『手織りのためのスコットランドチェック』

 2015-09-16
4416615833手織りのためのスコットランドチェック: タータンとツイード、自分で織るデザインとアイデア
明石 恵子
誠文堂新光社 2015-09-04

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風景写真やチェック織り地の写真・チェックデザイン満載の、贅沢な本ができました。
これまでも千鳥格子綾織りについて冊子を出しておられた手織工房タリフさんの、書籍です。

先週本屋さんで発見したので早速買ってきました。勿論出版されることは知っていたのですが、可能な限り本屋で買う派なんです。だって本屋潰れたら困るし。
ところで買ったのは台風が来ていた日でして。「こんな雨の日にわざわざ持って帰らなくてもいいじゃん…」と思いもしたのですが。カバーが大変雨に強そうな紙だったので、思わず買ってしまいました(笑)。
いや台風で電車が止まったり遅れたりしたら、電車の中で読むものがあるのは嬉しいじゃないですか!
まあ、カバーが雨に強くても、天地や小口は勿論雨に弱いですから、しっかり本屋の袋に隙間が入らないようにして持ち帰りましたよ!

そんなわけで、カバーも贅沢な本でした(笑)。
また、各Partの見出し頁も左側がチェックで、フッタもPartごとに見出し頁で使ったチェックをちょこっと入れてあったり、あとカバーの下もチェックだったりと、どこもかしこもチェック!な本です。

目次についてはタリフさんのブログで紹介されていますので、ここには書きませんが、チェックが千鳥格子、ガンクラブチェック、グレンチェックにタータンタイプと、体系づけて説明されていて、何ともデザインしたくなってくるような本です。
まあ載っているチェックを織るだけでもお腹いっぱいになりそうな位、デザインが満載なんですけどね!

あとエステードツイードについての話とか、読み物としても楽しめます。

誤字もなさそうだし、いい本だなーと思って、パッと広げたところに、大きな誤字を見つけてしまいましたけどね(汗)。P190の整軽が…。

難を言えば、文章面でときどき、行間を読まなきゃいけないというか、3回位読み直さないとちょっとわからないところがありましたが、まあわからないのは私だけかもしれない…。

あとは文章というか構成面の話かもしれませんが、この画像にはキャプションが欲しかったな、とか、ここからは織り地ではないと説明が欲しかったな、とか、巻末近くの見出しレベルがわかりづらいな、とかも思いました。

しかし、大変楽しめる本だと思います。
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『The Handweaver's Pattern Directory』

 2008-04-22
The Handweaver's Pattern Directory: Over 600 Weaves for Four-Shaft LoomsThe Handweaver's Pattern Directory: Over 600 Weaves for Four-Shaft Looms
Anne Dixon

Interweave Pr 2008-01-02
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去年の10月21日にAmazonからおすすめメールが来まして。「へー、4枚綜絖用かー。いいなー。でもなあ、『A Handweaver's Pattern Book』も全然使えていないのに」と思って注文しませんでした。でもずっと気にしてはいたのです。おすすめメールを取っておいた程には。

そしたら先日、「羊のちから」さんでこの本が紹介されていました。
「まあ、すごくよさそう!」
……と買う気になったのですが。Amazonで「在庫なし」の日々が続き、注文できたのは4/11でした。
内容は以下の通り。


Introduction
道具、繊維、糸、布はし、糸密度、整経長の計算方法、色について。
Directory
Basic Threadings
Straight Drafts
Tabby, 2/2,1/3,3/1 Twill、TabbyとTwillを合わせたもの、Hopsack。それぞれについて経糸が二色の場合の例も。
Double Cloth
Separate and Tubes, Vertical Selection(Pick Upや、経糸が太いのと細いのの場合など)
Point Drafts
Bird's Eye, Rosepath, M and Wなど

Block Drafts
Monk's Belt
Overshot
Ms and Os
Crackle
Summer and Winter
Honeycomb
Lace Weaves
Hand-manipulated
Leno, Wrappings, Brooks Bouquet, Danish Medallions
Loom-controlled
Canvas, Huck, Spot Bronson, Bronson Lace, Swedish Lace

