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天秤式のタイアップ

 2023-08-06
経糸がはれたからには、次はタイアップです。一応、8枚綜絖用のタイアップをしてあったので、平織りも綾織りもそのままでも織れないこともない…ですが、せっかくワークショップでおすすめのタイアップを教わったのでその通りやってみようかと思ったんです。

ただ、ワークショップでは、下招木が踏み木の手前の穴で上招木が後ろの穴だったのですが、我が家の天秤式の説明書では逆でした。逆にしても大丈夫だとは思ったのですが、一応説明書の通りにしました。
そうなると、踏み木の結びつける穴が前後逆になるわけですが…まあ織るときに逆にすればいいかとワークショップで教わった通りの穴と結びました。

タイアップして、織りながら開口を調整しつつ、平織りを2パターン(24cm位)織ったのですが。やっぱり開口がものすごく悪いので、ちゃんと見直そうと思い、説明書を見ながら、あちこちがちゃがちゃいじり始めました。

ところで見ていた説明書はこれなのですが。
取扱説明書
筬かまちの位置の説明の図に経糸がどこをどう通るかが書いてあったので、このとおり通してました。
ところがなんかピンと張ることができなかったのですが、「…こういうものなのかなあ」と思いつつ24cm織ってきました。
説明書の図8

で、手書き文字の「綜絖及び踏み木の吊り方」という資料も譲り受けていまして。この度、開口をよくするためにそちらの資料も見てみたら。
綜絖及び踏木の吊り方
…クロスビームへのかけ方が逆じゃん!…ということに気が付きました。
そりゃあ、歯車がひっかからなくてピンとならないわけですよね!?っていうか、歯車が引っ掛からない時点で、逆になっていることに気がつけよ!>自分
経糸の流れ図

このようにして、経糸はピンとはれるようになりました…。

そして元々の問題だった開口の方。使ってない踏み木に結びつけるのをやめるとか、使ってない綜絖に結びつけるのをやめるとか、使うシステムコードの穴を全体的に上にしてみるとか、逆に下にしてみるとか、いろいろやりました。

しかしセットし終えて、止めてある棒を外して、踏んでみると開口がいまいちなんですよ。何回か色々やってみた後、「あ」と気が付きました。セットした後、外せる棒を外してたんですが、もしかして外すのは天秤止め棒だけで、招木を止めている棒は外さなくていいのでは…。そういえばワークショップで織機見た時、あそこは固定したままなんだ、と思ったような気が…。

や、いいわけすると、招木をとめる棒、外れやすいんですよ。外れやすい棒は外すものかと思ったんです…。あと、説明書のほか本などでも、そっち側の写真がなく、招木がどうなってるかわからなかったんですね…。

そんなわけで招木軸鉄棒(というらしい)を止めて踏んでみたら。…ちゃんと開口する!

というか、経糸も張れてないわ、招木もぶらぶらしているわという状態で、よく24cmも織れましたね、私…。

ちなみに開口はするものの、一番右側の踏み木と招木がぶつかって開口が悪くなる時があります。で、踏み木をなるべく下げるよう、システムコードの一番下の穴を使うようにしてみました。まだぶつかりますが、まあ開口は少しマシに。もっと長くすればいいのかもしれませんが、手持ちのシステムコードがあまりなくて…。粗筬買う時に一緒に買えばよかった…。

というわけで、いろいろ苦労しましたが、どうにか平織りも綾織りもそこそこ開口するようにできたのでした…。

やれやれ。
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天秤式に経糸がはれました

 2023-07-30
我が家の東京手織機 KH-900に、ようやく経糸がはれました!
天秤式に経糸

WSの宿題の経糸をはりました。WSとは織機が違うので、試行錯誤しましたがなんとか。あとうちの織機だと大きいので多分宿題をやるには経糸の長さが足りない気がしますが、とりあえずはれたのが大事!

しかし。手前の綜絖は一部の糸綜絖が紺色で、前に使っていた方が足りなくて、ご自身で作って増やしたのかなーという感じなのですが。
糸綜絖の高さが
なんかきっちりはってみたら穴の位置がだいぶ違うものがありました。ちょっと写真だとわかりづらいのですが、1.5cm位は違うような。
多分、糸が伸びちゃったんじゃないですかね…。

とりあえず引っ張ったりとかして穴の位置を無理やり合わせました。次回は紺色の糸綜絖は外すかな…。
足りなくなったら作るしかないかな…糸綜絖。

と思って、糸綜絖の作り方を検索したら。
手仕事@タピオの国 さんにありました。そういえば去年見たかも(動画まではその時は見なかった)。

うちの織機に元々ついていた糸綜絖(綜絖子)を一本取ってみました。
糸綜絖
これに合わせてniisipuu(フィンランド語)を用意すればどうにかなる…のかな…。



追記。手仕事@タピオの国さんでもその後、糸綜絖ではなくナイロン綜絖を購入されたんですね…。
ナイロン綜絖…どこで売ってるのかしらと思ったら、稲垣機料さんの糸綜絖はナイロンカタン糸かな…。いや、同じページにナイロンカタン糸の綜絖糸を載せてらっしゃるのでそう思っただけですが。というか糸が売られているということはこの糸を使って綜絖子を作ればいいのか…?うーん。

