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GTTを使ってみた:基礎編

 2019-12-07
さしあたって、iOS用のカード織りソフトや、Weavyと同じレベルのことをやってみようと思ったのですが…、そうしたらほとんど「とりあえずGTTのチュートリアル(フランス語)をやってみる」と変わりませんでした…。

や、画像も交えてもうちょっとわかりやすくしてみます。

4つ穴のカードを12枚使用して、最初にどの穴に何色の糸を入れるかを決め、全部のカードをまとめて前か後ろに回転する場合の図案を作ります。



カードの向き
GTTでは基本的にカードの表(文字の書いてある側)が左になっています。しかし、GTTではカードの穴が
A D
B C

の、反時計回りに考えられていて、普通のカードと逆なので、
結局、ABCDが時計回りの普通のカードを使用するのであれば、カードの表を右にすればいい、と思います。

カードの準備
1. メニューからCreate⇒Threaded-in Pattern⇒4 Holesを選びます。以下のような画面が表示されます。
GTT Workspace1

2. ツールバー(メニューの下のアイコン列)一列目の左から6つ目、カードの絵のもの(=Card Setup)をクリックします。Card Setup画面が出てきます。
GTT card setup1

3. Cards欄にカード枚数である12を入力して、右のレ点ボタンを押します。右側に●が4×12個表示されます。●は上からABCDのようです。
GTT card setup2

4. 左端の○2個のいずれかをクリックすると、Colour Selection画面が表示されます。ここで色を選択できます。なお、上の○が一次色(左クリックしたときの色)で、下の○が二次色(右クリックしたときの色)です。また、最初に入っているのは「色なし」らしく、この色が二次色に入っているからと右クリックをしてもこの色になったりはしないようです。
GTT card setup3

5. 各カードのA~Dをどの色にするかを決めます。4×12個の●を一つずつ右クリックや左クリックをして色を決めることもできますし、
○二つの右側のAボタンを押すことで、A全部を一次色にすることもできます。B~Dボタンも同様です。
また、4×12個の●の上の数字をクリックすると、そこが赤くなりますが、赤くしてからAボタンを押すと、赤くなっているカードのみのA,が一次色になります。B~Dボタンも同様です。

6. カードに糸を通す向きを決めます。4×12個の●の下の文字(SまたはZ)をクリックすると、S⇔Zと変わります。Sが\、Zが/です。
SかZを一つずつクリックしてもいいですが、真ん中あたりのアイコン群を使って、まとめて変更することもできます。
全部試してみたので、それについては付録として後述します。

7. Card Setup画面で決めることを全部決めたら、Acceptします。

回転を考える
1. 画面が次のようになっています。
GTT Workspace2

ちなみに、画面右側の白い部分は、メモを書く欄です。不要なら、ツールバー一列目の左から9つめ、「Show or hide notes」をクリックすることで、消せます。もう一回クリックするとまた出てきます。

画面下側の団子三兄弟が12個みたいなところが何かというと。たぶん、大きい○がFar Topの穴です。この絵ではAですね。Aの穴の色とその前後の色がわかるようになっています。

2. そして、画面左側、Design Tool群の、一番下の↑や↓をクリックすることで、回転を示します。例えば後方回転4回前方回転4回だったら、↓を4回、↑を4回クリックします。画像は、出来上がり図が小さすぎるので、ツールバーの中の+をクリックして拡大したものです。
GTT Workspace3


3. 後方回転4回前方回転4回を繰り返す場合、右側のPick・Forwards・backwards・Twistと書いてある画面の繰り返したい部分を選択します。そこで右クリックして「Repeat」をクリックします。
GTT Workspace4


なお、回転一回分をUndoする場合には、ツールバー一列目の右から二番目が「Undo」アイコンです。Ctrl+Zは効かないようです。

付録 Card Setup画面の真ん中あたりのアイコンの説明
card setup 4

アイコンは3×3で9個ありますが、次のように名付けます。
ace
bdh
fgi

これらのアイコンを使って、選択中(カード番号を赤くしたもの)のカードのみ、または選択がない場合は全部のカードを変更します。

a. Sに黒線(カードを表していると思われる)がつきささっているアイコンをクリックするとSになります。
b. Zに黒線がつきささっているアイコンをクリックするとZになります。

c. S/ZアイコンはSとZを交互に配置します。
d. Z/SアイコンはZとSを交互に配置します。
e. SはZに、ZはSになります。

f. の「<」とg. の「>」は、選択しているカードを左または右に移動します。

h. とi.の、矢印がひっくり返っているようなのは、色の穴の位置を変えます。すなわち、Bが黄色だった時に押すと黄色がAになったりCになったりします。例えば、near top(最初の時点ではDかな…)に全部黒を通しておいて、あとから一個ずつずらす、みたいなことができます。スピニングパーティーでのWSはそういう糸の通し方でした。それに対応できますね。


