの教科書』

 2022-09-18
 
本屋さんでようやく受け取ってきました。彦根愛さんの『手織りの教科書』。

まず「はじめに」を見て驚きましたね。え、これ『手織りと手紡ぎ』『手織り工房』の加筆改訂なの!?全然違うよ!?と。
まあ内容面では勿論かぶっているところがありますが、構成も文章も変わっているし、掲載作品がおそらく全部新しい気がするんですけどね…。
個人的には『手織り手紡ぎ工房』の方がそれら2冊を改訂したものな気がしますが…。

とにかく、どれとも違うのでどれかを持っている方にも、この本は買って後悔することがないと思います。
内容は次の通り。
織機と組織図
  • 織り機のいろいろ
    ろくろ式・天秤式・レバー式(ボタン式)・ジャッキ式、バネ式の説明が載っています。今までの本にはジャッキ式、バネ式の紹介がなかったかと思います。『手織りの組織図事典』は掲載している組織図がジャッキ式用なので、ジャッキ式の写真も載っていますが、そもそもこの本では各織機の説明が一個ずつ載っているわけではありません。
    あと、ここに「織り機の各部の名称(ろくろ式)」が載っています。これは『手織りの組織図事典』以外の本にも載っています。
  • 織物に必要な道具と使い方
    『手織り工房』で「付属の道具」、『手織り手紡ぎ工房』で「手織りのために必要な付属の道具」として書かれていたものですね。
    個人的には「必要な道具」って書くと全部必要に見えるので好ましくないような気がしています。まあ、職業で織るには全部必要?なんですかね??(我が家にはないものがけっこうありました)
    • 道具
      これまでの本と異なり、「基本の道具」「糸を準備するときに必要な道具」「織るときに必要な道具」に分けられています。基本の道具とその他の分け方の基準は…よくわかりません…。
      あと、これまでの本には載っていなかった、粗筬(櫛筬)・櫛、熊手(ビーター、タペストリーフォーク)・すくい杼、ピック(棒)が載っています。
    • 糸の準備(糸を使いやすくするための方法と道具の使い方)
      「符割りの使い方」「かせくり機の使い方」「玉巻機」「手で糸を巻く方法(玉巻機や木巻を巻く道具がない場合や、大型のタペストリーの緯糸)」(バタフライより長い輪になるやつ)「はた結びの仕方(途中で糸がなくなったり、色を変えて整経を続ける場合のほどけない結び方」。『手織りと手紡ぎ』『手織り手紡ぎ工房』にも載ってますね。
    • 緯糸の準備
      板杼(中心に巻く方法)・板杼(片側ずつ巻く方法)・小管に糸を巻く、が載っています。
    ここに参考作品として、すくい杼×つづれ織・ラグシャトル×ポッパナマットが掲載されています。
  • 織物の組織と完全意匠図
    定番の組織とは、から組織図と完全組織の話。あと完全意匠図の話があって、この本での完全意匠図はこのように表しています、という話。
  • 組織図から完全意匠図を作る方法
    こちらも彦根愛さんの本では定番。組織図マクロを作るのにお世話になりまくりました。ろくろ式(単式タイアップの場合)と、天秤式・ジャッキ式の場合と、レバー式(ボタン式)の場合が載っています。ただ見慣れているせいか図が大きいせいか、今までの本の方が見やすい気がします。(『手織りの組織図事典』よりは詳しいです)
  • 織りの三原組織
    これも定番ですが、今までの本で一番詳しく書いてあるかな。とくに朱子織。
  • 変化組織
    変化組織の色々な作り方についての軽い説明と、平織の変化組織(たて畝織・よこ畝織・ななこ織)・斜文織の変化組織(山形斜文・破れ斜文・菱斜文・伸び斜文・曲がり斜文)・その他の変化組織(混合法で色々な組織を組み合わせて作る)を掲載。
  • 織物組織の分解
    布から組織図を起こす。『手織りと手紡ぎ』『手織り手紡ぎ工房』にも載っていますね。気になる組織の布を見た時に参考に組織図を書きました。
  • 織物の手順と計算
    「平織のマフラーを織る」のをサンプルに、糸の計算から、準備して織って糸の始末をするまで、一通り書かれています。「4 整経した経糸を織り機に取り付ける」が、基本は整経台から男巻きに巻いて綜絖通し・筬通しの順みたいですが、途中に筬から織り機に取り付ける方法で筬通し→綜絖通し→男巻きに取り付ける方法が載っていて、ちょっとわかりづらかったです。

ここに参考作品として、整経絣のひざ掛けとビーズのケースが載っています。つまり、整経の時に経糸で模様を作っておくものと、緯糸準備の時にビーズを入れておくもの、という参考ですかね。
織物組織と技法
基本
  • 縞を織る
    基本作品で平織とななこ織の縞のクッションカバー。作品例として、たて刺し子のテーブルランナー・平織のクリアストライプマフラー・レップ織りランナー。
  • 格子柄(チェック)を織る
    基本作品でななこ織と斜文織の格子柄のマフラー。作品例として、よこ畝織とななこ織のカバー(枕カバーかな)・菱斜文のチェックマフラー。
  • 織りサンプルから応用する方法
    変化斜文24種のサンプル織りをして、その中から使う組織を決めて、基本作品のランチョンマット。作品例として、引き揃えモヘアのネックウォーマー・1/3のプリーツストール。
  • 組織と色糸効果
    色糸効果の考え方と、基本作品として、平織と斜文織の色糸効果サンプル。ほかにもサンプルデータが8種。作品例として、千鳥と崩し縞のショール・シャドーウィーブのラップエプロン。

