ツインカラフル使い切りストール2枚
2019-05-14
前回かぐや姫の青いのでスウェディッシュレースのストールを織りました。手持ちのかぐや姫の青をほぼ使い切るのではないかと思ったのですが、整経を間違えたのかちょっと余りました。実は。
かぐや姫の青と組み合わせたらいいんじゃないかなーと思って買ってあった糸があるんですよ。
ツインカラフル。
みのわ先生の2018年5月の個展会場で販売されていました。サンプル織り地が不思議な感じで、織ってみたいと思って購入したんですよね。
その時の写真がばっちりみのわ先生のブログに載っています。2枚目の写真。手に持っているのがツインカラフルです(笑)。
で、この時しているのが初代のかぐや姫で織ったスウェディッシュレースのストールだったもので、「かぐや姫の青と、ツインカラフルの青系、すっごくなじみそうな気がする!」って思ったんですよね。。。
そしてそれから一年後の今回。「かぐや姫が余った。よしツインカラフルを織ろう!」となって、5/5に計画を練りました。
ツインカラフルの紹介ブログによると、センチ3で、2m整経だと、2.5玉(+他の糸)使って1本織れるとのこと。幅の記述がありませんが、ていうことは1袋5玉(=415m)で、3.7m整経したら2本織れるのではないかと考えました。
あと残っていたかぐや姫が100m位と思われました(重さから算出)。
415mのツインカラフルと100mのかぐや姫の量におさまるようにExcelで糸量をいじくりまわした結果、
センチ3の通し幅30cmで、ツインカラフルを60本、かぐや姫を30本。緯糸はツインカラフルを2/cmで入れれば、どうにか2本作れるのではないか、となりました。
で、5/5に整経。5/6から織り始め。平日はあまり織れず、5/12に二枚目まで完了。

できました、2枚。気を付けたつもりでしたが、長さが違っちゃいましたが、まあ、どちらも使える長さなのでよしとします。
素晴らしいのがツインカラフルもかぐや姫も、どちらも余すことなく糸を使い切ったということです!計算通り!!
しかし、3.7mというけっこう長い経糸を咲きおりで整経すると。けっこう近い棒の間を行き来させるのでうっかりすると棒を間違えますね。途中で上から覗き込んで、変な風にかかっているところを発見。「はっ間違えている!!」とかなり戻って整経をやり直しました。
そして、整経時・織っている時。ツインカラフルははしご状の糸なので、なんかあっちこちにひっかかりました…。梳けないですしね…。
また、はしごの両脇の糸は細い糸なので…咲きおりのソウコウから抜けやすかったですね…。かぐや姫も30羽で使うにはちょっと細いので抜けました。
抜けた結果…間違いが生じていることに房を作っている時に気が付きました。

わかりますかね。かぐや姫は6本ずつ入れたのですが、写真の部分はかぐや姫5本と1本の間に、ツインカラフルが1本入っちゃってます。おそらく経糸がソウコウから抜けちゃって、入れ直したものの、入れるところを間違えたんだと思います…。

よくよく見ると他のところも経糸が交差しているところがあるのですが、同じ糸どうしならそんなに目立たないんですが…何故にかぐや姫とツインカラフルで入れ間違えるかなあ…orz。
直そうかな、とも思ったのですが、、、なんか出来がおかしくなりそうな気がしたので諦めました…。
あと織っている時は、かぐや姫とツインカラフルが馴染み過ぎていて「…全然かぐや姫が入っているところが目立たない…。もっと太い糸にするべきだったかなあ」と思ったのですが。