以上、フランス語チュートリアルと英語動画と、英語マニュアル(一部)を読んで理解した、ほかのカード織りソフトと同様の使い方、でした。
まだ不明なことがたくさんあります!

(2019/12/7 23:23変更) Card setup画面の真ん中あたりのアイコンの説明が、やたら長くなったので、付録として別出ししました。少しはわかりやすくなっているといいなあ。
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GTTプログラムの使い方動画

 2019-11-29
Twitterで教えていただいたのですが、YouTubeに「Tablet Weaving: How to use the GTT Program」の動画があります。

33分50秒もの大作!…と思ったけど、ワークショップとかを考えたら、33分50秒で教えきれるわけもなく。
けっこうなスピードでガンガン進みます。

英語なので「ひぃ!」と思いましたが…。
日ごろあまりYouTubeを見ないので知らなかったのですが、「字幕」って機能があるんですね!自動で字幕を出してくれる!
自動なので、間違っているところもありますが、字幕がなかったら聞き取れないところばかりなので有難いです。
多分cardsをcarsって書いているところが何か所かあります。ほかもカード織りの専用用語っぽいところは間違っているかな…。

更に!自動翻訳って機能もあるんですね!日本語にしてくれます!
こっちの機能こそさらに間違っているところばっかりですが、まあ助かります。

更に更に!!
英語字幕については、「文字起こし」って機能もあるんですね!
頑張って書きとらなくても、テキストで表示してくれます!!

いや知ってる人には何をいまさら、という機能かもしれませんが、知らなかったので感動しました。

前回「カードにどういう糸を通したからこういう柄になる、ではなく、こういう柄にしたいからカードにこう糸を通しましょう!というツールなのかな…」と書きましたが、「カードのどの穴に何色をどの向きに通して、前回転何回後ろ回転何回を繰り返すとどういう柄になる」みたいな使い方もできる…ということが、この動画の4分くらいまで見るとわかります。
まあこの動画の人は普段色はその時点で決めないようで、このあとサクサクと色を変更していますが。

そのあと7分くらいまでで、一部のカードだけ後ろ回転をする、という話かな…。
作ったものは何列目から何列目まで、コピー&ペーストとかもできます、という話が8分くらいまで。
表示方法をアイコンで切り替えられます、という話と、全部の青を黒にするとかできますという話が10分くらいまで。
11分40秒くらいまで、パレットの色を変えられるよ、という話や、作ったパレットを保存できるよ、という話が続きますが、パレットの色を変えられるのは、一般的なソフトと一緒なのでまあ悩むこともないかな。

そのあと、一部のカードを後ろ向きにするのではなく、ひねることでSとZの向きを変えられるよ、という話をしている気がします。
13分30秒くらいまでかな。
そのあと、あるアイコンを押すとこういう表示になると示しているのが各平行四辺形の上に文字が出ている、私が「私式」と書いたような図ですねー。あと、A~Dを示す以外にも、前方回転か後方回転かを示すFかBを表すこともできるようです。15分30秒くらい。

あとこのカードは回さない、というデザインもできるようです。15分48秒くらいまで。

あとはファイル保存の話とか、、印刷の話??
Setupのダイアログボックスでできることの話をしたり。後からカードを増やしてデザイン変更する、などということをやったり。
あとどのカードのどの穴が何色、みたいな図を別途出すこともできます。その話が24分くらい。

最後の方に一応、[Double-Faced Pattern][Brocade Pattern][Twist-Patterned]の説明もしている、ような気がします。


あと、未視聴ですが、「Tablet Weaving: How To Read A GTT Pattern」という動画もあるようです。こちらは25分6秒。
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とりあえずGTTのチュートリアル(フランス語)をやってみる

 2019-11-28
http://annesocouture.canalblog.com/archives/2012/02/12/23499831.html
の、使い方のところだけ、翻訳しながらやってみました。以下、訳。大体翻訳ツール頼み。ところどころ想像。
間違えてたら教えてください。

