Tシャツでマット織り7枚目
2022-08-16
Tシャツマット6枚目を修理したときに、姉からもうちょっと大きいマットを所望されました。で、推しチームカラーで織ってほしい、推しチームのTシャツがいっぱいあるから、ということでTシャツを持ってきてくれました。黄色と紺。
うちのTシャツ在庫にも同系色があったので、緯糸用のTシャツは更に増やしました。
そして経糸を準備して織り始めたのですが。1m位織ったところで「あ、こりゃ緯糸全然足りないな…」となり、織り止まっていました。
先日、姉が宇都宮に行った際に、応援仲間からTシャツをもらってきてくれまして、続きを織ることができました。
なお、追加の分は一枚切っては使い…としたので、Tシャツ一枚でどのくらい織れるのか測ってみました。黄色のLサイズのTシャツ(身頃のみ使用。袖は使用せず)1枚で、45cm幅でおよそ11cm織れました。
つまり今回のマットを織るのに、Tシャツ15枚位使ったんじゃないですかね…。
まあ、Tシャツの厚みにもよるので、単純には計算できませんが。

こんな感じで織っていて、開口的にこれでそろそろ限界だったので終わりにしました。

男巻きの方もこんな感じで、これ以上巻くのは…、うーん、もう一周くらいならなんとかなったかな…。

紙メジャーをはさみこんで織っていましたが、Tシャツ部分で180cmある。機から下ろすと縮みますし、マットの厚み分などなどもあるので、長さは減るでしょうが、まあいい感じかな、と思って経糸を切ったのですが。

なんということでしょう、下ろして測ったら(Tシャツ部分だけで)、164cmしかないではありませんか…。16cmも誤差が出るか!

経糸始末をしたものがこちらです。始末した部分も入れると、全長は167cmになりました。

ドアップ。厚み、わかりますかね。ギャッベ用のダッフェでがんがんに打ち込んだので、かなり厚みがでました。踏み心地がとてもいいです。

姉に渡すので巻いておきました。
- 仕上がり予定サイズ
- 175cm×45cm
- 経糸総本数
- 100本
- 整経長
- 240cm
- 通し幅
- 50cm
- 筬目
- 3目/cmの筬を使用。1本通して1目空けた後、2本通して1目空け…なので、密度的には2/cm。
- 使用した糸
- 経糸 たて糸5号位の綿糸
- 緯糸 Tシャツを切ってのばしたもの。糸織り部分は経糸と同じ。
- 緯糸 Tシャツを切ってのばしたもの。糸織り部分は経糸と同じ。
- 組織
- マット織り
- 使用織り機
- アジャカ4枚綜絖織り機
- 使用綜絖枚数
- 2枚
- 作成期間
- 計画は2022/2。2022/5に整経。織り期間2022/05~2022/8/13。経糸始末2022/8/14
- 織り上がりサイズ
- Tシャツ部分、幅は43~45cm位。長さは164cm。糸織りの平織り部分を含めると長さは167cm
- 参考書籍
- 『生活実用シリーズ 簡単手づくり 裂き織り小物』
経糸は畳み編みで仕上げ、最後も四つ編みにせず、全部マットに入れ込みました。
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布団カバーをキッチンマットに 2
2017-09-17
去年、台所リフォームに合わせマットを織りましたが、一枚しか用意しなかったので、洗っている間は台所にマットがない状態になります。それで「洗い替え用を織らなくちゃ!」と思っていました。
思っていましたが、weft enhanced plain weaveで織るには経糸にちょうどいい綿糸がない!で、色々太めの綿糸を探し、買い、いまいち…と思う日々が続いていました。
ある時ふと、元にしていた本(『The Big Book of Weaving』)を見たら。
「あれ、この経糸そんなに太くないんじゃ…」
…なんかたて糸8号位の太い糸を経糸にするものと思い込んでいたようです。
最初に織ったweft enhanced plain weaveのお昼寝マットでは、ちゃんとアナンダさんのラグ用たて糸 No.44を使っているではないですか…。
なら進められるわ!と経糸を用意しました。
整経長は、前回270cmなのに240cmにして織ってしまったので、その分長く。洗ったらすごく縮んだのでその分も長く。
前回のマットの緯糸にした掛け布団カバーが余っているからそれも全部織りきってしまおう、というわけでその分も追加。
織り幅も50cmから53cmに。
そんなこんなで、460cmとかなり長くなりました。
で。結局どうなったかというと。

