天秤式 足踏み織機の使い方講座
2023-06-18
前々からやりたかったオンライン講座を始めて、課題が待ってもいるのですが。私にはそれ以外にやらねばならぬ織り関係の課題があります。
この写真の一番奥にある天秤式を使えるようにすることです!

だって入手したのが2017年12月ですよ。組み立てて配置するのに大体1年かかりましたが、それからでも4年は経っています。
いや…何もしてなかったわけではないんです。踏み木をつないでみたり…。
試し用に整経はして、経糸をどう準備しようか悩んだり、とりあえずいつもどおり筬通しからやってみるかと、筬通しをしたり…。
そのあとその筬をろくろ式の方で使いたくなって一度外して、進捗が戻り。
しかしまた筬通しをして…、綜絖通しを……いくらかしたところで「あれ?これはどうなる???」と躓きました。
そして「もうちょっと自分で悩んでみるとしても、どうにもならないやってなった時、どこか教えてくれるところってあるのかなあ」とググってみたら。
なんかタイムリーにあったんですよ。翌月に「天秤式 足踏み織機の使い方講座」というワークショップが。東京アートセンターさんで。
「自分で水平天秤式の織り機に経糸をかけて織れるように学ぶ」。なんてジャストな内容…。
現状家を空けるのがなかなか難しくて色々イベントとか行けていないのですが、ちょっと姉に都合を聞いてみたら、その日程でうちに来てくれることは可能だという。
「これは…行くしか!?」と思ってえいやっと申し込みをしました。
そして6/17,18でワークショップに行ってきました!参加者は8名で、遠方から泊まりがけで来ている方もいらっしゃいました。現状天秤式を使っている方も、今はレバー式とか二枚綜絖だという方もいて様々でした。
過去に教わったところも皆さん色々だったんですが、何と私と全く同じところで同じ先生に習った方もいました(笑)。教わっていた時間帯が違ったので面識はなかったのですが。
そして、ワークショップの内容は期待にたがわず、めちゃくちゃ今知りたいことでした!こんなにどんぴしゃなこともないだろうという位。説明だけじゃなく、経糸かけの実践もしました。しかも二度も。
最後には持ち帰っておうちの織機でもう一回経糸をかけて、織ってくださいね、と実践した経糸(を織り機から外したもの)と緯糸も渡されました!!

うちのとは違う織機で教わったわけですが、今ならうちの推計式天秤織り機にも多分かけられる、ような気がします。
でも教わった通りのやり方でやるには粗筬がないとな…。というわけで、さっそく粗筬を入手すべくいま問い合わせ中(苦笑)。
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はじめての、小さなキリムと小物たち*出版記念キリム展
2020-02-15
2/18まで、このキリム展があることをTwitterで知りました。この本は、私が「いい!」と大プッシュした本ではないですか。行くしか!
…と会場を調べたら、トルコ文化センターは東京ジャーミイの併設。東京ジャーミイは日本最大のイスラームの礼拝場で、見学自由。しかも土日祝日は無料の見学ツアーもあるらしい。
…興味がありそうな友人がいるなあ、と誘って2/15、行ってきました。代々木上原まで。
代々木上原にはなにやら美味しそうなカフェが色々あるようなので「お昼どこかのカフェで食べようね」と12時に駅で待ち合わせたのですが。「あ、あれ食べるところを決められないまま、東京ジャーミイまで来ちゃったね…」となりました。