糸を拾う・絡める
  • ピックアップ技法
    経糸を拾うことで踏み木を踏んだのと違う組織を出す技法で、この技法により効果的に柄が出せる技法のうち、昼夜斜文と昼夜トルコ朱子のピックアップが例に挙げられています。作品例として、アーガイル文様のピックアップマフラー・ブロック柄のピックアップ斜文ショール。
  • パイル技法(ノッティングとスマック)
    絨毯やマットを織る技法で、ハイパイルのノッティングと、ローパイルのスマックが紹介されています。基本作品は小さなマット。作品例はノッティングのもみの木・レリーフノッティングマット。
  • つづれ織
    平織で色糸で文様を織り出しますが、その各種技法について紹介されています。基本作品はモンステラ(多分)柄の小さなマット。作品例はアンデスの神人文様・スウェーデン絵織りのタペストリー。
  • 浮き織・織成・縫い取り
    その昔この三つの差について頭を悩ませたことがあったなあ…本によって用語が違っていて…。それぞれの技法の紹介と基本作品として、それぞれを使った6種のしおり。作品例としえクラックル織の織成スカーフとムアマンのトートバッグ(ムアマンとは織り方の名称だそうです)・ハーフドカゴングのサコッシュ・縫い取りの針刺しとポーチ。
  • フィンガーテクニックレース
    半綜絖を使うレース織や組織によるレース織ではなく、指で操作するレース織で、スパニッシュレース・ダーニッシュメダリオン・ブルックスブーケ・クローズドシェッド・羅・開口させてもじるレースが紹介されています。基本作品は開口させてもじるレースのマフラー。作品例としてアルパカ模様の羅ストール・絣糸を作っての羅の暖簾・ミックスレースのマット。

特別組織
  • 吉野織
    吉野織の種類と組織解説、吉野織の考え方と吉野格子について説明があります。作品例としてたて吉野のがま口バッグ・たてよこ吉野のパフマフラー・よこ吉野リネンクロス・吉野格子のブランケット。
  • 摸紗織(模紗織)
    どういうのを摸紗織というのかの解説と考え方が載っています。これによると、キャンバス・ハックレース・ブロンソンレース・スウェディッシュレースは摸紗織で、ハックアバック・スポットブロンソンは摸紗織ではないそうですが、ハックアバック・スポットブロンソンの完全意匠図もここに載っています。そのうえ、ピックアップ摸紗(3本ハックレース)と並んで、ピックアップハック(3本ハックアバック)の織り方も載っています。作品例は、森のハックレースのケースメント・すぅえディッシュレースのショール・ブロンソンレースのストール。

重ね組織
  • 刺し子織
    ここでは英語で言うサプリメンタリーワープ・サプリメンタリーウェフトを刺し子織としているとのことで、この場合オーバーショットなどもよこ刺し子に入ります。基本作品はたて刺し子のテーブルランナー。作品例としてムンカベルテのファブリックパネル・ウォーブン絞りの巾着(絞り糸を緯糸に入れて織っておいて、織りあがり後に絞って染めて、絞り糸を外す)・オーバーショットのランチョンマット・ムックのファイルカバー(ムックとはラオス語でたて刺し子だそう)・たてよこ刺し子のマフラー。
  • 二重織
    二枚の布になるものと、袋織り、倍幅について説明されています。作品例は二枚の布になるのを利用した二重織L字ストール・袋二重バッグ&ペンケース。
  • 二重織の応用
    表裏を異なる組織にしたり、表裏をアンバランスなものにしたり、表裏を接結したりする考え方が紹介されています。作品例は、平織とななこ織の接結二重織のベスト・ヘリンボーンとチェックのストール・二重織と経浮き糸の格子柄マフラー。
  • 風通織
    二重織りの布の上下を一定の場所で入れ替えた織物。ピックアップ技法で風通織をすることで4枚綜絖でもできることが説明されています。私が教室でピックアップとして習ったのはどうもこれのような気がします。作品例として、たてよこ風通ブランケット・壁掛け小物入れ・ピックアップダブルのアンデス文様のペンケース・ピックアップシングルの雪の結晶マフラー。
  • 風通絣
    風通織と色糸効果を混合して絣のような柄を作る織り。考え方とサンプル11個(4枚綜絖5つと8枚綜絖6つ)が載っています。作品例として、風通絣のスクリーン・風通絣のマット。
  • 畝織物
    二重織を応用して畝が出る織物。たて畝ができるものがコードでよこ畝ができるものがリブというそうで、リブの一種がウェルトで、コードの一種がベッドフォードコード…?そこら辺がいまひとつよくわかりませんが、説明ではウェルト組織とベッドフォードコード組織の解説が載っています。作品例はベッドフォードコードのクッション・ウェルトのマフカラー・ムースタッチマフラー(たて畝と思われる)・ベッドフォードコードのバッグ。