このように、全然緯糸にした掛け布団カバーが足りず、短いマットが複数枚出来ました…。
当初予定の黄色いマット。もとの掛け布団カバーはこういう布です。私が一昨年位まで使っていた掛け布団カバー。右に写っているのは裏。

表面を柄、裏面を黄色で織りました。前回の布団カバーより生地が薄い気がしたので3cm幅で切ったんですけど。そのせいか270cmなど全く織れず。織り機にある時点で142cm。織り機から下ろしたら126cmでした。嗚呼。

仕方がないのでいったん終わりにし。当初予定通り、前回の台所マットで余った掛け布団カバーで織りました。ちなみにこの掛け布団カバーが黄色の布団カバーの前に使っていた掛け布団カバーじゃないかと思います。
これも…今の台所マットで足りていない部分を埋めるため57cm位織りたかったのですが…。織り機にある時点で28cm、織り機から下ろしたら27cmでした。予定の半分。うーむ。

そんなわけで、経糸がまだまだ大量にあったわけです。どうしようと思って、前の前の前の布団カバーを持ち出してきました。こんな柄です。裏は白。

これも生地が薄いように思ったので、3cm幅で切りました。花があちこちに散ってにぎやかなマットになりました…。
織れたのは、織り機にある時点で155cm、織り機から下ろしたら145cmです。この掛け布団カバーはかなりやけていて使わなかった部分もあるのですが、黄色よりは量を織れましたね…。でも155cm。

大変半端なところで花柄がなくなってしまったのですが、あと20cmばかり二重織りマットを作っても使い道がないなー、平織りの端切れでも作っておくかと、お昼寝マットに使い、布ぞうりに使ってもまだ余っていた敷き布団カバーで平織りしました。

今回、経糸始末を面倒がって、今回は糸で平織りする際に、メルターを使いました。アイロンをかけてほつれ止めにして、そのあと三つ折りしてミシン。そうして仕上げた状態がこれです。

ちなみに、糸織り部分の緯糸全部にメルターを引きそろえたのですが、やりすぎたようです。アイロンの時に紙にくっついちゃってくっついちゃって…。最初と最後の何本かにメルターを入れる位でよさそうですね…。
元々、台所の床が茶色いから、黄色ならまあ合うかな、と思って黄色い布団カバーで作ろうと思ったのですが。
何故か母には花柄の方がまだ好評です。花柄にぎやかすぎると思うんですけどねえ…。
そういうわけで、洗い替え用マットは花柄の方になる予定です。
黄色も使ってくれていいのですが…何しろ母が気に入っていないようなので…。
- 仕上がり予定サイズ
- 270cm×47cm + 57cm×47cm
- 経糸総本数
- 132本(2本取りにするので実際264本)
- 整経長
- 460cm
- 通し幅
- 53cm
- 筬目
- 5目/cmの筬を使用。一羽おきに入れたので経糸密度は2.5/cm。
- 使用した糸
- 経糸 アナンダさんのラグ用たて糸44号 二本取り
緯糸 掛け布団カバー - 組織
- 二重織り(weft enhanced plain weave)
- 使用織り機
- アジャカ4枚綜絖織り機
- 綜絖枚数
- 4枚
- 作成期間
- 計画は2016/8/20から。2016/11に整経?織り期間2017/08,09
- 織り上がりサイズ
- 黄色:126cm×50cm(糸織りの平織りを含まず)、
茶色:27cm×50cm(糸織りの平織りを含まず)、
花柄:145cm××50cm(糸織りの平織りを含まず)、
青(平織り):16cm×51cm
うちの織り機だと打ち込みが弱いのかどうも厚地のマットが織りづらいのですが、weft enhanced plain weaveだと何しろ平織りが二重になるので、ふわっと厚みが出ていい感じです。マット用には、リップスマットと同じくらい、気に入ってる織り方です。
ろくろ式で織るには開口がちょっと厳しいですけどね(苦笑)。慣れました。
- 参考用語
- あ行:筬、筬目
か行:開口
さ行:整経長、綜絖
た行:経糸、通し幅
は行:平織り
や行:緯糸
ら行:ろくろ式
リップス織りでバッグ生地改め足ふきマット
2017-04-19
これまでのお話:リップス織りでバッグ生地新たに考えたデザインはこんなのでした。幹から互い違いに枝が伸びている感じ。幹の部分に黒のテープをぐるっとつけて持ち手にしようかなと。底は底だとがっつりわかるよう真っ黒にしてみました。木が生える土な感じ。そして前回4/cmでいまいちだったので、5/cmで計画。