いやまあ、ひとまずはいまある綜絖子で足りると思うので…。先々考えましょう…。
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織り始め

 2022-10-04
整経が終わった写真を載せたのは…8/22でしたか。
それから一か月以上かけて、筬通しをし、綜絖通しをし、巻き取って捨て織りをしました!
捨て織りまで

これで織り始められるかというと、緯糸用のシャツは13枚解体まではしてありますが、裂いたり切ったりしないと緯糸にならないですね。
緯糸用のシャツ

まあぼちぼち織り始められそうです。
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次の裂き織りの経糸準備中

 2022-08-22
次も裂き織りの予定ですが、今度はマット織りではなく、経糸はそれなりに見えるので、何色にするか悩みました。
色センスがないので、無難系に走りがち。たまに冒険すると突飛すぎておかしくなります…。

まあ、1色でもよかったんですけど、1色だと手持ちの糸だと足りなかったので3色。右側2つは同じ色です。左から青っぽいやつ、灰色、あいねずです。
経糸三色

整経長470cmだったので、整経台でどうとるか悩みましたが、これで。
整経長470cm
ところが、マット織りで経糸が足りなかったので、反省して多めにしよう!480cmで!…と思っていたのに、470cmで整経しちゃいましたよ…。計算上あいねずはぎりぎりになるはずだったのに余裕で足りてしまったので、計算したExcelファイル見たら480cmになってましたよ…。
480cmだったら途中で斜めにすれば簡単だったのになあ…。ぶつぶつ。

まあ、織り途中長さに気を付けて、最後足りなさそうだったら経糸を足すとかしてどうにかしましょう。

最終的に色合いはこんな感じです。青はわかるけど灰色が目立ちませんね。織るとどうなるかな…。
経糸200本

そして更に、4/cmの筬を使うつもりだったのに、4/cmの筬は天秤式の織り機の試し織りをしようと思って筬通しまでしてそのまま放置してるわとか、
緯糸にする青系シャツが足りないと思うから青系の染料で染めようかな…とか、
なんか色々準備が足りていません…。

うーん、筬はあけちゃおうかな…。シャツは…少し織り進んでから考えるか…。
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経糸の準備

 2022-05-04
アジャカで次に織るもののため、経糸の準備をしています。
まずは整経。
ちょうど経糸のコーンが3つあったので、3つで綾取りをしました。トリプル綾取り法?一度に複数の綾取りをする方法を、いつも忘れていて本を見るのですが、今回は見なくても取れました!成長している!
コーン立て
で、コーンは100円ショップの籠に棒をさして使っています。コーンにちょうど良い籠があってよかった。

それが終わったら、筬通し。あー最初に習ったのがその順番だったので、私は基本的に整経→筬通し→綜絖通しの順でやってます。
筬たて
筬通しの道具として以前に紹介してますが、筬立てにも100円ショップのものを利用しています。斜めに穴が空いていてちょうどいいんです。
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緯糸予備軍が増えました

 2022-02-12
Tシャツいっぱいあると水曜日に言っていた姉ですが。
金曜日にさっそく持ってきました…。

なので、緯糸状態にするのを手伝ってもらいました。
緯糸にするTシャツ

Tシャツ6枚あったかな…。

さて経糸の準備をしないと…。その前にアジャカで織るならアジャカ空けないと…。
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久々織り準備

 2021-11-22
ショールを編み終えてしまったので、録画したフィギュアスケートを見ながらすることがない…。
今一番したいのは整経だけど、整経台は工房に設置してあって、テレビがある居間でやるのはちょっと厳しい…。
いや、自立する整経台ならよかったんですが、うちの整経台、枠だけなので。何かに立てかけてやることに。

どうしようかなーと思ったのですが、結局、床に直に置いて整経しながらテレビを見ました。腰が痛くなるのであまり勧めませんが。
床に整経台を置いて

ダブル綾取り法を実施しています。ダブル綾取り法は『手織りの実技工房―絣からもじり織まで』を見てやり方を確認して実施しました。…忘れるんですよね…。

今回はアジャカを使用中なので、ハンディ―ルームで織るつもりです。ここでアジャカを織り上げてからとか思うと、何か月も先になるのは自分の性格上明らかです。

ところでハンディ―ルームと言えば、説明が詳しいのは『シンプルウィービング』なのですが。経糸準備のところの絵がわからなくて、今までに数度準備に失敗しています。
『手織り大全』にもハンディ―ルームでの経糸準備の仕方載ってるし、今回は『シンプルウィービング』を見るのをやめよう!と思い切ったのですが。