Special Threadings
Crammed and Spaced
Undulating Twill
Three-Shaft Threading
Advancing 2/2 Twill
Syncopated Threading(Point, Rosepath, M and W)
Threaded Monk's Belt
Distorted Weft
Supplementary Warp Ends
Waffle Variations
Warp Face(Rep)
Weft Face
Twining, Loops, and Soumak
Inlay
Brocade
Dukagang
Finishing Your Piece
Wet Finishing

……本の中の目次よりも詳細な目次を真面目に書いていたら、120行を超えてしまったので、簡易版にしておきました……。
内容はかように盛り沢山で、織りの種類が体系付けられていてわかりやすいです。また、リング製本で開きやすい上に、全頁がカラーなので模様の出方などがわかりやすいです。経糸を2色使った例などもよく載っています。
全頁フルカラーでこの内容。US$34.95は安い!と思いました。4枚綜絖の織り機をお持ちの方にはオススメでしょう。

……さて、織らなくては……(苦笑)。
# 見ているだけでも楽しいのですが(^^;。

参考用語
さ行:整経長、綜絖
た行:経糸

『TARTAN CHECK PATTERNS』

 2007-12-28
TARTAN CHECK PATTERNS (Royalty Free Patterns)TARTAN CHECK PATTERNS (Royalty Free Patterns)
イアイン ザクチェフ Iain Zaczek

デザインエクスチェンジ 2004-09
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本屋さんが好きです。目的もなく徘徊していることがよくあります。そうは言ってもやはりある程度分野は限られてしまうものです。が、この本は普段は滅多に行かないデザイン・イラスト系の棚にあったのですが、移動中に目が合ってしまいました。
本に目がない以上、「目が合う」という表現はおかしいとは思うのですが……、通っただけなのに棚ざしの本(しかも一番上の段)に目が行ってしまったので、どうにも「目が合った」感じがします。

デザイン・イラスト系にあったものですし、CD-ROMもついているので、本来はデジタル素材集なんじゃないかと思います。
451種類のチェックが載っていて、本の方には、それぞれのチェックについて、どの氏族(クラン)のものかとか、その氏族の有名人には誰がいるかとかなどの、コメントがついています。……地のチェックが明るい場合にもその上に白字で書いてあるので若干読みにくいところもありますが。

451種類の内訳は、以下の通り。
No.001~276 SCOTTISH
No.277~321 BRITISH AND IRISH
No.322~380 NORTH AMERICAN AND CANADIAN
No.381~451 OTHER COUNTRIES, INSTITUTIONS AND PEOPLE

前述しましたが、CD-ROMがついていて、全てのチェックのjpgファイルが入っています。ということは、拡大表示すれば、何色が何本なのか容易に数えられるということで、十分、織りの図案を考えるのに役に立つと思います。そういうわけで、このBLOGでのカテゴリは図案集にしちゃいました。
ちなみにjpgファイルは、ものにより400×400pixel~1600×1600pixelだそうです。

チェックが好きで飽きずに見ていられるわーという方には、オススメできる本です。

『A Handweaver's Pattern Book』

 2006-12-21
Handweaver's Pattern BookHandweaver's Pattern Book
Marguerite Porter Davison

Marquerite Davison 1951-06
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joyceさんのSheep Workshopで、この本の紹介を見掛けて以来、「まあ4枚綜絖で出来る組織の本?すごいわ、欲しいわ」と思い続けて、二ヶ月強。注文してから二ヶ月弱。手元に来ました、Handweaver's Pattern Book。

織物の本は、中身を確認してから購入したいけれども、その辺の本屋には置いていないことも多くなかなかそうもいきません。そういうわけで、本についての人様のご意見というのはとても重要です。
# そういう事情もあって、このブログに本の紹介をする時は、
# なるべく詳しく書こうと思っているのですが。
おかげさまでよい本と巡りあえました。

ところで。
わくわくと頁を開いてみて「ん?」
……なんか、この、各パターン名の手書きっぷりに覚えが……。
ごそごそとオーバーショットの頁を見てみると。ありました!私がオーバーショットのサンプルを作った図案が!
そっかー!この本って教室にあったあの本だったんだー!!教室にあった本はカバーが外れていたこともあり、同じ本だとは全然思い当たりませんでした。
当時、教室にあったその本、検索したんですが見当たらなかったので、絶版なのかと思っていました。こうして入手できる日が来るとは!!有難い有難い(^o^)。