そして糸を待つこと数日。注文したのはさをりの森だったんですが、届いたら思ったより糸が大分細かったんですね。がっくり…。そういえば、東京スピニングパーティーでもさをりの糸を見に行って「太糸が私が欲しいのより細いや…」と思って買わなかったんですよ。おそらくその糸だったんですね…。あああ、失敗したー。
うーん、前回織り上がったやつでも、持ち手をつけるところについては新たに思いついたことがあるから、やっぱりそっちをバッグにするか…と思ったのですが。
あ、この細い糸でも三本取りにすればいけるんじゃない!?と思い当たりました。計算したところ、生成りと黒、1コーンずつしか買ってなかったのですが、どうにか足りそうです。黒はちょっと怪しいけど、足りなかったら後からちょっとデザインを変えればいいかな、と。
そこで整経し始めたのですが…、コーン一個で3本取りはかなり大変でした…。3回同じところに通すわけで。労力3倍。
しかも本数が多いから負荷をかけすぎて、ワープスティック<長>が折れました。
ちなみにその後、「心持ち緩めに経糸はるといいですよ」と教えてもらいました。
折れた後も何とか無理やり整経し、最後はやっぱり黒が足りなくて、真ん中あたりの糸を生成りと入れ替えて足らせました。
そして織り始め。前のはちょっと緯糸にしたTシャツを切ったものが細かったかなと思っていたので、太めにして織り始めましたが…なんか織っていて面白くない…。なんだろう、5/cmにしたことで狙い通り緯糸はほとんど見えなくなっているのですが…。緯糸が細糸の時も逆の糸がよく見えてしまう…。その結果柄がくっきりしなくて面白くない…のかな。
しかも、Tシャツを太くしたせいでしょうが、畝がとても大きくなって、デザインでは枝が6本なのに、枝4本で真ん中まで織れてしまった。
じゃあ反対側も4枝ね。と思っていたのですが。
えーと3本取りのせいか、1本だけ浮いちゃった!とかがだいぶあって、前半も何度も何度も戻って織りなおしたりしていたのですが、後半も色々間違えてほどいて織りなおしたりしていたのですね。そのせいか、4枝織った!…と思って経糸を外したら、3枝しかなかった…。いやあああああ。
表裏の差がはっきりしませんが左が表で、右が裏です。手前が織り始め。中央の予定だったところからの長さが明らかに違います。前半と同様後半も長さを測りながら織るべきでした。枝の数で判断したのが間違いでしたね…。


って、この辺の話はその当時も雑文で書いていました。痛恨のミス…で。書かずにいられないほどショックだったのですね。
具体的にどういう柄のものでどういう間違いをしたかというと、こういうことだったわけです…。
いいんです、これはもう足ふきマットにします…。ふかふかして気持ちいいぞー、きっと…。
- 仕上がり予定サイズ
- 40cm弱×70cm位
- 仕上がりサイズ
- 38cm×57cm(ふちは含まず。含めると69cm)
- 経糸総本数
- 192本(三本取りなので、実際は576本)
- 整経長
- 150cm位。
- 通し幅
- 38cm
- 筬目
- 5目/cm
- 使用した糸
- 経糸 さをりの森 綿10/6番手 生成りと黒、生成と黒を三本取り。
緯糸 Tシャツを2cm幅に切って引っ張ったもの。
さをりの森 綿10/6番手 生成り - 使用織り機
- クロバー咲きおり
- デザイン
- 2017/2/22
- 作成時期
- 2017/3
Tシャツマット6枚目、らしい。
2016-09-18
最近Tシャツはリップスマットの緯糸にすることが多かったです。だって、Tシャツが面白みのない白でも、経糸で模様が出せますからね。しかし、経糸にするちょうどいい感じの綿糸が尽きてしまいました。…ユザワヤの定番織糸がなくなってしまったのは痛いなー。検索したところ、製造元が製造していない様子です。
あとは昔買った安売り綿糸でリップスマットを作っていたのですが、そちらもほぼ尽きています。
そして、買いに行ったものの、これだ!という糸に出会えていません。うぬう。しかしバスマットを織りたい。
というわけで久しぶりにTシャツをマット織りしました。リップスマットに使っていたのは白のTシャツですが、白以外もたまってきていましたしね。
といっても、「織りたし染めたし紡ぎたし。何をしよう。一言に織りたいと言っても色々織りたいものあるしな…。染めも色々…紡ぎも…」という状態だったのですがね。
ええい、と経糸をかけてしまったら、そこから一日(半日かな)でできあがりましたよ。緯糸は切ってありましたしね。
案ずるより産むが易しですね。悩んでいるよりどんどん作った方がいい、と。まあ、一日でできるものばかりではありませんが…。
全体像がこちら。薄茶Tシャツ2枚、グレーTシャツ3枚かな。紺1枚。紺は全体に散らして1枚で足らせるつもりでしたが、最後の最後で足りず、画像左上の濃色は深緑です。途中から紺を大分ケチって入れているのが目に見えてわかりますね。…どうせ深緑を使うなら、ケチらずに入れておけばよかった…。