パイル組織
  • パイル組織(添毛織物)
    ここで紹介されているのは二重織り組織を応用したパイル組織。たてパイルとしてタオル組織(片面パイルと両面パイル)・ビロード組織、よこパイルとして別珍・コーデュロイ(コール天)の説明が載っています。作品例は、コーデュロイのツールバッグ・ぼかし染めパイルポーチ・ベルベットのチェアマット(特に説明ないですがベルベットはビロードですね)。

絡み織
  • 絡み織(捩子織)
    ここで紹介されているのは半綜絖を用いた紗と絽(羅も解説には出てきますが、考え方は紗と絽のみ)。作品例は、紗と観音もじりのショール・市松絽のケースメント。

染めて織る
  • ほぐし絣織
    仮織りをして染料で絵を描くように染めてから、本織りをするもの。基本作品は棉スカーフ。作品例として、吉祥文様ポチ袋・楕円柄ほぐし織半幅帯。

  • たて絣・よこ絣・たてよこ絣の基本作品と制作手順。作品例で、崩し縞のよこ絣マフラー、よこずらし絣のタピストリー、バウンドウィーブの額(よこ絣)、矢絣のコースター、マット・ミー鳥文様のテーブルセンター(マット・ミーとはラオス語で絣だそう)。
  • 着物・帯
    基本作品として縞の着物。作品例として結び糸の着物・よこ吉野の名古屋帯地・縫い取りの名古屋帯。

糸染め/始末
  • 糸染め
    糸の種類と精錬方法・糸の種類と染料(化学染料)・イルガラン染料、デルクス染料で染色する方法(絹・ウール等)・シリアス染料の染色方法(綿、麻など)・酸性染料を使ってグラデーションに染める方法・酸性染料を使って刷毛染めをする方法(ぼかすように染める)
  • いろいろな始末
  • 織物の仕上げ方法

トラブルと対処法
使用糸一覧
表紙作品について

…とにかく盛り沢山の内容ということはご理解いただけるかと…。

この内容紹介では目次に合わせて書きましたが、本文中には見出しの項目が小口にしかなかったり、小口にすらなかったりしてちょっとわかりにくいのが難点かな、と思いました。まあ全部に付けると、ページ数が増えたり、色々おさまらなくなるんでしょうね…。でも「表紙作品について」の見出しはさすがに欲しいかと…(目次にしかない…)。

ところで、各作品例については、ひこねあいさんのブログで、ひこねあいさんによるコメントが掲載されています。コメント読むと余計に色々織りたくなりますね…。
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『シンプルウィービング ハンディールーム600・400・200』

 2021-11-21
背表紙は『シンプル・ウィービング ハンディ―ルーム』なのですが、表示と奥付が『シンプルウィービング ハンディルーム600・400・200』なので、そっちが正式なタイトルだろうと思います。

サブタイトルでわかる通り、東京手織機さんの『ハンディ―ルーム』という織り機を使っての織物について書かれた本ですが、各種足踏み機が使用できるようにも解説してある、とのことで、「教科書的」に入れます。
実際元々ハンディ―ルーム自体が、大学の織りの専門学習用に作られたそうなので、教科書として使うことを想定されているのかと思います。

前からいずれハンディールームが欲しい!と思っていて、この本の存在も知っていました。
で、「全国裂織フェスタ2012」で製本に難があるとかで安売りしていたものですから、まだハンディルーム持ってなかったのに買いました(笑)。

内容は次の通り。

Part1 布の構造と組織図
Part2 布を織ってみよう
  1. 計画
  2. 機と道具
  3. 織の準備
  4. 織り終わったら
  5. 仕上げ
Part3 いろいろな織物組織
  1. 平織とその仲間
  2. 綾織とその仲間
  3. 朱子織とその仲間
  4. 特別組織(凹凸のある織物、レースのような織物(組織によるもの)、よこ糸でパターンをつくる織物)
  5. 指で織る
  6. 色糸効果
Part4 制作
キャンバス織のマフラー、サマー&ウィンター織のテーブルランナー、オーバーショット織のテーブルセンター、吉野綾・M's&O'sのブックカバー、平織・色糸効果のマフラー、サマー&ウィンターのクッション、よこ二重織りのラグ、パイル織と平織のチェアマット、レースブロンソン織のテーブルランナー、平織のティーマット、ワッフル織のピンクッション、綾織・色糸効果のマフラー、はち巣織のクッション、レノ織のランチョンマット
付録 糸
  • 繊維の分類表
  • 織り糸について
  • 糸の種類


数ページだけカラーページがありますが、基本的に本文は白黒の本です。白黒で困ることは特にないです。いいところにカラーが使われていると思います。

ハンディルーム以外にも使える…とはいえ、ハンディ―ルームをお持ちの方以外は使うことはないかなあ、という本ですね…。
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『手織りのタータンチェック: 卓上織り機から始めるスコットランドチェックのデザインと技法』

 2021-10-10


タリフさんの、チェックの本の新版『手織りのタータンチェック: 卓上織り機から始めるスコットランドチェックのデザインと技法』が発売されました。
e-honで頼んで、本屋さんで受け取ってまいりました!

