『初級技法講座 「織物」用具と使い方』

 2016-07-11
4568340837「織物」用具と使い方 (初級技法講座)
水町 真砂子
美術出版社 1996-03-16

by G-Tools

この本を買ったのは…もうけっこう前ですね。つくば方面に友達と花見ドライブに行った時、たまたま立ち寄った本屋にあったのです。この織りの本見たことないーと思って手に取りました。
まあ、またこの本屋に来ることは二度とないだろうと思ったのもありますが、何しろ「買い!」と思ったのは、織機の各部名称が、日本語と英語で載っていたことです(笑)。

内容は次のとおり。

織の変遷
織機の起源と発達について。フレームのない織り機→経糸におもりをつけた新石器時代の織機→2枚の綜絖と穴の中のペダル→完成された水平織機→中国を起源とする空引機→紙に穴をあけて信号を送るシステムのジャカード機→経糸ピック機能を制御したドビー機、についての説明あり。
基本の組織と織機の機能
ドラフトへのアプローチとして、織物設計図の書き方。平織・斜文織・朱子織の説明と、色糸効果のウィービングとして、それぞれ図でどう表すかについて。…織機の機能については特に記述がないような。
織機のメカニズム
織機の各部名称(日本語・英語)・織機を分解した写真と、織機の組み立て方・織機の三つの構成要素(経糸を開口させるための機能・緯糸を打ち込むための機能については説明付き。三つめの構成要素は、経糸を張るためのビーム類を支持する機能)
織機と道具のいろいろ
織機の種類・糸のための道具・経糸準備のための道具・緯糸準備のための道具・その他の道具
デザインを織機にのせる
ブランケットを織る、というテーマで、設計→整経→仮筬→綾移し→ビーミング(巻取り)→綜絖通し→筬通し→経糸をロッドに結ぶ→タイアップ(カウンターマーチの場合・カウンターバランスの場合)→緯糸を巻く→織始め→織る→フリンジ→縮絨、について一通り記述。
手紡ぎ
前段として紡ぎの歴史について。手紡ぎのプロセスとして、カーディング→紡ぎ、について記述。
素材
最初に変わった素材の写真が掲載されている。次に、糸の番手と計算方法として、番手と必要な長さから、必要な重さを計算する方法について。ウール・木綿・麻のいろいろな太さの糸の写真と番手と何向きかの一覧を掲載。糸とコードの結び方も掲載。


カラーなのは、作品写真がちょっとだけで、あとは全部白黒。本とは全く関係なさそうな、オブジェ的な作品の写真が何点かあるのが、印象深いです…。本文にはそんなにないのにコンピュータを使った織りについての写真も何点か。
あとはオーバーショット・バスケットウィーブ・5枚朱子織のバリエーション・レースウィーブ・蜂巣織・ローズパス織・2/2斜文織の写真が載っています。

本の構成が若干ふしぎなものの、一通り織りについてわかるのでカテゴリは「教科書的」でもいいのですが。やはり最初に「英語で織り機の各部名称がわかる!」と思っちゃったもので、この本のカテゴリは「参考書的」で(笑)。
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