ブンデンローゼンゴンのマクロ、6枚綜絖に対応。V2.0ということで。
2021-07-25
うちにある本では、ブンデンローゼンゴンは4枚綜絖のしか載っていないのですが、世間では4枚と6枚が一般的みたいですね。というわけで、マクロを6枚綜絖でも使えるようにしました。えーとなんか4連休でちょっと手が空いた間に突然着手しまして…。
ファイル置き場 に置いておきます。
といっても、何しろ手元に載っている本がないので、6枚綜絖の時の一般的な綜絖の通し方がわかりません…。
4枚綜絖を参考に、てきとーにAパターンとBパターンを決めておきました。まあ、用意しておいた綜絖の通し方やタイアップ以外に変更しても、マクロ自体は使えるので、問題はないかと思うのですが…。
もし、「こういうパターンが一般的ですよ!」というのがあったら教えていただけるとありがたいです。直します。
一応、Aパターンで、6枚綜絖のテストもしました。雪だるまを太らせただけですが…

使えているような感じがします。
お花もよりチューリップらしく。

うん多分少なくともAパターンはできているのではないかと…。
あと、ブンデンローゼンゴンの場合、出来上がり図をちょっと斜めにしたい、という野望を以前言ってたのですが。
Excelマクロではなく、jQueryで作れば斜めにはできます。jQueryで作ればMacな人でも使えるし、嬉しさ倍増なんですけども。
Aパターンは織ったことあるから、どこがどう斜めになるかわかるんですが。
Bパターンは想像でしかないし、おまけに、綜絖の通し方を自由に変えていいですよ!…にするとますます、どこがどう斜めになるのかを決めるのが難しいというか…。
まあ少なくとも、Bパターンのブンデンローゼンゴンとか6枚綜絖のブンデンローゼンゴンを織ってみるか、何か出来上がりの様子がわかりやすい写真でも見るまでは保留かなあ…。
あと、ブンデンローゼンゴンでは踏み方図を付けるかどうか、って話もありましたね…。今後の野望としてはその二つかな…。
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ブンデンローゼンゴンの図案用マクロ 直しました
2021-06-25
にわかに脚光を浴びている(?)ブンデンローゼンゴン用のマクロですが。『手織り大全』では綜絖の通し方が2パターン紹介されていますが、このマクロではAパターンにしか対応していませんでした。
まあ、作ったのが2008年で、『手織り大全』が出る前なので…別の本見て、マクロ作ったんですね。
それでも綜絖の通し方を変更すれば行けるかなと思ったのですが…行けませんでした(笑)。
せっかくなので、直しました(苦笑)。
ファイル置き場 に置いておきます!
右の方にAパターンとBパターンの綜絖の通し方を用意しておきましたので、コピー&ペーストをして使ってください。
あと、元の絵は、AパターンでもBパターンでも、作りたい柄の左半分を描かないとうまくいきません。
(『手織り大全』ではBパターンの時は右半分の絵が描いてあったと思うのですが。あ、私が持っているのは初版なので、その後変わっていたら違うかもしれませんが)。
使い方は、一応エクセルファイルの中に書いてありますが、一応絵付きで再掲すると、
このように左4列に色を塗って、

「塗る!」ボタンをクリックすると、

こんな風に、右側にどんな柄が出るかが表示されます。
…そういえば、2008年当時コメントで「踏み方図もつける」とか言っていましたが…今回もついていません!!!
2021/6/26追記。ちなみにタイアップを逆順にした場合は、右半分を書くことになります。こんな感じになります。

天秤式の完全意匠図をろくろ式に読み替える
2010-12-10
先日、「織りの洋書を入手したが、ろくろ式の織り機ではどうやって読み替えて織ればいいか?」という内容の質問メールをいただきました。一応回答はしたのですが、タイアップを一種類しか想定していなかった(しかもこの記事を書こうとして、タイアップを間違えていることに気が付いた……)ので、全タイプに応用可能な読み替え方をブログの記事として残しておこうと思います。
で、間違えていたら、ご指摘をお願いしますm(_ _)m。
天秤式のタイアップと踏み方図があって、ろくろ式のタイアップが決まっている場合に、ろくろ式の踏み方図を埋める方法を説明します。
尚、4枚綜絖で説明していますが、綜絖の枚数が増減してもやり方は同じです。
何段階かに分けて図を示せばわかりやすいと思うのですが、面倒くさがりなので、図はこれ一枚です。

例として、天秤式の踏み方図の一番上の行を変換することにします。
一番上は左から二番目が黒いです。これをタイアップまで辿ります。(図中、上向きの矢印)
この際、天秤は踏むと綜絖が上がりますけど、ろくろは踏むと綜絖が下がるので、黒い方ではなく、白い方を辿ります。(表裏逆でいいならろくろ式でも黒い方を辿っていいですし、ろくろ式ではなくレバー式に変換するのであれば、綜絖は上がるので、黒い方を辿ります)
上から二番目と四番目が白いですね。そこから、今度はろくろ式のタイアップの黒いところまで辿ります。(図中、右向きの矢印)
そしたらそこから下に、該当の行まで辿ります。(図中、下向きの矢印)
行き着いたところを黒く塗ります。一番右と、左から二番目が黒くなります。
一行目は以上です。以降の行も同様に考えることが出来ます。
この考え方で、ろくろ式のタイアップが1,2,3,4ではなく、1,3,2,4だろうと、大丈夫、だと思いますが……。
尚、ろくろ式の方も、1踏み木に複数綜絖が結び付けられている場合は、どうなるのかわかりません(ていうか、そういう結び付け方をしたことがないです。本ではたまに見掛けますけど……)。
ブンデンローゼンゴンの図案用マクロ
2008-05-10
先日、アトリエ・ダーラヘストさんで、ブンデンローゼンゴン(バウンドローズパス)を織ってらっしゃるのを拝見したせいか、思わず、ブンデンローゼンゴンの図案を考えてしまったりしました。そのついでに、Excelで、ブンデンローゼンゴンの図案用のマクロを組んでしまいました。
しかし、当初考えていたものより、簡単なものになってしまいました。
このように、左4列に色を塗って、

ボタンをクリックすると

こんな風に、右側にどんな図案になるか表示されるだけのシロモノです。
一応、ダウンロードできるようにしておきます。
ファイル置き場
動作確認・ウィルスチェックはしていますが、ダウンロード・解凍及び使用は各自の責任で行って下さい。
尚、Windows版Excel2000で作成しましたが、Windows版のExcel97,Excel2000,Excel2002,Excel2003辺りで使えるんじゃないかと思います。
動いたら動作確認済の環境に追加しますので、教えていただけると有難いです。
妙なことが起きた場合も報告していただいたら、、、直せたら直します。
ところで、踏み方図をつけることも可能ですが。……要らないですよね?
動作確認済の環境:Windows XP + Excel 2000
- 参考用語
- は行:バウンドローズパス、踏み方図