本の内容

  • Chapter I - Twill Treadlings : 綾織り40パターン
  • Chapter II - Bird's Eye and Rose Path : 綜絖の通し方だけで15パターン
  • Chapter III - Modified Twills : 綜絖の通し方だけで25パターン
  • Chapter IV - Twill Combinations : 綜絖の通し方だけで30パターン
  • Chapter V - Grouped Warp Threads : 綜絖の通し方だけで24パターン
  • Chapter VI - M's and O's : 綜絖の通し方だけで21パターン
  • Chapter VII - Canvas-Weaves : 綜絖の通し方だけで14パターン
  • Chapter VIII - Texture Weaves : 綜絖の通し方だけで22パターン
  • Chapter IX - Huck-A-Back Weaves : 綜絖の通し方だけで11パターン
  • Chapter X - Barley Corn : 綜絖の通し方だけで26パターン
  • Chapter XI - Swedish Lace Weave : 綜絖の通し方だけで15パターン
  • Chapter XII - Monk's Belt : 綜絖の通し方だけで15パターン
  • Chapter XIII - Thousand Flowers : 綜絖の通し方だけで14パターン
  • Chapter XIV - Block Designs : 綜絖の通し方だけで19パターン
  • Chapter XV - Diamonds : 綜絖の通し方だけで18パターン
  • Chapter XVI - Rose Designs : 綜絖の通し方だけで17パターン
  • Chapter XVII - Overshot Novelties : 綜絖の通し方だけで22パターン
  • Chapter XVIII - Large Overshot : 綜絖の通し方だけで22パターン
  • Chapter XIX - Squares with Border : 綜絖の通し方だけで14パターン
  • Chapter XX - Summer and Winter : 綜絖の通し方だけで12パターン
  • Chapter XXI - Crackle Weave : 綜絖の通し方だけで21パターン

Chapter1は綾織りで、綜絖の通し方は順通しのみ。それに緯糸の入れ方が20通り載っています。
他は各種通し方に、色々な緯糸の入れ方が載っています。まあ、通し方一つに緯糸の入れ方一つのところもありますが、それにしてもパターン数の合計は……いくつになるのか……。
8枚綜絖欲しいなあ、とか思っている場合じゃないと、思い知らされます……。
参考用語
あ行:綾織り、オーバーショット
さ行:順通し、綜絖、組織
や行:緯糸

『WEAVING OVERSHOT』

 2005-10-27
Weaving Overshot: Redesigning the TraditionWeaving Overshot: Redesigning the Tradition
Donna Lee Sullivan

Interweave Pr 1997-04
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オーバーショットという織り方が気に入ったけれども、日本ではあまりやらないやり方らしくて、日本語の頁を対象にWeb検索をしてもひっかからないし、本もなさそう。デザイン集が欲しいのにぃ、と嘆いてみたら、「Amazonで洋書を検索したら?」と助言をいただきました。
Amazonで検索してヒットした中でこの本を買いましたが、全体の半分は4枚綜絖で作成可能なデザインなので、4枚綜絖までの織り機しか持っていない私にはナイスな本でした。

またたいていの場合、オーバーショットの図案ではtabby部分が略されていますが、この本は一番最初の図についてはtabbyの踏み順も書かれているので、全く初めてオーバーショットをやる人でも、どういうものなのかが理解できるのではないかと思います。
ちなみに私は英語が苦手なので図だけで理解しています。第五章以降は図だけではいまひとつよくわかりませんが、基本的には完全意匠図を読める人ならば、概ねわかるのではないかと。

尚、この本の図では天秤式のタイアップと踏み順しか載っていませんので、ろくろ式で織るためには読み替える必要があります。

本の内容
  • Introduction(この本の中での図の読み方の説明付き)
  • 1:Basic Four-Block Overshot
  • 2:Designing Overshot for Four Shafts
  • 3:Four-Shaft Variations(ここまで4枚綜絖で可)
  • 4:More Than Four Shafts
  • 5:Double Warps, Double Layers
  • 6:Tied Overshot
  • 7:Connecting With Our Heritage

(2005/10/20記)(2005/10/27追記)

参考用語
あ行:オーバーショット
か行:完全意匠図
さ行:綜絖
た行:タイアップ、天秤式
ら行:ろくろ式
英語>PQRS:shaft
英語>TUV:tabby
英語>WXYZ:warp

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