1) GTTを開始します。

2) create => threaded in pattern => 4 holesで、カードの穴の数を選択します。(通常は4ですが、3, 6, ....などでもかまいません)

3) 6番目のアイコンの、「card seup」をクリックして、カードの枚数を選択します。
この例では、「波」のような単純な紐を作ります。ボックスに「20」と入力し、レ点のボタンをクリックして、20枚のカードを作成します。それから「Accept」をクリックします。

4) すべてのカードが一緒に回転するパターン(一方の方向に4回、もう一方の方向に4回)の場合、上向きの青い矢印と下向きの青い矢印をそれぞれ4回連続でクリックします。
メインウィンドウに黒いバナーが表示されます

5) 「Design」⇒「Zoom In」で拡大できます。

6) もう一度、「card seup」をクリックします。
デフォルトでは、すべてのカードは「S」になっています。「Z」でカードを渡す必要がある場合は、「S」をクリックして変更します。

(軸対称性の話が書いてあるみたいだがとりあえずとばす)

7) 色を選択してください:
左側の垂直バーにはデフォルトで色のパレットがあり、左クリックでメインの色を選択し、右クリックで二次の色を選択します(エラーを修正するために(二次の色には)黒を保持しています)。
目的のパターンに応じて、色を選択し、黒いバナーに色を付けます。
※ 試した感じでは右クリックで二次の色には変わりませんでした。
※ 一次色と二次色を選んだあとではちゃんと変わりました。どうやらデフォルトの色は黒(card setupのダイアログボックスでは白)に見えていても色が選択されていない状態ということみたいです。

デフォルトの色が適切でない場合は、デフォルトのカラーパレットの上にある[edit palette colours]をクリックして変更します。

8) 最後に、マップの編集を視覚化するために、「View」⇒「threading diagram」をクリックします
※ これにより、カードのどの穴に何色の糸を通すかがわかるのかと思います。

9は、なんか鎮痛剤(フランスで一般的な薬らしい。日本ならバファリンとか?)飲んでさあやろう!みたいな感じっぽいです。

チュートリアル


ここまではできたー!まあまだまだ初歩の初歩ですね…。
カードにどういう糸を通したからこういう柄になる、ではなく、こういう柄にしたいからカードにこう糸を通しましょう!というツールなのかな…。
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Guntram's Tabletweaving Thingy

 2019-11-27
新・東京スピニングパーティー2019 WSで、PINTERESTにカード織りの図案が色々出ている、という話を聞き、検索してみたらたくさん出てきたという話を以前に書きました
これ、割と一様な書き方でして。こういう決まった書き方があるのか。どこかにこの書き方についての説明がないかなーと思って、その後も調べていました。

結果、PINTERESTの画像をじっくり見ていて、「…これなんかアプリだ!」ということに気が付きました。
そしてじーっくり探したところ、アプリの画面ハードコピーを載せているものがありまして、結果「GTTっていうアプリだ!」ということが判明。

そこからようやくたどり着いたのがUn voyage au XIIIème siècleというフランス語のチュートリアルページでした…。
しかし昨今のブラウザは日本語に翻訳してくれます!かなり変だけど!
このサイトから、GTTのサイトに辿り着けました!有難い有難い。

さて、GTTのサイトはGuntram's Tabletweaving Thingyです。今度は英語です。Guntram's Tabletweaving ThingyでGTTなんですね。しかし「ガントラムのカード織りのあれ」…っていうソフト名ってことでいいのかな…。

それはともかく。
GTT V1.17はWindows95では動かないかもしれない、と真っ先に書いてある辺り、相当古いものであることがわかります(笑)。
実際、このページの最終更新日は2004/5/5らしい…。
ま、まあいいんです。Windows95で動かなくても!Windows10で動けば!!