しかし、お隣の、キリム展の会場であるトルコ文化センターに行ってみたら

カフェがある、とわかりました。

じゃあ、こちらでいただこう!とカフェに向かったら、そこがキリム展の展示場所でもあったので(笑。というか展示場所の途中にカフェの入り口があった)、まずキリムを一通り見て、カフェでお昼をいただきました。
なお、後の見学ツアーで教えていただいたのですが、礼拝場はモスクの作りですが、隣の文化センターは民家っぽい作りだそうです。
キリム展は、本に掲載されていた作品、参考で載っていたキリム、その他キリムなどが展示されています。
椅子の座面に使われているものとか、あと鞍袋とかは本には載っていなかったものですね。とっても実用感があります。
あれが実用物ってすごいよなあ…としみじみ。
あとターキッシュスピンドルなども展示されていました。ああ、いいなあターキッシュスピンドル…。
ちなみに本はスタッフさんに言えば買えたようですが、キリムスタートキットなどは「Webショップで買ってね!」ってなっていました。いやーキットとか糸とかターキッシュスピンドルとか売っていたらうっかり買っちゃいそうだったので、なくてよかった…。よかった多分…。糸についてはそのうちWebショップで注文しているかもしれませんがね…。いやだって本当に、強い糸ってなかなかないですよね…。
さて、ここからは建物散策の話。東京ジャーミイとトルコ文化センターは、隣、と書きましたが、1階でも2階でもつながっていました。
キリムの展示会場から出たら礼拝場がありました。結婚式があったみたいで、写真撮影中でした。
その後、トルコ文化センター側で1階に降りて、中を通って行ったらハラールショップがありました。世界の食材を色々売ってました。なぜか千葉県の多古米を売っていました。友人がうるとら気になっていたようですが、千葉県民が千葉の米を代々木上原のハラールショップで買うのはどうだろうか…と思っていたら「重いから」買うのをやめたようです(笑)。
そのまま歩いて行ったら、東京ジャーミイの正面入り口に出ました。ここには本屋がありました。なかなか品ぞろえがユニークです。イスラーム関係ばかりでなく宇宙とか猫とか。
あと、織り関係の本も若干。バーゲンブックのコーナーにあったので、定価よりかなり安かったです。
見学ツアーに参加するのは正面入り口で14:30まで待ってね、ということだったので、本屋はだいぶ見ました。あと入り口ではデーツや飲み物をふるまっています。なんていうかどこもかしこも開かれていて、信者じゃなかろうと入りやすい感じです。
ところで、最近はあまり人ごみに行くなって感じじゃないですか。今日は特に人ごみにはいかないなと思っていたのですが。
見学ツアーがものすごい人数でした。なんでも団体さんが2組いらしたらしい…。そのせいか、なんだろう100人くらいいたんじゃないかなあ、見学ツアー。おそらく普段はそこまではいないと思われます。
そして無料の見学ツアーだし、さくっと建物の紹介してくれて、礼拝場見せてくれるくらいかなと思っていたら、とんでもない。
礼拝をまるまる拝見させてくださったのもあわせ、1時間半のツアーでした(笑)。二時半集合で、四時過ぎまででしたから!
まあ今日は人が多かったのでお話も長かったかもしれません。
何しろ最初の正面入り口で、立ち話30分はしましたしね…!
そこでのお話は「チューリップはトルコの花。カーネーションもだよ」という話。これらの花は、外装内装でのモチーフにもなっているようで、あちこちに見つけることができました。
次に「代々木上原に何故モスクがあるか」という話。
そして、お賽銭箱の話。日本とは大きく違うんだよ!とのことです。
アラビア数字の話。数字の形には規則性があるんだよ、角の数なんだよ!という話になりました。あとで調べましたが、この辺りに載っています。
https://cucinatto.com/post-1595/
あと、ご飯はみんなで食べると美味しいんだーという話からラマダーンの話。
…ここまで話してから、階段を登って礼拝場へ。結婚式の写真撮影していた場所に当たります。「この階段の天井はぜひ写真撮って」とか「ここでぎりぎりまで下がると塔の上まで写る」とか「この扉はぜひ写真を」とか撮影ポイントも教えてくださいました。
さて、靴を脱いで礼拝場の中に。なお、礼拝は頭髪を覆わなくてはいけませんが、礼拝場の入り口で布を貸してくださいます。パンフレットには「持参して」とあったので、持って行ったほうがいいかもしれませんが。あーあとこの時期は心配ないと思いますが、肌を露出する服装は禁止です。ミニスカート半ズボンなどですね。
中に入っても、お話は続きます。正面が一番大事でメッカのほうを向いている、とか。あと、豚肉がなぜ禁止なのかという話で、新型コロナウイルスの話が出てきたのですが、要は危ないから食べないんですよ!って結論ぽかったです。なぜ「ぽかった」なのかというと途中で礼拝が始まって話は急遽終了したからです(笑)。
礼拝後は礼拝場の内装の話をしてくださいました。「ここにチューリップが」とか。
そのあと、「女性は上(ボックス席みたいなところがある)で礼拝に参加するんです。上のほうがいいので、女性は行ってみて」と言われて、流れ解散しました。螺旋階段をのぼって、上にも行ってきました。
そんなわけで、東京にいながらにしてとても異国に行った感じを味わえます。
食材も面白いし。キリム展は18日までですが、近くを通ったらハラールショップと本屋さんを覗くのも面白いと思います。
そうそう、デーツをいただいた友人が美味しいというので、母が好きそうと思って、ハラールショップでお土産に買いました。…美味しかったらしく夕飯前だというのにいくつかパクパク食べていました。
けっこう量入ってたんですけど。あっという間に食べきりそうな感じ…。多いかと思ったんだけど問題なさそうです。
平安宮廷スポーツスタジアム/令和の初春「梅花の宴」/御大礼の儀式と装束
2020-01-15
一昨年、去年に続き、今年も有楽町の国際フォーラムのガラス棟で、平安時代などの装束の展示?をやっていました。2020年1月2日~2020年1月15日まで。最終日は17:00までです。
国際フォーラムは通勤路なので、1/6にはやっていることを知ったのですが、15日までかまだまだあるなと余裕をかましていたら…、意外に1/6の週は微妙に残業したりしていまして…、展示時間内に写真を撮れませんでした!
もうダメか!と思って、1/14の朝、遠目に撮影したのですが、1/14、閉館時間前に通りがかることができまして、間近でも撮影できました!
でも、夜だと暗い中のライトアップで写真はいまいちかも…。遠目でも朝撮ったやつの方がいいものもあります。
さて、今回はテーマは三つ。
平安宮廷スポーツスタジアム
これが一番一番場所を使っていました。やはり、今年が東京オリンピックだからでしょう。
- 蹴鞠(けまり)
- 蹴鞠装束・江戸時代の蹴鞠と鞠沓
- 蹴鞠は中国伝来で、日本では大宝元年(701年)の蹴鞠会のことが記録に残っているそうですが、この衣装と蹴鞠と鞠沓は江戸時代のもの。