題名からすると、「タータンチェック」って言わないのを断念されたのでしょうか…(苦笑)。私は言わないようにしてますよ!(笑)

平織りのチェックが追加されるとか、構成が変わるとか、上級者向けの内容が増えるとかは聞いておりましたが。
けっこう大胆に変わっていました。

30頁くらい、「卓上織り機で織る平織りチェック」が増えています。
あと各チェックのデザインも、平織りの場合のカラーリボンが追加されていますね。
平織りが増えた分、綾織りのデザイン例は減っています。減っただけじゃなく、違うデザインに変更されたものもいくつかあるようです。

「シンプルなチェックに変化をつける」がまるまるなくなってるかな。
あと「デイビッド・ガーニーのデザイン」ががっつりなくなっています。デイビッドさんについては、他界されたということで、寄稿文が別の方になっていたり、「恩師デイビッド・ガーニーのこと」が増えていたり、でしたね。しんみり。

平織りが追加になった以外だと、
「ガンクラブを入れたデザイン」「千鳥格子を入れたデザイン」「あじろ柄を入れたデザイン」「杉綾を入れたデザイン」が追加になっています。
「日本からのタータン登録とその展開」が増えています。
あと「実際のタータンを元にアレンジする」の「タリフのスチュワート」の部分が数ページに増えました。
あとは「手編み用の糸で織る」が増えたり。

細かいことを言うとまだまだありますが、大枠はそんな感じ。タリフさんのブログでここ数年書かれていた内容が本にも載った、感じでしょうか。手編み用の糸を使うとか、タータン登録とか…。

これだけ異なると、新版も買った甲斐があります。ただ削除されている分も多いので旧版も手放せませんね…。

ところで、残念ながら、見出しのレベルがわかりにくいのは…今回もわかりにくいままでした。


あーあと、見出しがゴシック体から明朝体になってましたね。こっちのほうが雰囲気にあっている気がしました…。
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『オーバーショット』

 2021-08-29
手織り工房タリフさんの小冊子第三弾です。多分イベントに買いに行ったら完売していて、注文したんだと思います。そのため、持っているのは第二版。

オーバーショット、平織りと交互に織るので、制約を考えずに柄を出すことができるのが楽しいですよね。
織り教室でやった時は、教室の本棚から『A Handweaver's Pattern Book』を先生が出してくれて、この中の図案を織ったのですが。
その後オーバーショットの本が手元に欲しい!と思って『WEAVING OVERSHOT』を買ったりもしました。海外の本だとオーバーショット専門の本もけっこうあるようです。

日本の本だと、『ウィーヴィング・ノート―織物と組織・織りの計画・織りと道具』に割とわかりやすくオーバーショットの解説が載っています。そうはいっても見開き程度ですが…。

そんななか、日本語のオーバーショットの専門の冊子。当然定義もよくわかりますし、自分でデザインもできるような説明があります。
本文は40頁ですが、実例として使ったモチーフとそのアレンジ以外にも16種類のデザインがあって楽しめます。

内容は次の通りです(目次から)。

オーバーショットの仕組み
できているデザインを理解する
組織図を自分で書く
実際に織る条件に合わせて変更する
両端の組織/織り方
糸と密度/必要量の目安
初めてオーバーショットを織る人のために
実例 デザインとバリエーション
同じ経糸から織り出す「異なる模様」
作品
小さい模様1~7
大きい模様6~16(基本パターンと作品に合わせたデザイン)

まあともかく日本語なのが有難いです…。

参考用語
あ行:オーバーショット
さ行:組織図
た行:経糸
は行:平織り

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『ウールの植物染色―やさしい染色法と色見本―』

 2021-08-27
また本の紹介に走りますが今度は染めの本を。

定価は2000円(税別)です。

以前に箕輪先生に「ええ!?Rikoさんがこの本を持ってないなんて!」って言われたのが確かこの本です。
それほどの本ならばとそのあとすぐ注文しました。で、届いて、小ささに驚きました(笑)。いや、B6よりちょっと小さいくらいなんですよ。
手持ちの染めの本では一番小さいかな。透明のブックカバーがかけられているのが嬉しいです。染めの本って染めるときに使うとけっこう汚れがちですよね…。料理本と同じ。
216頁のうちp9~p200がフルカラーというのも嬉しいですね。昔の本って、写真頁すら白黒だったりするじゃないですか。
(昔と言ってもこの本は初版は1984年なのでそこまで古くはない?その頃ならフルカラーの本はけっこう出ていたかも…)

「はじめに」で、日本ではウールの普及が明治に入ってからで、合成染料の導入と同時期だったからあまり植物染料で染められてこなかった…というような話があるし、題名も題名なのですが。
内容的にはタマネギで木綿のシャツを染めたり、タデアイの生葉で絹糸を染めたりもしています。文章だけのページで、「絹・木綿・麻の染色法」というところがあったりもします。だからまあ、ウール以外にも役立つ本です。

本の内容は次のような感じ。欧米でウール染色に使用されているもの(メレーさんの研究が元)のうち日本でも採取可能なもの、日本で昔から使われていた染料、身近な野菜類を取り上げているとのこと。