アップはこんな感じ。なかなかの厚みです。5枚目もまあまあの出来でしたが、今回もまあまあの出来です。最初のTシャツマットを思うと「…上達したな!自分!」という感じです。
最初のマットから12年、色々悟りました。とにかく、ケチってはいけません。主に緯糸を。ケチると幅が狭くなったりするのです。
…と書いてますが、さっき「紺色をケチった」とか書いているじゃあないですか。ケチり方が違いますけどね…。緩みを入れるのをケチると幅が狭くなるんですよ…。

予定では姉んちに行くので巻いておきました。

初心に帰って、経糸の始末は、本にあった通り、「4cm位糸織りして、その部分を裏にまつりぬい」しましたが…どこに何をまつりつけるんでしょうねえ、マット織りの場合…。てきとーにてきとーなものをまつりつけました。
やっぱ、次からは違う経糸始末にしたいと思います。性に合いません、まつり縫い。
- 仕上がり予定寸法
- 34×100cm
- 経糸総本数
- 78本
- 整経長
- 150cm。
- 通し幅
- 39cm
- 使用した糸
- 経糸:アナンダラグ用経糸44号、不足分はアナンダ染色綿糸生成り
- 緯糸:Tシャツを切ってのばしたもの。糸織り部分はアナンダ染色綿糸生成り2本取り。
- 緯糸:Tシャツを切ってのばしたもの。糸織り部分はアナンダ染色綿糸生成り2本取り。
- 使用織り機
- クロバー咲きおり
- 作成期間
- 2016/9/17,18
- 仕上がり寸法
- 33cm×98cm。糸織り部分含まず。糸織り部分は両方で6cm位。
- 参考書籍
- 『生活実用シリーズ 簡単手づくり 裂き織り小物』
ところで、細いラグ用綿糸も尽きてしまいました。ここのところ、太いラグ用綿糸と、リップスマットの経糸用綿糸を探していたのですが…、太いラグ用を!と思っていたやつが実は細いラグ用でいいんじゃない?と思い至ったこともあり、ラグ用綿糸必須。…買いますかー。糸が増える…。
- 参考用語
- た行:経糸
ら行:リップスマット織
や行:緯糸
布団カバーをキッチンマットに
2016-05-22
一月に台所のリフォームをしました。その結果茶色基調になったので、「あー、前使ってたあの布団カバーでマット作ったら合いそう」と思いました。その布団カバーとはこんなやつです。裏は全部茶色。
『生活実用シリーズ 簡単手づくり 裂き織り小物』に、「シーツのような大きな布があるときは大きな織り物に挑戦してみるとよいでしょう」って書いてあったのですが、忠実に守って「大きなものを織るぞ!」とシーツの類を大事にとってある私でした(笑)。

布団カバーなだけにちょうど表と裏で二枚ありますし、お昼寝マットと同じ織り方・weft enhanced plain weaveにすることにしました。あれ、踏み心地いいですしねえ。
で、なるべく、布団カバーと同じ印象にしたかったので、緯糸が裂いた布幅の半分の幅になると仮定して、往復で元の柄ね!というわけで、「織りたい幅の倍+α」で布団カバーを切って、緯糸を用意しました。
『すぐ使いたい裂織りバッグ』には「元々の柄を生かすために、きものの幅(=元の布と同じ幅)で織り」という記述がありますが。「え、緯糸は余裕を持って入れるものだから、同じ幅だとずれちゃうんじゃない??」と思っていたんですよ。それで「+α」したわけです。
…結論から言うと、裂き布を切った時にちょっとのびたりするせいか、「織りたい幅の倍+α」だと往復織ってちょっと余ります。
というわけで、本に書いてあった通り、「元の布と同じ幅に経糸をはる」位でよさそうです…。(今度検証してみます)
そして「織りたい長さが2m以上なんだから、この調子で緯糸を用意すると途中で足りなくなるわ…」と気が付いたこともあり、途中からは布団カバーの幅を全部使って、緯糸にしました。
出来上がりがこちら。印象は…布団カバー時代の印象を残して…いるかな?