出来上がって明るいところで見てみると、それなりに目立ちました。この写真でも経糸が違うのわかりますよね?
「ただの平織りなのにめちゃくちゃ複雑なからみ織り?」みたいな感じに見えるストール2枚、完成
- 出来上がり寸法(房を含まず)
- 1枚目29cm×129cm。2枚目29cm×148cm
- 経糸総本数
- 90本
- 整経長
- 3.7m
- 通し幅
- 30cm
- 筬目
- 3目/cm
- 使用した糸
- 経糸・緯糸とも:ツインカラフルとかぐや姫。かぐや姫は緯糸は最初と最後のみ。
- 組織
- 平織り
- 使用織機
- クロバー咲きおり
- 作成期間
- 2019/5/5~5/12
一枚は人にプレゼントしようかなーと思っているのですが。もう一枚自分用と思っていたら母が「あなた似合わないわ。私にちょうだい」と言っているので…母のになるのかもしれません…。
- 参考用語
- あ行:筬、筬目
さ行:整経長
た行:経糸
は行:平織り
や行:緯糸
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スウェディッシュレースのストール
2019-05-05
先日、昔に織ったスウェディッシュレースのストールをして知り合いの家に行ったら「それいいわねえ」と言われました。子どものころからお世話になったお方です。わかりました。ちょうど糸もあります。織りましょう。
というわけで、買い置いてあったかぐや姫の青を使って、2009年の組織図を見て、また織りました。
出来上がりはこちら。

透け感が出るように撮影したアップ。

厚み感が出るように撮影したアップ。

要するに3本と1本の平織り、みたいな感じなので、3本のところが厚みになって、なんだかいい風合いなのです。
かぐや姫は絶対この織り地にあった糸だと思うのですが(廃番ですが)、いかんせん、ほつれやすいです。
で、今回は房及び、緯糸の終わりに糸始末リキッドを使いました。これで安心。
- 仕上がり予定寸法
- 50cm×160cm(本体) 実際の長さは、46cm×128cm(本体)。
- 経糸総本数
- 200本
- 通し幅
- 50cm
- 筬目
- 4目/cm
- 綜絖枚数
- 4枚
- 使用した糸
- かぐや姫(細) 竹56% 絹44% 1玉134m/25g
- 組織
- スウェディッシュレース(=ミッグシェル)+ 平織り
- 使用織機
- アジャカ4枚綜絖織機(ろくろ式)
- 作成期間
- 2019/3~5/4
整経を間違えたんですかね?出来上がりが相当短いです。まあ渡すのは小柄な相手なので多分大丈夫、、なんじゃないかな…。
- 参考用語
- あ行:筬、筬目
- さ行:スウェディッシュレース、綜絖、組織図
- た行:経糸
- は行:平織り
- ら行:レース織り、ろくろ式
- さ行:スウェディッシュレース、綜絖、組織図
合太シルクの伸縮(?)ストール
2016-05-05
ゴールデンウィーク、山梨の家には行かない予定だったのですが、急に出掛けることになったので、、、「向こうで、余暇にやるもの!何にしよう!?」
と悩みました。
…出掛けるとなると、作るものを選抜しなくてはいけないので、行くかどうかは早めに決めてほしいものです…。
で、ウールものはちょっともう暑いな、と思ったので、合太シルクの伸縮ストールキットにしました。箕輪先生のところのキットです。購入したのはいつですかね…。かなり前。いまや、オンラインショップにもなさそうです…。…調べたら2011年の1月でした。
このキットは、からみ織りで、一個ずつ絡めてもいいけど、かんたん糸綜絖を使うといいですよ、というキットです。
で、かんたん糸綜絖と糸綜絖は、以前にセミナーで教わってもいますし、昔一度糸綜絖を使って織ってもいるので何とかなるだろうと始めました。
…で、ここで昔織ったものにリンクをはるため調べたら、昔織ったレノレースのマフラーは糸綜絖と言っても全然違う織り方してました。あー…そりゃあ「おかしい前と違う…」と思うわけです。
何が前と違うかというと、糸綜絖で持ち上げて織るのは問題ないのですが、平織りがほとんど開口しませんでした。
最初はキットの説明書にある通り、かんたん糸綜絖を作ってやっていたのですが、糸綜絖の糸が短いせいで開口しないのかしら
と思って、かんたんじゃない糸綜絖を作って挑戦したのですが、それでもこんな感じ。

黒い方が上で平織りをしたいのですが。これはこれでもまだ開口したほうです。ほぼ毎回拾ってました。平織りで拾う…何かが違うのでは…。
前、レノレースのマフラー作った時、平織りで苦労した覚えないけどなー?と思ったら、さっき当時のブログ記事を読み返したら、そもそも平織り用の開口をしていませんでした。そりゃー…苦労した覚えないはずですよね…。
なんか間違ってるのかなー?でも説明書にある捩り方と、同じ捩りっぷりに見えるけどなー?と思いつつ、一応最後まで織りました。あみあみあみあみ。