植物染色の方法
  • 植物染料で染めてみよう として、原毛も糸も既製品も染められるよ、という話
  • 基本の染め方 として、用具や薬品や量るための器具の話
  • ウメの緑葉で原毛を染める 硫酸銅で後媒染
  • タマネギで木綿のシャツを染める 塩化第一錫で後媒染
  • 渋木でウールのセーターを染める ミョウバンで先媒染
  • ウメノキゴケで原毛を染める 無媒染
  • タデアイの生葉で絹糸を染める 無媒染

植物染料
  • 植物染料(アカネ【根】・アカメガシワ【生葉】・アセビ【生葉】・イタドリ【生葉】・イチイ【心材】・ウコギ【生葉】・ウツギ【生葉】・ウメ【心材】【生葉】・エンジュ【花蕾】【豆果】・オシロイバナ【葉茎】・オニグルミ【果皮】【樹皮】・カキ【生葉】・カタバミ【葉茎】・キク【生葉】・ギシギシ【根】・キヅタ【実】・キハダ【樹皮】・クサギ【実】・クズ【生葉】・クチナシ【実】・クマノミズキ【生葉】・クリ【樹皮】【生葉】【実のゆで汁】・クワ【生葉】・ゲッケイジュ【生葉】・ケヤキ【樹皮】・ゲンノショウコ【生葉】・コマツナギ【生葉】・コンフリー【生葉】・サクラ【生葉】・ザクロ【果皮】・サトイモ【茎】・シダレヤナギ【樹皮】・シラカンバ【樹皮】・スギナ【葉茎】・スズラン【生葉】・ズミ【樹皮】・スモモ【果実】・セイタカアワダチソウ【生葉】・センダン【幹材】・ゼンマイ【生葉】・ソヨゴ【生葉】・タデ【葉茎】・タブノキ【生葉】・チャ【生葉】・ツバキ【生葉】・トチノキ【生葉】・ドングリ【殻斗】・ナンテン【葉と小枝】・ニシキギ【緑葉】・ヌルデ【生葉】・ネズミモチ【生葉】【実】・ノブドウ【生葉】・ハナズオウ【生葉】・バラ【生葉】・ハンノキ【生葉】・ヒイラギナンテン【小枝】・ヒサカキ【生葉】【果実】・フジ【生葉】・ブドウ【果皮】・フヨウ【生葉】・ベニバナ【乾燥花】・ボケ【小枝と葉】・ミツバアケビ【葉茎】・モッコク【生葉】【幹材】・モモ【生葉】・ヤシャブシ【実】・ヤマモモ【樹皮】・ヨモギ【生葉】・ワレモコウ【葉茎】)
  • 地衣染料(イワタケ・ウメノキゴケ・ヘラガタカブトゴケ・マツゲゴケ・ヨコワサルオガセ)
  • 身近な染材・市販の天然染料(アズキ・クロマメ・紅茶・シュンギク・タマネギ・チョウジ・アリザリンレッドS・インジゴピュアー・藍・苅安・ガンビアカテキュー・コチニール・ゲレップ・渋木・蘇芳・西洋アカネ・福木・五倍子・ヘマチン(ロッグウッドのこと))

植物染料について
  • 植物染料の歴史
  • メレー女史と植物染料
  • ウールの染色法
  • 絹・木綿・麻の染色法
  • 媒染剤の取り扱い
  • 染料植物の保存
  • 参考文献
  • 染色材料店

あまり他の本で見たことのない染材についても触れられています。特に地衣類。
個々の染材に対し、抽出・媒染・染色の記載があって、かなり丁寧な印象です。
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『Handwoven Baby Blankets』

 2021-08-26
続けて、本の紹介をします。今度は英語の本。



以前にベビー毛布に挑戦したことがあります。
LAMONTとかMACCALLUMです。

ただ、どうもこう目指す毛布っぽさが得られなかったので、どんな糸でどういう織り方だと毛布っぽさが得られるんだろう…と、毛布に興味津々でした。
アトリエダーラヘストさんのブランケットの回とか、「これこれこういうのが求めてたやつ!」と思って、ブログをじーっと見たりしてました。
手織り工房タリフさんでもブランケットは時々織ってらっしゃって、どちらも最終的には工場での起毛仕上げで、私の求める毛布っぽさが得られてるのかなーという結論ではあります。
手織り工房タリフさんでは、布の仕上げをして下さる工場の紹介もされていたので、勿論そこもブックマーク済みですが。

まあでも、そもそもどういう糸で、どういう織り方が適しているのかな…と思っている時に、Amazonでこの本が目に入り、Amazonポイントがちょうどあったので、入手してみた、という経緯で手元にあります。

Part1で基本として、サイズ・色・赤ちゃんにベストな素材・ベビー毛布の端の始末などについて書かれ、
Part2で4枚綜絖が21作品、8枚綜絖が13作品が紹介されていて、技法も色々。見ごたえのある本なのですが…予想に反して大半の素材がコットンでした(笑)。

いやあ、毛布と言ったらウールかと思い込んでいましたが、そういえば綿毛布というものもありますよねー。というかわざわざ綿毛布というくらいだから、単に毛布と言ったらウールかと思ってたというか…。アメリカではコットンの毛布が普通だったりするのかな…。