- 平安時代のサッカー ~『源氏物語』「若菜上」より~
- 一応蹴鞠の情景が端っこに入ってはいますが、このイベントって元(一昨年)は源氏物語だったんですよね。そのせいか、これも柏木と女三宮の出会いの場面を1/4スケールのジオラマで表現したものです。これは誰で、これは猫で、とかの解説、柏木は装束で女三宮を見分けたから、と装束の説明などもよかったですが、一応テーマを尊重して写真は蹴鞠風景(笑)。
- 『年中行事絵巻』巻三 蹴鞠に興ずる公卿たち
- 絵巻に描かれた蹴鞠に興じる公卿たちの衣装の実物大展示。朝撮影したもの。
- 蹴鞠装束・江戸時代の蹴鞠と鞠沓
- 納蘇利と蘭陵王(なそりとらんりょうおう)
- どちらも舞曲で、番舞なんだそうです。何でスポーツのところにこれが?と思ったら、騎射や相撲など、左右に分かれて行う競技の勝負曲なんだそうで…。左方が勝つと蘭陵王、右方が勝つと納蘇利が演奏されたとのこと。うわー優雅な世界…。
- 騎射(うまゆみ)
- うまゆみって読むんですね…。馬に乗って的を射ると言えば思い出すのは流鏑馬ですが、これは平安時代に主に端午の節会で行われたものだそうです。
- 騎射の装束・武官束帯と馬装具
- 実物大展示。これも朝撮影したもの。
- 平安時代の和製アーチェリーと馬術~『源氏物語』「蛍」より~
- またも源氏物語の状況を1/4スケールで再現。
あとこれは、端っこにいたものですが。馬が可愛い。
- 騎射の装束・武官束帯と馬装具
- 打毬(だきゅう)
- 打毬には、騎馬で行うものと徒歩で行うものがあったそうで。和製ポロと和製ホッケー、という説明がありました。
打毬の衣装はこちら。
打毬の様子を1/4のジオラマで再現したものがこちら。 - 相撲節会(すまいさちえ)
- すまいって読んだんですねー。
- 安本亀八作「相撲生人形」バナー展示
- 宮中で相撲が行われた最古の記録は垂仁天皇7年(紀元前23年だとかいう…)だそうですが、その『日本書紀』の記述を題材に明治時代に作られた人形の、画像がでっかく展示されていました。
- 相撲節会1/4ジオラマ再現展示
- 平安時代の相撲節会の様子です。一応中央で相撲が行われているのですが、何しろ今回最大スペースを使ったジオラマ。相撲よりほかのところに目が行きます(笑)。相撲を取っている人はまわししかしていないですしね!ほかの建物や衣装のほうが見ていて楽しいですよね…。
- 安本亀八作「相撲生人形」バナー展示
令和の初春「梅花の宴」
- 梅花の宴 1/4スケール再現
- 新元号「令和」の典拠となった、『万葉集』巻五の「梅花の歌 三十二首の序」に記されている、大宰師・大伴旅人の邸宅で催された「梅花の宴」の情景、だそうです。衣装が奈良時代なので、趣がまた違います。
- 梅花の宴の文人たち
- 文人たちの様子を奈良時代の衣装とともに原寸大で再現、だそうです。夜撮ったのは怖いので朝撮影したものを…。
御大礼の儀式と装束
以上!これでも載せる写真は絞ったんですが…たくさんですね!
ところで、実物大の牛車が今年はなくて残念でした。あと、一昨年やっていたかさね色目の染料と染めたものの展示もまたやってくれませんかねえ…。
裂織展+Textile Works 5
2019-12-01
秋となればイヴェントめじろおし。土曜日に展示会に行ってきました。まずは新宿。こくみん共済 coopホール/スペース・ゼロで行われていた、裂織展。
スペースゼロは前に行ったことがあるなあ、と思っていたのですが、調べてみたら2008年4月に行ってました。おお…10年以上前…。でも迷わず行けました…。
東京スピニングパーティーのカード織りのWSの時に、男の手芸展の秋園さんからハガキをいただいていました。
公募 裂織:アート&クラフト2019展、ということで、アート部門とファッション部門とクラフト部門の作品と招待作家さんの作品が展示されていました。今にして思い返すと「あー、あの辺のタペストリーとかがアート部門で、あの辺の洋服がファッション部門で、机の上の鞄とかがクラフト部門だったんだろうなー」という感じですが、特に区別して置いてあるというわけではなかったと思います。
スペースゼロでの展示会がいつだかを探すついでに発見したのですが、私、裂織アート&クラフト展 2012にも行っていました。会場の規模が違うので単純に比較はできませんが、規模が前よりちょっと小さくなってたかも??
さて、展示のほかに実演もありまして、違うことをやっている時間帯もあるかもしれませんが、私が行った30日はハーフバイアス織りの実演でした。実演をされていたのは、秋園さんと、秋園さんの先生の榊原さんでした。秋園さんが高機で実演。榊原さんがリジットへドル機+糸綜絖2枚での実演をされていました。
というわけで無事秋園さんともお話しできました。カード織りをその後も習いに行かれているそうなので、GTTのことを噂しておきました(笑)。使い方解読仲間が欲しいんです(笑)。
個展の時も少し聞いたのですが、ハーフバイアス織りの実演を見て説明も聞いてきました。
「ここに二重織り風の織り方が…」と言って、秋園さんもまだやっていない織り方について、榊原さんに話を振ってくださったので、榊原さんからも色々お話を伺えました。お二方とも、とてもサービスが良かったです(笑)。
榊原先生は元々洋裁をされていた方だそうで、なるほど、だから、裂き織りにしては、縫いやすい生地になることをこだわって織られているのかなと思いました。
緯糸が重なったり、ぼこっとなるのが嫌で、緯糸が端から端で終わるように、もともと織りたい幅に合わせて布を切られたそうです。結果としてそれが正バイアスではないバイアスになった、それをハーフバイアス織りと名付けたそうなので、ハーフと言っても22.5度とは限らない、欲しい長さによって角度はまちまちっぽいです。
あと、筬でぺろっと、8mm幅の裂き布を半分に織られていたのですが、「布目に沿って切ったのでも正バイアスでもこう綺麗に半分には織れない」とのことでした。へー。
筬でペロッと織るのに、筬がフリー状態になる必要があるので「うちの織機じゃ、筬はフリーにならないなー」と内心思っていたら。ほかの方の質問に答えて秋園さんがいいました。「筬がまちを外せばいいんですよ」。あ、それはそうだ…。
上だけ外しておいて、外した状態でも織り、平織りの時は載せた状態で織るそうです。
そんなわけで色々腑に落ちました。ところで榊原さんが「ハーフバイアス織りは根気があればだれにでもできるんです」とおっしゃっていたのですが…、いや私その根気の持ち合わせが少ないので…。
根気がないから楽をしようと思って、組織図プログラムとか作るんですよ…。
こちらは、12月3日までです。
お次は、尾山台のギャラリー・アルテ・ファクトで開催されているTextile Works 5です。
参加作家のHさんからハガキをいただいて、カード織りのマフラー!?…というので見に行きました。手織り3名、手捺染1名、バスケタリー1名と、違う分野のものも混ざった展示です。それはそれで楽しいですね。新たなことも知れるし。