と思ってダウンロードしようとしたら。404 Not Found…。
ですが諦めるのは早い!
下にドイツのミラーサイトへのリンクがあります!こちらは2019/11/27現在、まだ生きています!!
生きているうちに、ダウンロードすることをお勧めします!!
だって以前にご紹介したWeavy、今DLできないですからね…。geocitiesだったので、サイトがなくなっちゃってるんですよね…。

使い方はまだ理解していませんが、Windows10で起動することは確認しました。
あと、マニュアルはDLできるので、マニュアルもDLしておくことをお勧めします。
マニュアルというか、ヘルプ程度、みたいなことが、文書の一番最初に書いてありますが。

マニュアルは今読んでいるところなのですが…、多分、ひねりも表現できるし、色々すごいことができそうな感じです。
でも、直感だけで使えるようなアプリではなさそうです…。(ていうか初回てきとーにいじってみたけどどうにもなりませんでした)

どなたかこのアプリの使い方、ご存じありませんかー?日本語で紹介している方いらっしゃらないかなあ…。
頑張ってマニュアルを解読いて使ってみるしかないのか…。(たぶん、マニュアル解読よりはフランス語のサイトのチュートリアルをやってみるほうが、初心者としてはとっつきやすい気がする…)

あと、Windows版しかないです。コードが公開されているわけではないので、移植というわけにもいかないでしょう。今の時代ならオープンソースが流行ってますけどねえ…。2004年じゃあねえ。フリーウェアなだけ有難いですよ…。
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カード織りのデザインアプリをWindowsで試してみる

 2019-03-10
前回書いた「iOS用のカード織りデザイナーをWindowsでミラーリングしてみる」を試してみ…ようとして挫折しました(笑)。
「FonePaw ScreenMo」が、導入できなかったんです(苦笑)。インストーラーが途中でエラーを起こして終わっちゃうんですよ。

というか、入れる前から「待てよ、ミラーリングということは、iPhoneで見える通りに見えるわけで、Windowsで拡大したところで、8列までしか表示されないものが全列見えるようになったりはしないのでは」と疑って、それじゃちょっと嬉しさがないなーと思っていたので、何が何でも入れてやるぜ!という気合が足りませんでした。

そういうわけでミラーリングはやめ。

Weavyの方をダウンロードしてみました。なお、Weavyは機能制限版の日本語版weavy_ja_workshop.zipと、フル機能版の英語版weavy_en.zipがあります。どちらもダウンロードしましたが、日本語版で慣れれば英語版も使えるだろうと、とりあえず日本語・機能限定版を解凍・実行してみました。

readme.txtがあったので読みました。
対象OSはWindows 95/98/Me/NT/2000/XPらしいです。ちょっと古いですね。でもまあWindows8.1や10でも動かないことはないでしょう。

起動方法は"weavy.exe"を実行してください、とありましたが、解凍したファイルの中には、weavy.batがありましたので、こちらを動かすのが好ましいと思われます。(実際、weavy.exeは少なくとも私の環境では動きませんでした。weavy.batだとjavaを指定しているので、問題なく動くのだろうと思います)
(2019/3/17追記。デフォルト設定だと、拡張子は非表示でしたね…。ええと解凍した中にweavyというのが二つあると思うのですが、種類が「アプリケーション」なのがexeファイルで、「Windowsバッチファイル」なのがbatファイルです。他の見分け方としては…サイズが小さい方がbatファイルです)

機能限定版だと、色が5色だけで、スタンダードデザインモードしか使えないそうです。
多色とフリーペインティングモードを使いたい場合は英語フル機能版をご利用くださいとのことです。
これが作られたのは2013年で、「日本語版は準備中です」とありますが、日本語フル機能版も、既に世にあるんですかね…。少なくとも見つけられていませんが。

ともあれ、機能限定版のweavy.batを起動してみました。
ウィンドウが2個立ち上がります。1個裏に隠れたりしているかもしれませんが、表に出してください。
カード織りソフト
この画像での左が編集用のウィンドウで、右がそれによってどういうデザインになるかを示すウィンドウですね。

manua_ja_workshop.pdfに使い方の説明が載っていますが、まあ説明がなくてもカード織りをやったことがある人なら何となくわかりますね。
とりあえず色を塗ってみます。
(2019/3/17追記。ここだけ若干悩んだんですが、塗って意味があるのはA,B,C,Dの4行だけみたいです。斜めなので行がわかりづらいですけど)
矢印のところも触って向きを変えてみます。
(2019/3/17追記。マウスポインタ―を持って行くと、カーソルが鉛筆形から変わります。変わった時に矢印を触ると、矢印の向きが変わります)
回すのもまえ4回、うしろ4回とか指定してみます。
(2019/3/17追記。ラジオボタンの「まえ」を選んで、その下のテキストボックスに4と入れて「けってい」をクリックすると、デザインの左下辺りに「まえ:4」と出ます。同様にラジオボタンの「うしろ」を選んで、4と入れて「けってい」をクリックすると、「うしろ:4」が追加されます)
カード織りソフト2
編集するとすぐ、デザイン表示画面に反映されるので、わかりやすいです。
あと、そもそもデザインするところも斜めになっているので、雰囲気をつかみやすい気がしますね。ただ、3の列辺りだとどこがAでどこがBだか混乱してきますが(笑)。
そして何故列は0始まりなのかも悩むところですが…。いやプログラマとしては始まりが0なのはわかるんですがー。