Part1に「赤ちゃんにベストな素材」の話があるのでちゃんと読んだら「コットンがいいよね!」って書いてあるのかもしれません。

Contentsに作品タイトルと合わせて技法も紹介されていたので、技法を羅列してみます。

  • 4枚綜絖
    • Plain Weave×6
    • Broken Twill
    • Basket Weave
    • Rose Path Twill×2
    • Twill×2
    • Dornick Twill Check
    • Canvas Weave
    • Huck Lace
    • Overshot×2
    • Shadow Weave×2
    • Bronson Lace
    • Bird's Eye Twill

  • 8枚綜絖
    • Summer and Winter
    • Turned Twill×2
    • Undulating Twill
    • M's and O's
    • Huck Lace with Color and Weave Effects
    • Twill
    • Advancing Twill
    • Basket Weave
    • M's and W's
    • Overshot
    • Double Weave
    • Point Twill


なかなか色々でそそられます。というわけで「どんなウールの糸を使っているか」という当初目的は果たせなかったのですが、割と面白い本です。

ところでさっき巻末の本の紹介ページを見ていたら、見覚えのある本が。『finger weaving』って。あー、箕輪先生の指織りの本の英語版出した出版社だったのか!と思いました。
(ということはゆび織りの本が出たよりも後に買ったのですね。もっと前に買った本かと思ってました…)
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『すてきな手織り』

 2021-08-25
再び、15年以上下書き状態だった日本ヴォーグ社の本。下書き状態のまま放置していた本はこれが最後です。
(紹介していない本はまだありますが…)



2004年に出た本です。新刊ではもうないのかも。定価は1000円(+消費税)でした。

本の中で使用している織り機
オリヴィエ40・オリヴィエ60
※但しどの作品も2枚綜絖があれば織れます。
本の内容
  • 作品
    1. お洒落のスパイス ショール&マフラー
      16点
    2. 心なごむ空間 テーブルウエア、インテリア小物
      卓上マット系・コースター系・タペストリー系・クッション
    3. 女の楽しみ バッグとポーチ
      ショルダーバッグ大1・小1、ポーチ×3・ハンドバッグ×3
    4. 粋にお出かけ マフラー、ショールと袋もの
      マフラー・巾着×3・お揃いのマフラーとハンドバッグ

  • マフラーを織りましょう
    織り機について、たて糸を用意する、たて糸を張る、よこ糸を用意する、織る、仕上げ。
  • 模様の織り方
    レース織り・浮き織り・はさみ織り・ルーピング・チェイニング

「模様の織り方」として技法がまとまっていたり、使用している糸の写真がある辺り、『手織りのおしゃれ小物』よりいい!…と思ったのですが。

作品名が、作り方ページどころか作品の写真ページにもない(笑)。

「粋にお出かけ マフラー、ショールと袋もの」は何故、「お洒落のスパイス ショール&マフラー」や「女の楽しみ バッグとポーチ」に入れなかったのか謎ですね…。あえていうなら、男性っぽいのと、マフラーとバッグのセットのものがこの章ですかね…?(そうとも言い切れない作品も…)

あと、作り方ページにポイントがちょっとしか書いてないのも『手織りのおしゃれ小物』と同じですが、『手織りのおしゃれ小物』よりは、難しくない(手ですくって綾織りしろとかはない)ので、どうにかなりそうな気はします。


本の作り方については、日本ヴォーグ社がこういう作りで、こっちの本の方が先に出たので、『手織りのおしゃれ小物』は、こっちの本にないことをやろうとして難しくなった、とかでしょうかね…???

まあ基本的にその年に出した糸の作品紹介なのかなと思うので、15年も経ってからしみじみ見る人がいることは想定されていないのかな…。(多分、もうない糸も多いかと…。作りたいと思った時に似た糸を探すためにも、カラー写真での糸の紹介は重要ですが、それはリッチモアさん的に求めていないでしょう…笑)


参考用語
あ行:綾織り,、浮き織り
た行:経糸、チェイニング
は行:はさみ織り
や行:緯糸
ら行:ルーピング、レース織り

『手織りのおしゃれ小物』

 2021-08-24
最近、織ったり染めたり紡いだり縫ったりしてませんね。いやたまーに織ってはいますが、完成してないのでブログに書くことがない…。棉の生育位しか…。

というわけで久しぶりに本の紹介を。

『手軽に楽しむ手織りの小物―かんたんに使える卓上手織り機で小物作りを』で、
旧・がらくた織物工房開設時にいずれ紹介しようと下書きで題名だけ書いてあった本が実はまだあります。10年以上下書きのままだったわけですね!
雄鶏社がなくなった時に雄鶏社の本は一気に紹介したんですがね…。雄鶏社以外のがまだ。
というわけで、ブティック社の本です。もう、新刊では販売していないかな?