運よくHさんがいらっしゃっていたので、なんか色々話して…閉店時間までいてしまいました…。
カード織りのマフラーは、ハガキで見た印象より、幅が狭く厚みがありました。二つ折りせずに首に巻いてさぞ温かいだろうという感じ。ハガキで見るより、不思議さが際立ってましたね。
元々Hさんがカード織りにはまったのは、「経糸の場所をがしっとまとめて変えたい!」と思っていたからなんだそうです。あーそれはカード織りは最適ですね…。今回はその原点に返って、経糸の場所を変えてみた、とのこと。なるほど、そういうことをやるとああいう不思議な柄になるのですね。たぶんあれ見た人「どうやって編んだんですか」って聞くんじゃないかなあ。織ったっぽくないんですよ。
そしてHさんにもGTTを勧めてきたのですが(笑)、経糸の場所をガスっと移動させるようなことまでできるのかな、あのプログラム…。
Hさん的には「えー、ひねるより経糸の場所を変えるほうが先に思いつくでしょ?」とのことなのですが、いやーどうかなあ???
「今回はあれはないんですか」と、なつまり展で見たカード織りで作ったQRコードの話をしたのですが。今回は持ってきておられませんでした。なつまり展のあった2013年当時はあまり皆さん携帯でQRコードを読めなかったそうなのですが(かくいう私も当時PHSだったんじゃないかな…)、今だったら皆さんよくQRコードを読んでいると思うので、面白がって試してくれそう。
あと箕輪先生のブログで見た、かわいいリースの話も聞きました!今回は展示されていませんでしたが、もっと小さく作ってネックレスにもしたそうです。整経長は150cm位とのこと。可愛いけど…多分私がこれから用意したのでは今年のクリスマスには間に合いません…。(いや間に合わせることもできるけど、間に合わせたらほかに色々支障が…)
あと、余った織地で作った馬さんがカード織りの鞍?をつけていたり、その他の動物がカード織りの首輪をつけているのもたいそう可愛かったです。あとカード織りのストラップなど。
あ、こちらは展示即売会?で、全品買えるようです。
Hさん以外のものも、小物入れにもなる厚みのある額(織ったものが入っている)とか、手捺染のブックカバーとか、フィン織りの額とか、ブンデンローゼンゴンとか…可愛いものが色々ありました。
手捺染は、つくし柄にとても目を引かれたのは、私が幼稚園の時つくし組だったからです(笑)。
こちらは12月8日までです。
新・東京スピニングパーティー2019
2019-09-22
今年のスピニングパーティーは二日目の日曜日に行きました。というのは、日曜日のレクチャーに行きたいものがあったからです。
行きたかったのは「カード織の探求〜システムの森に分け入って〜」。はい、カード織り三昧です(笑)。
毎年何かしら改善されているように思いますが、今年はレクチャーの受付方法が改善されていました。
入場料を支払ってから、レクチャーの整理券配布に並べる。
と、理解していたので朝、8階の受付に並んでいたのですが。
レクチャーの整理券配布に並びたい人は入場料の支払いも9階の受付でした。よくよく見たら、HPのレクチャーの頁にある画像での案内にはそう書いてありますね…!でも、レクチャーの整理券配布に並びたい人は9階に行ってください!って言われた時に、移動したのが複数人いたので、誤解した人は割といたのでは…。土曜日はどうだったんでしょうね。
あと、整理券配布は、廊下に並んだうち、20人位ずつ、受付会場に入れて、申し込みたいレクチャーに並ぶ方式でした。で、複数レクチャーを申し込みたい人は、もう一回並んでね、ということだったのですが。受付会場で並び直した人と、外の列に並び直した人と2種類いたみたいですが、どっちが正解だったのでしょう??後者の人が圧倒的に損してますよね。
ちなみに私は、今回カード織りのレクチャーの整理券しかとっていないので、得も損もしていませんが。
さて、整理券を無事ゲットしたので、レクチャーが始まるまで1時間弱の余裕がありました。その間に会場を一巡り。
ZÜSさんのフエルトは今年も気になりました!
下村ねん糸さんでは古木枠が出ていて気になる…(午後に買いました)。
西銘通商さんではほぼ毎回糸を購入していますが。今年はちょっと種類が少なかったかなあ…?
羊まるごと研究所さんでは、ウールを触り。
国産アルパカ毛さくらてあみさんでは、アルパカでフエルト化させたボールを触り。
東京アートセンターさんでははしご糸があって、見させていただき。
齊藤機料店さんでは(午後ですが)、太い綿糸が欲しい話をし。
ASIAN ACCENTSさんでは、アメリカの雑誌の話を聞き(だいぶ売れちゃったそうですが、古い雑誌を出しておられた)、来年から会場の場所が変わる話を聞きました。午前中もお話ししたけど、より話したのは午後かな。
STUDIO TESSILEさんでは今年も「織ってる?」と訊かれ、今年は一応「お、織ってます」と答えられました…。
さをりの森では糸の並べ方が芸術的でしたが、欲しいのは定番の一定の太さの綿糸だったので…。
ギャッベハネさんでは「あ、道具がばら売りされている…」と思い。
AMHさんでは「あ、ひつじ百貨店で購入したスピンドル!」と思い。いやここの羊グッズ、可愛いですよね。
bolly木工房さんでは、ミニサイズの綿繰り機と糸紡ぎ機にうっとりしつつも「…いやでも普通サイズのを持ってるしな…」と断念。あ、四角いスピンドルにも心惹かれました。四角いのの何がいいって、転がらないのがいいですよね…!(という話をKakara Woolworksさんでもした。Kakaraさんのところにも同じ四角いスピンドルが置いてあったので)
古紙を織るさんでは、大福帳が販売されているのにびっくりし(それを糸にするそうです)。
K-Spindlesさんでは、ウールピッカーなるものを体験させていただきました。スムーズに動かせて気持ちよかった…。
タリフさんでは、特売品に心揺れるも「でも糸持ってる…」と断念。
ベンガラ染め古色の美さんは、毎年気になっていたものの、買ってはいなかったのですが。午後買いました。
とりあえずチェックした後、レクチャー会場へ向かいました。
いかにしてカード織りと巡り合いはまったか、みたいな話と、インドネシア・スラウェシ島のカード織りの話、こうすると、こういう撚りのものができる、という実演などなど。ワークショップと合わせてなるほどと思えました。
しかし、一番衝撃的だったのは、PINTERESTにカード織りの図案が色々出ている、という話でしょうか。決まった図案の描き方があるんだ!?とも思いました。帰宅後、card weaving pinterestで検索してみましたが、出るわ出るわ。柄の絵と、数字が書いてある表のセットが。
この図案の読み方は…わかる…ような気もしますが、どう読むんだ、みたいな説明はどこかにないですかね…。あるいは載っている本はありませんかね…。
レクチャー後、再度会場を3巡り位し、会えた知り合いとお話もできました。そのあと、4階のユザワヤに寄って買い物をして帰宅。
さて、戦利品はこちら。