アップでもとってもあみあみ。しかしなんだか「伸縮」という感じでもないような。

まあ、斜めに引っ張ればこのように縮みますが。

うーん、緯糸密度が少なすぎるのが敗因ですかね…。倍くらい打ち込まなければいけなかったようです。だって、打ち込んでもなんか広がっちゃって…。うちこみ用のくしを持って行かなかったもので…。
まあ伸縮ストールとして失敗していたとしても、ストールとして使えるものにはなったので、とりあえずいいことにします…。
そのうち再挑戦……するかな?
なお、このストールはいつものように、既に母に狙われています。とられる!
で、今回、糸始末リキッドを、経糸のはしと結び目に垂らしました。
かぐや姫のストールの経糸が、ほどけてほどけて…。なんとかならぬものか?と思っていたところに、箕輪先生のブログで糸始末リキッドを知ったので!
この糸もかぐや姫ほどではないにしろほどけそうだったので、早々に糸始末。
かぐや姫のストールは、もうほどけすぎているので、糸始末、今のところしていないのですが、一度切りそろえて糸始末しますかね…。
- 出来上がり寸法(房を含まず)
- 19.5cm×149cm
- 経糸総本数
- 68本
- 整経長
- 2m
- 通し幅
- 26cm
- 筬目
- 4目/cm
- 使用した糸
- 経糸:合太シルク黒とグレイ、緯糸:合太シルク黒
- 組織
- からみ織り
- 使用織機
- クロバー咲きおり
- 作成期間
- 2016/5/2~5/4
- 参考用語
- あ行:筬、筬目
か行:からみ織り
さ行:整経長
た行:経糸
は行:平織り
や行:緯糸
千鳥格子のマフラー
2015-10-02
先日のシルバーウィーク、山梨の家に行っていました。山梨に行くときは大抵、何かものづくりの道具を持って行きます。何て言うか後ろに大量の本が入った本棚があるわけでもないし、ネット環境はあるものの常時接続ではないし、といった事情で、誘惑が少ないので捗るんですよね!そんなわけで、ここ2年ばかり、色々作っているものの多くは山梨で作っています。
今回、何を持って行こうかなと考えました。「咲きおり…は鳥織り試し中だから、エコクラフトでも持って行くかー」と考えていたのですが。目の前に織り途中のものがかかったハンディルーム600がありました。
折り畳みだから持って行けないこともない。長いこと織り途中のままだけれども、持って行けばきっと終わるだろう。
というわけで、ハンディルーム600を車に乗せて山梨に行きました。で、織ったら一日(足掛け二日)で織り終わりました。ほらやはり誘惑が少なければ織り上がる…。
だって、これ、タリフさんのチェックデザイン講習会に参加してデザインした千鳥格子なんですよね。2012年の2月です。4年半前です。
経糸をかけたのはそれから一年後です。ハンディルーム600を入手した時に初作品として経糸をかけたんです。
織り始めてからも3年半…。
何ゆえにそんなに時間がかかったかというと。
まあ夏になるとウールを織る気がなくなるというのもありますが、ハンディルームだったということもあるかなと。レバー操作はけっこう慣れたんですが、意外に一度に巻き取れる量が少ないんですよね。アジャカだってそう多い方じゃないと思うのですが、それより少ない。それでどうも億劫になったのではないかと…。
でもまあ、誘惑さえなければ織れます(苦笑)。
誘惑っていうか、自宅にいると色々やること、やれることがありますからねえ。染めもやりたい紡ぎもやりたい縫い物もしたい、と思ったあまり何もせずに週末が終わることがよくあります。
山梨の家は持って行ったものしかやれません。そりゃあ進みます。
さて、そういうわけで、シルバーウィークに織り上がりましたが、房を作ったのは9/25,26、洗ったのが27です。
できあがりがこちら。

自分の好みを追及すると地味になりすぎるので、あえて赤系でデザインしました。まあ、ポイントカラーには赤も好きです。マフラーだからポイントカラーですよね。
アップがこちら。