それからすごいのは、表みたいなアイコンをクリックしたときです。
カード織り3
どのカードのどの穴にどの色の糸をどの向きで入れるかが出てくる(笑)。

そんなわけでなかなかに面白いです。
あ、「ほぞん」をしないでウィンドウ右上の×をクリックしてソフトウェアの実行を終了させると、全く保存してくれませんので、作ったデザインは確実に「ほぞん」してくださいね。「保存しなくていいですか」と訊いてくれたりはしません。


ところで。カード織りで混乱するのが、糸を入れる向きです。
『紐を織る』では穴の下から上に入れるのを右上に向かう矢印で表現。上から下に入れるのを左上に向かう矢印で表現。
でも穴の下とか上とかってどっちですか(笑)。多分、文字が書いてある方が上かな…。一応写真もあるのですが、この糸、どっちから入れたのかわからないですからね。役に立たないと思うんですが。
しかもですね。糸の入れ方によってどういう仕上がりになるかを説明しているP103の2番の絵、まちがっていませんか?
全部下から上に通した1番が//////////なんだから、
5枚を下から上、残り5枚を上から下に通した2番は/////\\\\\であるべきではないかと思うのですが、
\\\\\/////になってるんですけど…。(追記。あ、回転が逆なら\\\\\/////になるのか…)

そして、『カード織りのテキスタイル・ストラップづくり』では、表から裏へ通すのを右上に向かう矢印で表現。裏から表へ通すのを右下に向かう矢印で表現。
文字が書いてある方がカードの表でしょうから、この説明の方がわかりやすいです。でも『紐を織る』とは違いますね、矢印が。…もしかしてですが。この本は人間側から固定側に通していて、『紐を織る』は固定側から人間側に通している??
いやなんでそう思ったかというと、矢印の三角がどっちについているかに関わらず、\と/が一本一本の向き(S字かZ字か)を表しているのかなと思ったんですね。weavyを見ていて。(追記:weavyの編集画面での一本一本の向き、ですね。出来上がりは回転によって\になったり/になったりする)

で、『手織り大全』のカード織りの記述では、表から裏、つまり文字の印刷されている面から糸を通すのを右上に向かう矢印で表現。裏から表、つまり文字のある面に出すのを左上に向かう矢印で表現。「文字がある面」という記述があるので誤解のしようがないですね。そしてこれは固定側から人間側に通しています。

そしてiOS用「カード織りデザイナー」の「カード織りのやり方」の説明では、織り手から見て左から右へ通す方向(S字)を\で表現。右から左へ通す方向(Z字)を/で表現。と書いてあります。この説明も誤解のしようがないです。そして矢印ではなく斜め線だけで表現。

Windows用Weavyのpdfでは、下から上へ通すのを右上に向かう矢印で表現。上から下へ通すのを右下に向かう矢印で表現。…だから上とか下ってどっちでしょうね…。絵を見ていると絵の上から下と下から上なのかと思えてしまう。そうするとどちらもカードの字のある方から字のない方へ、ってことになるんですよ…。でも多分、カードの字がある方を上と表現しているのだと思います。

…まあなんか、本をひっくり返して比較を始めてしまいましたが、とりあえずweavyは面白いです。というわけでフル機能版も触ってみました。
日本語版と同様に解凍してまずreadme.txtを確認。おお、「Please use this for research and educational purpose only.」だそうです。研究と教育に使ってね、と。…うーむ、今のところある意味研究に使っていますが。実用に使ってはいけないのでしょうか。

と、ともあれ試しにweavy.batを起動してみます。最初にStandard Design ModeかFree-Painting Modeかを訊かれました。Standard Design Modeを選ぶと、色数は多いですが、日本語版と同じようです。日本語版の5色では物足りない場合は英語版のStandard Design Modeを使うといいと思います。