右の二つがスピニングパーティーの会場での戦利品です。木枠とベンガラ泥染め。木枠は5個買うか悩んだのですが、2個にしておきました…。2個でも単価がちょっと安くなったのですが、5個だともっと安かったんですよね…。
左手前がワークショップで入手したもの。第一の課題が終わったものと、カードと薄い木の板。左側のビニールの入っているのは第二の課題の糸です。
左側の残りはユザワヤで仕入れたものです(笑)。奥の大きいのは馬。いや金曜日の行きにもユザワヤに寄ったのですが。「あ、増税前に馬買おうかなあ」と思い出したので。アイロン用具です。本当はまんじゅうも欲しかったのですが、ここには置いていませんでした。
あと糸6束は刺子糸です。齊藤機料店で染織工房こおり舎さんと太い綿糸の話をしたのですが、「刺子の人にも太い綿糸が欲しいって相談される」と聞いたのです。それでユザワヤさんで刺子の糸(セール中だった)を見掛けた時、リップスマットには細いけど、カード織りにどうかなあ。色も色々あるし、刺繍糸より1かせの長さが長いし。というわけで試しに買ってみました。
左側はこないだ黒で染めた時に「色止め剤が残り少ない…!」と思ってほしかったミカノールです。パッケージが変わっていましたが(みや古染めもパッケージが変わっていた)、見つかりました。
あ、載せなかったですが、ワークショップ会場で冊子『カード織りを理解するために ヨーロッパにおけるカード織研究・百年の足跡』も購入しました。レクチャーの内容も一部載っています。
新・東京スピニングパーティー2019 WS カード織り スキルアップのためのメソッド
2019-09-21
今年もスピニングパーティーのワークショップに参加しました。カード織りはまりしている今、やっぱり申し込むのはこれでしょう。「カード織り スキルアップのためのメソッド―自由自在にキブリム紋(曲線文様)を織る」
ただ、一番最初に見た時、参加対象にカード織り中級以上とか書いてあったんですよね。
私、カード織りは習ったことはないですし。中級…ってどの位??とか思いましたが。
その後対象が「前方回転と後方回転によるカード織技法を経験したことのある人」になっていたので、やったことがあるといえばある。と思って安心して申し込みました(笑)。
でも一応、会社で昼休みに予習をしていました(笑)。
水平軸ひねりをやるのかと勘違いしていたので、垂直軸ひねりは予習しました。
今回は、前日の午後実施のWSだったので、会社を休んで錦糸町に行きました。みんなが8月に夏休みをとる中「夏休み全然とらないの?」と心配されつつ、「9月にとりますから!」と確保しましたよ、休みを!
そして会場で…同じ机になった方に、「箕輪先生のところの、ギャッベのWSでご一緒しましたよね??」と言われました。顔を見て「あれ?」と思い、シーピーちゃんを見て確信したそうです。シーピーちゃんで身バレした(笑)。
あと、会場を見渡したら知っているお顔が一つ。男の手芸展の秋園さんです。冊子を通販で買う際にご面倒をおかけしているので、あとでご挨拶しましたが、顔を覚えていてくださいました。皆さん記憶力いいなあ…。昼休みに紡いでいる人なのも覚えていてくださいました。「最近は昼休みにカード織りをしているんですよ」と言っておきました(笑)。
すっごく熱心に質問とかされてましたが、次はカード織りのすごいのを作っちゃうんじゃないですかね…。
ちなみに今回のスピニングパーティーの狙いは私と同じっぽいので(笑)、また日曜日にお会いしそうな気がします(笑)。
さてさて本題のWS。
WSは実際には垂直軸ひねりだったのですが。ABCDとか書いてないカードでやります。
で、こうするとこうなる、みたいなのがわかって楽しかったです。
ただ何か本当は丸棒でやる人は丸棒が2本必要だったらしいのですが、持ち物に2本とは書いてなかったので、1本しかなくてですね。巻き込むことができませんでした。幸い、バンド織りホールダーを持ってきたけど丸棒も持ってきた、という人が貸してくださったので巻き込めましたが。
しかし、途中で「あれ?隙間が空いた。間違えた?」とやり直そうとしてハマり(あとで見てもらったら間違えたわけではなかったようですが)、途中から再開したもののやはり間違いがあり…、
とハマっている間に課題2の説明を聞き逃し(苦笑)、
丸棒も借りものだから、早めにお返ししよう!と課題1も途中でやめて、隣の方が課題2をやるのをガン見させていただきました(笑)。
帰宅後課題1を、気になるところまで戻ってやります。課題2も多分できるんじゃないかな…。ガン見させていただいたおかげで。
というわけで織ったものは、織り上がったらアップします。
めちゃくちゃ楽しいですよね、カード織り。脳内麻薬出る系。実はWS終わって帰宅後、会社で昼休みに織っていたものを最後まで織り(もうちょっとなので持って帰ってきてあった)、そのあと、課題1を気になるところまでほどき、続きを織り、全部織りきったけど経糸があるので、心の赴くままに織り、あ、課題のこの辺を繰り返して織るか、と更に織る…ところまでやりました。眠気に負けてそのあと寝ましたが、多分今日中に織りきる(笑)。
あ、あと、WS会場で月刊染織αに2006年に連載されていたものをまとめた『カード織を理解するために』の冊子を無事買えました!多分スピニングパーティー会場の書籍売り場や、日曜日のレクチャー会場でも買えるのだと思います。
「カード織り ベルト織り」掲載作品展
2019-08-26
本日は箕輪先生の新刊『カード織りベルト織り』の発売日です。そして本日から五反田のStudio A Weekさんでは、掲載作品展が行われています。
何しろ職場から徒歩20分。早帰りをして職場からStudio A Weekさんに向かいました。いやあ今日は涼しくて良かった。雨にも降られなくてよかった。炎天下だったら20分歩くのはきつかったですね…。
行ったらちょうど、うたちゃんさんがいらしてました。スピニングパーティーでご挨拶したことはあります。本日は片側が織り地のお召し物でした。素敵ー。
さて、それから勿論掲載作品を拝見。写真は撮影OKとのことだったので、スマホで撮影させていただきました。