どうやら洗う前の写真は撮り忘れたようです。ああ、取り返しがつかない…。でもまあ、縮み具合はデータでわかります…。
- 仕上がり予定サイズ
- 140cm×30cm
- 経糸総本数
- 196本
- 整経長
- 230cm
- 通し幅
- 39cm
- 筬目
- 5目/cm 片羽
- 使用した糸
- 経糸・緯糸共 スコットランド製工業用紡績糸 2/11.3 ラムウール100%
- 組織
- 綾織り
- 使用織り機
- ハンディルーム600
- 綜絖枚数
- 4枚
- 作成期間
- 2013/1~2015/09
- 織り上がりサイズ
- 155cm×35~37cm(房を含まず)
- 出来上がりサイズ(洗った後)
- 145cm×32~33cm位(房を含まず)
うーん、タリフさんの糸で前に織ったものと比べるともうちょっと縮めてもよかったかな…。
- 参考用語
- あ行:筬、筬目
か行:片羽
さ行:整経長、綜絖
た行:経糸、千鳥格子、通し幅
や行:緯糸
かぐや姫(黒)のマフラー
2015-05-10
昔、紺の糸でかぐや姫のストールとかぐや姫のマフラーを織りました。気に入ったのでまたかぐや姫で織ろうと思ったのですが、けっこうすぐかぐや姫は廃番になってしまいました。
しかしすると安くなるので、安くなっているのを見かけると買っていました。でもあんまり「これだ!」という色はない…。前も使った紺と、黒、あとせいぜい白ですかね。
黒は「一枚あると何かと便利よ!」と編み物をする友人からも言われていて、よし!自分用のストールを織ろう!と思いつつ放置すること数年。
また、必要ができたから急いで織る、どろなわな作業になってしまいました。
しかし。自分のを織るつもりだったのですが、母が黒のマフラーが欲しいというので、母のを織ることに。
でもまあ、ゴールデンウィーク中に、自分のストールと母のマフラー、ついでだから誰かの分もマフラーもう一枚を織るつもりだったのですが。
のんびりしちゃったので、母のマフラー一枚で終わりました。
経糸の準備を5/5にやって、5/6と5/7で織りました。5/8に使いました。


今回は、筬通しを2.5回分やりました。最初、半分の本数をやったら、中心じゃなくなってしまい「あ、空羽があるから、通し幅が違うのか」と、数センチ右にずらしました。
終わってから「…は!3本混みさしもあるんじゃん!」と気づき(要するに、空羽と混みさしがあるから、通し幅は普通と同じでした!)、また全部通しなおしました。
まあ、今回苦労したのはそこだけで済んだかな。
ああ、あと、前回の組織図(weaving_macro V1.2で作成)を使って織ろうと思ったのですが、空羽の書き方が独特だったので、空羽も入れて、現在のweaving_macroを動かしたんですが。不具合を見つけました。空羽に対応できていないー。
そういうわけで、マクロを直し…てもよかったんですが、さしあたり今回は、その場で色だけ塗りなおしました。

近々マクロも直さなくては…。
- 仕上がり予定寸法
- 30cm×120cm(房を含まず)。実際には、27.5cm×122cm(房を含まず)。
- 経糸総本数
- 120本
- 通し幅
- 30cm
- 使用織り機
- アジャカ4枚綜絖織り機
- 筬目
- 4目/cm。3本混み差しと空き羽と片羽。
- 綜絖枚数
- 4枚
- 使用した糸
- かぐや姫(細) 竹56% 絹44% 1玉134m/25g を 3玉とちょっと。
- 組織
- スウェディッシュレース(=ミッグシェル)+ 平織り
- 作成期間
- 2015/5/5~5/7
- 参考用語
- あ行:空き羽、筬、筬目
- か行:混み差し
- さ行:スウェディッシュレース、綜絖、組織図
- た行:経糸
- は行:平織り
- か行:混み差し
よろけ縞マフラー
2015-03-19
サンプルに続きまして、よろけ縞のマフラーを織りました。Studio A Weekさんのキットです。
アップにするとこんな感じ。よろけているのはわかるかと思います。