『手織り大全』『ポーランド ヤノフ村の絵織物』を見ながら、ちょっと『シンプルウィービング』を見たら。
「うわあ、わかった!」になりました。

絵の前と後ろを勘違いしてましたわ、私。絵にこだわらず説明文を正として見てたら理解できたんですね、多分…。

理解はしても粗筬はないし、結局途中てきとーなやり方になりましたが、おそらくハンディ―ルームでは今までで一番まともに経糸の準備ができています!
ハンディ―ルームで経糸の準備

筬通し・綜絖通しもテレビを見ながら居間でやったら、普段より一気にやれましたよ。
工房でやってると、つい…休憩しにほかの部屋に行ってしまって…。
意外とながら作業がいいのかもしれない…。


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天秤式織り機のその後

 2021-01-10
あれから…三年。いや組み立ててからでも2年4か月。
入手した東京手織機 KH-900 はどうなっているのか。

こうなっています。
今のKH-900
織り機の向きを変えて…その後ぬいぐるみに乗っ取られているかのようですが、

一応、タイアップはして、経糸の準備は…し始めています。
KH-900経糸準備中
二年四か月経ってまだそこかよ!?という感じですね…。

途中、同じ型の織り機をお知り合いが入手したので、もういっそその方が全部整えてから色々教えてもらおうかと思いましたよ(笑)。
まあでも頑張ろう、なんとか経糸の準備をして試し織りをしよう…。

と、書いておいたら、進むかもしれない。と思って書いておきます(笑)。
(織り機に経糸をこの状態にしてからも、もう数か月経っているので…)
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カード織りの準備

 2020-07-23
輪状整経したカードを、織り始められる状態まで用意しました。結果…、見事にカードの向き(というか糸の通し方)は16枚全部間違えていましたね!SとZを勘違いしました!全部直しながら張りました…。とほほ。

まあでも全部間違えたということは、通し方の考え方自体は間違ってなかったんですよ…。負け惜しみ?
きっと次は間違えない。うん、多分…。

あ、ちなみに輪状整経はどんなカード織りにでも使える整経方法ではありません。全部のカードが同じ色の糸を使う場合に使えます。
たとえば穴3つは白で、1つは黒とか。隣り合った二つが白で、残りが赤とか。

ところでよくよく『糸から布へ―編む・もじる・組む・交差する・織る技法』の「カードを落としながらする輪状整経」のところを見たら、p48-53って書いてありました。なんかどうも『The Techniques of Tablet Weaving』での頁です。カード織の見出しのところに
The Techniques of Tablet Weaving, Peter Collingwood, Robin & Russ Handweavers,Inc,1982
って書いてあるので。多分この章において唐突に出てくるページ番号は、この本のページなのでしょう。

ちなみに私が持っている『The Techniques of Tablet Weaving』は、2015年の復刻版です。


参考用語
か行:カード織り→カードウィービング
さ行:整経
ら行:輪状整経
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輪状整経に挑戦

 2020-07-22
カード織りを一本終わらせてカードが空きました。さて、紙糸のバッグの紐を織ろう!…ってなりました。

それでは整経です。糸の必要量は計算してあります。カード織りの整経…は、いつもは整経台を使って、1枚目のAの色Bの色Cの色Dの色…、2枚めの…、、、、、という順でやっているのですが。
あ、そうだ輪状整経やってみよう!と思い立ちました。

輪状整経。去年のスピニングパーティーのWSで、ちょろっと実演して下さったんですよ。「何それ面白い!」と思いましたが、やり方が全然わからず。

そうしたら。『糸から布へ―編む・もじる・組む・交差する・織る技法』は、カード織りの専門書籍でもないくせに、載っていたんですよ、輪状整経。すごい。
あと、カード織り専門書籍である『The Techniques of Tablet Weaving』には載っています。多分。なにゆえ「多分」かというと、文章は読んでいないからです(笑)。でも整経のところに描いてあったあの絵はきっと輪状整経のこと。

というわけで、図は『The Techniques of Tablet Weaving』の方がわかりやすかったので、そちらを見つつ、説明は日本語だから『糸から布へ―編む・もじる・組む・交差する・織る技法』を見ながらやりました。

輪状整経

…うん、まあどこが輪状整経なのかわからない写真だとは思いますが、とにかく16枚やれました。
説明には「カードを一枚ずつ落とす」と書いてあるし、実演でもそういう感じだったと思いますが、落としたと感じられるほどスムーズにはいきませんでした…が、おそらく理屈はこれで合っているんじゃないかと。最初に一つの穴に灰色、残りの穴に黒色の糸を通しちゃったので、整経台で整経するより楽ではあったと思います。

さて、WSの時は、カードに文字が書いていないものを使用したので、カードの順番も向きも特に気にせず整経してよかったものと思われますが、うちのカードには穴にABCDと書いてありますし、カードにも数字が振ってあります。作りたい図形には、Sに通すとかZに通すとかもあります。
というわけで、事前に考えて用意して整経しました。

数字についてはちゃんと、1~16まで順番に並んだので合っていると思われます。あとは穴とカードの向きが合っているかですが。
それは織り始める段階で確認かな。合っているといいなあ…。


参考用語
か行:カード織り→カードウィービング
さ行:整経
ら行:輪状整経
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