ちょっとアップで。

布団カバーは2cm幅で切ったのですが、一色の幅が2cmないところもありましたので、しましまのところなどは、やはり元の布団カバーと同じ、とはいきませんね。
でもまあ努力のあとは見られる、という気がします…。
あと、織ってみたら、お昼寝マットよりちょっと厚みが少ない気がします。シーツじゃなくて掛け布団カバーだったこともあり、元々の布が薄いかもしれません。でも二重なので踏み心地はやはりそれなりにいいです。お昼寝するわけじゃないですから、厚みはこの程度でも問題ありません。
それからお昼寝マットの時も思ったのですが、これ、『The Big Book of Weaving』の表紙と同じ織り方の筈なんですが。表紙の方はほとんど経糸が見えてないのに、私が織ったのはばっちり経糸が見えます。打ち込みの差でしょうか。アジャカは我が家にある織り機では一番打ち込める織り機のはずなのですが…。
うーん、天秤式の織り機で織ったら違うのでしょうか。…いや、欲しいとか思ってませんから。部屋に置けないこともないな、とか考えたり…ちょっとしましたけど(笑)。
- 仕上がり予定サイズ
- 240cm×46cm
- 経糸総本数
- 124本(2本取りにするので実際248本)
- 整経長
- 340cm
- 通し幅
- 50cm
- 筬目
- 5目/cmの筬を使用。一羽おきに入れたので経糸密度は2.5/cm。
- 使用した糸
- 経糸 たこ糸8号
緯糸 掛け布団カバー - 組織
- 二重織り
- 使用織り機
- アジャカ4枚綜絖織り機
- 綜絖枚数
- 4枚
- 作成期間
- 2016/04/~2016/05
- 織り上がりサイズ
- 235cm×47cm(平織りを含まず) ※追記 洗ったら縮みました。208×42cm。わあびっくり。
前回だいぶ縮んだので、経糸は随分余裕を持って用意しました。普段70cmのところ100cmみましたからね。
そのかいあって、織り始めと織り終わりの、緯糸をタコ糸にしての平織り分を入れると、ほぼ予定通りの長さ240cmだったのですが。
台所に敷いてみたら、30cm位短かったんですよね…。台所のサイズを間違えて記録していた、、、のでしょうか…。
- 参考用語
- あ行:筬、筬目
さ行:整経長、綜絖
た行:経糸、通し幅
や行:緯糸
(2016/5/26 ちょこっと書き換えました)
裂き織りマット 少し厚めを目指せ
2016-03-26
先日、裂き織りマットを織った時に「洗い替え用を織らなくちゃかな」とか言っていました。ようやく洗い替え用を織りました…と言いたいところなのですが。違います。洗い替え用ではなく、1枚目になってしまいました。
予定通りトイレに敷いていたのですが。母から「薄すぎる」とクレームをつけられたのです。
ええまあ…薄すぎてすーぐくしゃっとなってしまうような状態だったので無理もありません。
経糸も細目で、布も薄めだったのが敗因でしょうか。
それならば今回は厚くするぞ!と、手持ちの経糸用の綿糸では一番太いやつにしました。
そして布も、父の冬用のパジャマというちょっと厚めの物にしました。

たて糸8号はあるだけ使ったら33cm幅。ちょっと細いけどまあいっか。
父のパジャマの布は…チェックだから妙な模様になっちゃうかな、まあいっか、と裂きました。…父はくたくたになるまで服を着倒す人ですが。このパジャマ、すっごい裂きやすかったです。トロトロでした。
織り始めたら、思ったより厚くなかったのですが、何だか織ったところの触り心地がなかなかよく…「これはこれでよさそう」とそのまま織り続けました。緯糸準備は楽だし、裂き織りだから1往復で1cm位織れちゃうしで、さくっと織り上がりました。
むしろ、そのあと畳編みで経糸を始末する方が時間かかりました…。
そして出来上がり。仕上がってみたら、そんなに薄くもなかったです。なんていうんでしょうか、ジーンズや帆布のようにしっかりした布、という感じに仕上がりました。ほんと、裂き織りばっかりは織ってみないとわからないものですね。父のあんなトロトロのパジャマで織ったものがこんなに気に入る布になるととは…。

こちら裏返したところ。表側になるべく布の表が来るように織ったのですが、こうしてみると大差ないですかね。裏が見えるとやっぱり白っぽいんですよ。白っぽいのも悪くないとは思いますが。