最初、「経糸をずらす順番はどうすれば…」と悩んだのですが、そのうち悩まなくなりました。しかし悩まなくなったらかえって間違えるようになりました…。
ダメですね、丁寧にいかないと、
母が気に入っているので、母のマフラーになるかと思います。
- 仕上がり予定サイズ
- 19~23cm×170cm
- 仕上がりサイズ
- 17~20cm×160cm(房は含まず)
- 経糸総本数
- 55本
- 整経長
- 220cm強
- 通し幅
- 19cm(ただし、よろけさせるので、広いところでは23cm)
- 筬目
- 5目/cm
- 使用した糸
- 経糸:並太毛糸
- 緯糸:ファンシーヤーン
- 緯糸:ファンシーヤーン
- 使用織り機
- クロバー咲きおり
- 作成期間
- 2015/3/18~2015/03/19
さ行:整経長
た行:経糸、通し幅
や行:緯糸
ゆび織りで格子マフラー
2015-01-11
ちょうど一年位前でしょうか。吉祥寺のユザワヤさんを放浪している時に「あ、この糸、ゆび織りによさそう」と思って買った糸がありました。アクリル100%ですが触り心地がよい、太い、甘撚りの糸です。この正月、その糸でゆび織りに初挑戦しました。
初挑戦なので、ベーシック技法の織りがいいかなとも思ったのですが。
どう見ても、私と母の好みは、リンク技法のチェック…。
いやでもしかしベーシックで2色のマフラーを作るかなと思ったのですが。
リンク技法のチェックのマフラーの必要糸量はA色40m、B色40m。買ってあった糸も(本を見て買ったわけではないのにばっちり!)40mが2色。これはチェックのマフラーを作るしかあるまい、といそいそと作り始めました。
しかしベーシック技法をやらないで挑んだせいか、リンク技法のやり方がいまいちよくわからなくて…。本の写真を見ながら、糸の順はこれであってる…よね。と思いながら織り進みました。
一度、織り途中のものを丸めて、山梨から千葉に移動したのですが。移動後ますますわからなくなりまして。「ええと、柄から言ってこうなるはず…」で織り進めました。しかしどうも段がおかしい気がして、もう一回じっくり本の写真を見ました。
ああ。下の糸を持ったら上の糸を落とす、か。と自分の言葉で納得してからは、比較的簡単に進めることができました。その後「下もってー上落としてー」と思いながら織りました。
あと、机の角を使うとやりやすいように思います。

こんな感じ。
使った糸も本と同じく甘撚りの糸でしたし、リンク技法で捌く作業が必要なので、「中央から半分ずつ織る方法」でやればよかったですね。そこを読まずに進めてしまったので、糸をダラダラ長くして織っています…。最初のうちは糸をバタフライにしてやってました。
なにぶん、「ふんわりロービング」なので、なんか妙に糸がやせているところかもありましたし、織れば織るほど隣の糸にからまったりとかしてしまいましたが、なんとか最後まで織りました。
出来上がりはこちら。仕上げは指定通りネクタイ結びにしました。

形はところどころいびつですが、まあきゅっきゅっと引っ張ればどうにかまとまるかな。
いびつなまま測ったので、以下の仕上がりサイズは大体です。
- 仕上がりサイズ(房は含まず)
- 20cm×154cm
- 織り糸本数
- 16本
- 使用した糸
- ダルマ手編糸 ふんわりロービング(50gで約20mの糸)青緑100g、白100g
- 作成期間
- 2015/01/01~2015/01/01
- 参考にした本
- 『ゆび織りで作る マフラー&ショール』
- 参考用語
- な行:ネクタイ結び
は行:バタフライ
タリフさんの2カラーマフラー
2014-01-09
新・東京スピニングパーティー2013で購入した(というか注文して、後からキットを送ってもらった)手織工房タリフさんの2カラーマフラーを冬休み中に織りました。咲きおりで挑んだのですが、咲きおりのテンションバーを使った経糸の巻き取りだと、ちょっとタリフさんの単糸にはきつすぎるみたいです。何本か切れてしまったので、途中からはテンションバーは使用せずに巻き取りました。
そして織り。注意事項には「打ち込み過ぎないように」とありましたが、私の場合は(咲きおりのせいか)むしろ、ゆるくなりがちで、何度か織り直しました。
結果織りあがりはこんな感じ。

思いっきり、向こう側の糸が見えています。
房はネクタイ結びという指定だったので、ネクタイ結びにして洗いました。どんなことになるかと思ったら、案の定ぼうぼうになりましたが、手で梳いたらちょっと落ち着きました。
洗った後がこちら。