Free-Painting Modeを選んでみます。
えーと、一枚のカードで2色の糸を使えるそうです。つまりAのカードは赤と白、Bのカードは黒と青を使う、みたいに選択できます。
そして個々のマスに1番目の色か2番目の色を入れていくことができるんですが…、マスの形は勝手に変わります。この色にするならS字でしょうとかって判断してるんですかね。そして前回転とか後ろ回転とか指定ができないみたいです。…どうするんでしょうね、これ…。
多分、アルファベットをデザインする、とか用な感じがします。(『手織り大全』に載ってますね、アルファベットをカード織りで織るの)
Free-Painting Modeだと向きを横にもできるので、横にして試しにRをデザインしてみました。
カード織り4
この通りやってみて、Rっぽく織れるかどうか試すしかないんですかね??

ただ、Readme.txtにも書いてありましたが、Free-Painting Modeは、どうも不具合が多くて…色が塗れなくなったりします…。
もし使われるなら「研究用」としてこわごわ使ってください…。



2019/3/17追記(文中にも使い方についてちょっと追記しました)。
カードを何枚まで増やせるか、試しました。プログラム的にはけっこういけそうなのですが(40枚までは確認しました)、編集する画面がスクロールも縮小もできないので、現実的には増やせるカード枚数は「画面に入るだけ」ですね。
すなわち、我が家の、ディスプレイの解像度を「1366×768」にしてあるPCでは23枚が限度でした。どういうデザインになるか表示するウィンドウと並べて使うには18枚が限度。



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カード織りのデザインツールがあちらにもこちらにも

 2019-03-09
私の「やりたいことリスト」の中には実は「カード織りのデザインツールを作る」というのもあるのですが。
カード織りの場合、斜め矢印を書きたいし、斜めに色を塗りたいし、で、Excelマクロでは難しいなあ、何で作ったらいいものかなーと思っていたのです。

そうしたら。
Atelier kisaragiさん「カード織りのアプリが発売されててビックリ!!」っていう記事を見て、ビックリ!

こちらですね。カード織りデザイナー
iOSデバイス向け。AppleStoreから購入。360円。

iPhoneやiPadで使えます。
iPhoneでのスクリーンショットと、iPadでのスクリーンショットが紹介されていますが、iPadの方が画面が広い分、編集時に広い範囲が見られてよさそうですかね。

というわけでiPadに入れようとしてみましたが。…うちのiPad古すぎてiOSも最新にならない位なので、導入できませんでした(苦笑)。
したがってiPhoneに導入。うんまあ画面は小さいですが、操作性は悪くない感じ?まだちょっと触っただけなので、糸を増やすとどうかとかわかりませんが。
でも、糸の入れる方向を変えるとすぐデザインに反映されるとか、非常に秀逸!

そして、スマホアプリはモバイルで使いたいものだけでいいんじゃない?と思っていたのですが。これとか見てなんか納得しました。要するに最近PCよりスマホなどの方が出回っているデバイスだから、特にモバイルに使わないものでも、スマホアプリとして出るわけですね…。


それはそれとして、私のメインデバイスはWindowsPCなので、Windowsから使えたりしないかな、と検索しました(笑)。
iPhoneやiPadのアプリをWindowsPCで起動するには、
・ミラーリングする
・iOSエミュレータというかシミュレータを使う
という手があるそうです。参考: iPhoneのアプリとゲームをWindowsPCで起動する方法

ミラーリングが何かというと、iPhoneやiPadでツールを開いて、その画面をPC画面に映して使うもの。
この参考URLでは、ミラーリングするには「FonePaw ScreenMo」というツールを使用。有料ですが30日間試用できるので試してみるのもいいかもしれません。もし試される方はご自分の責任でお願いします。

iOSシミュレータは、この参考URLでは「iPadian」を使っています。Windows上にiPadもどきの環境を作るので、iPhoneやiPadを持っていない人でも使えるという利点がありますが。
有料版じゃないとAppStoreからのDLができないらしいし、しかも使えないアプリも多いらしいので、挑戦してみるのはちょっと分が悪い賭けかなという気がします。


しかしどうにかWindowsで使えないものかなと往生際悪く調べていたら。
また別のものを見つけてしまいました。
Weavy: カード織りのためのインタラクティブデザインシステムと制作支援
どうも、芸術科学会に出された論文のようですね。
しかしツールもちゃんとおいてあります。こちらも試してみる方はご自分の責任でお願いします。
まだ試してはいないのですが。Movieの1:14辺りからをご覧ください。なんかすごいですよ!?