あと、前回五月に伺った時、カード織りのカードを1セット追加購入したんです。カード20枚以上のものを作りたかったので。
「厚いのと薄いのと二種類あるわよ!」と言われて、「うちにあるやつは、字の色がこんなに青くなかった気がします」といって、字が黒い厚い方を買って帰ったのですが、帰宅して比べたらほら…。

明確に厚さが違う…!右が元から持っていたやつです。
大分時が経ちましたが、今回交換していただきました!これで枚数が多いカード織りに挑戦できる!!
それから、お店でちょうど不調になったIEを再起動したりなどもしました(というか、Studio A Weekさんに行くと、かなりの確率でPCいじってる気がするんですが、私が行くと壊れるわけじゃないですよね…。笑)。
そしてまったりとしていたら、奈良のSさんがいらっしゃいました。…既にブログに掲載展のことを書かれていました。早。
そして当然新刊は購入して、箕輪先生にサインも入れていただきました。
タータン展
2019-02-03
東京農工大学科学博物館の後、一人三鷹で下車してタータン展に行ってきました。三鷹市美術ギャラリーで2/17まで開催。三鷹駅から近くていいですね。エスカレータでのぼると、4階から5階へは階段必須なので、足に不安がある方は最初からエレベータで行くことをお勧めします。
三鷹市美術ギャラリーのHPに案内があります。割引入場券がありますので、これから行く人は印刷していくといいですよ。私も印刷していって本来800円のところ640円で入場しました。
この展示は三鷹の前は神戸でやっていたのですが、この後4/13~5/26は岩手県立美術館、9/21~11/4は久留米市美術館、12/14~2020年の3/1は新潟県立万代島美術館でやるそうなので、お近くの方はそちらをチェックしてくださいね。
会場のフロアにつくと、まずこのようなディスプレイが迎えてくれます。全部布地です。