と書いていましたが。そう書いた日からも5年近く経ってました。15年以上下書き状態だった日本ヴォーグ社の本です。




本の中で使用している織り機
オリヴィエ40・オリヴィエ60
※但しどの作品も2枚綜絖があれば織れます。
本の内容
  • 作品
    1. お家が楽しい!生活雑貨
      ランチョンマット×3・コースター・タペストリー×4・マット・ランナー×2・ミニ座布団(と言ってもクッションに見える)
    2. 四季のショール&マフラー
      ショール×6・マーガレット×2・マフラー×9・ストール×2
    3. 和調のバッグ
      バッグ&ミニバッグ・名刺入れ+タバコ入れ・巾着・ショルダーバッグ・バッグ&ポーチ

  • チェックのマフラーを織ってみる
    …と目次にはありますが、本文だと「チェックのマフラーを織ってみましょう」。
    オリヴィエについて、たて糸を用意する、たて糸を張る、よこ糸を用意する、織る、仕上げ。

作品の数は、同じNo.でa,bとなっているものは二個あっても1と数えました。
でも、バッグ&ミニバッグ・名刺入れ+タバコ入れ・バッグ&ポーチは、そういう作品名なのですが、No.が違っていたので、作品はNo.1~39まであります。

各作品の写真ページに、作品名とデザインした人と糸の名前しかなくて、何の技法を使ってるとかが作り方頁にしかないんです。
で、作り方ページには作品名がない…。
マフラー一本だけは、「チェックのマフラーを織ってみる」で詳しく説明がありますが、他の作品については、作り方ページでも織りのポイントは2行位しか書いてないので、総じて不親切な感じがします…。

よくよく読めば、マットの一部はルーピングをあとでカットしてあって足触りが気になる、とか、上から別布を載せたかのように見えるけど綴れ織りのタペストリーなんですね!とか、あーこの辺の色が違うのははさみ織りですかとか、めちゃくちゃ大胆な空きのタペストリーですねとか、どう織ってるのかと思ったらすくって綾織りでしたかとか、あ、この柄すくい織りですかとか、このL字ショールははいでL字にしてるんですねー!とか、このストールは太い糸と細い糸が交互だから表と裏がかなり違う雰囲気になるんですね!…とか、わかります。


参考用語
あ行:綾織り
さ行:すくい織り
た行:経糸、綴れ織り
は行:はさみ織り
や行:緯糸
ら行:ルーピング

『糸から布へ―編む・もじる・組む・交差する・織る技法』

 2020-07-13
先日でかい本として『The Techniques of Tablet Weaving』を紹介しましたが、厚い本といえばこれでしょう。


いや、厚さでいえば『世界の織機と織物』の方が勝っているかもしれません。しかし、『世界の織機と織物』は、ちょっと厚めの紙で、全部で400頁くらいです。A5ですし。
『糸から布へ―編む・もじる・組む・交差する・織る技法』は、上質紙かなーという紙で、本文だけで493頁です。そしてB5です。すごいです。
ただ、『The Techniques of Tablet Weaving』と違って字は大きいです。
最初に読んだ時、ワープロ専用機で出力した文字でそのまま印刷した感じ?と思ったくらいです。いや昔のワープロ専用機って特定のサイズの文字しか出力できなかったんですよね…。サイズを変えようとすると縦倍角か横倍角か四倍角しかなかったり…。

字は大きいですが(読みやすくて助かります)、ページ数だけあって内容は濃いです。確か『世界の織機と織物』と同時期に入手したんだと思いますが、この2冊があったら、世界の織物を知るには最強なのではないかと思ったものです…。

ざっと目次を紹介します。

  • 編という日本語を考える~編・もじり・織の関係~
    • リンキング
    • ルーピング
    • インタールーピング

  • もじり
    • 緯もじり
    • 斜めもじり
    • 経もじり

  • 交差
    • 斜め交差
    • たて・よこ交差

  • 機と織
    • 割り箸で作る機
    • 整経の方法
    • 綜絖
    • 錘下げ竪機
    • 先史時代の布
    • 綜絖の出現

  • 技法と説明(ちょっと内容の構造がわかりづらいんですが、これまでに出てきたうちの技法をいくつか紹介しているようです)
    • 組紐
    • スプラング技法
    • 結び技法
    • 結び編であるマクラメ技法
    • レース
    • バスケット
    • カード織
    • プライ スプリット技法
    • 刺繍
    • 北米インディアンの文化圏


「技法と説明」のところにも注意書きしましたが、全体的に見てもちょっと構造がわかりづらいんです。何故、「編」に並んで「機と織」なのか。「織」ならわかるんですけどね??
…と思ったら、あとがきに、布の分類は「編・もじり・交差」にしたら分類できた、とあるから、「編・もじり・交差」がある意味「布の分類」という一つの章で、「機と織」でもう一つの章、「技法と説明」でもう一つの章…なのかもしれません。「織」だって「交差」に含められますしね。

まあそんなこんなで構造は謎ですが、しかし「糸」が「布」になる手法を全部網羅しようという勢いが素晴らしい。
しかも、日本語でやってるとわけがわからなくなる、「編む」なのか「織る」なのかについてを最初に書いているのも、個人的にナイスです。

端から端まで読んだわけではないですが(どちらかというと辞書的に使っています)、わかるところで言うと、カード織り。これについての記述が深いので、全体の内容も深いんだろうなと思います。何しろこの本、「斜線軸ひねり」についての記述まであるんですよ。
カード織りについての記述は、「機と織」の「綜絖」の中の2ページ、および、「技法と説明」の中の10ページだけですが(注:後で見直したら、「錘下げ竪機」の中にもう何ページかありました)、『The Techniques of Tablet Weaving』を読むにあたっては、日下部啓子さんの『カード織を理解するために』と並んで役に立ってくれそうな気がします。(っていうか、『糸から布へ』のカード織についての記述は、『カード織を理解するために』のもとである染色αを参考にしたものっぽいのですが…)