あ、でもこのサイトの人、トップページみたら、すっごい面白い手芸系のもの色々出してますね。
「Beady: インタラクティブなビーズデザインと制作支援 」
「3次元モデルからのあみぐるみ生成 」
「Plushie: インタラクティブなぬいぐるみデザインシステム 」
「Pillow: ぬいぐるみ作成のためのインタラクティブな型紙デザイン 」
おもしろーい。
あ、全研究紹介の方も見たら
「Knitty:あみぐるみのための3次元モデリングと製作支援インタフェース」なんていうのも。


ともあれ、カード織りのデザインツール、作らないで済みましたよ。やりたいことリストから一個減らせます!!
(野望は多すぎるので、自力じゃなくても減らしていかないと…。笑)
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天秤式の完全意匠図をろくろ式に読み替える

 2010-12-10
先日、「織りの洋書を入手したが、ろくろ式の織り機ではどうやって読み替えて織ればいいか?」という内容の質問メールをいただきました。

一応回答はしたのですが、タイアップを一種類しか想定していなかった(しかもこの記事を書こうとして、タイアップを間違えていることに気が付いた……)ので、全タイプに応用可能な読み替え方をブログの記事として残しておこうと思います。

で、間違えていたら、ご指摘をお願いしますm(_ _)m。

天秤式のタイアップと踏み方図があって、ろくろ式のタイアップが決まっている場合に、ろくろ式の踏み方図を埋める方法を説明します。
尚、4枚綜絖で説明していますが、綜絖の枚数が増減してもやり方は同じです。

何段階かに分けて図を示せばわかりやすいと思うのですが、面倒くさがりなので、図はこれ一枚です。

img629_tenbin-rokuro.png

例として、天秤式の踏み方図の一番上の行を変換することにします。

一番上は左から二番目が黒いです。これをタイアップまで辿ります。(図中、上向きの矢印)
この際、天秤は踏むと綜絖が上がりますけど、ろくろは踏むと綜絖が下がるので、黒い方ではなく、白い方を辿ります。(表裏逆でいいならろくろ式でも黒い方を辿っていいですし、ろくろ式ではなくレバー式に変換するのであれば、綜絖は上がるので、黒い方を辿ります)

上から二番目と四番目が白いですね。そこから、今度はろくろ式のタイアップの黒いところまで辿ります。(図中、右向きの矢印)

そしたらそこから下に、該当の行まで辿ります。(図中、下向きの矢印)
行き着いたところを黒く塗ります。一番右と、左から二番目が黒くなります。

一行目は以上です。以降の行も同様に考えることが出来ます。

この考え方で、ろくろ式のタイアップが1,2,3,4ではなく、1,3,2,4だろうと、大丈夫、だと思いますが……。
尚、ろくろ式の方も、1踏み木に複数綜絖が結び付けられている場合は、どうなるのかわかりません(ていうか、そういう結び付け方をしたことがないです。本ではたまに見掛けますけど……)。

ブンデンローゼンゴンの図案用マクロ

 2008-05-10
先日、アトリエ・ダーラヘストさんで、ブンデンローゼンゴン(バウンドローズパス)を織ってらっしゃるのを拝見したせいか、思わず、ブンデンローゼンゴンの図案を考えてしまったりしました。

そのついでに、Excelで、ブンデンローゼンゴンの図案用のマクロを組んでしまいました。
しかし、当初考えていたものより、簡単なものになってしまいました。
このように、左4列に色を塗って、
img335_before.jpg

ボタンをクリックすると
img336_after.jpg

こんな風に、右側にどんな図案になるか表示されるだけのシロモノです。

一応、ダウンロードできるようにしておきます。
BundenRosengang.zip
動作確認・ウィルスチェックはしていますが、ダウンロード・解凍及び使用は各自の責任で行って下さい。

尚、Windows版Excel2000で作成しましたが、Windows版のExcel97,Excel2000,Excel2002,Excel2003辺りで使えるんじゃないかと思います。
動いたら動作確認済の環境に追加しますので、教えていただけると有難いです。
妙なことが起きた場合も報告していただいたら、、、直せたら直します。

ところで、踏み方図をつけることも可能ですが。……要らないですよね?



動作確認済の環境:Windows XP + Excel 2000

参考用語
は行:バウンドローズパス、踏み方図

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