アップにすると、表裏の差がもうちょっとわかるかな。こちら表。

こちら裏です。ちょっと白っぽいですよね。

ちなみに父のパジャマは上着の、前身ごろ2枚、後ろ見ごろ1枚、袖1枚使いました。袖が1個余っています。
- 仕上がり予定寸法
- 30cm×95cm
- 経糸総本数
- 100本
- 整経長
- 140cmみたい。
- 通し幅
- 33cm
- 筬目
- 3/cm
- 使用した糸
- 経糸:たて糸8号
緯糸:冬物のパジャマを1cm位の幅に裂いたもの - 使用織り機
- クロバー咲きおり
- 作成期間
- 2016/3/24に経糸をかけて、25に織って、26に経糸始末。
- 組織
- 平織り
- 出来上がりサイズ
- 29cm×91cm ※追記:洗ったら縮みました。28×82cm
- 参考書籍
- 『はじめての手織り』(畳編みを参考に)
『裂き織り小物』
ところでたて糸8号をほぼ使い切りました。よし、糸を使っている!在庫を減らしている!と思ったのですが。
次のマットを織るために買わなくては(笑)。そして糸は減らないのでした(苦笑)。
- 参考用語
- あ行:筬、筬目
さ行:裂き織り、整経長、綜絖
た行:経糸、通し幅
は行:平織り
や行:緯糸
裂き織りマット
2015-12-31
一時我が家は「トイレにはサンダルを置いてマットを置かない」派になったのですが、母が「やっぱりマットを敷こう!」と言い出しました。で、夏前から緯糸にする布を選んだり準備をしたりして、秋くらいから織り始めました。平織りだし、この幅なので咲きおりでもよかったのですが、マットだけに打ち込むぜ!ということでアジャカで織りました。…まあ織り始めた時、咲きおりを鳥織りで使っていたせいもあるかもしれません。
最近はマットといえば、Tシャツをいれてリップスマットでしたが、トイレ用なので吸水性はまあ要らない。バスマットと同じようなものを作ってどっち用かわからなくなるのもなんだしなー、と思って、シャツの裂き織りにしました。
一応、『たのしい手織り―わかりやすいレッスンつき』の「ラグマット」を参考にしています。
何が参考かというと、柄布が2種類、無地が2種類、経糸も2色、というところ。あと筬目と裂き布の幅も同じですね。
柄布はこちらの2つです。赤い方は昔姉がくれた、室内着です。夏場にパジャマとして着ていました。右側の、色が地味なのにパイナップル柄で派手っぽい布は、、、大昔(姉が学生だった頃)、母が作って姉が着ていたシャツです。多分生地を選んだのは姉なんじゃないかと思います。姉の趣味っぽい気が…。

無地のシャツは、この柄ものと同系色にしたかったのですが、そんなに都合よくは手持ちがなく、水色と薄茶色になりました。
経糸はまあまあ同系色ですかね。スピニングパーティーのワークショップでいただいた籠が整経の折に大変役に立ちました。

緯糸準備。シャツを切ったので、角が沢山ありまして。少しでもごまかせるかなと思って撚りをかけてみました。

織っているときは撚りをかけて失敗だったかなあと思っていました。なんか撚りをかけるとまっすぐの糸状態になって、何だか緯糸と緯糸の間に隙間ができちゃった気がしたんですよね。
無地が同系色じゃなかったのもやっぱり失敗だったかなあ…と、失敗だ失敗だと思いつつしぶしぶ織っていたので、なかなか織り上がりませんでした。
そして、トイレの幅分は織り上がったのに、まだまだ経糸がありました。…珍しく記録がなかったのですが、一体何センチ整経したんでしょう、私。
仕方がないから続けて織りましたが「しかしこの布、何にするんだ?本体はトイレのマットになるわけで、トイレのマットとお揃いでも気にならないもの…うーん」と思ってました。あるとき「あ!ボックスティッシュカバーにしよう!」と思い立ち、そこから、ティッシュの箱の幅まで経糸を減らして織りました。
いや、母が箱買いしたボックスティッシュがクリスマス柄でして。すでにクリスマスが終わった今、使いづらかったんですよね。
織り上がり画像はこちら。奥が織り始めです。上述の事情から途中で織り幅が狭くなっています。

最後、畳編みで仕上げてトイレに敷いてみたのがこちら。トイレ幅+αで織ったのですが…。織り上げた時はちょうどいいと思ったのですが、畳編みでさらに詰まった結果2cm位トイレ幅より狭くなってしまいました。むう。