ちょっと透けて見える感じがしますが、それはそれでいいんじゃないでしょうかね。
こういう置き方をすれば、表面と裏面が違う色のマフラーなんですよ!というのが伝わるでしょうか……。

単に平織りなのに、面白いですよね。
タリフさんは「アイディアはオリジナルじゃないのよー」とおっしゃっていましたが、織った時のこの感じはタリフさんの糸ならではじゃないかと思います。なんていうか、洗った後の糸がモールみたいな感じで面白いです。
それに、この位アップにするとわかるかな。双糸の4本どりの方は実は2色入っているんですよ。その辺も出来上がりに一味加えていると思います。

- 仕上がり予定サイズ
- 24cm×160cm
- 仕上がりサイズ
- 洗う前……測り忘れました。
- 洗った後:21cm×160cm(房は含まず)
- 洗った後:21cm×160cm(房は含まず)
- 経糸総本数
- 79本
- 整経長
- 約210cm
- 通し幅
- 26cm
- 筬目
- 3目/cm
- 使用した糸
- 経糸:タリフさんの取り扱い糸 黄色双糸4本引き揃えと紺の単糸
- 緯糸:タリフさんの取り扱い糸 紺の双糸4本引き揃えと黄色の単糸
- 緯糸:タリフさんの取り扱い糸 紺の双糸4本引き揃えと黄色の単糸
- 使用織り機
- クロバー咲きおり
- 作成期間
- 2013/12/28~2014/01/03
- 参考用語
- あ行:筬目
さ行:整経長、双糸
た行:単糸、経糸、通し幅
な行:ネクタイ結び
は行:平織り
や行:緯糸
草木染めした手紡ぎ糸でのランダムチェックマフラー
2013-11-23
2年半ほど前、伯母の家に生っていたオニユズをもらいました。せっかくなので原毛を染めました。で、マフラーでも作って伯母にもらってもらおうと思っていたのですが……まあ紡ぐところまではすぐやったのですが、量が量なので、何かを合わせてチェックに……と思うと、ちょうどいいものがなかったり、後は単に腰が重かったりで、手付かずでした。
2週間前、父が伯母の家に泊まりに行くというので(厳密には一緒にお伊勢さんに行くので、その前日泊まらせてもらう)「じゃあ、マフラー作って持っていってもらおう」と思って、いそいそと作業を始めました。
まず、糸選びとデザイン。
『プレーンウィービング』で、デザインの仕方みたいなのが載っていますが、もっと具体的な方法が『おしゃれ工房』の2003年1月号に載っていたんですよね。で、前から試してみたかったんです。具体的って……色の割合を5:3:2にする、ってことですが。
マフラーを小さめにするにしても、オニユズ糸は5の割合にするには少なかったので、3にすることにして、同じメリノで紡いだ糸から他の色を選びました。
……どれも5にするほどはなかったのですが、玉葱で染めた糸なら、残液で染めたものも合わせれば足りそうでした。といっても、残液で染めたものは双糸になっていたけれども、最初に染めたものは単糸だったので、11/16に急遽双糸にしました。
そして11/17,18で織り上げました。
色合いは悪くないなあと思っています。ちょっと秋っぽい。

見た目糸が細かったので、センチ4で織ったのですが、センチ3でよかったようです。ちょっとかたかった……。
洗ったら少し柔らかくなったりしないかな……と洗ってみたら、