全般に(手書きの)図もたくさんあって、一生懸命説明しようとされているのをひしひしと感じます。読み応えのある本だと思いますね。

ただこの本、すっごく残念な点があって。
索引が欲しかったなあ…。
辞書的に使うには特に…。

あとヘッダーに章題が入ってるともっと見やすかったですね…。

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『The Techniques of Tablet Weaving』

 2020-07-11
GTTの使い方を模索している今日この頃なわけですが。
GTTのHPに置いてあるマニュアルは、v1.06用です。
そして現在DLできるGTTはv1.17です。その間に機能が増えているのですが、当然増えた機能についての記載がありません。以前にも書いていますが、Brocade PatternとTwist-Patternですね。サンプルがあるのでこういう柄が作れるんだーというのはわかるのですが、どういう織りなのかがわからないので、どう織るのかもさっぱり…(苦笑)。
これらが載っている本ないかな…載っているとしたら、やっぱあれかな…、と、Amazonの欲しいものリストに長いこと入れてあった本をポチっと…。
これです。Peter Collingwood氏著。1982年に出版された本を2005年に復刻した本。

そして今日届いたわけですが。最初の感想。「…でかっ」。

いや、ちゃんと商品紹介ページに21.6 x 1.9 x 28 cmって書いてあったんですけどね。あんまりここを見てサイズを想像してなかったというか…。なんとなく表紙のカード織り作品が実物大な気がしていて、2,3cm幅のものなのかなという感じでいたので、せいぜいB5位の本の気がしていたというか…。
とんでもなかった。表紙のカード織り作品の幅は、5.6cmありました…。
しかも多分21.6 x 1.9 x 28 cmって、本文のサイズですね。表紙のサイズは22.4×29cm、表紙を含めた厚みは2.4cm位かな…。

で、次に本文を見て、「紙、うすっ」。
2.4cmってけっこうな厚みじゃないですか。それで紙が薄いんですよ。一体何ページあるのか。
勿論ページ数も商品紹介ページに324頁って書いてありますけどね…。
そしてよくよく触ったら上質紙位の厚みはありそうなので、そこまで薄くもなかったんですけどね…。
でも『手織り大全』と同じ紙だったら、手織り大全より8mmくらい太かったと思われます。

そして何より字が小さい…。イラストが多いので、一ページまるまる字ってことはまずないのですが、本文だけだったら一ページに60行入ると思います。

え、私こんなに大量の英文読む気力ないな…。

何分高校時代英語の予習は2行で眠くなっていた人です…。
ま、まあなんとか図を頼りに、必要なところだけ読むかな…。今は翻訳サイトという有難いものもありますしね…。

内容読む前から挫折していますが、とりあえず目次です。

  1. Historical Introduction(歴史の紹介)
  2. Introduction of Terms Used(使った用語の紹介)
  3. Equipment(道具)
  4. Yarns(糸)
  5. Warping(整経)
  6. Threading and Manipulation of the Tablets(通し方とカード操作)(カード操作は回すのとひねるのと)
  7. Starting, Finishing and Varying the Width of a Band(最初と最後とバンド幅の変更)
  8. Warp-Twined Bands and Their Characteristics(経糸が絡まったバンドとその特徴)(経糸が絡まったバンドって要はカード織りしたバンドってことかな、と。で8章と9章は単純に前回りと後ろ回りだけのものかと)
  9. Warp-Twined Bands with all Cords Equally Twined between Successive Picks
  10. Warp-Twined Bands With All Codes Not Equally Twined Between Successive Picks
  11. Bands Whose Structure is Predominantly Plain Weave, Hopsack, Gauze or Twill(主に平織り、ホップサック、ガーゼ、綾織りの構造のバンド)(ここに二重織りも出てくる)
  12. (あ、誤字発見。目次で11になってるけど12)Bands Whose Structure is a Double-Faced Weave Based on 3-Span Warp Floats in Alternate Alignment(よくわからないが、両面織り(昼夜織)の話)
  13. Weft-Patterning of Tablet-Woven Bands(緯糸での効果の話)
  14. Using an Extra Non-Twining Warp(絡まない経糸を足して使う)
  15. Special Warp and Weft Manipulation Unrelated to the Weave Structure(特殊な経糸と緯糸の操作)(チューブにする方法とか載っている)
  16. Other Possibilities
  17. Ways of Producing a Warp Twined Structure Without Tablets(カードなしで経糸が絡まった構造を作る方法?)(日本の組紐などが紹介されている)


元々の目的であるBrocade Patternは13章に載っていそうで、Twistは…載ってますが、うーんGTTでいってるTwistはこの本のTwistと同じ意味なのかどうか…(GTTのTwistのサンプルはアルファベットばっかり載ってるんですよね…)。

とりあえずもうちょっと読んでみないことには何とも…。

(2021/4/3 ちょっと追記しました。主に各章の内容について)
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