ところで、織り機から外してみたら、緯糸の間の隙間は目立たなくなりました。というか実際詰まったんでしょうね。
あと、織り機から外したら、色もそんなには気になりません。
まあ「そんなには」であってあんまりいいとも思えませんが。色センスがないのは昔からなのでまあ…しょうがないかな、と…。
とりあえず新年は新しいトイレマットで迎えられます。
- 仕上がり予定寸法
- 35cm×95cm
- 経糸総本数
- 114本
- 整経長
- 220cmみたい。
- 通し幅
- 37cm 途中から27cm
- 筬目
- 3/cm
- 使用した糸
- 経糸:アナンダ染色綿糸2色
- 使用織り機
- アジャカ4枚綜絖織り機
- 綜絖枚数
- 4枚
- 作成期間
- 2015/6/16~12/31
- 組織
- 平織り
- 参考書籍
- 『たのしい手織り―わかりやすいレッスンつき』
…洗い替え用にもう一枚織らないとかなあ…。
その前にボックスティッシュカバー縫わないと、かな。
- 参考用語
- あ行:筬、筬目
さ行:裂き織り、整経長、綜絖
た行:経糸、通し幅
は行:平織り
や行:緯糸
こたつ敷マット
2015-02-01
こたつの下に敷くマットを、生まれて初めて紡いだ糸で作ろう!と思って経糸を用意した話を年末に書きました。この経糸で消費した市販ウールは、並太程度のものが160g位でしょうか。
初めは平織りでガンガン織るつもりだったのですが、もうちょっと厚みが出せるといいなと思って、本をぱらっと見た結果、『SIMPLE WEAVES』に載っていたWool Blanket in Damaskの方法で織ることにしました。本には4枚綜絖・8本踏み木で載っていますが、ろくろ式で1対1のタイアップなら4枚綜絖4本踏み木で織れますしね。
緯糸は最初と最後だけ市販の糸にしましたが、残りは予定通り生まれて初めて紡いだ糸です。
できあがりはこちら。

経糸も色々な色ですさまじければ、緯糸は太さも色もすさまじいので恐ろしいものになるかと思いましたが(なったら、まとめて染めればいいかと思っていましたが)、緯糸か経糸のどちらかが目立つ織り方のせいか、思ったよりすごくない気がします。
むしろ母はこの色合いが気に入ったらしい…。母の趣味は、大体わかっているつもりなのですが、時々さっぱりわかりません…。

アップにすればよくわかりますが、糸の太さの方はやっぱりすさまじいです。紡いだというより原毛を引きちぎったよね!?という太いところもあれば、強撚でコイルのようにねじねじの細いところもあります。マットという用途からすると太い方がありがたいですかね。
それにしても。経糸を市販の糸にしたのは、紡いだ糸だけじゃ足りないかなと思ったからだったのですが(紡いだ糸では経糸には使えないのではないかというのもありますが)、意外に余ってしまいました。
余ったどころか、200g位しか使わなかったみたいなので、250gも余ってしまいました。むー、余ったものをまた何かで使わねばなりませんね…。
- 仕上がり予定サイズ
- 80cm×80cm位
- 仕上がりサイズ
- 83cm×83cm(房は含まず)
- 経糸総本数
- 136本
- 整経長
- 270cm
- 通し幅
- 45cm
- 筬目
- 3目/cm
- 使用した糸
- 経糸 ウールの並太くらいの糸、余っていたもの。
- 緯糸 カラー原毛をエリザベスで紡いだもの
- 緯糸 カラー原毛をエリザベスで紡いだもの
- 使用織り機
- アジャカ4枚綜絖織り機
- 作成期間
- 2014/12/13~2015/1/31(整経後1月程置いていました)
- 参考書籍
- 『SIMPLE WEAVES』
- 参考用語
- か行:原毛
さ行:綜絖
た行:経糸
は行:平織り・踏み木
ら行:ろくろ式
リップスマット織りの足ふきマット 2
2014-10-19
家で使用しているTシャツ裂き織りバスマットがボロボロになってきたので、新たにバスマットを織ろうと思いました。先日作成したTシャツリップスマットがけっこう気に入っているので、またそれで作ろうと思いました。
同じ柄にするかなー。あ、でもリップスマットなら一度織ってみたいのがあったんだった。糸も買ってあるし、それにするかー、と考えました。
『rep weave and beyond』掲載のそのマットは黒とベージュの2色ですが、本では天秤式8枚綜絖となっています。
当時持っていた織機は4枚綜絖まででしたから、当時4枚綜絖でできる柄に変更して織るつもりでした。
現在8枚綜絖があるといえばあるのですが、作品がかかっているので(織ろうよ>自分)、当初予定通りろくろ式4枚綜絖で織るか。
4枚綜絖にデザイン変更して、かつ、ろくろ式で織るには、どうセッティングすればいいかな…と考えていて、ふと考えてしまいました。
「…でもリップスマットといえば基本平織りなわけだし、これなんか2色だし、もしかしてオープンリードの咲きおりだったら織れたりしないかな?」
というわけで、試しに咲きおりで織ることにしました。まあ、失敗して柄がおかしくなっても、家用だから別に問題ないです。
計画はこんな感じ。