縮みは少しだけで、少し柔らかくなったかなあ。
経糸も緯糸も紡いだ糸で織ったのは多分2つめですが、双糸だからか経糸はそんなに扱いづらくなかったです。でも、栗で染めた部分は自分で洗った糸なせいもあって、大分太さが色々な感じでしたので……経糸、一箇所途中で切れました。
どうにか誤魔化せている……かな。
- 仕上がり予定サイズ
- 20cm×130cm
- 仕上がりサイズ
- 洗う前:20cm×130cm(房は含まず)
- 洗った後:20cm×127cm(房は含まず)
- 洗った後:20cm×127cm(房は含まず)
- 経糸総本数
- 80本
- 整経長
- 180cm
- 通し幅
- 20cm
- 筬目
- 4目/cm
- 使用した糸(経糸・緯糸共)
- 玉葱の皮で染めたメリノをスピンドルで双糸にしたもの
- 玉葱の皮の残液で染めたメリノをスピンドルで紡いだもの
- オニユズで染めたメリノを紡いだもの
- メリノグリージーを洗ってスピンドルで紡いだものを栗で染めたもの
- 玉葱の皮で染めたメリノをスピンドルで双糸にしたもの
- 使用織り機
- クロバー咲きおり
- 作成期間
- 2013/11/17~18
- 参考書籍
- 『プレーンウィービング』&『おしゃれ工房 2003/1』
- 『ホームスパンテクニック』(洗う時の参考)
- 『手織り大全』(洗う時の参考)
- 『ホームスパンテクニック』(洗う時の参考)
前にもどこかで書きましたが、織りの入門本にはけっこう仕上がった後に洗うとか縮絨するとかの内容があんまり載っていません。そういうわけで、洗う時の参考には載っている本を引っ張り出しました。
- 参考用語
- あ行:筬目
か行:グリージー、原毛
さ行:縮絨、スピンドル、整経長、双糸
た行:単糸、経糸、通し幅
ま行:メリノ
や行:緯糸
ギンガムチェックのL字ストール
2013-01-13
2008年のスピニングパーティーで、恵糸やさんのブースでL字ショールを見かけました。聞いたお話で原理は大体わかったので、いつか挑戦しようと思っていました。
その後、あちこちでL字ショールを見かけたので、流行ったんでしょうか。
そうこうするうちに、2009年の12月にStudio A Weekさんのキットで発見したので、これで作ればノウハウがわかるわね!と購入しました。
ところでキットは「千鳥格子のたっぷりストール」です。織ったのはギンガムチェック(片方が白ではありませんが)のたっぷりストール。
……ええと千鳥格子に恨みがあるとかそういうことではなく……単に説明文をカン違いして経糸をかけ間違ったのです。
ですが、このストールを使ってもらうつもりの母は「あら、可愛い」と言っているので、いいことにします。
ていうか、「母がギンガムチェックが好きみたいなので、千鳥格子ではなくギンガムチェックにしました」と言っておけば間違えたことを誤魔化せた気が……。
というわけで、織りあがり画像はこちら。


ギンガムチェックになったことの影響として、82本整経だったので左端が2本で終わってました。そのため、あとで合体する時、右から合体するしかありませんでした。もじりバー(我が家ではアフガン針を使用)で糸を引っ張ってくるなら、右利きなので、絶対に左に合体する方が楽ですよね……。
まあ、板杼で押し込む方式にしたので、右からでもさほど困りませんでした。
あと、一枚分織った後、「……ここから更に80cmも織ったら、合体するだけの経糸がない気がする……」という状況になり、残りの経糸の長さを気にしながら織り進めました。が、杞憂でした。何故なら、経糸の限界位置まで織るより、緯糸がなくなる方が先だったからです(^^;。
まあ、経糸の準備時の糸の張り方とか、色々な条件で糸の必要量は変わってしまうので、仕方がないです。
結果として、キットは両辺同じ長さになることになっていますが、片方が短くて、本当に「L字」になりました。
それから、2枚目の写真からわかりますが、合体したところがちょっとうねっています。合体した後の打ち込みがきつめだったようです。
そのほか、今ひとつ、説明文が理解できなかったところとかありましたが、まあ何とか辻褄を合わせて出来上がりました!
- 仕上がり予定サイズ
- L字で、縦も横も108cm×28cm(房を含まず)。
- 経糸総本数
- 82本
- 整経長
- 340cm
- 通し幅
- 28cm
- 筬目
- 3目/cm
- 使用した糸
- ウール100%
- 使用織り機
- クロバー咲きおり
- 作成期間
- 2013/1/06~2010/01/13 実質作業した日はそのうちの3日。
- 織り上がりサイズ
- 142cm×28cm(房を含まず)
- 出来上がりサイズ(洗った後)
- 106cm×26.5cm位と、86.5cm×28cm位(房を含まず)
課題も残ったし、色々わかったこともあるので、また挑戦する……でしょうか……。
ちなみに、ちょうど今朝の箕輪先生のブログによると、このキット、そろそろ廃番だそうです。
- 参考用語
- あ行:筬目
か行:ギンガムチェック
さ行:整経長
た行:千鳥格子、通し幅