そのお隣にソファがあるのですが、どこかから投影しているらしく、タータン柄が何秒かで切り替わっていました。色々な柄が楽しめていいアイディアですね。


ここまでは撮影可能。中は撮影禁止です。
しょっぱなっから「タータンはチェックではない!?」という文章があって、度肝を抜いてくれます(笑)。
「タータンチェック」が和製英語なのは知っていたけど、そもそもチェックじゃないんかい!?です(笑)。
チェックというと「日本人は格子柄全般と捉えるのに対して、英語圏での<チェック check>にはふたつの意味がある。ひとつは<2色の小さな正方形で構成された格子柄で、それらの正方形はすべて同じ大きさのもの>を指す。ふたつ目はこれから述べる『正当なタータン』ではないものを指す。」だそうです。
文章は会場で購入した以下の本からの引用です。会場での説明文と同じだと思います。
一つ目の定義だと、ギンガムチェックとかシェパードチェックがチェックってことですかね。
二つ目の定義の方が広義ですが、それにしてもそういうことなら、「check」を「格子」と訳してはいけなかったのではないか…とも思いますが、そんな例はいくらもありますね。似たようなものはどうしたって置き換えるでしょうし…。(そもそも日本だと格子は縞のうちに入りますし…)
展示内容は、タータンの歴史や、タータンの種類、タータンが現代ファッションでどのように使われているか、日本人とタータンとのかかわり。あと、風刺画がけっこう展示されていました。あの風刺画とタータンのかかわりはちょっとわからなかったな…。いや、タータン着ている絵もありましたがそれ以外も沢山あったので。
色々紹介されていたタータンの中では、個人的には、メイプル・リーフタータンと南極タータンと北極タータンが目につきました。セットの情報(糸の色と本数の組み合わせ)も合わせて書いておいてくれたら、再現できたんですけど…(^^;。
説明付きの展示以外も、パーティション的に使われているものもタータンだったりして、楽しい場所でした。
会場外ではDVDも流れていまして、それぞれ3分半で、織るところと、デザインの仕方、だったかな。
あと、グッズやチェック関係の書籍の販売もされていました。
私が購入したのはこちら。右下のはチケットですが、あとは本とチャームとマスキングテープ。

チャームは何種類かありましたが、マステは一種類しかなかったのが寂しい。色々なタータンのマステがあったら楽しいのに。まあ1種類しかなかったので1種類しか買わずに済みましたが(笑)。
ともあれタータン好きな方には十分楽しめる展示だと思います。
第37回東京農工大学科学博物館友の会 サークル作品展 ほか
2019-02-03
タリフさんのブログで、東京でもタータン展をやると知ってから、行きたいなーと思ってはいたのですが、三鷹は我が家からだと若干遠出ですので、「ほかにも合わせて行けるところないかなー」と思っていました。そうしたら、つい先日箕輪先生のブログで第37回東京農工大学科学博物館友の会 サークル作品展があると知ったので、「おお、中央線沿線。まとめて行こう!どうせなら吉祥寺のユザワヤも覗いてみよう!」と、中央線の旅をするつもりになりました。
東京農工大の方は2/2~2/9、タータン展の方は~2/17。じゃあ、2/2か2/9かなー。2/2にするか。と思っていたところ、箕輪先生も東京農工大の方に2/2に行くつもりだということだったので、東京農工大の方はご一緒させていただきました。
東京農工大は東小金井駅から…一応チラシの地図を見ながら行ったのですが、多少道はわかりづらかったですね。ただ、迷っても着きます(笑)。この地図の方がお店の固有名詞がちゃんと書いてある分わかりやすいかもしれません。
第37回東京農工大学科学博物館友の会 サークル作品展の内容はこちら。
絹サークル、手つむぎサークル、藍染サークル、型絵染めサークル、織物サークル、レースサークル、組みひもサークル、ひも結びサークル、つるかごサークル、わら工芸サークルがあるそうです。それぞれ1学年4人ずつで4年週一回(なんか育てていたりすると毎日の場合も)通うそうです。段々に上の学年の人が下の学年の人を教える、のかな?4年生は「マネージャー」と言われる立場になるようです。
全サークルがっつり見ましたが、人の顔が映っていない写真はこれだけなのでこれを載せておきます。手つむぎサークルの展示です。どのサークルもかなり盛況でした。手つむぎサークルは、大学で飼っている羊の毛刈りもやるそうですよ!大学では現在2頭を飼っていて、1頭はお手本で先生が刈るのでもう1頭をみんなではさみでちょきちょきやるとか。