経糸張ったところはこんな感じ。経糸、みっちりです。リップスマットですからね!(そのせいで、途中で糸が切れたりしますが…)

そして織り上がりはこちら。

経糸を隣と入れ替えるのに慣れず、ちょっとおかしいところもありますが、概ね、作りたい柄に作れたかと思います。
が。間違えました。左右対称にするのに、最後は白だけで3段織るんだったのに、忘れました(画像右側)。
経糸余ったなあ、とか思って、余りでこんなものを織ってしまいました。余ったんじゃなくて、織り足りてなかったのに…。

ちなみに裏側はこんな柄となっています。

- 仕上がり予定サイズ
- 35cm弱×70cm位
- 仕上がりサイズ
- 37cm×61cm(ふちは含まず)
- 経糸総本数
- 186本(二本取りなので、実際は372本)
- 整経長
- 150cm位。
- 通し幅
- 35cm
- 筬目
- 5目/cm
- 使用した糸
- 経糸 カナガワ(株) 手織り 綿10/6番手 200g約500mの、生成と黒を二本取り
緯糸 Tシャツを2cm幅に切って引っ張ったもの。
手織り 綿10/6番手 200g約500mの、生成 - 使用織り機
- クロバー咲きおり
- デザイン
- 2014/10/6
- 作成期間
- 2014/10/12~13(経糸始末は10/16)
- 参考書籍
- 『rep weave and beyond』のp94、Kayenta Runner and Placematをもとに。
緯糸に使用したTシャツは、素人GAMESのTシャツと、SLAMDUNKのTシャツちょっと、でした。
- 参考用語
- あ行:筬目
さ行:裂き織り、整経長
た行:経糸、通し幅
や行:緯糸
ら行:リップスマット織り
リップスマット織りの足ふきマット
2013-10-24
足ふきマットを織ろうと思いました。足ふきマットなら、リップスマットかTシャツ裂き織りマットかRag Rug……。
リップスマットいいけど、前シーツで織ったらちょっと薄かったしなあ。
厚地のシャツを使うといい感じだけど、厚地のシャツももうそんなにないしなあ。
Rag Rugならシーツでも厚くなるけど、それだと咲きおりで織れないしなー。シーツはほかにも使いたいし……。
Tシャツも消費したいからTシャツ裂き織りマットにするか。
ああ、リップスマットで緯糸をTシャツにしたらどうだろう?
……というわけで、リップスマット、緯糸はTシャツとなりました。
出来上がり。サイズを示すため、比較対象にスリッパを置いています。

もうちょっとアップで撮影。

ちゃんともこもことなりました。
しかし誤算が一つ。Tシャツ1枚しか使わなかったんです。消費したかったのに。父のTシャツだったので、大きめは大きめでしたが、それにしても1枚しか使わないとは……。裂き織りにしたいTシャツ、引き出しに2杯もあるのに……。
なお、今回の計画はこんな感じでした。横幅を少し減らしたかったので前回のリップスマットより、経糸を減らしたデザインにしました。

- 仕上がり予定サイズ
- 35cm弱×60cm位
- 仕上がりサイズ
- 36cm×60cm(ふちは含まず)
- 経糸総本数
- 186本(二本取りなので、実際は372本)
- 整経長
- 140cm位。画像には120cmと書いてありますが実際は140cmでやりました。正解でした。
- 通し幅
- 35cm
- 筬目
- 5目/cm
- 使用した糸
- 経糸 ルーバフォルコット(EX) 40g約98mの、108(水色)、117(紺)、101(白) を二本取り
- 緯糸 Tシャツを2cm幅に切って引っ張ったもの。
綿20/3番手 色C11(青) - 緯糸 Tシャツを2cm幅に切って引っ張ったもの。
- 使用織り機
- クロバー咲きおり
- 作成期間
- 2013/10/19~20
- 参考書籍
- 『The Big Book of Weaving』のp108、Large Checked Rep Rugを参考にデザインした前回のものをちょっと変更。
Tシャツをリップスマットの緯糸に使うのもなかなかいいようです。
- 参考用語
- あ行:筬目
さ行:裂き織り、整経長
た行:経糸、通し幅
や行:緯糸
ら行:リップスマット織り