あと、藍染サークルは藍、わら工芸はわらを育てていたり、つるかごサークルはつるを取りに大学の演習林まで行ったりするそうです。いや大変。
組紐とか、ボビンレースとか、、ほかにもいくつか、体験コーナーもありました。箕輪先生はいくつか体験。私は動画撮影(笑)。
藍染めや絹や織物が面白かったのは当然なのですが、個人的に意外なことにつるかごサークルが面白かったです!
ところで、サークル展と同時に、「繭から糸を繰る~技術の変遷と未来~」という展示もやっていました。詳細はこちら。3/30までです。
こちらでも箕輪先生は体験。私は動画撮影(笑)。
それと常設展もありまして。確か2Fの奥の部屋だと思いますが、織り関係の道具が展示されていました!これがまた面白い。

これは八丁撚糸機だと思いましたが。でかい。そしてこんなにでかいのに和の風情がある(笑)。

こちらは籠打台(平籠打台)です。手前で織りながら竹ヒゴを織りこんで、織り上がったあとにヒゴを抜き取るそうです。

こちらは緯糸を入れる部分のアップ。
「え?これどこで竹ヒゴ入れてるの?」「抜くと何の効果があるの??」と箕輪先生と悩みました。多少ゆったりしたものになるだろうとは思うんですけどね…。「…やってみたらどんな効果があるかわかりますかね…」と言いましたが、果たしてやる日が来るかどうか…。あ、これは男物の羽織紐などを織るのに使われたそうです。

あとこちら。足踏み編み機。編み機ですよ。織り機じゃないんですよ!何がどう動いて、どういうものができるのでしょう…。

あと、まじまじと見てしまったこれ。ガラスケースの中に入っています。模型なんです。織機の!うっわ、かわいい、これ欲しい~!となりました(笑)。ちなみにこれは、東京都立繊維工業試験場(現・東京都立産業技術研究所)の元研究員の方が明治時代の手織り機を製図に従って15/100の縮尺で製作したものだそうです。
あ、箕輪先生のブログが既に更新されている。そちらの方が写真も多くて、サークル展の内容など詳しいです。
そして長くなったのでタータン展についてはまた別途…。
平安王朝文化絵巻/即位の美・儀式の美
2019-01-09
一年前、有楽町の国際フォーラムで「宮廷文化・今昔物語」というイヴェントをやっていましたが、今年もやっていました。1/2~1/15 10:00~20:00(最終日は17:00まで) 東京国際フォーラム ロビーギャラリー。入場無料。
今回は2テーマに分かれています。
一つは平安王朝文化絵巻。去年と同様、源氏物語から。
もう一つが即位関係なのは、今年即位の礼があるからでしょうね。
展示内容は次のとおり。
平安王朝文化絵巻
- 貴族の乗り物 牛車 『源氏物語』「葵」の巻より 賀茂祭
- パンフレットには「車争い」の場面を実物大の牛車を使って再現展示、とありますが。んん?車争いが再現されていた記憶がないなあ…。実物大牛車はあります。
- 源氏物語の世界へようこそ 六條院 春の御殿 王朝貴族たちの優美な生活
- 源氏と紫の上が住んだ春の御殿を1/4スケールで再現したものだそうです。
様々なエピソードの立体再現展示だそうで、これは多分裳着。
あと個人的な趣味で、裁縫の工程の再現と、その説明を撮影してきました(笑)。 - 源氏物語と和歌
- 源氏が詠んだ和歌の一部の紹介、および、文のやり取りに関する展示、ということで写真は結び文と立文。こうやって結んであったわけかーと思いました。
- 『類聚雑要抄』に見る平安時代の室礼 『源氏物語』に描かれた王朝人の暮らしを知る
- 原寸大サイズによる再現。布の巻きあげ方が面白かったです。
即位の美・儀式の美
- 古代から近代まで「ハレ」の日の正装・晴れ着の変遷
- 奈良時代・平安時代・江戸時代・近代の男女の正装が展示されていました。写真は奈良時代の。
- 御大礼とは・御大礼の儀仗
- 御大礼で用いられる様々な儀仗の紹介、だそうです。実物大…だったんじゃないかと。
- 大正御即位式模型
- これは去年もありましたね。
- 即位式の旛
- これも去年もありましたね。前の写真の左手に写っているやつです。実物大。去年はぶら下がっていましたが、今回はちゃんと下に置いてありました。
- 御大礼装束展示
- 御大礼中の天皇・皇太子の御装束や御大礼に伴う宮中の儀式で女官が着る装束の紹介、だそうです。実物大で4つありましたが、写真はそのうちの采女服。
そんなわけで今年も今週は通勤途中に楽しめます!